vCenter Server 6.5 Update 2d | 2018 年 11 月 29 日 | ISO ビルド 10964411
vCenter Server Appliance 6.5 Update 2d | 2018 年 11 月 29 日 | ISO ビルド 10964411

各リリース ノートで、追加および更新された機能をご確認ください。

リリース ノートの概要

本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

  • vCenter Server 6.5 Update 2d で提供される CLI ツールでは、外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance のインスタンスを、組み込みリンク モードで接続される Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server Appliance に変換できます。
  • vCenter Server 6.5 Update 2d では、VMware Platform Services Controller アプライアンスを Active Directory 2016 ドメインに追加できます。
  • vCenter Server 6.5 Update 2d では、新しい vRealize Operations Manager プラグインを使用して、データセンター、データストア、仮想マシン、および ESXi ホストに関する特定のメトリックおよび概要を vCenter Server や vSAN に提供することができます。このプラグインは vSphere Client でのみサポートされます。
  • vCenter Server 6.5 Update 2d では、新しい vRealize Operations Manager プラグインによって、HTTP プロトコルでサポートされるパッチの適用方法がデフォルトで追加されるため、オンライン インストールが容易になります。
  • vCenter Server 6.5 Update 2d では、vCenter Server 構成ファイル vpxd.cfg 内のプロパティ config.vpxd.macAllocScheme.method を設定し、MAC アドレス プールから連続した MAC アドレスを選択できます。デフォルト オプションはランダム選択のまま変わりません。MAC アドレスの割り当てポリシーを変更しても、既存の仮想マシンの MAC アドレスに影響はありません。

vCenter Server 6.5 の以前のリリース

vCenter Server の機能と既知の問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。vCenter Server 6.5 の以前のリリースのリリース ノートは以下のとおりです。

互換性、インストール、アップグレード、製品サポートに関する注意事項、および機能については、『VMware vCenter Server 6.5 Update 2 リリース ノート』を参照してください。

本リリースに含まれるパッチ

vCenter Server 6.5 Update 2d では、次のパッチが提供されます。パッチのダウンロードについては、VMware パッチ ダウンロード センターを参照してください。

VMware vCenter Server 6.5 Update 2d のセキュリティ パッチ

サードパーティ製品の修正(例:JRE、tcServer)。このパッチの適用対象は vCenter Server for Windows、Platform Services Controller for Windows、および vSphere Update Manager です。

注:このパッチが更新するのは JRE バージョン 1.8.0_192 のみです。

Windows 用の vCenter Server および Platform Services Controller が対象

ダウンロード ファイル名 VMware-VIMPatch-T-6.5.0-10964411.iso
ビルド 10964411
ダウンロード サイズ 41.0 MB
md5sum 0477c9432e2068c013b75eca68450d88
sha1checksum 1452ec814067b5599b6afeb61674200a97fa3384

次の vCenter Server コンポーネントは JRE に依存しており、パッチを適用する必要があります。

  • Platform Services Controller
  • vSphere Update Manager
  • vCenter Server

ダウンロードとインストール

このパッチをダウンロードするには、VMware パッチ ダウンロード センターに移動し、[製品別に検索] ドロップダウン メニューから [VC] を選択します。 

  1. VMware-VIMPatch-T-6.5.0-10964411.iso を、vCenter Server コンポーネントがインストールされているシステムにマウントします。  
  2. ISO_mount_directory/autorun.exe をダブルクリックします。
  3. [vCenter Server の Java コンポーネントの更新] ウィザードで、[すべてをパッチ] をクリックします。

VMware vCenter Server Appliance 6.5 Update 2d の完全パッチ

VMware ソフトウェアの修正、セキュリティ修正、およびサードパーティ製品の修正を含む vCenter Server Appliance 6.5 の製品パッチ(例:JRE および tcServer)。

