VMware ThinApp® パッケージを Workspace ONE Access と統合することで、ThinApp パッケージを一元的に配布および管理できます。ThinApp パッケージは、Windows システム上で使用される仮想 Windows アプリケーションです。ユーザーは、Windows システムに Workspace ONE Access デスクトップ アプリケーションをインストールし、割り当てられている ThinApp パッケージを起動して使用できます。

Workspace ONE Access Windows Connector バージョン 22.09 以降では、ThinApp との統合がサポートされています。サポートされている Windows サーバにコネクタの仮想アプリケーション サービス コンポーネントをインストールする必要があります。仮想アプリケーション サービスをインストールしたら、Workspace ONE Access コンソールで仮想アプリケーションのコレクションを作成して、ThinApp 統合を設定できます。

仮想アプリケーションのコレクションを同期した後、[リソース] > [仮想アプリケーション] ページに ThinApp パッケージを表示し、ユーザーおよびグループにパッケージを割り当てることができます。

Workspace ONE Access と ThinApp の要件については、ThinApp と Workspace ONE Access の統合の要件を参照してください。

ThinApp パッケージについて

ThinApp のキャプチャおよびビルド プロセスで、Windows アプリケーションから仮想アプリケーションを作成します。その仮想 Windows アプリケーションは、Windows システムに元の Windows アプリケーションをインストールしなくても、そのシステムで実行できます。ThinApp パッケージは、Windows アプリケーションで ThinApp のキャプチャおよびビルド プロセスを実行することによって生成された仮想アプリケーション ファイルのセットです。このパッケージには、Windows アプリケーションにアクセスするためのプライマリ データ コンテナ ファイルおよびエントリ ポイント ファイルが含まれています。

一部のThinApp パッケージには Workspace ONE Access との互換性がありません。Windows アプリケーションをキャプチャする際に、ThinApp キャプチャ アンド ビルド プロセスのデフォルトの設定によって、Workspace ONE Access で配布および管理できないパッケージが作成されます。Workspace ONE Access がキャプチャおよびビルド プロセス中に適切なパラメータを設定することで配布および管理できる ThinApp パッケージを作成します。ThinApp の機能、および Workspace ONE Access と互換性のあるパッケージを作成するために使用する適切なパラメータの詳細については、VMware ThinApp に関するドキュメントを参照してください。