システムが特定の要件を満たしている場合、vCenter Server インスタンス間で vSphere vMotion を使用できます。

次のリストは、vCenter Server インスタンス間の移行を使用可能にするためにシステムが満たす必要がある要件をまとめたものです。

  • 拡張リンク モードの vCenter Server インスタンス間で仮想マシンを移行するときに、Advanced Cross vCenter vMotion を使用せずに、次の要件を満たしていることを確認します。
    • 両方の vCenter Server インスタンスは、同じ vCenter Single Sign-On ドメイン内に存在する必要があります。拡張リンク モードを使用すると、ソース vCenter Server はターゲット vCenter Server の認証を受けることができます。

      拡張リンク モードで vCenter Server をインストールする方法の詳細については、『vCenter Server のインストールとセットアップ』ドキュメントを参照してください。

    • vCenter Server 間の長距離 vSphere vMotion 機能には、vSphere Enterprise Plus ライセンスが必要です。詳細については、http://www.vmware.com/uk/products/vsphere/compare.htmlを参照してください。
    • ソースおよびターゲットの vCenter Server インスタンスと ESXi ホストは、6.7 以降でなければなりません。
    • vCenter Single Sign-On トークンを正確に検証するには、両方の vCenter Server インスタンスが互いに時刻の同期を行う必要があります。
    • コンピューティング リソースのみの移行の場合は、両方の vCenter Server インスタンスが共有仮想マシン ストレージに接続されている必要があります。
  • Advanced Cross vCenter vMotion を使用して、異なる vCenter Single Sign-On ドメインの vCenter Server インスタンス間で仮想マシンを移行する場合は、次の要件を満たしていることを確認します。
    • 仮想マシンのインポートまたはエクスポートを開始する vCenter Server インスタンスは、バージョン 7.0 Update 1c 以降である必要があります。
    • Advanced Cross vCenter vMotion 機能を使用してパワーオン状態の仮想マシンを vMotion するには、ソースとターゲットの両方の vCenter Server インスタンスに vSphere Enterprise Plus ライセンスが必要です。
    • Advanced Cross vCenter vMotion 機能を使用してパワーオフ状態の仮想マシンを移行するには、vSphere Standard ライセンスが必要です。