GCP アカウントのレベルに応じて、完全なコストと使用量の情報を入力するように VMware Aria Cost を構成できます。
VMware Aria Cost には、請求アカウント内のすべてのプロジェクトへのアクセス権がプロジェクト レベルで付与されます。
詳細な手順については、以下の「gcloud を使用したプロジェクト レベルでの GCP アカウントの構成」セクションを参照してください。
次の場合に使用:
詳細な手順については、以下の「プロジェクト レベルでの GCP アカウントの構成」セクションを参照してください。
VMware Aria Cost には、請求アカウント内のすべてのプロジェクトへのアクセス権が組織レベルで付与されます。
詳細な手順については、以下の「gcloud を使用した組織レベルでの GCP アカウントの構成」セクションを参照してください。
次の場合に使用:
詳細な手順については、以下の「組織レベルでの GCP アカウントの構成」セクションを参照してください。
次の表に、GCP で VMware Aria Cost powered by CloudHealth の構成に必要な権限を示します。
VMware Aria Cost の構成 | 必要な権限 |
---|---|
BigQuery エクスポートの有効化 | 請求アカウント管理者または請求アカウント コスト マネージャ |
BigQuery エクスポート構成の表示 | 請求アカウント管理者、請求アカウント コスト マネージャ、または請求閲覧者 |
組織レベルでの IAM メンバーと IAM ロールの作成 | 組織管理者 |
すべてのプロジェクトでの API の有効化 | プロジェクト所有者(組織レベル) |
VMware Aria Cost プラットフォームを使用して Google Cloud を構成する場合は、Google コンソールでサービス アカウントを作成し、サービス アカウントに IAM ロールを割り当てる必要があります。
次の 2 つのロールのいずれかを割り当てることができます。
たとえば、セキュリティに懸念がある場合は、VMware Aria Cost に特定の資産へのアクセスのみを許可するカスタム ロールを作成できます。
カスタム ロールには、特定の資産に対して少なくとも次の権限が含まれている必要があります。
BigQuery コスト データの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | resourcemanager.projects.get, bigquery.datasets.get, bigquery.jobs.create, bigquery.tables.get, bigquery.tables.getData |
必要な API | bigquery-json.googleapis.com 、cloudresourcemanager.googleapis.com |
権限が必要なレポート | 請求書履歴レポート、コスト履歴レポート |
収集頻度 | 12 時間ごと:請求書のコスト履歴、請求書のメタデータ履歴、コスト履歴、コスト(パーティション別)、コスト履歴メタデータ。24 時間ごと:SKU 検出 |
GCE ディスクの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | compute.disks.get, compute.disks.list, compute.projects.get, compute.regions.get, compute.regions.list, compute.zones.get, compute.zones.list |
オプションの IAM 権限 | compute.disks.delete - GCE ディスクを削除するため。 |
必要な API | compute.googleapis.com |
権限が必要なレポート | GCE ディスクの資産レポート |
収集頻度 | 15 分ごと |
GCE イメージの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | compute.images.get, compute.images.list, compute.projects.get, compute.regions.get, compute.regions.list, compute.zones.get, compute.zones.list |
必要な API | compute.googleapis.com |
権限が必要なレポート | GCE イメージの資産レポート |
収集頻度 | 15 分ごと |
GCE インスタンスの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | compute.instances.get, compute.instances.list, compute.projects.get, compute.regions.get, compute.regions.list, compute.zones.get, compute.zones.list |
必要な API | compute.googleapis.com |
権限が必要なレポート | GCE の資産レポート、GCE の適正サイジング レポート、接続されたディスクの資産レポート |
収集頻度 | 15 分ごと |
GCE スナップショットの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | compute.snapshots.get, compute.snapshots.list, compute.projects.get, compute.regions.get, compute.regions.list, compute.zones.get, compute.zones.list |
オプションの IAM 権限 | compute.snapshots.delete - GCE スナップショットを削除するため。 |
必要な API | compute.googleapis.com |
権限が必要なレポート | GCE スナップショットの資産レポート |
収集頻度 | 15 分ごと |