このパッチは、vCenter Server Appliance および Platform Services Controller アプライアンスに適用されます。

vCenter Server Appliance および Platform Services Controller アプライアンス用

ダウンロード ファイル名 VMware-vCenter-Server-Appliance-6.5.0.23000-10964411-patch-FP.iso
ビルド 10964411
ダウンロード サイズ 1667.7 MB
md5sum 0d38c67b7a9af0d1e7f038e4e95c8e8b
sha1checksum ee46c1b6a8c10e2ec11eb71f02388f6f456037e8

ダウンロードとインストール

このパッチをダウンロードするには、VMware パッチ ダウンロード センターに移動し、[製品別に検索] ドロップダウン メニューから [VC] を選択します。

  1. VMware-vCenter-Server-Appliance-6.5.0.23000-10964411-patch-FP.iso ファイルを vCenter Server Appliance の CD または DVD ドライブに接続します。
  2. アプライアンス シェルに root としてログインし、以下に指定されたコマンドを実行します。
    • ISO をステージングするには:

      software-packages stage --iso

    • ステージングしたコンテンツを表示するには:

      software-packages list --staged

    • ステージングした rpms をインストールするには:

      software-packages install --staged

vCenter Server Appliance へのパッチ適用については、アプライアンス シェルを使用した vCenter Server Appliance へのパッチ適用を参照してください。

パッチのステージングについては、Stage Patches to vCenter Server Applianceを参照してください。

パッチのインストールについては、vCenter Server Appliance パッチのインストールを参照してください。

Photon OS のアップデートについては、「VMware vCenter Server Appliance Photon OS Security Patches」を参照してください。 

このパッチで解決された問題については、解決した問題を参照してください。

アプライアンス管理インターフェイスを使用したパッチ適用については、アプライアンス管理インターフェイスを使用した vCenter Server Appliance へのパッチ適用を参照してください。

本リリースのアップグレードに関する注意点

重要:vCenter Server 6.5 Update 2d から vCenter Server 6.7 Update 1 へのアップグレードおよび移行パスはサポートされていません。

解決した問題

解決された問題には、次のトピックが含まれます。

セキュリティの問題
  • 仮想アプライアンスの管理インターフェイスへのログイン中に、TLS 構成ユーティリティを使用して TLS の設定を変更できない

    この修正により、仮想アプライアンスの管理インターフェイスへのログイン中に、TLS 構成ユーティリティを使用して、TLSv1.2 から TLSv1 など、TLS プロトコルを切り替えることができます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • Spring Framework のアップデート

    Spring Framework は 4.3.18 にアップデートされました。

  • Ehcache のアップデート

    Ehcache はバージョン 3.4.0 にアップデートされました。

  • OpenSSH のアップデート

    OpenSSH はバージョン 7.4p1-7 にアップデートされました。

  • vPostgres のアップデート

    vPostgres は 9.4.19 にアップデートされました。

  • NTP パッケージのアップデート

    NTP パッケージはバージョン 4.2.8p12 にアップデートされました。

  • Eclipse Jetty のアップグレード

    Eclipse Jetty はバージョン 9.2.26.v20180806 にアップグレードされました。

  • OpenSSL のアップデート

    OpenSSL パッケージはバージョン openssl-1.0.2p にアップデートされました。

  • JRE のアップデート

    Oracle (Sun) JRE はバージョン 1.8u192 にアップデートされました。

  • バージョンなど Apache サーバの詳細が vCenter Server の URL に表示されることがある

    バージョンを含む Apache サーバの詳細が、vCenter Server の URL に、https:// :9443/vsphere-client/inventory-viewer/locales/help のように表示されることがあります。Apache サーバの詳細が、製品内にあるすべてのコンテキストで表示される場合があります。  

    本リリースで、この問題は修正されました。

CIM および API の問題
  • vCenter Server デーモン vpxd サービスが競合状態により機能しなくなることがある

    SessionManager.impersonateUser() への呼び出しが完了する前に、SessionManager.impersonateUser()SessionManager.Logout() がスクリプトによって順番に呼び出された場合、vCenter Server デーモン vpxd サービスが競合状態によって機能しなくなることがあります。次のようなスタック トレースが表示される場合があります。

