vCenter Server 6.7 Update 1 | 2018 年 10 月 16 日 | ISO ビルド 10244745 vCenter Server Appliance 6.7 Update 1 | 2018 年 10 月 16 日 | ISO ビルド 10244745 各リリース ノートで、追加および更新された機能をご確認ください。 |
リリース ノートの概要
本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。
- 新機能
- vCenter Server 6.7 の以前のリリース
- 本リリースに含まれるパッチ
- 利用可能な言語
- 製品サポートに関する注意事項
- 互換性
- 本リリースのインストールおよびアップグレードに関する注意事項
- 解決した問題
- 既知の問題
新機能
- vCenter Server 6.7 Update 1 では、組み込みの Platform Services Controller を持つ vCenter Server をある vSphere ドメインから別の vSphere ドメインに移動することができます。タグ付け、ライセンス付与などのサービスは保持され、新しいドメインに移行されます。詳細については、『vCenter Server インストールおよびセットアップ ガイド』を参照してください。
- vCenter Server 6.7 Update 1 では、vSphere 環境での問題をスクリーニングする機能が追加され、関係する VMware ナレッジベースの記事へのリンクがプロアクティブに提供されます。詳細については、vSphere Client での vSphere 健全性の確認を参照してください。
- vCenter Server 6.7 Update 1 では、Content Library Service での仮想マシン テンプレート (
.vmtx
) のサポートが追加されています。 - vCenter Server 6.7 Update 1 では、外部 Platform Services Controller インスタンスを使用する vCenter Server Appliance のインスタンスを、組み込みリンク モードで接続される Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server Appliance に変換する CLI ツールが追加されています。
- バースト フィルタ:vCenter Server 6.7 Update 1 では、バースト フィルタを追加することで、イベント バーストを管理し、短時間で発生する同じイベントで vCenter Server のデータベースのフラッディングを回避しています。
- vCenter Server 6.7 Update 1 では、オンプレミス システムと VMware Cloud on AWS の間で VMware vSphere vMotion がサポートされます。vSphere Client または vSphere Web Client、または API を使用できます。この機能を有効にするには、ソースのオンプレミス vCenter Server システムを vCenter Server 6.7 Update 1 および ESXi 6.7 Update 1 にアップグレードする必要があります。
- vCenter Server 6.7 Update 1 では、Open Virtual Appliance (OVA) ファイルをコンテンツ ライブラリにインポートできます。OVA ファイルは、インポート時に解凍されて生成ファイルおよび証明書が確認され、OVF ライブラリ アイテムを作成します。このアイテムにより、コンテンツ ライブラリから仮想マシンをデプロイできます。
- vCenter Server 6.7 Update 1 では、他の外部 Platform Services Controller インスタンスとの間でデータをレプリケーションしている外部 Platform Services Controller インスタンスをリストアできます。これには、レプリケーション モードでサポートされるすべてのトポロジ内の外部 Platform Services Controller インスタンスのリストアが含まれます。リストアされる外部 Platform Services Controller は、アクティブなピアと同期するか、またはレプリケーション パートナーを利用できない場合、バックアップした状態にリストアされます。
- ハイパーコンバージド インフラストラクチャ (HCI) の作成と拡張:HCI クラスタの作成/拡張機能では、vSphere および vSAN クラスタの構成に関してユーザーにガイドが提供されます。また、この機能には、一元化されたウィザードを備えた新しいスケーラブルなバッチ ホスト ワークフローのほか、ベスト プラクティスの組み込み、繰り返し処理の自動化も含まれます。詳細については、「製品サポートに関する注意事項」のセクションを参照してください。
- vCenter Server 6.7 Update 1 では、アプライアンス管理ユーザー インターフェイスを使用して vCenter Server Appliance のファイアウォールを設定および編集できます。
- vCenter Server 6.7 Update 1 では、vCenter Single Sign-On 管理者権限があり SystemConfiguration.BashShellAdministrator グループに属するユーザーは、Bash シェルを使用して vCenter Server Appliance にアクセスし、管理できます。
- vCenter Server 6.7 Update 1 は、Windows 2016 Active Directory をサポートします。