GCE 静的 IP アドレスの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | compute.addresses.list, compute.projects.get, compute.regions.get, compute.regions.list, compute.zones.get, compute.zones.list |
オプションの IAM 権限 | compute.addresses.delete - 未接続の固定 IP アドレスを解放するため。 |
必要な API | compute.googleapis.com |
権限が必要なレポート | GCE 静的 IP アドレスの資産レポート |
収集頻度 | 15 分ごと |
GCS バケットの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | storage.buckets.get, storage.buckets.list |
必要な API | storage-component.googleapis.com |
権限が必要なレポート | GCS バケットの資産レポート |
収集頻度 | 15 分ごと |
Dataproc クラスタの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | dataproc.clusters.list, compute.regions.get, compute.regions.list, compute.zones.get, compute.zones.list |
必要な API | dataproc.googleapis.com |
権限が必要なレポート | Dataproc クラスタの資産レポート |
収集頻度 | 4 時間ごと |
GKE クラスタの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | container.clusters.list |
必要な API | container.googleapis.com |
権限が必要なレポート | GKE クラスタの資産レポート |
収集頻度 | 15 分ごと |
GCE の適正サイジングに関する推奨事項
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | recommender.computeInstanceMachineTypeRecommendations.get, recommender.computeInstanceMachineTypeRecommendations.list, recommender.computeInstanceMachineTypeRecommendations.update, recommender.locations.get, recommender.locations.list |
必要な API | recommender.googleapis.com |
権限が必要なレポート | GCE の適正サイジング レポート |
収集頻度 | 12 時間ごと |
プロジェクトの健全性ステータスの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | resourcemanager.projects.get |
必要な API | cloudresourcemanager.googleapis.com |
収集頻度 | プロジェクト テスト アクセス(プロジェクト認証情報の検証)- 4 時間ごと |
接続されたディスクの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | compute.disks.get 、compute.disks.list |
必要な API | compute.googleapis.com |
権限が必要なレポート | 接続されたディスクの資産レポート |
収集頻度 | 15 分ごと |
ゾーンの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | compute.zones.get 、compute.zones.list |
必要な API | compute.googleapis.com |
権限が必要なレポート | ゾーンの資産レポート |
収集頻度 | 15 分ごと |
マシン タイプの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | compute.instances.get 、compute.instances.list |
必要な API | compute.googleapis.com |
権限が必要なレポート | マシン タイプの資産レポート |
収集頻度 | 24 時間ごと |
ディスク タイプの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | compute.disks.get 、compute.disks.list |
必要な API | compute.googleapis.com |
権限が必要なレポート | ディスク タイプの資産レポート |
収集頻度 | 24 時間ごと |
リージョンの場合
フィールド | 詳細 |
---|---|
必要な IAM 権限 | compute.regions.get 、compute.regions.list |
必要な API | compute.googleapis.com |
権限が必要なレポート | リージョンの資産レポート |
収集頻度 | 24 時間ごと |
概要:プロジェクト レベルでカスタム ロール(またはデフォルトのエディタ ロールを使用)と IAM メンバーを作成し、ロールと IAM メンバーをサービス アカウントに割り当てます。同一のロールと IAM メンバーが自動的に作成され、請求アカウントのすべてのプロジェクトに割り当てられます。新しいプロジェクトが請求アカウントに追加された場合は、新しいプロジェクトにロールと IAM メンバーを手動で割り当てる必要があります。
次の場合に使用:
gcloud での GCP アカウントの構成 gcloud コマンドライン インターフェイス (CLI) は、Google Cloud Platform の主要な CLI です。Google Portal インターフェイスの代わりにこの CLI を使用すると、VMware Aria Cost プラットフォーム内で請求アカウントをプログラムによって構成できます。gcloud を使用するには、Google コンソールで Cloud Shell を使用するか、Google Cloud SDK をダウンロードしてインストールします。