    #8 0x000000e395247d45 in Vpxd::Session::CompleteSessionInit (authMgr=..., cnx=cnx@entry=0x7ff3dc794330, userName=...,
    authTypePassed=authTypePassed@entry=Vpxd::Session::UserAuthType::TokenAuth, token=..., locale=..., remoteIpAddress=..., hasFullAccess=false, alterSession=alterSession@entry=true, desiredOwnerKey=..., result=...) at bora/vpx/vpxd/auth/user.cpp:1496
    #9 0x000000e395248115 in ImpersonateToUser (result=..., locale=..., normalizedUserName=...) at bora/vpx/vpxd/auth/user.cpp:1238
    #10 Vpxd::Session::ImpersonateUser (userName=..., locale=..., result=...) at bora/vpx/vpxd/auth/user.cpp:1602
    #11 0x000000e39525a7ac in SessionManagerMo::ImpersonateUser (this=0x7ff43c195170, userName=..., locale=..., result=...) at bora/vpx/vpxd/auth/sessionManagerMo.cpp:1368

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • hrSWRunPath クエリで、Java プロセスの名前が SNMP によって正しくリストに表示されない

    何らかのソフトウェアのロード元になっている長期ストレージの場所を特定するために hrSWRunPath クエリを実行すると、次のように誤った出力が得られることがあります。HOST-RESOURCES-MIB::hrSWRunPath.8260 = STRING: "/opt/vmware/bin/jsvc"

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vCenter Server for Windows から vCenter Server Appliance への移行後に、vCenter Single Sign-On ユーザー認証情報を使用した applmgmt API の呼び出しができないことがある

    vCenter Server for Windows から vCenter Server Appliance への移行後に、SAML トークンのハッシュ アルゴリズムがバックグラウンドで変更されたことにより、vCenter Single Sign-On ユーザー認証情報を使用した applmgmt API の呼び出しができない場合があります。たとえば、VMware PowerCLI を使用したバックアップができない場合があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • BMC GUI に ESXi ホストのバージョンが表示されないことがある

    BMC GUI および ESXi コンソールの localcli プラグインに、ESXi ホストのバージョンが表示されないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • SNMP 監視システムが ESXi ホスト上のメモリ統計情報を誤って報告することがある

    SNMP 監視システムが報告する ESXi ホスト上のメモリ統計情報が、freetop、または vmstat コマンドで報告される値と異なる場合があります。この問題は、CPU の数が 9 個を超えている場合にのみ発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。今回の修正により、SNMP エージェントが使用する式が、他のコマンドライン ツールと一致するようになります。

  • 生成された停止プロセスの実行が完了する前に、vmware-vmon サービスがタイムアウトになることがある

    子プロセスに対して停止コマンドが生成される前に vmware-vmon サービスがタイムアウトになって、停止コマンドのプロセスがバックグラウンドで実行されたままになることがあります。たとえば、PostgreSQL の pg_ctl stop -m fast コマンドが該当します。この結果、アプリケーションが強制的に終了するか、別の問題が生じることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、vmware-vmon サービスのタイムアウトが延長されます。

High Availability および Fault Tolerance の問題
  • vCenter Server High Availability および VMware vSphere Distributed Resource Scheduler (vSphere DRS) を使用しているクラスタのフェイルオーバー後、仮想マシンのパワーオンに時間がかかることがある

    vCenter Server High Availability、vSphere DRS、および View Connection Server が設定されおり、マシンを常にパワーオンする電源ポリシーを使用しているクラスタで、フェイルオーバー後に仮想マシンのパワーオンが 5 分遅延する場合があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

vMotion の問題
  • vCenter Server システムの再起動後に、暗号化された仮想マシンに対する vSphere vMotion の処理が停止することがある

    vCenter Server システムの再起動後に、互換性チェック エラーにより、暗号化された仮想マシンに対する vSphere vMotion の処理が停止する場合があります。次のようなログが表示されることがあります。

    RuntimeFault.summary Session does not have Cryptographer.RegisterHost privilege.

