仮想サービスは IP アドレスへのトラフィックを待機し、クライアント要求を処理し、有効な要求をロード バランサ サーバ プールのメンバーに転送します。

仮想サービスは、単一ネットワーク プロトコルを使用する IP アドレスとポートの組み合わせです。仮想サービスは外部ネットワークに通知され、クライアント要求を待機しています。クライアントが仮想サービスに接続すると、ロード バランサは構成されたロード バランサ サーバ プールのメンバーに要求を転送します。

仮想サービスの SSL 終端を保護するには、証明書ライブラリ内の証明書を使用します。詳細については、証明書ライブラリへの証明書のインポートを参照してください。

VMware Cloud Director 10.4 以降では、仮想サービスを作成するときに、IPv4 アドレス、IPv6 アドレス、またはその両方を指定できます。

仮想サービスで同じ仮想 IP アドレスを共有するには、仮想サービスごとに異なるポートを使用するように構成します。

前提条件

手順

  1. 上部ナビゲーション バーで [リソース] を選択し、[クラウド リソース] をクリックします。
  2. 左側のパネルで [Edge Gateway ] をクリックします。
  3. 仮想サービスを作成する NSX Edge Gateway をクリックします。
  4. ロード バランサで [仮想サービス] をクリックし、[追加] をクリックします。
  5. 仮想サービスのわかりやすい名前と、必要に応じて説明を入力します。
  6. 作成時に仮想サービスを有効にするには、[有効] オプションをオンにします。
  7. クライアント IP アドレスの保持を有効にするには、[クライアント IP アドレスの保持] オプションをオンにします。
  8. 仮想サービスのサービス エンジン グループを選択します。
  9. 仮想サービスのロード バランサ プールを選択します。
    クライアント IP アドレスの保持を有効にした場合は、グループ プール メンバーのみを選択できます。
  10. 仮想サービスの仮想 IP アドレスを入力します。

    クライアント IP アドレスの保持を有効にしなかった場合は、IPv4 アドレス、IPv6 アドレス、または両方を追加できます。

    クライアント IP アドレスの保持を有効にした場合は、IPv4 アドレスのみを入力できます。

  11. 仮想サービスのタイプを選択します。
    オプション 説明
    HTTP 仮想サービスは、非セキュアなレイヤー 7 HTTP 要求を待機します。

    このサービス タイプを選択すると、サービス ポート テキスト ボックスに 80 が自動入力されます。この番号は、別の有効なポート番号に置き換えることができます。

    HTTPS 仮想サービスは、セキュアなレイヤー 7 HTTPS 要求を待機します。

    このサービス タイプを選択すると、サービス ポート テキスト ボックスにポート 443 が自動入力されます。この番号は、別の有効なポート番号に置き換えることができます。SSL 終端に使用する SSL 証明書を選択します。

    L4 仮想サービスは、レイヤー 4 要求を待機します。

    このサービス タイプを選択すると、サービス ポート テキスト ボックスに 80 が自動入力されます。この番号は、別の有効なポート番号に置き換えることができます。

    L4 TLS 仮想サービスは、セキュアなレイヤー 4 TLS 要求を待機します。

    このサービス タイプを選択すると、サービス ポート テキスト ボックスに TCP ポート 443 が自動入力されます。この番号は、別の有効なポート番号に置き換えることができます。SSL 終端に使用する SSL 証明書を選択します。

  12. [保存] をクリックします。