gcloud CLI を使用して GCP 請求アカウントを設定するには、この請求アカウントに割り当てられたプロジェクトのプロジェクト ID が必要になります。構成が完了すると、請求アカウントに割り当てられているすべてのプロジェクトが VMware Aria Cost プラットフォームに取り込まれます。
BigQuery をすでに有効にしている場合は、BigQuery データセットを含むプロジェクトを使用します。それ以外の場合は、請求アカウントに割り当てられている任意のプロジェクトを使用できます。
請求データが失われないようにするには、削除しないプロジェクトのプロジェクト ID を使用します。
プロジェクト ID は Google Cloud コンソールのダッシュボードの プロジェクト情報 ペインにあります。
Google コンソールで BigQuery をすでに有効にしている場合は、この手順をスキップしてください。
gcloud CLI で次のコマンドを入力して、後で BigQuery を有効にするときに使用するデータセットを作成します。* project ID
をプロジェクト ID に置き換えます。* dataset name
をデータセットの名前に置き換えます。
```
bq mk project id:dataset name
```
次のコマンドを gcloud CLI で入力し、VMware Aria Cost でプロジェクトのコストとタグ付け情報を収集できるようにします。このコマンドで、次の API が有効になります。
* Google Compute Engine API
* Google Cloud Storage API
* Google Cloud Resource Manager API
* Google Cloud Storage JSON API
* Recommender API
* Kubernetes Engine API
* Dataproc API
* BigQuery API (See Step 4)
```
for project in $(gcloud projects list --format="value(projectId)")
do
if [[ $(gcloud beta billing projects describe $project --format="value(billingEnabled)") = "True" ]];
then
echo "ProjectId: $project - Enabling APIs..."
gcloud services enable compute.googleapis.com \
cloudresourcemanager.googleapis.com \
storage-component.googleapis.com \
recommender.googleapis.com \
container.googleapis.com \
dataproc.googleapis.com \
--project $project
fi;
done
```
> This gcloud command only enables the APIs for existing projects. If you create new projects in the future, you must manually enable the above APIs for the new projects.
gcloud CLI で次のコマンドを入力し、VMware Aria Cost が BigQuery データセットからデータを収集できるようにします。project ID
をプロジェクト ID に置き換えます。
```
gcloud services enable bigquery-json.googleapis.com --project project id
```
gcloud CLI で次のコマンドを入力して、サービス アカウントを作成します。
gcloud iam service-accounts create service account name --project project id
project ID
をプロジェクト ID に置き換えます。service account name
を新しいサービス アカウントの名前に置き換えます。gcloud CLI で次のコマンドを入力して、新しく作成したサービス アカウントのプライベート キーを作成し、インスタンスの $HOME ディレクトリにキーを保存します。
gcloud iam service-accounts keys create \
--iam-account <insert service account name>@<insert project id>.iam.gserviceaccount.com <insert private key name>.json
<insert project ID>
をプロジェクト ID に置き換えます。<insert service account name>
をサービス アカウントの名前に置き換えます。<insert private key name>
を新しいプライベート キーの名前に置き換えます。gcloud CLI に次のコマンドを入力して、サービス アカウント キーをローカル マシンにダウンロードします。private key name
をプライベート キーの名前に置き換えます。cloudshell download private key name.json
クラウドの設定に応じて、エディタ ロールを使用するか、カスタム ロールを作成するかを選択できます。VMware Aria Cost ではカスタム ロールの使用を推奨していますが、メンテンナンスを容易にするために、自動化された設定でエディタ ロールを使用することができます。
カスタム ロールを作成する場合は、カスタム ロールの作成 トピックを参照してください。
次のコマンドを入力して、優先するロールをサービス アカウントに割り当てます。
service account name
をサービス アカウントの名前に置き換えます。project ID
をプロジェクト ID に置き換えます。role path
を指定したロールのファイル パスに置き換えます。roles/editor
