3 台のノードを展開し、これらをクラスタとして接続することで、新しい vRealize Orchestrator 環境が高可用性で実行されるように設定できます。
vRealize Orchestrator クラスタは、共通の PostgreSQL データベースを共有する 3 つの vRealize Orchestrator インスタンスで構成されています。設定された vRealize Orchestrator クラスタのデータベースは、非同期モードでのみ実行できます。
vRealize Orchestrator クラスタを作成するには、クラスタのプライマリ ノードとなる vRealize Orchestrator インスタンスを 1 つ選択する必要があります。プライマリ ノードを設定したら、セカンダリ ノードをプライマリ ノードに参加させます。
作成された vRealize Orchestrator クラスタには、自動フェイルオーバーが事前に設定されています。
注: 自動フェイルオーバーが失敗すると、データベースのデータが失われる可能性があります。
前提条件
- 3 つのスタンドアローン vRealize Orchestrator インスタンスをダウンロードして展開します。vRealize Orchestrator Appliance のダウンロードと展開を参照してください。
注: クラスタ化された vRealize Orchestrator 環境の作成に使用できるノードの推奨数は 3 です。
- すべての vRealize Orchestrator ノードで SSH アクセスが有効になっていることを確認します。vRealize Orchestrator Appliance への SSH アクセスの有効化または無効化を参照してください。
- ロード バランサ サーバを設定します。VMware vRealize Orchestrator 8.x のロード バランシング ガイドを参照してください。
手順
結果
vRealize Orchestrator クラスタが作成されました。クラスタを作成した後に vRealize Orchestrator 環境にアクセスするには、ロード バランサ サーバの FQDN アドレスからアクセスする必要があります。
注: クラスタのコントロール センターにアクセスするには、ロード バランサの root パスワードを使用する必要があるため、クラスタ ノードの設定は、異なる root パスワードが指定されている場合でも編集することができません。このノードの設定を編集するには、ロード バランサからノードを削除し、コントロール センターの設定を編集してから、ノードをロード バランサに再度追加します。