Site Recovery Manager を共有リカバリ サイトを使用するように構成した場合、Site Recovery Manager では標準の一対一構成と同様の操作がサポートされます。共有リカバリ サイトでの Site Recovery Manager の使用には、いくつかの制限があります。
- Site Recovery Manager はポイントツーポイント レプリケーションをサポートしています。Site Recovery Manager は、複数サイト構成の場合でも複数のターゲットに対するレプリケーションはサポートしていません。
- 各共有リカバリ サイトの顧客に対して、Site Recovery Manager Server をその顧客のサイトにインストールしてから、再度リカバリ サイトにインストールする必要があります。
- 保護サイトと共有リカバリ サイトに Site Recovery Manager Server インスタンスをインストールする場合、同じ Site Recovery Manager エクステンション ID を指定する必要があります。たとえば、デフォルトの Site Recovery Manager エクステンション ID を持つサイトのペアを最初にインストールし、以降はカスタム エクステンション ID を持つサイトのペアをインストールできます。
- 保護サイトと共有リカバリ サイトの各 Site Recovery Manager Server インスタンスには、独自のデータベースが必要です。
- 単一共有リカバリ サイトで最大 10 個の保護サイトをサポートできます。複数のサイトから同時にリカバリを実行できます。アレイベース レプリケーションと vSphere Replication で実行できる同時リカバリ数については、Site Recovery Manager の操作上の制限を参照してください。
- 大規模な Site Recovery Manager 環境では、共有リカバリ サイトの仮想マシンのパワーオン時にタイムアウト エラーが発生することがあります。共有リカバリ サイトの仮想マシンのパワーオン時のタイムアウト エラーを参照してください。
- 共有リカバリ サイトの Site Recovery Manager に接続している場合、会社名と説明を含む、共有リカバリ サイトに登録されたすべての Site Recovery Manager エクステンションがすべての顧客に表示されます。共有リカバリ サイトのすべての顧客は、共有リカバリ サイトにある他の顧客のフォルダと、場合によってはその他の情報にアクセスできます。