(エディタ ロールの場合)projects/project id/roles/custom role name>
(カスタム ロールの場合)
gcloud projects add-iam-policy-binding project id --member serviceAccount: service account name>@ project id.iam.gserviceaccount.com \
--role role path
手順 8 の優先ロールを使用して IAM メンバーを作成します。
service account name
をサービス アカウントの名前に置き換えます。project ID
をプロジェクト ID に置き換えます。role path
を指定したロールのファイル パスに置き換えます。
roles/editor
(エディタ ロールの場合)projects/project id>/roles/custom role name
(カスタム ロールの場合) for project in $(gcloud projects list --format="value(projectId)")
do
echo "ProjectId: $project"
gcloud config set project $project
gcloud projects add-iam-policy-binding $project --member user:service account name>@project id>.iam.gserviceaccount.com \
--member serviceAccount:service account name>@project id>.iam.gserviceaccount.com \
--role role path> --project $project
done
BigQuery を有効にするには、Google コンソールを使用する必要があります。
注 - 前述の手順で作成したデータセットを BigQuery のデータセットとして使用します。Google コンソールで BigQuery をすでに有効にしている場合は、この手順をスキップしてください。
VMware Aria Cost は、新しい Google サービス アカウントと派生プロジェクトを 4 時間ごとに検証します。セットアップ > アカウント > GCP プロジェクト に移動して、派生プロジェクトを表示できます。VMware Aria Cost プラットフォームで有効にしたプロジェクトのステータスは、「未構成」から「グリーン」、「イエロー」、「レッド」、「待機中」に変わります。各ステータスが表す内容の詳細については、Google Project の状態を参照してください。
新しく構成された GCP 請求アカウントは自動的にオンボーディングされ、48 時間以内に VMware Aria Cost プラットフォームにコスト データが表示されます。
概要:プロジェクト レベルでカスタム ロール(またはデフォルトのエディタ ロールを使用)と IAM メンバーを作成し、ロールと IAM メンバーをサービス アカウントに割り当てます。同一のロールと IAM メンバーが自動的に作成され、請求アカウントのすべてのプロジェクトに割り当てられます。新しいプロジェクトが請求アカウントに追加された場合は、新しいプロジェクトにロールと IAM メンバーを手動で割り当てる必要があります。
Google コンソールでの GCP アカウントの構成 Google コンソールを使用して GCP アカウントを構成できます。新しい Google Cloud ユーザーの場合、または gcloud に不慣れなユーザーの場合は、VMware Aria Cost では Google コンソールの使用を推奨しています。
チェックポイント:この時点で、以下の情報がテキスト ドキュメントに記載されています。
すべての派生プロジェクトでこのプロセスを繰り返します。
VMware Aria Cost では、BigQuery データに適切にアクセスしてレポートを作成するため、特定の権限を持つサービス アカウント ロールを有効にする必要があります。それらの権限は、Google Console のデフォルトの閲覧者ロールには含まれていません。サービス アカウントに閲覧者ロールが割り当てられている場合は、VMware Aria Cost で BigQuery データを表示することができないため、サービス アカウント ロールをカスタム ロールに変更する必要があります。
BigQuery は、Google のエンタープライズ データ ウェアハウスです。BigQuery は、ユーザーのデータセットに関する詳細情報を含む請求データを提供します。カスタム レポートに使用すると、日次 CSV エクスポートを使用する場合よりも簡単にレポートを作成することができます。
VMware Aria Cost プラットフォームで BigQuery を有効にするには、BigQuery を Google コンソールの請求書エクスポートで有効にする必要があります。そのためには、次の手順を完了します。
VMware Aria Cost への 請求書のエクスポート を有効にしたら、GCP BigQuery テーブルが空でないことを確認します。テーブルにコスト データが含まれているかどうかを確認するには、左側のナビゲーションで BigQuery テーブル名をクリックし、プレビュー タブを選択します。GCP アカウントを正しく構成するには、GCP BigQuery テーブルにコスト データを含める必要があります。
VMware Aria Cost プラットフォームでは、標準の使用量コスト と 詳細な使用量コスト のどちらも有効にできます。データベース テーブル名
gcp_billing_export_v1_billing account ID
を使用する [標準] オプションが、デフォルトで選択されています。[詳細] オプションを有効にする場合は、API を使用してデータベース テーブル名をgcp_billing_export_resource_v1_BILLING_ACCOUNT_ID
に更新する必要があります。[詳細] テーブルにはフィールドを追加できますが、VMware Aria Cost はリソース テーブルから追加した新しいデータについてはレポートを作成しないことに注意してください。
VMware Aria Cost がコストとタグ付け情報を収集することを許可する API を有効にします。
