Horizon Cloud Connector 1.8 または 1.9 をデプロイし、デプロイ ウィザードで [ベーシック機能] プロファイルを選択した場合は、Horizon サブスクリプション ライセンス サービスのみが有効になります。Horizon Cloud Connector が提供する追加のクラウドベース サービスを有効にするには、この記事で説明する手順を実行します。コマンドは、Horizon Cloud Connector アプライアンスで SSH セッションを使用して実行します。

Horizon Cloud Connector 1.8 または 1.9 アプライアンスをデプロイして [ベーシック機能] プロファイルを選択すると、次のコンポーネントがデプロイされたアプライアンスでデフォルトで無効になります。この手順を使用して、これらのコンポーネントの 1 つ以上を手動で有効にすることができます。各コンポーネントでは、特定のクラウドプレーン サービスを使用できます。

Connection Server 監視サービス (CSMS)
このコンポーネントでは、Horizon ポッドで Cloud Monitoring Service (CMS) を使用できます。 Horizon Cloud Connector[ベーシック機能] プロファイルでデプロイされたときに CMS を使用する場合、以下の手順を実行して、このコンポーネントを有効にする必要があります。CMS については、 Cloud Monitoring Service の統合された可視性とインサイトの概要のページを参照してください。
クラウド ブローカ クライアント サービス (CBCS)
このコンポーネントでは、Horizon ポッドで Universal Broker を使用できます。 Universal Broker を使用し、Horizon ポッドのリソースに基づいてマルチクラウド割り当てを構成する場合は、このコンポーネントを有効にする必要があります。Universal Broker については、 Universal Broker のシステム アーキテクチャとコンポーネントのページを参照してください。
イメージ ローカリティ サービス (ILS)
このコンポーネントでは、Horizon ポッドで Horizon Image Management Service を使用できます。 Horizon Image Management Service を使用して Horizon ポッドからシステム イメージを追跡および管理する場合は、このイメージ ローカリティ サービスを有効にする必要があります。 Horizon Image Management Service については、 クラウドからの Horizon イメージの管理のページを参照してください。
重要: 次のガイドラインに従います。
  • アプライアンスのデプロイ時に Horizon Cloud Connector 1.8 または 1.9 をデプロイし、[ベーシック機能] プロファイルを選択した場合にのみ、これらの手順を使用してサービスを有効にします。
  • 他のバージョンの Horizon Cloud Connector には、これらの手動による有効化手順を実行しないでください。これらの手順は、その他のバージョンには適用されません。
  • [フル機能] プロファイルでバージョン 1.8 または 1.9 をデプロイした場合は、これらの手動による有効化手順を実行しないでください。このシナリオでは、Horizon ポッドでの使用がサポートされているクラウド管理サービスは、デフォルトですでに有効で、実行されています。
  • サービスを有効にした後は、手動で無効にしないでください。サービスを無効にすると、予期しない結果が生じる可能性があります。
  • Horizon Cloud Connector で CSMS サービスを無効のままにする場合、sync failed メッセージが表示されないようにするには、ポッドのペアリングを完了する前にテナント アカウントの CMS をオフに切り替える必要があります。同期失敗メッセージが表示されないようにする方法を参照してください。

手順

  1. デプロイされている Horizon Cloud Connector 1.8 または 1.9 アプライアンスに移動し、有効にする追加のサービスに必要なリソース キャパシティを構成します。
    有効にする追加サービス 最小リソース
    Connection Server 監視サービス (CSMS) 合計 7 個の vCPU、8 GB のメモリ (RAM)、40 GB のデータストア
    クラウド ブローカ クライアント サービス (CBCS) 合計 6 個の vCPU、8 GB のメモリ (RAM)、40 GB のデータストア
    イメージ ローカリティ サービス (ILS) 合計 6 個の vCPU、7.5 GB のメモリ (RAM)、40 GB のデータストア
    2 個以上 合計 8 個の vCPU、8 GB のメモリ (RAM)、40 GB のデータストア
  2. 使用する各サービスを有効にして起動します。
    1. Horizon Cloud Connector アプライアンスで SSH (Secure Shell) セッションを開き、root ユーザーとしてログインします。
    2. 有効にする各サービスに対応するコマンドを実行します。
      サービス コマンド
      Connection Server 監視サービス(Cloud Monitoring Service に必要)
      systemctl enable csms
      systemctl restart csms
      クラウド ブローカ クライアント サービス
      systemctl enable cbcs
      systemctl restart cbcs
      イメージ ローカリティ サービス
      systemctl enable ils
      systemctl restart ils

次のタスク

Connection Server 監視サービス (CSMS) を有効にした場合は、テナントの Cloud Monitoring Service 設定でサービスを同期するようにし、CSMS によって送信される監視データを受信するようにする必要もあります。

  1. ブラウザで、テナント ログイン認証情報を使用して、cloud.horizon.vmware.comHorizon Universal Console にログインし、[はじめに] ページに移動して、ページの [全般的なセットアップ] セクションを展開し、[Cloud Monitoring Service] 行で [編集] をクリックします。
  2. [Cloud Monitoring Service] トグルの現在の状態に応じて、次のいずれかの手順を実行します。

    トグルがオフになっている場合は、オンに切り替えます。

    トグルがすでにオンになっている場合は、まずトグルをオフにして、数分待ちます。その後、トグルをオンに戻します。この組み合わせにより、サービスは、新しく有効化された CSMS からのデータの受信を開始します。