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • クラスタの負荷が分散されているように見える場合でも、vSphere DRS で仮想マシンの移行が実行されることがある

    vSphere 6.5 の負荷が分散されているクラスタ内で、 2 台のホスト間の負荷が設定された移行しきい値よりも偏っていることを vSphere DRS が検出した場合に、移行が実行されることがあります。ただし、移行によって 2 台のホスト間の負荷が効果的に分散されることはありません。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 文字列に空白があることが原因で、vCenter Server デーモン vpxd サービスが、信号タイプ SIGABRT で機能しなくなることがある

    ファイルベースのバックアップ中に、vpx.vmprov プロセスが空白の文字列を参照した場合、信号タイプ SIGABRT がトリガされます。これにより、vpxd サービスが機能しなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphereProvisioning Netstack 内の VMkernel NIC を NFC トラフィックに使用した場合に、ESXi ホストが応答不能になることがある

    vSphereProvisioning Netstack 内で VMkernel NIC を作成して追加し、これを NFC トラフィックに使用した場合、NFC 接続を処理しているデーモンが古い接続をクリーン アップできないことがあります。これにより、使用可能なプロセスが使い果たされる場合があります。その結果、ホストは応答不能になり、受信接続の処理に必要な SSH プロセスを含む新しいプロセスを作成できなくなります。後続の処理はすべて停止します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Storage vMotion または Cross vCenter Server vMotion を使用した仮想マシンの移行時に vCenter Server が応答停止することがある

    同じ独立ディスクを含むスナップショットが 2 つ以上ある仮想マシンを Storage vMotion や Cross vCenter Server vMotion で移行すると、vCenter Server が応答不能になることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想ハードウェアの既存のバージョンへのアップグレードを試行後に、vSphere vMotion を使用した仮想マシンの移行ができなくなることがある

    VMware Update Manager または API を使用して、仮想ハードウェアの既存バージョンへのアップグレードをスケジューリングした場合、vSphere vMotion を使用した仮想マシンの移行ができなくなることがあります。保留中のハードウェアのバージョン アップグレードが存在しない場合であっても、「スケジューリングでアップグレード先として指定された仮想マシンのハードウェア バージョンには、ターゲット ホストとの互換性がありません」というエラーが表示されることがあります。

    今回のアップデートで、この問題は修正されました。

  • 事前に構築済みのモジュール サービスが応答不能になり、PreCloneCheckCallback など、vCenter Server の一部の処理がタイムアウトになる

    ESXi ホストを 2,000 台以上含む大規模な環境で、仮想マシンのクローン作成や移行、多数のホストまたは仮想マシンのストレージ ポリシーの設定などの操作を行うと、事前に構築済みのモジュール サービスが応答不能になることがあります。その結果、PreCloneCheckCallback や PreMigrateCheckCallback など、vCenter Server の一部の処理がタイムアウトになる場合があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

その他の問題
  • デッドロックにより vCenter Server のタスクが応答不能になることがある

    クラスタ レベルの共有ロック後にホスト レベルの共有ロックが行われると、デッドロックにより vCenter Server のタスクが応答不能になることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • ESXi ホストを古いバージョンに戻した場合でも、EVC クラスタに IBPB などの新しい CPU ID が表示されることがある

    ESXi ホストを古いバージョンの ESXi に戻した場合、IBRS、STIBP、IBPB などの機能がないにもかかわらず、EVC クラスタがこれらの新しい CPU ID を表示することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。ただし、EVC クラスタの要件を満たさないホストは自動的に再接続されないため、クラスタから削除する必要があります。

  • vpxd サービスが PropertyCollector オブジェクト内のスレッド競合により断続的に機能しなくなることがある

    vpxd サービスが PropertyCollector オブジェクト内のスレッド競合により断続的に機能しなくなることがあります。ブロック呼び出しを重複させると、破棄済みのフィルタがアップデート処理で使用される場合があり、これが vpxd が機能しなくなる原因となります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • サーバの再起動後に vpxd サービスを開始できないことがある