請求アカウントのみを構成する必要があります。VMware Aria Cost は、コストが発生した請求アカウントに関連付けられているすべての派生プロジェクトを検出します。
VMware Aria Cost は、新しい Google サービス アカウントと派生プロジェクトを 4 時間ごとに検証します。セットアップ > アカウント > GCP プロジェクト に移動して、派生プロジェクトを表示できます。VMware Aria Cost プラットフォームで有効にしたプロジェクトのステータスは、「未構成」から「グリーン」、「イエロー」、「レッド」、「待機中」に変わります。
新しく構成された GCP 請求アカウントは自動的にオンボーディングされ、48 時間以内に VMware Aria Cost プラットフォームにコスト データが表示されます。
概要:組織レベルでカスタム ロールと IAM メンバーを作成し、ロールと IAM メンバーをサービス アカウントに割り当てます。新しいプロジェクトを請求アカウントに追加すると、自動的に組織レベルのロールと IAM メンバーが新しいプロジェクトに継承されます。
所有者ロールをすでに作成しているか、デフォルトのエディタ ロールにすべての権限がある場合でも、組織レベルの設定用に新しいカスタム ロールを作成する必要があります。
次の場合に使用:
gcloud での GCP アカウントの構成 gcloud コマンドライン インターフェイス (CLI) は、Google Cloud Platform の主要な CLI です。Google Portal インターフェイスの代わりにこの CLI を使用すると、VMware Aria Cost プラットフォーム内で請求アカウントをプログラムによって構成できます。gcloud を使用するには、Google コンソールで Cloud Shell を使用するか、Google Cloud SDK をダウンロードしてインストールします。
gcloud CLI を使用して GCP 請求アカウントを構成するには、その請求アカウントに割り当てられたプロジェクトのプロジェクト ID と組織 ID が必要です。構成が完了すると、請求アカウントに割り当てられているすべてのプロジェクトが VMware Aria Cost プラットフォームに取り込まれます。
BigQuery をすでに有効にしている場合は、BigQuery データセットを含むプロジェクトを使用します。それ以外の場合は、請求アカウントに割り当てられている任意のプロジェクトを使用できます。
請求データが失われないようにするには、削除しないプロジェクトのプロジェクト ID を使用します。
プロジェクト ID は Google Cloud コンソールのダッシュボードの プロジェクト情報 ペインにあります。
組織 ID は、Google コンソールの IAM と管理 > リソースの管理 にあります。
次のコマンドを入力して、組織レベルで VMware Aria Cost が必要とする権限を持つカスタム ロールを作成します。* org id
を組織の ID に置き換えます。* custom role name
を新しいカスタム ロールの名前に置き換えます。
```
gcloud iam roles create custom role name> --organization org id \
--title custom role name --description \
"Used to collect VMware Aria Cost Billing and Usage data" --permissions \
resourcemanager.projects.get,compute.disks.get,compute.disks.list,compute.images.get,compute.images.list,compute.instances.get,compute.instances.list,compute.projects.get,compute.regions.get,compute.regions.list,storage.buckets.get,storage.buckets.list,bigquery.datasets.get,bigquery.jobs.create,dataproc.clusters.list,compute.addresses.list,container.clusters.list,bigquery.tables.get,bigquery.tables.getData,compute.snapshots.get,compute.snapshots.list,compute.zones.get,compute.zones.list,recommender.computeInstanceMachineTypeRecommendations.get,recommender.computeInstanceMachineTypeRecommendations.list,recommender.computeInstanceMachineTypeRecommendations.update,recommender.locations.get,recommender.locations.list \
--stage GA
```
Google コンソールで BigQuery をすでに有効にしている場合は、この手順をスキップしてください。
gcloud CLI で次のコマンドを入力して、後で BigQuery を有効にするときに使用するデータセットを作成します。
project ID
をプロジェクト ID に置き換えます。dataset name
をデータセットの名前に置き換えます。bq mk project id:dataset name
次のコマンドを gcloud CLI で入力し、VMware Aria Cost でプロジェクトのコストとタグ付け情報を収集できるようにします。このコマンドで、次の API が有効になります。
for project in $(gcloud projects list --format="value(projectId)")
do
if [[ $(gcloud beta billing projects describe $project --format="value(billingEnabled)") = "True" ]];
then
echo "ProjectId: $project - Enabling APIs..."
