VMware Tanzu Kubernetes Grid サービス (TKG サービス) を使用すると、vSphere IaaS control plane に Kubernetes ワークロード クラスタをデプロイできます。TKG サービス が提供するリリースは独立しており、ワークロードを中断することなく非同期アップグレードを行うことができます。
TKG サービス の概要
vSphere 8.0 Update 3 以降では、Tanzu Kubernetes Grid は スーパーバイザー サービス としてインストールされます。このアーキテクチャの変更により、TKG は vSphere IaaS control plane リリースから分離され、vCenter Server や スーパーバイザー に関係なく TKG サービス をアップグレードできます。
TKG サービス 3.0 がインストールされ、スーパーバイザー 制御プレーン ノードで実行されます。TKG サービス は、Carvel パッケージをネストしたコレクションとして提供されます。TKG サービス は、インターネットが制限されている環境でもコア スーパーバイザー サービス としてアップグレードできますが、アンインストールやダウングレードを実行することはできません。 タブで TKG サービス を監視および管理できます。TKG サービス バージョンのアップグレードを参照してください。
TKG サービス バージョン 3.1 は、ユーザーのアップグレード先となる最初の独立したリリースです。TKG サービス登録とアップグレードは個別のプロセスです。
TKG サービス 3.0 のインストール
vSphere IaaS control plane コンポーネントを必要なバージョンにアップグレードすると、TKG サービス のインストールが自動的に実行されます。詳細については、TKG サービス のリリース ノートを参照してください。
vCenter Server への新しい TKG サービス バージョンの登録
登録方法 | 説明 |
---|---|
同期 | 最新の vCenter Server リリースへの更新により、TKG サービス の新しいバージョンが自動登録されるまで待機してから、スーパーバイザー を更新し、組み込みレジストリに新しいバージョンをポピュレートします。 |
非同期 | パブリック レジストリから新しい TKG サービス バージョンの定義をダウンロードし、vCenter Server に手動で登録します。 |
- スーパーバイザー サービス のパブリック レジストリ サイトからサービス定義 YAML ファイルをダウンロードします。
- サービス定義を vCenter Server にアップロードして、TKG サービス の新しいバージョンを登録します。
TKG サービスのプロパティ | バンドルされている vCenter Server | パブリック レジストリ |
---|---|---|
新しいバージョンの登録 | 自動登録 | 手動登録 |
新しく登録されたバージョンの削除 | 許可されていません | 許可 |
イメージの場所 | スーパーバイザー制御プレーンの組み込みレジストリ | パブリック レジストリ |
TKG サービス バージョンのアップグレード
TKG サービス バージョンのアップグレードは、スーパーバイザー レベルで実行されます。TKG サービス が登録されたら、TKG サービス をターゲット スーパーバイザー に スーパーバイザー サービス としてデプロイして、アップグレードします。TKG サービス バージョンのアップグレードを参照してください。
インターネットが制限されている(エアギャップ)環境で TKG サービス をアップグレードするには、vCenter Server をアップデートして新しい TKG サービス バージョンを同期的に登録します。インストールするバージョンを選択すると、ローカル レジストリを使用して新しい TKG サービス バージョンがインストールされます。vCenter Server への新しい TKG サービス バージョンの登録を参照してください。
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