VMware Cloud on AWS では、ワークロード仮想マシンをオンプレミス ホストから SDDC 内のホストに移行する方法、ホストを元に戻す方法、そして SDDC 内のホスト間で移行する方法がいくつかサポートされています。どの方法を選択するかは、許容できるワークロード仮想マシンのダウンタイム、移行する必要がある仮想マシンの台数、オンプレミス ネットワークの構成に基づきます。

オンプレミスの移行に適用される制約は、ハイブリッド移行にも適用される可能性が高いことに注意してください。たとえば、仮想 CPU パフォーマンス カウンタの有効化で説明されている問題により、ソースまたはターゲット クラスタで Enhanced vMotion Compatibility が有効になっているときに、パフォーマンス カウンタが有効な仮想マシンを移行できない場合があります。

SDDC 内での移行

SDDC 内での移行とは、SDDC vCenter Server 内の仮想マシンを特定のホストまたはクラスタから別のホストまたはクラスタに移行することを意味します。このような移行の詳細については、「VMware vSphere Product Documentation」の仮想マシンの移行を参照してください。

ガイド付きの移行によって、HCX を使用して仮想マシンをオンプレミス データセンターからクラウド SDDC に移行する際には、VMware Cloud Migration ソリューションであるハイブリッド クラウドの統合した操作性を使用できます。

ハイブリッド移行

ハイブリッド移行とは、2 つの異なる vSphere インストール環境間で仮想マシンを移行することを指します。具体的には、オンプレミス データセンターに存在する vSphere と、VMware Cloud on AWS SDDC 内に存在する vSphere の間での移行です。この 2 つの vSphere インストール環境では、バージョン、構成、またはその両方が異なる場合があるため、実際のハイブリッド移行では、通常、仮想マシンの互換性と、適切なネットワーク帯域幅および遅延を確保するために、追加の前提条件と構成が適用されます。VMware Cloud on AWS では、ハイブリッド移行のためのさまざまなツールと方法がサポートされています。