gcloud services enable compute.googleapis.com \
cloudresourcemanager.googleapis.com \
storage-component.googleapis.com \
recommender.googleapis.com \
container.googleapis.com \
dataproc.googleapis.com \
--project $project
fi;
done
この gcloud コマンドで有効にするのは、既存プロジェクトの API のみです。今後新しいプロジェクトを作成する場合、その新しいプロジェクトでは、上記の API を手動で有効にする必要があります。プラットフォームが GCP からデータを収集して処理し、コストを算出するには、約 32 時間かかります。
gcloud CLI で次のコマンドを入力し、VMware Aria Cost が BigQuery データセットからデータを収集できるようにします。project ID
をプロジェクト ID に置き換えます。
gcloud services enable bigquery-json.googleapis.com --project project id
gcloud CLI で次のコマンドを入力して、サービス アカウントを作成します。
project ID
をプロジェクト ID に置き換えます。service account name
を新しいサービス アカウントの名前に置き換えます。
gcloud iam service-accounts create service account name --project project id
gcloud CLI で次のコマンドを入力して、新しく作成したサービス アカウントのプライベート キーを作成し、インスタンスの $HOME ディレクトリにキーを保存します。
project ID
をプロジェクト ID に置き換えます。service account name
をサービス アカウントの名前に置き換えます。private key name
を新しいプライベート キーの名前に置き換えます。
gcloud iam service-accounts keys create \
--iam-account service account name@project id>.iam.gserviceaccount.com private key name.json
gcloud CLI に次のコマンドを入力して、サービス アカウント キーをローカル マシンにダウンロードします。private key name
をプライベート キーの名前に置き換えます。
```
cloudshell download private key name.json
```
次のコマンドを入力して、手順 2 で作成したカスタム ロールをサービス アカウントに割り当てます。
service account name
をサービス アカウントの名前に置き換えます。project ID
をプロジェクト ID に置き換えます。org id
を組織 ID に置き換えます。custom role name
をカスタム ロールの名前に置き換えます。
gcloud projects add-iam-policy-binding project id --member serviceAccount:service account name>@project id.iam.gserviceaccount.com \
--role organizations/org id>/roles/custom role name
手順 2 で作成したカスタム ロールを使用して、組織の IAM メンバーを作成します。
service account name
をサービス アカウントの名前に置き換えます。org id
を組織の ID に置き換えます。project ID
をプロジェクト ID に置き換えます。custom role name
を新しいカスタム ロールの名前に置き換えます。
gcloud organizations add-iam-policy-binding org id --member user:service account name>@project id.iam.gserviceaccount.com \
--member serviceAccount:service account name@project id.iam.gserviceaccount.com \
--role organizations/org id/roles/custom role name
BigQuery を有効にするには、Google コンソールを使用する必要があります。
以前に作成したデータセットを BigQuery のデータセットとして使用します。Google コンソールで BigQuery をすでに有効にしている場合は、この手順をスキップしてください。
請求アカウントのみを構成する必要があります。VMware Aria Cost は、コストが発生した請求アカウントに関連付けられているすべての派生プロジェクトを検出します。
