Site Recovery Manager をアップグレードする前に、両方のサイトに対し準備タスクを実行し、一定の情報を把握しているか確認する必要があります。
- データベース ソフトウェアが提供するツールを使用して Site Recovery Manager データベースのフル バックアップをとります。組み込みデータベースのバックアップ方法については、組み込み vPostgres データベースのバックアップとリストアを参照してください。外部データベースから組み込みデータベースへのデータの移行はサポートされていません。アップグレードが失敗するとデータベースのバックアップ失敗が全 Site Recovery Manager データの消失につながります。
- VMware Site Recovery Manager 8.8 Configuration Import/Export Tool を使用して構成のエクスポートを実行します。「Site Recovery Manager 構成データのエクスポートおよびインポート」を参照してください。
- 既存のインストールで詳細設定をした場合は、Site Recovery ユーザー インターフェイスの で設定した内容をメモしておきます。
- アップグレードする前に、サポートされているアップグレード パスを確認してください。
サポートされているアップグレード パスの詳細については、アップグレードの前に、VMware 製品の相互運用性マトリックス (https://interopmatrix.vmware.com/Upgrade) で の順に選択して参照してください。
- Site Recovery Manager をアップグレードする場合、ローカルとリモートの vCenter Server インスタンスが動作している必要があります。
- Site Recovery Manager をサポート対象のバージョンにアップグレードしているサイトで、vCenter Server をアップグレードします。
- 外部の Platform Services Controller を使用して vCenter Server 環境をアップグレードまたは移行する場合は、まず外部の Platform Services Controller を組み込みの Platform Services Controller に統合してから、アップグレードまたは移行を実行する必要があります。詳細については、外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスのアップグレードまたは移行を参照してください。
- vCenter Server とコンポーネントのアップグレードの詳細については、『ESXi および vCenter Server のドキュメント』の「vCenter Server のアップグレード」を参照してください。
- vCenter Server と Site Recovery Manager のバージョン間の互換性については、https://docs.vmware.com/jp/Site-Recovery-Manager/8.8/rn/compatibility-matrices-for-vmware-site-recovery-manager-88/index.html に掲載されている『Site Recovery Manager 8.8 互換性マトリックス』の「vCenter Server の要件」を参照してください。
- 各サイトのコンポーネントのアップグレード順については、vSphere および Site Recovery Manager コンポーネントのアップグレードの順序を参照してください。
- 両方のサイトの vCenter Server Appliance インスタンスのアドレスを取得します。
- ローカルおよびリモート サイト両方の vCenter Single Sign-On の管理者ユーザー名とパスワードを取得します。
- Site Recovery Manager を vSphere Replication と使用するには、vSphere Replication をアップグレードした後に Site Recovery Manager Server をアップグレードします。vSphere Replication をアップグレードした後、Site Recovery Manager Server を再起動する必要があります。vSphere および Site Recovery Manager コンポーネントのアップグレードの順序を参照してください。
- vSphere Replication のアップグレード方法の詳細については、『vSphere Replication 管理ガイド』の「vSphere Replication のアップグレード」を参照してください。
- vSphere Replication と Site Recovery Manager のバージョン間の互換性については、https://docs.vmware.com/jp/Site-Recovery-Manager/8.8/rn/compatibility-matrices-for-vmware-site-recovery-manager-88/index.html に掲載されている『Site Recovery Manager 8.8 互換性マトリックス』の「vSphere Replication の要件」を参照してください。
- すでにインストールされている互換性のないバージョンの vSphere Replication をアップグレードできない場合は、vSphere Replication を両方の vCenter Server インスタンスから登録解除してから Site Recovery Manager をアップグレードします。Site Recovery Manager と vSphere Replication のバージョンに互換性がないと、vSphere Web Client が動作を停止することがあります。vSphere Replication の互換性のないバージョンの登録解除を参照してください。
- カスタム証明書を使用する場合、適切な証明書ファイルを取得します。カスタム証明書には、少なくとも SHA1 またはできれば SHA256 サムプリント アルゴリズムを使用する必要があります。このリリースの Site Recovery Manager では、MD5 サムプリント アルゴリズムを使用する証明書はサポートしていません。Site Recovery Manager でカスタム SSL/TLS 証明書を使用する際の要件を参照してください。
-
重要: リカバリ プランに保留中のクリーンアップ処理がないか、 Site Recovery Manager が保護する仮想マシンに構成上の問題がないか確認します。
- すべてのリカバリ プランは「準備完了」状態。
- すべての保護グループの保護ステータスは「OK」。
- 保護グループのすべての仮想マシンの保護ステータスは「OK」。
- すべての保護グループのリカバリ ステータスは「準備完了」。