    サーバの再起動後、vpxd は、データベースからインベントリをロードする際に、インベントリのサイズと使用可能な CPU コア数に基づいて、ワークロードの計算を行います。これらの入力の組み合わせの一部は不正な計算となり、エラーの発生によりサービスを開始できなくなることがあります。
    次のエラーが表示されることがあります。

    Init failed: The data being fetched is NULL at column position 0(開始失敗:取得されているデータは列位置 0 で NULL です)

    本リリースで、この問題は修正されました。以前の回避策では、vCenter Server Appliance で 1 つ以上の CPU コアを無効にして計算を修正していました。このパッチをインストール後に、この回避策を取り消すことができます。

  • FileManager のタスクの開始直後にログアウトすると vpxd サービスが機能しなくなることがある

    deletemovecopy などの FileManager のタスクを開始した直後にログアウトすると、そのタスクが実行のためにタスク キューから選択されていない可能性があり、vpxd が機能しなくなることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vCenter Server Appliance 6.5.x にアップグレード後に sendmail サービスを開始できない

    vCenter Server Appliance 6.5.x にアップグレードすると、sendmail.cf ファイルが上書きされます。その結果、vCenter Server Appliance からの送信メールがブロックされることがあります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想マシンによるパワーオンまたは vSphere vMotion の処理が無限ループ エラーと共に失敗することがある

    .vmx 構成ファイルが破損している場合、仮想マシンによるパワーオンまたは vSphere vMotion の処理が無限ループ エラーと共に失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • VMware Identity Management Service 内のメモリ リークにより vCenter Single Sign-On 認証ができないことがある

    VMware Identity Management Service 内のメモリ リークにより、LDAP ドメインからのユーザーの vCenter Single Sign-On 認証ができないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 認証の問題により、vCenter Server の健全性ステータス レポートに断続的にアクセスできなくなる

    [email protected] 認証情報を使用している場合であっても、認証の問題により、vCenter Server の健全性ステータス レポートに断続的にアクセスできなくなることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • RSA SecurID で vCenter Server システムにログインできない

    vCenter Single Sign-On 設定ツールを使用し、set_rsa_config コマンドを使用して外部 ID プロバイダで LDAP 属性を設定した場合に、vCenter Server システムにログインできないことがあります。ログインができない原因として、外部 ID プロバイダの照合で大文字と小文字が区別されることが考えられます。LDAP 属性ではなく UPN を使用してユーザー アカウントを検証した結果、RSA エージェントで以下のエラーがログに記録されます。PrincipalResolutionException: Unable to Resolve Principal: No aliases found, unable to resolve principal by alias(プリンシパルを解決できません:エイリアスが見つからず、エイリアスによってプリンシパルを解決できません)

    本リリースで、この問題は修正されました。

仮想マシンの管理の問題
  • SMB マウントに失敗しても、SMB 共有によりバッキングされたライブラリが Content Library Service で作成され、作成されたライブラリが vCenter Server システムのストレージ容量を使用することがある

    vCenter Server Appliance で SMB 共有によってバッキングされたコンテンツ ライブラリを作成すると、SMB マウントが失敗しても、ライブラリ内のアップロードされたコンテンツは vCenter Server システムのストレージ容量を引き続き使用します。この問題は NFS マウントには影響しません。

    本リリースで、この問題は修正されました。すでにこの問題が発生している場合は、VMware ナレッジベースの記事 KB58932 および KB57867 を参照してください。

  • vCenter Server システム内の削除されていないタスクによって Content Library Service のタスクが失敗することがある

    Content Library Service は、開始時に残っているタスクをすべてデータベースから消去します。vCenter Server システムに残っているタスクが適切に認識されず、解決しないまま蓄積すると、新しいタスクが失敗する可能性があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想マシンの編集が TypeError: Error #1009 と共に失敗することがある

    vSphere Web Client にログインし、仮想ディスクがストレージ プロファイルに接続されている仮想マシンを編集すると、TypeError: Error #1009 が表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • HTTP 要求の失敗により、仮想マシンのバックアップが VDDK エラー 13 と共に失敗することがある