VMware Aria Cost は、新しい Google サービス アカウントと派生プロジェクトを 4 時間ごとに検証します。セットアップ > アカウント > GCP プロジェクト に移動して、派生プロジェクトを表示できます。VMware Aria Cost プラットフォームで有効にしたプロジェクトのステータスは、「未構成」から「グリーン」、「イエロー」、「レッド」、「待機中」に変わります。
新しく構成された GCP 請求アカウントは自動的にオンボーディングされ、48 時間以内に VMware Aria Cost プラットフォームにコスト データが表示されます。
メリット:VMware Aria Cost には、請求アカウント内のすべてのプロジェクトへのアクセス権が組織レベルで付与されます。概要:組織レベルでカスタム ロールと IAM メンバーを作成し、ロールと IAM メンバーをサービス アカウントに割り当てます。新しいプロジェクトを請求アカウントに追加すると、自動的に組織レベルのロールと IAM メンバーが新しいプロジェクトに継承されます。
所有者ロールをすでに作成しているか、デフォルトのエディタ ロールにすべての権限がある場合でも、組織レベルの設定用に新しいカスタム ロールを作成する必要があります。
Google コンソールでの GCP アカウントの構成
Google コンソールを使用して、GCP アカウントを構成できます。新しい Google Cloud ユーザーの場合、または gcloud に不慣れなユーザーの場合は、VMware Aria Cost では Google コンソールの使用を推奨しています。
後でサービス アカウント 2w に割り当てることができるカスタム ロールを Google コンソールで作成します。
チェックポイント:この時点で、以下の情報がテキスト ドキュメントに記載されています。
VMware Aria Cost がコストとタグ付け情報を収集することを許可する API を有効にします。
VMware Aria Cost では、BigQuery データに適切にアクセスしてレポートを作成するため、特定の権限を持つサービス アカウント ロールを有効にする必要があります。それらの権限は、Google Console のデフォルトの閲覧者ロールには含まれていません。サービス アカウントに閲覧者ロールが割り当てられている場合は、VMware Aria Cost で BigQuery データを表示することができないため、サービス アカウント ロールをカスタム ロールに変更する必要があります。
BigQuery は、Google のエンタープライズ データ ウェアハウスです。BigQuery は、ユーザーのデータセットに関する詳細情報を含む請求データを提供します。カスタム レポートに使用すると、日次 CSV エクスポートを使用する場合よりも簡単にレポートを作成することができます。
VMware Aria Cost プラットフォームで BigQuery を有効にするには、BigQuery を Google コンソールの請求書エクスポートで有効にする必要があります。そのためには、次の手順を完了します。
VMware Aria Cost への 請求書のエクスポート を有効にしたら、GCP BigQuery テーブルが空でないことを確認します。テーブルにコスト データが含まれているかどうかを確認するには、左側のナビゲーションで BigQuery テーブル名をクリックし、プレビュー タブを選択します。GCP アカウントを正しく構成するには、GCP BigQuery テーブルにコスト データを含める必要があります。
VMware Aria Cost プラットフォームでは、標準の使用量コスト と 詳細な使用量コスト のどちらも有効にできます。データベース テーブル名
gcp_billing_export_v1_billing account ID
を使用する [標準] オプションが、デフォルトで選択されています。[詳細] オプションを有効にする場合は、API を使用してデータベース テーブル名をgcp_billing_export_resource_v1_BILLING_ACCOUNT_ID
に更新する必要があります。[詳細] テーブルにはフィールドを追加できますが、VMware Aria Cost はリソース テーブルから追加した新しいデータについてはレポートを作成しないことに注意してください。
請求アカウントのみを構成する必要があります。VMware Aria Cost は、コストが発生した請求アカウントに関連付けられているすべての派生プロジェクトを検出します。
VMware Aria Cost は、新しい Google サービス アカウントと派生プロジェクトを 4 時間ごとに検証します。セットアップ > アカウント > GCP プロジェクト に移動して、派生プロジェクトを表示できます。VMware Aria Cost プラットフォームで有効にしたプロジェクトのステータスは、「未構成」から「グリーン」、「イエロー」、「レッド」、「待機中」に変わります。
新しく構成された GCP 請求アカウントは自動的にオンボーディングされ、48 時間以内に VMware Aria Cost プラットフォームにコスト データが表示されます。