Linux 仮想マシンから自動化された完全なクローン デスクトップ プールを作成できます。自動化された完全なクローン デスクトップ プールを作成した後は、Horizon 環境で Linux 仮想マシンをリモート デスクトップとして使用できます。

以下では、Linux ベースの自動完全クローン デスクトップ プールに必須の設定を行う場合のガイドラインを説明します。自動完全クローン デスクトップ プールの作成の詳細については、 Horizon での仮想デスクトップのセットアップを参照してください。

前提条件

  • クローン作成の仮想マシンを準備していることを確認します。デスクトップ デプロイのための Linux 仮想マシンの準備を参照してください。
  • Horizon Agent が Linux ゲスト OS にインストールされていることを確認します。Linux 仮想マシンへの Horizon Agent のインストールを参照してください。
  • Winbind ソリューションを使用して、Linux 仮想マシンを Active Directory に参加させる場合、仮想マシン テンプレートで Winbind ソリューションの構成を完了する必要があります。
  • Winbind ソリューションを使用する場合、仮想マシンでドメインに参加するためのコマンドを実行する必要があります。シェル スクリプトにこのコマンドを追加して、/etc/vmware/viewagent-custom.conf にある Horizon Agent のオプション RunOnceScript にこのスクリプトのパスを指定します。詳細については、Linux デスクトップでの構成ファイルのオプション設定を参照してください。
  • vCenter Server が Horizon Connection Server に追加されていることを確認します。

手順

  1. ゲスト カスタマイズの仕様を作成します。

    VMware vSphere ドキュメントにある『vSphere 仮想マシン管理』の「vSphere Web Client での Linux 向けカスタマイズ仕様の作成」を参照してください。仕様を作成する場合、次の設定を必ず正しく指定してください。

    設定
    ターゲット仮想マシンの OS Linux
    コンピュータ名 仮想マシン名を使用します。
    ドメイン Horizon 環境のドメインを指定します。
    ネットワーク設定 標準ネットワーク設定を使用します。
    プライマリ DNS 有効なアドレスを指定します。
    注: ゲスト OS のカスタマイズのサポート一覧の詳細については、 http://partnerweb.vmware.com/programs/guestOS/guest-os-customization-matrix.pdf を参照してください。
  2. Horizon Console で、自動デスクトップ プールを追加します。
    [インベントリ] > [デスクトップ] > [追加] の順に選択します。
  3. [自動化されたデスクトップ プール] を選択して、[次へ] をクリックします。
  4. [フル仮想マシン] を選択して、vCenter Server インスタンスを選択し、[次へ] をクリックします。
  5. ウィザードの指示に従って、プールを作成します。
    1. [デスクトップ プールの設定] ページで、次のオプションを設定します。
      オプション 説明
      デフォルト表示プロトコル VMware Blast
      ユーザーがプロトコルを選択できるようにする いいえ
      3D レンダラー 2D 版 vSphere Client デスクトップ、および 3D デスクトップ版 NVIDIA GRID vGPU を使用して管理します。
    2. プロンプトが表示されたら、[仮想マシンの名前付け] オプションを設定します。
      オプション 説明
      名前を手動で指定 名前を手動で入力します。
      名前付けパターン たとえば、LinuxVM-{n} のように指定します。

      次のデスクトップ プールのサイズ設定オプションを指定する必要があります。

      • マシンの最大数
      • スペアのパワーオン状態のマシンの数
    3. プロンプトが表示されたら、vCenter Server の設定を順番に選択します。
      vCenter Server 設定の省略はできません。
      1. テンプレート
      2. 仮想マシンのフォルダの場所
      3. ホストまたはクラスタ
      4. リソース プール
      5. データストア
  6. デスクトップ プールを作成した後、デスクトップ プール内のマシンに対する資格をユーザーに付与します。Horizon Console で、[デスクトップ プール] を選択し、[資格] > [資格を追加] の順に選択して、ユーザーまたはグループを追加します。
  7. デスクトップ プールのすべての Linux 仮想マシンが利用可能になるまで待機します。