    データストア HTTP ハンドラの失敗により、仮想マシンをバックアップできないことがあります。次の VDDK エラー メッセージが表示されることがあります。
    エラー 13 (このファイルへのアクセス権がありません)
    このエラーは、データストア名に英数字以外の文字が含まれていて、NoNfcSession=1 のように NoNfcSession パラメータが有効な状態で HotAdd 転送モードが設定されていることを示します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

インストール、アップグレード、および移行の問題
  • システム時間が NTP サーバと同期されていない場合に、vCenter Server for Windows から vCenter Server Appliance への移行が 75% で停止することがある

    vCenter Server for Windows から vCenter Server Appliance への移行のステージ 2 で、システム時間が NTP サーバと同期されていない場合に、セッションがタイムアウトになり、移行が警告なしで停止することがあります。インストーラのインターフェイスに表示される進行状況が 75% のままになることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • VMware Tools バージョン 10.2 以降と ESXi バージョン 6.0 以前の間の互換性の問題により、vCenter Server をアップグレードできないことがある

    VMware Tools バージョン 10.2 以降は、ESXi バージョン 6.0 以前と互換性がない場合があります。その結果、vCenter Server システムのアップグレードに失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。すでにこの問題が発生している場合は、ESXi ホストを新しいバージョンにアップデートするか、VMware Tools のバージョンを 10.1.5 にロール バックします。vCenter Server システムのアップグレードが完了したら、VMware Tools と ESXi ホストの両方をアップグレードします。

  • vCenter Server Appliance 6.5 への移行またはアップグレード時に [デプロイ サイズ] オプションを使用できない

    vCenter Server Appliance 6.5 への移行またはアップグレード時に、vCenter Server Appliance で必要とされるサイズが、デプロイ サイズのしきい値を上回る場合、情報テーブルで [デプロイ サイズ] オプションを使用できません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

ネットワークの問題
  • vSphere ESX Agent Manager (EAM) が応答を停止して、影響を受けるエージェントの同じエージェンシーに対して EAM API 呼び出しができなくなることがある

    null ポインタが原因で完全に初期化されていないアラームを EAM が提示する場合に、EAM サーバをシリアル化できないことがあります。その結果、EAM が応答を停止して、影響を受けるエージェントの同じエージェンシーに対して EAM API 呼び出しができなくなることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • カスタム設定を含む VLAN により、VMware NSX for vSphere で健全性チェックのアラームがトリガされることがある

    健全性チェックが有効な NSX for vSphere 環境で、デフォルトとは異なる設定の VLAN が論理スイッチに含まれている場合、不要なアラームがトリガされることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。今回の修正により、不要なアラームは無視されます。 

サーバ構成の問題
  • SSL 保護が有効な場合、LDAP ID ソースによる Active Directory の追加や作成ができない

    任意のドメイン コントローラに接続するオプションを使用して SSL 保護を設定した場合に、vSphere Web Client に次のようなエラーが表示されることがあります。 
    vCenter Single Sign-On サービスのエラーが発生しました。このエラーは、LDAP ID ソースによって Active Directory を追加または作成するときに発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。すでにこの問題が発生している場合は、[特定のドメイン コントローラ] オプションを使用して、実際のドメイン コントローラをポイントする URL をプライマリ サーバの URL として指定します。このドメイン コントローラの SSL サーバ証明書を、そのサブジェクト名がドメイン コントローラの URL と同じであることを確認した上で提供します。 

vSphere Web Client、vSphere Client、および vSphere Host Client の問題
  • Mozilla Firefox で vSphere Web Client の Web ベース WebMKS コンソールで文字を入力すると、一部の文字が連続して入力される

