ストレージのトラブルシューティングのトピックには、SAN、vSAN、または Virtual Volumes などの異なるストレージ環境で vSphere を使用する場合に発生する可能性がある潜在的な問題の解決策が示されています。 SAN ストレージの可視性の問題の解決 vSphere Web Client を使用して Fibre Channel SAN または iSCSI ストレージ デバイスを表示すると、ホストで使用可能なデバイスの一部が表示されない場合があります。ストレージの可視性の問題を解決するために実行できるトラブルシューティング タスクは多数あります。 SAN のパフォーマンス問題の解決いくつかの要因が、ESXi SAN 環境でのストレージ パフォーマンスに悪影響を及ぼす場合があります。 これらの要因には、過剰な SCSI 予約、パスのスラッシング、不十分な LUN キューの深さがあります。 RDM を使用した仮想マシンで SCSI 照会キャッシュを無視する必要がある ストレージ ベンダーが、RDM を使用した仮想マシンで、ESXi でキャッシュされた SCSI 照会データを無視するよう要求する場合があります。 ソフトウェア iSCSI アダプタが必要ないときに有効になる ホストがネットワーク アダプタを iBFT を使用する場合、デフォルトではソフトウェア iSCSI アダプタが常に有効になります。 NFS データストアのマウントの失敗 NFS データストアを国際言語の名前でマウントしようとすると、失敗します。 ストレージ アダプタのトラブルシューティングストレージ アダプタにパフォーマンスの問題がある場合は、esxcli storage san コマンドを使用して問題を特定します。 VOMA によるメタデータの整合性の確認vSphere On-disk Metadata Analyzer (VOMA) を使用して、ファイル システムまたは基盤となる論理ボリュームに影響するメタデータの破損インシデントを特定します。 TUR コマンドが成功しない場合にストレージ パスがフェイルオーバーしない TUR コマンドで再試行要求が繰り返される場合に、ストレージ パスがフェイルオーバーしません。 フラッシュ デバイスのトラブルシューティングvSphere では、vSAN、ホスト スワップ キャッシュ、および Flash Read Cache などのストレージ機能でフラッシュ デバイスを使用します。 仮想ボリュームのトラブルシューティング仮想ボリュームは、仮想マシンのファイル、仮想ディスク、およびその派生物をカプセル化したものです。仮想ボリュームは、イーサネットまたは SAN を介して接続されているストレージ システムの内部にネイティブに格納されます。準拠ストレージ システムによってオブジェクトとしてエクスポートされ、ストレージ側のハードウェアによって全体的に管理されます。 VAIO フィルタのトラブルシューティングvSphere APIs for I/O Filtering (VAIO) は、サード パーティが I/O フィルタと呼ばれるソフトウェア コンポーネントを作成できるようにするフレームワークを提供します。フィルタは ESXi ホストにインストールして、仮想マシンのゲスト OS と仮想ディスク間を移動する I/O 要求を処理することで、仮想マシンに追加のデータ サービスを提供することができます。