バックアップをリストアすると、バックアップ時にネットワークの状態がリストアされます。また、NSX Manager または グローバル マネージャ アプライアンスによって管理される構成もリストアされます。NSX Manager の場合、バックアップの作成後にファブリックに行われた変更(ノードの追加や削除など)は調整されます。NSX Manager は、グローバル マネージャ (GM) とフェデレーションされている場合、ローカル マネージャ (LM) と呼ばれます。
注:
バックアップをリストアすると、NSX-T Data Center はネーム サーバや検索ドメインなどの DNS エントリを保持しません。OVF ファイルを使用して VMware Cloud Foundation (VCF) を再展開するには、NSX Manager 仮想マシンの名前に FQDN を使用する必要があります。
バックアップを新しい NSX Manager または グローバル マネージャ アプライアンスにリストアする必要があります。特定のケースの指示に従います。
- バックアップの作成時に NSX Manager アプライアンスのクラスタがある場合は、リストア プロセスで最初のノードがリストアされると、他のノードを追加するように求められます。リストア プロセス中または最初のノードがリストアされた後に、他のノードを追加できます。次の詳細な手順を参照してください。
- グローバル マネージャ アプライアンスのクラスタがある場合は、リストア プロセスで 1 つのノードのみをリストアできます。最初のノードのリストアが完了したら、クラスタを作成する必要があります。失われたアクティブなグローバル マネージャ、失われたスタンバイのグローバル マネージャ、または失われたローカル マネージャをリストアする手順については、NSX フェデレーション でのバックアップとリストアを参照してください。
重要: アプライアンス クラスタ内のノードがまだ利用できる場合は、リストアを開始する前にパワーオフする必要があります。
前提条件
- バックアップ ファイル サーバのログイン認証情報を入手していることを確認します。
- バックアップ ファイル サーバの SSH フィンガープリントを入手します。フィンガープリントとして受け入れられるのは、SHA256 のハッシュ化された ECDSA(256 ビット)のホスト キーのみです。
- バックアップ ファイルのパスフレーズを保持していることを確認します。
- 利用可能なバックアップのリスト の手順に従って、リストアするバックアップを特定します。バックアップを取得した NSX-T Data Center アプライアンスの IP アドレスまたは FQDN をメモします。
- リストアを実行するネットワーク設定に、バックアップを実行したシステムと同じネットワーク接続の設定があることを確認します。たとえば、同じ VIP、DNS、NTP 通信などです。ネットワーク接続が同じでない場合は、リストアされたシステムに 2 番目または 3 番目のノードを追加する前に不整合を修正します。
- バックアップの作成時に NSX Manager に NSX Intelligence アプライアンスがインストールされている場合は、バックアップをリストアする前に、新しい NSX Intelligence に同じバージョンの NSX Manager アプライアンスの OVA ファイルをアップロードする必要があります。インストールの詳細については、『VMware NSX Intelligence のインストールとアップグレード』を参照してください。
- アクティブとスタンバイの両方のグローバル マネージャが停止している場合は、フェデレーション リストアを実行します。それ以外の場合は、NSX フェデレーション でのバックアップとリストアを参照してください。