    Mozilla Firefox で vSphere Web Client の Web ベース WebMKS コンソールで文字を入力すると、一部の文字が連続して入力されます。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Client の [ホストのカスタマイズの編集] ワークフローで、カスタマイズされた値が保持されないことがある

    IP アドレスやネットマスクなどの値を変更することによって ESXi ホストの設定をカスタマイズしたときに、vSphere Client の [ホストのカスタマイズの編集] ワークフローで、カスタマイズされた値が保持されないことがあります。このワークフローは、vSphere Web Client では想定どおりに機能します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Web Client で、サービス健全性ステータスが不明と表示される

    vSphere Web Client を使用して健全性サービスを開始したときに、[システム設定] セクションにサービス健全性ステータスが不明と表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

ゲスト OS の問題
  • SLES 11 および SLES 12 OS を使用する仮想マシンの固定ネットワーク構成をカスタマイズするとネットワーク障害が発生することがある

    SLES 11 および SLES 12 OS を使用する仮想マシンの固定ネットワーク構成をカスタマイズすると、ネットワーク障害が発生することがあります。/etc/sysconfig/network/routes で設定されているデフォルトのスタティック ルートがカスタマイズ後に削除されていない可能性があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • BASH との互換性がないために、DASH のゲスト OS カスタマイズ スクリプトが VMware vCloud Director で機能しないことがある

    BASH と DASH の間で一部のシェル コマンドに互換性がないために、DASH のゲスト OS カスタマイズ スクリプトが vCloud Director で機能しないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

ライセンスの問題
  • 証明書がカスタム証明書である ESXi ホストが自動的に VMware Certificate Authority 証明書を取得することがある

    カスタム証明書を使用する ESXi ホストは、vpxd.certmgmt.mode 詳細オプションのパラメータ vpxd.certmgmt.certs.hardThreshold および vpxd.certmgmt.certs.softThreshold がしきい値に達すると、自動的に VMware CA 証明書を取得することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

ストレージの問題
  • ResourceLeaseDurationSec パラメータが指定された大量の仮想マシン プロビジョニング要求を VMware vSphere Storage DRS 経由で渡すと障害が発生することがある

    配置仕様で ResourceLeaseDurationSec パラメータが指定されている vSphere Storage DRS を経由して、仮想マシン プロビジョニングに関する複数の要求が渡されるときに、vSphere Storage DRS は推奨される初期配置を提示し、すべてに容量を割り当てます。これにより、データストア容量の使用がブロックされます。この結果、プロビジョニングができないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Storage DRS で、クラスタ内の最初の仮想マシン配置の推奨が 1 つだけになることがある

    Raw Device Mapping (RDM) 仮想ディスクがクラスタ内に含まれる仮想マシンに関して、vSphere Storage DRS では、ディスク容量が使用されない場合であっても、ポインタ ファイル サイズではなく既存の仮想マシンの RDM ディスクの実際のマッピング ファイル サイズが考慮されることがあります。その結果、vSphere Storage DRS では、クラスタ内に新しい仮想マシンを作成するときに、適切なデータストアとして提示される推奨が 1 つだけになることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • データストアへの ISO ファイルのアップロードが警告なしで停止することがある

    Active Directory アカウントを使用して vSphere Web Client にログインし、ISO ファイルをデータストアにアップロードすると、処理がエラーなしで停止することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • vSphere API for Storage Awareness 呼び出しによって多数の Config Update イベントがトリガされると、メモリ不足エラーや不規則な API 呼び出しが発生することがある

    この修正以前は、Config Update イベントのたびに、vSphere API for Storage Awareness プロバイダとの完全同期がトリガされていました。その結果、同期スレッドが累積していました。Config Update タイプのイベントの数が多いと、メモリ不足のエラーが発生する場合や、定期的な getEvents API 呼び出しが不規則にトリガされる場合がありました。

    本リリースで、この問題は修正されました。

vSAN の問題
  • vSAN 対応クラスタのクラスタ コンプライアンスの状態が [非準拠] と表示されることがある

    コンプライアンス チェックで vSAN データストアが共有データストアとして認識されない場合があるため、vSAN 対応クラスタのクラスタ コンプライアンスの状態が [非準拠] と表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