- vCenter Server 6.7 Update 1 では、vSphere Client を使用して vCenter High Availability を構成および監視する機能のサポートが追加されています。
- vCenter Server 6.7 Update 1 では、vSphere Client の配色を変更してインターフェイスを暗色のテーマで表示できます。
- AppDefense vCenter Server プラグイン:vCenter Server 6.7 Update 1 では、vCenter Server の統合コンポーネントとして VMware Appdefense が導入されています。AppDefense vCenter Server プラグインにより、vSphere 上で実行しているアプリケーションおよびワークロードについて、セキュリティ メトリック、可視性、および健全性の統計情報を統合して提供します。
- AppDefense ライフサイクル管理:vCenter Server 6.7 Update 1 では、ワンクリックで、vCenter Server 内で AppDefense をインストールおよびアップグレードする統合ワークフローを直接実行できます。詳細については、vCenter Server プラグインで『AppDefense インストール ガイド』を参照してください。
- AppDefense 仮想マシンの監視:vCenter Server 6.7 Update 1 は、可視性、セキュリティ評価、およびトラブルシューティングに対する AppDefense 動作の監視を vCenter Server 内で直接サポートします。詳細については、『AppDefense ユーザー ガイド』を参照してください。
- コンプライアンス チェックのスケジュール設定:vCenter Server 6.7 Update 1 では、vSphere Client を使用して、ホスト プロファイルのコンプライアンス チェックを後で実行するか、または設定された間隔で実行するようにスケジュール設定できます。
- 設定のコピー:vCenter Server 6.7 Update 1 では、vSphere Client の [設定のコピー] ウィザードを使用して、個々のサブプロファイルを作成したり、1 つ以上のホスト プロファイル間でサブプロファイルのグループをコピーしたりできます。
- ESXi ホストおよびクラスタにホスト プロファイルを添付/分離:vCenter Server 6.7 Update 1 では、vSphere Client の 1 つのダイアログ ボックスを使用して、複数の ESXi ホストおよびクラスタにホスト プロファイルを添付したり、それらを分離したりできます。
vCenter Server 6.7 の以前のリリース
vCenter Server の機能と既知の問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。vCenter Server 6.7 の以前のリリースのリリース ノートは以下のとおりです。
- VMware vCenter Server 6.7.0d リリース ノート
- VMware vCenter Server 6.7.0c リリース ノート
- VMware vCenter Server 6.7.0b リリース ノート
- VMware vCenter Server 6.7.0a リリース ノート
- VMware vSphere 6.7 リリース ノート
オープン ソース コンポーネント、許可またはサポートされない CPU のリスト、製品サポートに関する注意事項については、VMware vSphere 6.7 リリースノートを参照してください。
本リリースに含まれるパッチ
vCenter Server 6.7 Update 1 のこのリリースでは、次のパッチが提供されます。パッチのダウンロードについては、VMware パッチ ダウンロード センターを参照してください。
VMware vCenter Server 6.7 Update 1 のセキュリティ パッチ
サードパーティ製品の修正(例:JRE、tcServer)。このパッチの適用対象は vCenter Server for Windows、Platform Services Controller for Windows、および vSphere Update Manager です。
注:このパッチが更新するのは JRE バージョン 1.8.0.181 のみです。
Windows 用の vCenter Server および Platform Services Controller が対象
ダウンロード ファイル名 | VMware-VIMPatch-T-6.7.0-10244745.iso |
ビルド | 10244745 |
ダウンロード サイズ | 40.8 MB |
md5sum | 019d4ff13fb3fecdab5ae012abb081f7 |
sha1checksum | aaf8ab3c267ef9ea261fd00208e8cb2c882feac5 |
次の vCenter Server コンポーネントは JRE に依存しており、パッチを適用する必要があります。
- Platform Services Controller
- vSphere Update Manager
- vCenter Server
ダウンロードとインストール
このパッチをダウンロードするには、VMware Patch Download Centerに移動し、[製品別に検索] ドロップダウン メニューから [VC] を選択します。
VMware-VIMPatch-T-6.7.0-10244745.iso
