vSphere Client を使用して、vSphere Lifecycle Manager デポの内容を表示および参照できます。
vSphere Lifecycle Manager ホーム ビューで vSphere Lifecycle Manager デポを表示できます。vSphere Lifecycle Manager デポの内容は [イメージ デポ]、[更新]、[インポートされた ISO] の 3 つのタブに表示されます。
イメージ デポ
[イメージ デポ] タブでは、vSphere Lifecycle Manager の工場で利用可能なすべての VMware 基本イメージ、ベンダー アドオンおよびコンポーネントを表示できます。
ペインの上部にある [ESXi のバージョン]、[ベンダー アドオン]、および [コンポーネント] リンクを使用して、リストを簡単に移動できます。
[ESXi のバージョン] リストには、各イメージのバージョン、リリース日、カテゴリに関する情報とともに、デポで利用可能なすべての基本イメージが含まれています。リストからイメージを選択すると、右側に情報パネルが表示されます。このパネルには、修正時に基本イメージがホストに適用するすべてのコンポーネントのリストが表示されます。
[ベンダー アドオン] リストには、各アドオンのバージョン、リリース日、カテゴリに関する情報とともに、デポで利用可能なすべてのベンダー アドオンが含まれています。リストからアドオンを選択すると、右側に情報パネルが表示されます。このパネルにはアドオンがホストに適用するコンポーネントと修正時にアドオンがホストから削除するコンポーネントに関する情報が表示されます。
[コンポーネント] リストには、各コンポーネントのバージョン、リリース日、およびカテゴリに関する情報とともに、デポで利用可能なすべてのコンポーネントが含まれています。リストからコンポーネントを選択すると、右側に情報パネルが表示されます。このパネルには、コンポーネントに含まれている VIB に関する情報が表示されます。
[コンポーネント] リストをフィルタリングして、独立型コンポーネントのみ、または vSphere Lifecycle Manager デポで利用可能なすべてのコンポーネントが表示されるようにすることができます。独立型コンポーネントとは、ベンダー アドオンの一部ではないコンポーネントのことです。
クラスタ内のホストをまとめて管理するために使用できるイメージをセットアップするには、[イメージ デポ] タブに表示される ESXi イメージ、ベンダー アドオンおよびコンポーネントを使用します。
アップデート
[更新] タブには、vSphere Lifecycle Manager デポで入手可能なすべてのコンポーネントが通知として表示されます。[ベースラインによるフィルタ] ドロップダウン メニューを使用して、特定のベースラインの一部である通知のみを表示できます。
リストから通知を選択すると、追加の情報が通知リストの下に表示されます。下部のペインには、選択した通知を含むベースラインに関する情報が表示されます。
[更新] タブに表示されている情報を使用して、ベースラインおよびベースライン グループを作成します。
VMware のコンテンツに加えて認定パートナーのコンテンツも公式の VMware デポにホストされているため、[更新] タブには、ベンダー アドオンや VMware 認定のデバイス ドライバなど、OEM に関する幅広い通知が表示されます。これらの通知の一部には、作成するベースラインを基準とした修正が正常に完了するように、これらのベースラインへのプルが必要な依存関係が含まれていることがあります。ベスト プラクティスとして、ベースラインにパッチを適用する前には必ず個々の通知に関するナレッジベースの記事を参照して、デプロイ環境の詳細や必要な依存関係に関する情報を確認してください。
vSphere 7.0 以降、一部の変更は VMware コンテンツのパッケージ化と同じ方法でも導入されます。その結果、パッチとアップデートがリリースされると、追加の通知が [更新] タブに表示される可能性があります。これらの通知は、通常、[機能拡張] または [バグ修正] カテゴリになります。これらの通知をベースラインに含める場合は、そのベースラインに基本 ESXi 通知も含めることが必要になる可能性があります。ベスト プラクティスとして、パッチとアップデートを確実に適用するために、ベースラインには必ず適切なロールアップ通知を含めてください。[更新] タブの [ロールアップの更新のみを表示] トグル スイッチを使用して、通知のリストをフィルタリングできます。
インポートされた ISO
[インポートされた ISO] タブには、インポートした ISO イメージが表示され vSphere Lifecycle Manager で使用できるようになります。
[インポートされた ISO] タブに表示される ISO イメージを使用して、アップグレード ベースラインを作成します。単一の vSphere Lifecycle Manager イメージを使用するように構成されたクラスタでは、ISO イメージを使用できません。