利用可能な vCenter Server のアップデートおよびアップグレードの表示や、vCenter Server に関連付けられた VMware 製品に関する相互運用性レポートの作成が可能になります。このレポートは、環境内の vCenter Server の更新およびアップグレードの計画に役立ちます。

ソースとターゲットの両方の vCenter Server バージョンに対して、環境内の VMware 製品の相互運用性チェックを実行できます。また、更新前のレポートを生成して、使用環境が vCenter Server を正常にアップグレードするためのソフトウェアおよびハードウェアの最小要件を満たしていることを確認することもできます。生成したレポートの情報に基づいて、vCenter Server の更新とアップグレードを計画できます。

現在の vCenter Server の相互運用性レポート
環境内の VMware 製品、および現在またはソースの vCenter Server のバージョンとの互換性を一覧表示します。
vCenter Server のターゲット バージョンの相互運用性レポート
環境内の VMware 製品、およびアップグレードする vCenter Server のターゲット バージョンとの互換性を一覧表示します。
更新前のレポート
更新前のレポートでは、システムが vCenter Server を正常にアップグレードするためのソフトウェアおよびハードウェアの最小要件を満たしていることを確認できます。このレポートは、ソフトウェアのアップグレードの完了を妨げる可能性のある問題と、これらの問題を解決するために実行可能なアクションに関する情報を提供します。

現在の vCenter Server バージョンの相互運用性の監視

現在の vCenter Serverバージョンに関連付けられている環境内の製品およびその互換性を一覧表示する相互運用性レポートを表示できます。

製品の相互運用性レポートには、環境内の使用可能な製品および選択した vCenter Serverバージョンとの互換性が一覧表示されます。

前提条件

Update Planner を使用するには、VMware カスタマ エクスペリエンス改善プログラム (CEIP) に参加する必要があります。CEIP の詳細については、『vCenter Server およびホスト管理』の「カスタマ エクスペリエンス改善プログラムの構成」セクションを参照してください。

手順

  1. vSphere Clientで、相互運用性レポートを表示する vCenter Server に移動します。
  2. [監視] タブで、[相互運用性] をクリックします。
    製品の相互運用性レポートには、選択した vCenter Serverに関連付けられている環境内の使用可能なすべての製品が一覧表示されます。
  3. (オプション)環境内に検出されていない VMware 製品がある場合は、製品のリストに手動で追加して、相互運用性レポートを確認して再生成することができます。
    1. [製品の相互運用性] ペインで、[製品の追加] をクリックします。
    2. 相互運用性レポートに追加する VMware 製品とバージョンを選択します。
      レポートに追加する VMware 製品ごとにこの手順を繰り返します。
    3. 選択した製品を製品インベントリに追加するには、[完了] をクリックします。
    4. レポートを再生成し、追加した製品がレポートに含まれていることを確認します。
  4. (オプション)[製品の相互運用性] ペインの [エクスポート] をクリックして、レポートのコピーをカンマ区切り値 (CSV) ファイルとしてエクスポートし保存します。これにより、データを表形式で保存できます。

次のタスク

ターゲットの vCenter Server バージョンの相互運用性レポートの生成

事前チェックを実行し、推奨されるアップデートおよびアップグレード バージョンの vCenter Server に関する製品の相互運用性情報を提供するレポートを生成することができます。

vCenter Server の更新前の相互運用性レポートを作成して、vCenter Server の保留中のバージョンに対して、環境内の VMware 製品の互換性を確認することができます。現在の vCenter Server バージョンに関連のある環境内の製品のリストと、これらの製品が推奨されるアップデート バージョンと互換性があるかが一覧表示されます。

前提条件

この機能を使用するには、VMware カスタマー エクスペリエンス向上プログラム (CEIP) に参加する必要があります。CEIP の詳細については、『vCenter Server およびホスト管理』の「カスタマ エクスペリエンス改善プログラムの構成」セクションを参照してください。

手順

  1. vSphere Client で、相互運用性レポートを表示する vCenter Server を選択します。
  2. [アップデート] タブで [更新] をクリックします。
  3. [ターゲット バージョン] をクリックします。
  4. 使用可能なアップデートのリストからターゲット バージョンを選択し、[OK] をクリックします。リストには、vCenter Server のマイナー アップデートおよびメジャー アップグレードのバージョンが含まれています。
  5. [製品の相互運用性] をクリックして、レポートを表示します。
  6. (オプション)環境内に検出されていない VMware 製品がある場合は、製品のリストに手動で追加して、相互運用性レポートを確認して再生成することができます。
    1. [製品リストの変更] をクリックします。
    2. 相互運用性レポートに追加する VMware 製品とバージョンを選択します。
      レポートに追加する VMware 製品ごとにこの手順を繰り返します。
    3. 選択した製品を [更新] の製品インベントリに追加するには、[完了] をクリックします。
    4. レポートを再生成し、追加した製品がレポートに含まれていることを確認します。
  7. (オプション)[エクスポート] をクリックして、レポートをカンマ区切り値 (CSV) ファイルとして保存します。これにより、データを表形式で保存できます。

次のタスク

更新前のレポートの生成

事前チェックを実行し、更新前の情報を含むレポートを生成することができます。この情報を使用して、システムがソフトウェアおよびハードウェアの必要最小要件を満たしていることを確認し、vCenter Server を正常にアップグレードできるようにします。

更新前のレポートを生成すると、環境内で vCenter Server を正常にアップグレードするために必要なアクションのリストが生成されます。レポートは、ソフトウェアのアップグレードまたは更新の完了を妨げる可能性のある問題についての情報も提供します。

手順

  1. vSphere Client で、相互運用性レポートを表示する vCenter Server に移動します。
  2. [アップデート] タブで [更新] をクリックします。
  3. [ターゲット バージョン] をクリックします。
  4. 使用可能なアップデートのリストからターゲット バージョンを選択し、[OK] をクリックします。リストには、vCenter Server のマイナー アップデートおよびメジャー アップグレードのバージョンが含まれています。
  5. [ソースの事前チェック] を選択して、更新前レポートを表示します。
  6. (オプション)[エクスポート] をクリックして、レポートをカンマ区切り値 (CSV) ファイルとして保存します。これにより、データを表形式で保存できます。

次のタスク