ファイルを、vCenter Server コンポーネントがインストールされているシステムにマウントします。- ISO_mount_directory/autorun.exe をダブルクリックします。
- vCenter Server の Java コンポーネントのアップデート ウィザードで、[Patch All(すべてのパッチ)] をクリックします。
VMware vCenter Server Appliance 6.7 Update 1 のフル パッチ
vCenter Server Appliance の製品パッチ。VMware のソフトウェアの修正、セキュリティ修正、およびサードパーティ製品の修正を含む(例:JRE および tcServer)。
このパッチは、vCenter Server Appliance および Platform Services Controller アプライアンスに適用されます。
vCenter Server Appliance および Platform Services Controller アプライアンス用
ダウンロード ファイル名 | VMware-vCenter-Server-Appliance-6.7.0.20000-10244745-patch-FP.iso |
ビルド | 10244745 |
ダウンロード サイズ | 1929.4 MB |
md5sum | 5e537ca6cea4e4931ba569b30cbac78c |
sha1checksum | f063c224f54b54e757d599473818c3c52a6ecf18 |
ダウンロードとインストール
このパッチをダウンロードするには、VMware パッチ ダウンロード センターに移動し、[製品別に検索] ドロップダウン メニューから [VC] を選択します。
VMware-vCenter-Server-Appliance-6.7.0.20000-10244745-patch-FP.iso
ファイルを vCenter Server Appliance の CD または DVD ドライブに接続します。- アプライアンス シェルに root としてログインし、以下に指定されたコマンドを実行します。
- ISO をステージングするには:
software-packages stage --iso
- ステージングしたコンテンツを表示するには:
software-packages list --staged
- ステージングした rpms をインストールするには:
software-packages install --staged
- ISO をステージングするには:
vCenter Server Appliance へのパッチ適用については、アプライアンス シェルを使用した vCenter Server Appliance へのパッチ適用を参照してください。
パッチのステージングについては、Stage Patches to vCenter Server Appliance を参照してください。
パッチのインストールについては、vCenter Server Appliance パッチのインストールを参照してください。
このパッチで解決された問題については、解決した問題を参照してください。
Photon OS のアップデートについては、「VMware vCenter Server Appliance Photon OS Security Patches」を参照してください。
アプライアンス管理インターフェイスを使用したパッチ適用については、アプライアンス管理インターフェイスを使用した vCenter Server Appliance へのパッチ適用を参照してください。
利用可能な言語
VMware vSphere 6.7 Update 1 は、次の言語で使用可能です。
- 英語
- フランス語
- ドイツ語
- スペイン語
- 日本語
- 韓国語
- 簡体字中国語
- 繁体字中国語
vCenter Server、vCenter Server Appliance、ESXi、vSphere Client、vSphere Web Client、VMware Host Client を含む vSphere 6.7 Update 1 のコンポーネントでは、非 ASCII 入力を利用できません。
製品サポートに関する注意事項
vSphere Client では、vSphere クラスタの Add Host ワークフローが Add Hosts ワークフローに置き換わっています。これにより、ESXi ホストを追加するときのスケーラビリティが向上します。
Add Hosts ワークフローに加えて、BatchAddHostsToCluster_Task(batchAddHostsToCluster)
API を使用して、1 つのバッチ内の ESXi ホストのグループをクラスタに追加することもできます。
Add Host ワークフローとは異なり、ハイパーコンバージド インフラストラクチャ (HCI) の作成と拡張機能 (クラスタのクイックスタートとも呼ばれます) の Add Hosts ワークフローでは、ESXi ホストを目的のクラスタに移動する前に、それらのホストをインベントリに追加します。Add Hosts ワークフローに対するこの変更のため、ワークフローを実行するユーザーの側に追加の権限が必要になります。詳しくは、『セキュリティ ガイド』および vSphere API のドキュメントに記載されています。このワークフローの変更により、ESXi ホストはクラスタに追加される前に、確実に正しいメンテナンス モード状態になっています。クラスタを作成または拡張するために使用する ESXi ホストは、適切に構成されるまでの間、静止状態に保持され、ワークロードを実行しないようにする必要があります。
また、引き続き AddHost_Task(addHost)
API を使用して、個々のホストを追加することもできます。詳細については、「一般的なタスクに必要な権限」、「BatchAddHostsToCluster_Task ()」、および「AddHost_Task ()」を参照してください。
