vSphere 8.0 には、x86 ホストからデータ処理ユニット (DPU) へのネットワーク操作の一部のオフロードを可能にする、VMware vSphere®Distributed Services Engine™ 機能が導入されています。データ処理ユニット (DPU) を持つホストが含まれる vSphere 8.0 環境で仮想マシンを移行できます。
vSphere 8.0 で、DPU デバイスへのネットワーク オフロードを有効にすると、両方のホストに DPU デバイスがある場合に、vSphere vMotion を使用して仮想マシンを移行できます。DPU デバイスを使用するホスト間で vMotion を有効にするには、仮想マシン、vCenter Server システム、および VMware NSX で複数の手順を実行する必要があります。
- データセンターに vSphere Distributed Switch を作成し、vSphere Distributed Switch でネットワーク オフロードの互換性を有効にします。DPU デバイスを使用するホストでネットワーク オフロードの互換性を有効にする方法の詳細については、『vSphere のネットワーク』ドキュメントのネットワーク オフロード機能についての説明を参照してください。
- 同じベンダーで同じモデルの DPU を使用するホストのみをスイッチに追加します。
- NSX をデプロイし、vSphere Distributed Switch の NSX トランスポート ノードを構成します。『NSX インストール ガイド』ドキュメントを参照してください。
- DPU デバイスを使用するホストとの間で移行する仮想マシンで UPT サポートを有効にします。『vSphere の仮想マシン管理』ドキュメントの「仮想マシンへのネットワーク アダプタの追加」を参照してください。
ホスト上の DPU デバイスを標準 NIC として使用することもできます。この場合、追加の構成は不要で、vSphere vMotion を使用して、DPU デバイスの有無にかかわらず、ホスト間で仮想マシンを移行できます。