クラスタまたはスタンドアローン ホストの健全性を最適化して修正中に問題の発生を確実に防止するには、修正の事前チェックを実行します。
修正の事前チェック操作には、クラスタおよびクラスタ内の各ホストに対する一連のチェック、およびスタンドアローン ホストに対する一連のチェックが含まれます。これらのチェックには、クラスタまたはホストが安定した状態であるかどうかを判断し、修正を正常に実行するための広範な健全性チェックが含まれます。また、修正の事前チェックを行うと、クラスタまたはスタンドアローン ホストに対するコンプライアンス チェックがトリガされます。したがって、修正の事前チェックの後に、各ホストのコンプライアンス情報を表示し、修正を正常に実行するためにホストを再起動する必要があるのか、それともメンテナンス モードにする必要があるのかを確認できます。
vSAN クラスタの場合、修正の事前チェック操作にはハードウェア互換性チェックが含まれます。vSphere Lifecycle Manager の修正設定の方法によっては、ハードウェアの互換性に問題がある場合、vSphere Lifecycle Manager が修正を防止することがあります。グローバルな vSphere Lifecycle Manager 修正設定の詳細については、単一イメージを使用して管理するクラスタまたはスタンドアローン ホストの vSphere Lifecycle Manager 修正設定の構成を参照してください。特定のクラスタの修正設定の詳細については、単一イメージを使用して管理する、クラスタのグローバル vSphere Lifecycle Manager 修正設定のオーバーライドを参照してください。
前提条件
適切な権限があることを確認します。イメージを使用するための vSphere Lifecycle Manager の権限を参照してください。
手順
次のタスク
vSphere Lifecycle Manager で問題が報告されない場合は、クラスタまたはスタンドアローン ホストを修正します。単一イメージを基準としたクラスタの修正またはイメージを基準としたクラスタ内の単一ホストまたはスタンドアローン ホストの修正を参照してください。
問題が報告された場合は、クラスタまたはスタンドアローン ホストを修正する前に問題を解決してください。
クラスタ内の単一ホストまたはスタンドアローン ホストに対する修正の事前チェックの実行
クラスタ全体に対する修正の事前チェック レポートを生成する代わりに、クラスタ内の 1 台のホストに対して修正の事前チェック タスクを実行できます。インベントリ内のスタンドアローン ホストに修正事前チェックを実行することもできます。
修正の事前チェック タスクを行うと、ホストが正常に修正可能であることを確認できます。
前提条件
適切な権限があることを確認します。イメージを使用するための vSphere Lifecycle Manager の権限を参照してください。
手順
- vSphere Client で、単一のイメージを使用して管理するクラスタまたはスタンドアローン ホストに移動します。
- [更新] タブで の順に選択します。
- スタンドアローン ホストまたはクラスタ内の単一ホストに修正事前チェックを実行します。
オプション 操作 クラスタ内の単一ホストに事前チェックを実行します。 - [イメージのコンプライアンス] カードで、ホストのリストからホストを選択します。
右側に情報パネルが表示されます。
[事前チェックを実行中] カードがホストのリストの上に表示されます。タスクの進行状況を確認できます。
を選択します。
スタンドアローン ホストに事前チェックを実行します。 - [イメージのコンプライアンス] カードで [事前チェックの実行] ボタンをクリックします。
[イメージのコンプライアンス] カード内に [事前チェックを実行中] ダイアログが表示されます。タスクの進行状況を確認できます。
- [イメージのコンプライアンス] カードで、ホストのリストからホストを選択します。
結果
事前チェックが完了すると、vSphere Lifecycle Manager に、事前チェック中に見つかった問題に関する情報が表示されます。
次のタスク
vSphere Lifecycle Manager から問題が報告されなかった場合は、ホストを修正できます。イメージを基準としたクラスタ内の単一ホストまたはスタンドアローン ホストの修正を参照してください。
vSphere Lifecycle Manager から問題が報告された場合は、問題を解決してからホストを修正してください。