互換性
ESXi と vCenter Server のバージョンの互換性
VMware 製品の相互運用性マトリックス では、ESXi、VMware vCenter Server を含む VMware vSphere コンポーネント、および任意の VMware 製品の現在および以前のバージョンの互換性について、詳細に説明しています。ESXi または vCenter Server をインストールする前に、VMware 製品の相互運用性マトリックスでサポート対象の管理エージェントおよびバックアップ エージェントを確認してください。
vSphere Update Manager、vSphere Client、および vSphere Web Client は、vCenter Server に含まれています。
ESXi のハードウェア互換性
vSphere 6.7 Update 1 と互換性のあるプロセッサ、ストレージ デバイス、SAN アレイ、および I/O デバイスのリストを表示するには、VMware 互換性ガイドの ESXi 6.7 Update 1 の情報を使用してください。
ESXi のデバイス互換性
ESXi 6.7 Update 1 と互換性のあるデバイスを判断するには、VMware 互換性ガイドの ESXi 6.7 Update 1 の情報を使用してください。
ESXi のゲスト OS の互換性
vSphere 6.7 Update 1 と互換性のあるゲスト OS を判断するには、VMware 互換性ガイドに記載されている ESXi 6.7 Update 1 の情報を参照してください。
ESXi の仮想マシンの互換性
ESX 3.x 以降(ハードウェア バージョン 4)と互換性がある仮想マシンは、ESXi 6.7 Update 1 でサポートされています。ESX 2.x 以降(ハードウェア バージョン 3)と互換性がある仮想マシンは、サポートされていません。このような仮想マシンを ESXi 6.7 Update 1 で使用するには、仮想マシンの互換性をアップグレードする必要があります。『ESXi のアップグレード』のドキュメントを参照してください。
本リリースのインストールおよびアップグレードに関する注意事項
本リリースのインストールに関する注意事項
ESXi と vCenter Server のインストールおよび構成の手順については、『ESXi のインストールとセットアップ』および『vCenter Server のインストールとセットアップ』のドキュメントをお読みください。
インストールを行った後、重要な構成手順を行う必要があります。次のドキュメントをお読みください。
- 『vCenter Server およびホスト管理』ドキュメントの「ライセンスの管理およびレポート」
- 『vSphere ネットワーク』の「ネットワーク」
- 『vSphere のセキュリティ』ドキュメントの「セキュリティ」にある、ファイアウォール ポートの情報
VMware は、vSphere の導入計画を立てるのに役立つ新しい Configuration Maximums ツールを採用します。このツールを使用すると、仮想マシン、ESXi、vCenter Server、vSAN、ネットワークなどに関して VMware が推奨する制限を確認できます。また、2 つまたは 3 つの製品リリースの間で制限を比較することもできます。VMware Configuration Maximums ツールは、デスクトップやラップトップなど、大きな画面のデバイスで表示するのに適しています。
サードパーティ製ソリューションの移行
サードパーティ関連のカスタマイズを伴うアップグレードの詳細については、『ESXi のアップグレード』を参照してください。カスタム ISO を作成するための Image Builder の使用方法の詳細については、『ESXi のインストールとセットアップ』を参照してください。
本リリースのアップグレードに関する注意点
重要:vCenter Server 6.5 Update 2d から 6.7 Update 1 へのアップグレードはサポートされていません。このパッチは 6.7 Update 1 より後にリリースされていて、過去にさかのぼるアップグレードと見なされるためです。
アップグレードの前に、ESXi および vCenter Server の以前のバージョンから現在のバージョンまでの互換性アップグレード パスをVMware 製品の相互運用性マトリックスで確認してください。
ESXi ホストおよび vCenter Server のアップグレードの詳細については、『、『ESXi のアップグレード』および『『vCenter Server のアップグレード』を参照してください。
解決した問題
解決された問題には、次のトピックが含まれます。
- その他の問題
- ネットワークの問題
- セキュリティの問題
- ストレージの問題
- インストールの問題
- アップグレードの問題
- 仮想マシンの管理の問題
- VMware Tools の問題
- ゲスト OS の問題
- ライセンスの問題
- 利用可能な言語の問題
- サーバ構成の問題
- CIM および API の問題
- vSAN の問題
- vCenter Server、vSphere Web Client、および vSphere Client の問題
- バージョン 6.7 にアップデートされた ESXi ホストがバージョン 6.0 のホスト プロファイルに接続されていると、UserVars.ESXiVPsDisabledProtocols オプションによるコンプライアンス チェックがエラーで失敗することがある
次の操作を実行すると問題が発生することがあります。
- バージョン 6.0 の ESXi ホストからホスト プロファイルを抽出します。