バックアップとリストアの問題
  • プロキシが設定中または応答不能で vmonapi サービスを開始できない場合、VMware vCenter Server Appliance のバックアップが開始されないことがある

    プロキシの設定中や、プロキシが応答不能な場合は、vCenter Server のサービスの開始と停止を API に指示する vmonapi サービスは実行されていません。これにより、vCenter Server Appliance のバックアップがブロックされます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

既知の問題

既知の問題には、次のトピックが含まれます。

仮想マシンの管理の問題
  • 英数字以外の文字を含む名前が付いているデータストアからのファイルのアップロードとダウンロード、および仮想マシンのバックアップに失敗することがある

    vSphere Web Client または ESXi Embedded Host Client を使用している場合に、「#」や「+」など、英数字以外の文字を含む名前が付いているデータストアからファイルのアップロードやダウンロードを行うと、失敗することがあります。また、仮想マシンのバックアップも、VDDK エラー 13 が発生して失敗することがあります。

    回避策:vCenter Server システムでファイルをアップロードおよびダウンロードするための代替方法として、vSphere Client を使用できます。vSphere Web Client や ESXi Embedded Host Client を使用する場合や、仮想マシンのバックアップで問題が発生する場合は、英数字以外の文字を含むデータストアの名前を変更する必要があります。

インストールとアップグレードの問題
  • 外部の Platform Services Controller で vCenter Server Appliance を変換後に、IPv6 ループバック アドレスが IPv4 ループバック アドレスに置き換えられる場合がある

    外部の Platform Services Controller を使用して、vCenter Server Appliance のインスタンスを、組み込みの Platform Services Controller が組み込みリンク モードで接続されている vCenter Server Appliance に変換すると、純粋な Ipv6 設定のループバック アドレス [::1]/etc/resolv.conf ファイルから削除され、IPv4 ループバック アドレス([127.0.0.1] など)が追加される場合があります。

    回避策:変換後に、/etc/resolv.conf ファイルおよび /etc/systemd/resolved.conf ファイルで、IPv6 ループバック アドレスを [::1] に手動でアップデートします。

  • MAC アドレス プールからの MAC アドレスの連続選択を許可していても、仮想マシン NIC が不連続な MAC アドレスのリストを取得する

    MAC アドレスを連続して選択したベース仮想マシンを作成する場合、vCenter Server の再起動後に、ネットワーク アダプタの順序が不連続になることがあります。ベース仮想マシンからクローンを作成する場合は、クローンの MAC アドレスも不連続になることがあります。

    回避策:ベース仮想マシンの [編集] メニューを開き、[OK] をクリックして、ネットワーク アダプタが想定どおりにソートされていることを確認してから、他の仮想マシンのクローンを作成する必要があります。 

  • アップデート後に、外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance のインスタンスを、組み込みの Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance に収束すると失敗する

    システムを vCenter Server 6.5.0 以降から 6.5 Update 2d に更新し、その後で外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance のインスタンスを、組み込みの Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance に収束すると、次のエラーが発生してコンバージェンスに失敗することがあります。
    MonitorPSCDeployTask の実行に失敗しました。

    回避策:統合する前に、以下を実行する必要があります。
    1) Secure Shell を使用して、vCenter Server ノードの /etc/vmware/install-defaults フォルダに移動します。
    2) vmdir.ldu-guid ファイルを開いて、内容をコピーします。
    3) /usr/lib/vmware-vmafd/bin/vmafd-cli set-ldu --server-name localhost --ldu <手順 2 でコピーした内容> コマンドを実行します。
    4) /usr/lib/vmware-vmafd/bin/vmafd-cli get-ldu --server-name localhost コマンドを実行して、結果を確認します。

以前のバージョンからの既知の問題

以前からの既知の問題のリストを表示するには、ここをクリックします。

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