vSphere 分散ポート グループの構成をファイルにエクスポートする方法について説明します。構成ファイルを使用して、有効なポート グループの構成を保存し、その構成をほかの導入環境に分散させることができます。

ポート グループ情報のエクスポートは、Distributed Switch の構成のエクスポートと同時に行うことができます。vSphere Distributed Switch 構成のバックアップとリストアを参照してください。

vSphere 分散ポート グループ構成のエクスポート

分散ポート グループの構成をファイルにエクスポートする方法について説明します。構成には有効なネットワーク構成が保存され、その構成をほかの導入環境に分散させることができます。

手順

  1. vSphere Client で分散ポート グループを探します。
    1. Distributed Switch を選択し、[ネットワーク] タブをクリックします。
    2. [分散ポート グループ] をクリックします。
  2. 分散ポート グループを右クリックし、[構成のエクスポート] を選択します。
  3. (オプション) この構成に関する説明を [説明] フィールドに入力します。
  4. [OK] をクリックします。
    [はい] をクリックして構成ファイルをローカル システムに保存します。

結果

これで、選択した分散ポート グループのすべての設定を含む構成ファイルを作成できました。このファイルを使用して同じ構成のコピーを既存の導入環境に複数作成したり、既存の分散ポート グループの設定を上書きしたりして、選択した設定に合わせることができます。

次のタスク

エクスポートした構成ファイルを次のタスクに使用できます。

vSphere 分散ポート グループ構成のインポート

インポートを実行して構成ファイルから分散ポート グループを作成する方法について説明します。

既存のポート グループの名前とインポートされたポート グループ名前が同じである場合は、新しいポート グループ名にかっこ付きで番号が付けられます。インポートされた構成の設定が新しいポート グループに適用され、元のポート グループの設定は変更されません。

手順

  1. vSphere Client のホーム画面で、[ネットワーク] をクリックし、Distributed Switch に移動します。
  2. Distributed Switch を右クリックして、[分散ポート グループ] > [分散ポート グループのインポート]を選択します。
  3. 保存した構成ファイルの場所を参照して、[次へ] をクリックします。
  4. インポート設定を確認し、インポートを完了します。
  5. [Finish] をクリックします。

vSphere 分散ポート グループ構成のリストア

リストア オプションを使用して、既存の分散ポート グループの構成を構成ファイル内の設定にリセットする方法について説明します。

手順

  1. vSphere Client で分散ポート グループを探します。
    1. Distributed Switch を選択し、[ネットワーク] タブをクリックします。
    2. [分散ポート グループ] をクリックします。
  2. 分散ポート グループを右クリックし、[構成のリストア] を選択します。
  3. 次のいずれかを選択し、[次へ] をクリックします。
    • [以前の設定にリストア] を選択して、ポート グループ構成を 1 段階ロールバックします。1 段階よりも多く実行した場合、ポート グループ構成は完全にリストアできません。
    • [構成を次のファイルからリストア] を選択すると、エクスポートされたバックアップ ファイルからポート グループ構成をリストアできます。Distributed Switch バックアップ ファイルにポート グループの構成情報が含まれていれば、ここで使用することもできます。
  4. リストアの概要情報を確認します。
    リストア操作では、分散ポート グループの現在の設定がバックアップの設定で上書きされます。スイッチのバックアップ ファイルからポート グループ構成をリストアする場合、リストア操作でファイルの一部ではない既存のポート グループは削除されません。
  5. [終了] をクリックします。