- ESXi ホストを 6.7 にアップデートします。
- 修正後も、UserVars.ESXiVPsDisabledProtocols オプションに対してホストが準拠していない状態であると表示されます。
本リリースで、この問題は修正されました。
- vpxd サービスがスレッド競合により断続的に失敗することがある
vpxd サービスが propertyCollector サービス内のスレッド競合により断続的に失敗することがあります。システムのアップグレードの際、ブロックする呼び出しのオーバーラップにより、すでに存在しないフィルタが使用されて、vpxd が失敗することがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
- 外部の Platform Services Controller を使用しているときにパッチのステージングを解除できない
更新リポジトリにステージングされたパッチを持つ VMware Appliance の管理インターフェイスを使用して外部の Platform Services Controller(MxN トポロジ)にパッチを適用し、パッチのステージングを解除すると、次のエラー メッセージが表示されることがあります。
メソッドの呼び出しエラー [Errno 2] 次のファイルまたはディレクトリが見つかりません:'/storage/core/software-update/stage'
本リリースで、この問題は修正されました。
- パフォーマンス チャートの凡例グリッドで列の値に設定した並べ替え順序が、データを更新すると維持されない
vSphere Web Client の詳細パフォーマンス チャートの表示中に、パフォーマンス チャートの凡例グリッドで列の値に昇順または降順を設定した場合、データ更新によって並べ替えた順序が維持されないことがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
- Subject Alternative Name (SAN) フィールドに追加情報を指定すると、vSphere Certificate Manager ユーティリティがマシンの SSL 証明書の置き換えに失敗する
SAN フィールドにサイト、IP アドレス、共通名などの追加情報を指定すると、vSphere Certificate Manager ユーティリティがマシンの SSL 証明書の置き換えに失敗することがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。この変更により、vSphere Certificate Manager はマシンの SSL 証明書の SAN フィールドでシステム名のみをチェックします。
- ESXi ホストがインベントリから削除されると vCenter Server が反応しなくなる
ESXi ホストがインベントリから削除されると、vCenter Server システムの起動時に vCenter Server が反応しなくなることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
- 数字で始まるリモート ログ サーバのドメイン名を設定できない
vCenter Server Appliance 用のリモート ログ サーバに、syslog.9dc.com のような数字で始まるドメイン名を設定すると、サーバが
syslog.invalid.configuration
エラーで停止することがあります。本リリースで、この問題は修正されました。
- ログのローテーションに関する問題が原因で Syslog ファイルのディスク使用量が急激に増加する
一部の Syslog ファイルでログのローテーションと圧縮が 1 回目のローテーション後に停止し、サイズが急増することがあります。影響を受けるファイルは、次のとおりです。
/var/log/vmware/messages
,/var/log/vmware/*/*-syslog.log
および/var/log/vmware/esx/*/*-syslog.log
本リリースで、この問題は修正されました。
- vSphere Distributed Switch 構成のインポート中にリンク集約グループが失われることがある
多くのリンク集約グループ (LAG) を持つ vSphere Distributed Switch 構成をインポートする場合、vCenter Server デーモン サービスの vpxd は vCenter Server データベースへこの LAG 情報を挿入できないことがあります。また、vpxd サービスの再起動後に一部の LAG が失われることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。すでに問題が発生している場合は、vSphere Distributed Switch 構成を削除して再インポートするか、失われた LAG を手動で作成してください。
- テンプレートから仮想マシンを固定 MAC アドレスでデプロイしたり、テンプレートを別のテンプレートに固定 MAC アドレスでクローン作成したりすると、アラームが発生することがある
テンプレートから仮想マシンを固定 MAC アドレスでデプロイしたり、テンプレートを別のテンプレートに固定 MAC アドレスでクローン作成したりすると、[
仮想マシン固定 MAC の競合
] アラームが発生することがあります。仮想マシン テンプレートはアクティブな仮想マシンではありませんが、vCenter Server システムはテンプレートに対して仮想マシンの MAC アドレス競合チェックを実行します。本リリースで、この問題は修正されました。
- vSphere Distributed Switch で、NSX 論理スイッチ ポート グループ、およびそのポート グループに接続されているポートの VLAN 健全性チェックのアラームが表示されることがある
NSX 論理スイッチ ポート グループが含まれる vSphere Distributed Switch 内の VLAN で健全性チェック サービスを有効にすると、健全性チェック アラームが表示されることがあります。今回の修正により、NSX 論理スイッチ ポート グループの VLAN 設定で誤った健全性チェック アラームが発生しなくなります。
本リリースで、この問題は修正されました。
- IPFIX のサンプリング レートが高く、トラフィックが多い場合、VXLAN 環境のパフォーマンスが低下することがある
サンプリング レートが高く、トラフィックが多い状態で IPFIX を有効にすると、VXLAN 環境のパフォーマンスが低下することがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。パフォーマンスを最適化するには、サンプリング レートを低くします。
- vCenter Server Appliance 管理インターフェイスで、ユーザー入力プロンプトに誤りがあるために、必要な詳細を欠くエラー メッセージが表示されることがある
アプライアンス管理インターフェイスを使用してプロキシを設定するとき、画面の指示する通りに IP アドレスまたは FQDN のみを指定すると、「
HTTP Error in method invocation list index out of range(メソッドの起動で HTTP エラーが発生しました。リストのインデックスが範囲外です)
」というエラーが表示されることがあります。実際にプロキシ設定で必要なのは、IP アドレスや FQDN ではなく、http://FQDN_or_IP または https://FQDN_or_IP という形式です。本リリースで、この問題は修正されました。今回の修正により、ユーザー インターフェイスのラベルが変更され、プロキシ サーバの URL フィールドで、サポートされているプロトコルを指定するように要求されます。
- vPostgres のアップデート
vPostgres は 9.6.9 にアップデートされました。
- Procmail のアップデート
Procmail は 3.22-4 にアップデートされました。
- cURL のアップデート
vCenter Server Appliance の cURL は 7.59.0 にアップデートされました。
- Eclipse Jetty のアップグレード
Eclipse Jetty はバージョン 9.2.24 にアップデートされました。
- Apache Xerces-C++ ライブラリでのドキュメント タイプの定義に関する問題
Xerces-C++ ライブラリで発見されたセキュリティ上の問題(識別子 CVE-2017-12627)のために、VMware OVF ツールでは
--schemaValidate
フラグを使用した XML の確認は無効にされています。本リリースで、この問題は修正されました。
- OpenSSL ライブラリのアップデート
OpenSSL ライブラリはバージョン openssl-1.0.2o にアップデートされました。
- SQLite データベースのアップデート
SQLite データベースはバージョン 3.22 にアップデートされています。
- libPNG ライブラリのアップデート
libPNG ライブラリは libpng-1.6.34 にアップデートされました。
- Python ライブラリのアップデート
CVE-2014-3539、CVE-2017-1000158、CVE-2016-5636、CVE-2017-17522 の問題を解決するため、Python サード パーティ ライブラリがバージョン 3.5.5 にアップデートされています。
- Apache Tomcat サーバの更新
Apache Tomcat サーバはバージョン 8.5.32 にアップデートされました。
- libxml ライブラリのアップデート
vCenter Server サービス vmware-vpxd libxml2 ライブラリはバージョン 2.9.8 にアップデートされました。
- Ehcache のアップデート
Ehcache パッケージがバージョン 3.4.0 にアップデートされました。
- JRE パッケージのアップデート
Oracle (Sun) JRE パッケージはバージョン 1.8.0.181 にアップデートされました。
- Apache Struts のアップデート
Apache Struts は、CVE-2018-1327 および CVE-2018-11776 を解決するためにバージョン 2.5.17 にアップデートされました。
- glibc パッケージのアップデート
glibc パッケージはバージョン 2.22-21 にアップデートされました。
- 接続されていない状態で VMware vSphere API for Storage Awareness プロバイダの登録を解除するとエラーが発生することがある
接続されていない状態で vSphere API for Storage Awareness プロバイダの登録を解除すると、
java.lang.NullPointerException
エラーが表示されることがあります。プロバイダが接続されていない状態では、イベント マネージャおよびアラーム マネージャが初期化されないため、エラーが発生します。本リリースで、この問題は修正されました。
- データストアへの ISO ファイルのアップロードまたはデータストアからの ISO ファイルのダウンロードが権限不足で失敗する
データストアへの ISO ファイルのアップロード、またはデータストアからの ISO ファイルのダウンロードには、データストア レベルでの Datastore.FileManagement 権限が必要になることがあります。この権限が割り当てられていないと、データストアへの ISO ファイルのアップロード、またはデータストアからのダウンロードが権限不足で失敗することがあります。vSphere Client で「
Unauthorized(権限がありません)
」というエラーが表示される可能性があります。今回の修正で、ファイルのアップロードおよびダウンロードにおける Datastore.FileManagement 権限を要件から除外しました。本リリースで、この問題は修正されました。
- vCenter Server Appliance CLI インストーラの lxml open-source パッケージのアップデート
vCenter Server Appliance CLI インストーラの lxml open-source パッケージはバージョン 4.2.1.37 にアップデートされました。
- 既存の vCenter Single Sign-On ドメインで 2 つ目の Platform Services Controller の外部デプロイが失敗することがある
既存の vCenter Single Sign-On ドメインで、2 つ目の Platform Services Controller の外部デプロイがステージ 2 で失敗し、次のエラーが発生することがあります。
外部 Platform Services Controller への接続を検証できません。SSO を検証できませんでした。
本リリースで、この問題は修正されました。
- vCenter Server Appliance のアップグレードまたはインストールで、初回起動の失敗によって発生したエラー メッセージと同じメッセージが、GUI インストーラに表示されることがある
vCenter Server Appliance のインストールまたはアップグレードで、初回起動の失敗によって発生したエラー メッセージと同じメッセージが、GUI インストーラに表示されることがあります。メッセージは次のとおりです。
/etc/systemd/system/vmware-vmon.service.d/dep_override.conf.tmp
本リリースで、この問題は修正されました。初回起動の失敗では、エラーに固有のメッセージが生成されます。
- DNS Security Extensions (DNSSEC) を有効にした DNS サーバを使用する vCenter Server Appliance のアップグレードが失敗することがある
DNSSEC を有効にした DNS サーバを使用する vCenter Server Appliance のアップグレードは、失敗することがあります。この問題は、vCenter Server システムがホスト名の解決の際に、IP アドレスではなく DNSSEC のリソース レコード電子署名 (RRSIG) を取得することがあるために発生します。
本リリースで、この問題は修正されました。
- vCenter Server 6.7 へのアップグレードが、IP アドレスがすでに使用されてますというエラーで失敗することがある
vCenter Server Appliance のアップグレードのステージ 2 では、ソース アプライアンスをシャットダウンする必要があります。ソース アプライアンスのシャットダウンに時間がかかると、アップグレードが失敗する可能性があります。これは、ソース アプライアンスのネットワークがアクティブなままであるために、新たにデプロイされたターゲット アプライアンスがネットワーク設定を適用できないためです。
「
IP already exists in the network(IP アドレスはネットワークですでに使用されています)
」というエラーが表示されることがあります。本リリースで、この問題は修正されました。
- クラスタで NSX ゲスト イントロスペクション サービスを削除すると、エラーで失敗することがある
vSphere ESX Agent Manager で
vmIssue
が発生し、仮想マシンのManaged Object Reference ID
が提供されない場合、vSphere ESX Agent Manager サーバへの API リクエストは、シリアル化および非シリアル化の問題で失敗する場合があります。「Error occurred while communicating with ESXi Agent Manager(ESXi Agent Manager との通信中にエラーが発生しました)
」というメッセージが表示されることがあります。本リリースで、この問題は修正されました。
- 共有ストレージのないクラスタに新しい VMware vSphere Replication アプライアンス 6.5.1 をデプロイすると、エラーで失敗することがある
共有ストレージのないクラスタに VMware vSphere Replication アプライアンス 6.5.1 のデプロイを試みると、
OvfManager.createImportSpec()
API 呼び出しが失敗する可能性があります。その結果、デプロイが次のエラーで失敗することがあります。指定された OVF 記述子は無効です。
本リリースで、この問題は修正されました。
- カスタム OVF ファイルからの仮想マシンのデプロイが失敗することがある
カスタム OVF ファイルから仮想マシンをデプロイするときに、属性名前空間のプリフィックスを指定しないと、システムでデフォルトの名前空間が使用され、デプロイが失敗する場合があります。
ATTRIBUTE_REQUIRED
エラーが表示されることがあります。本リリースで、この問題は修正されました。
- vCenter Server 6.7 で vSphere vMotion を使用してクラスタに仮想マシンの Cross-vCenter Server 移行を行うと、失敗することがある
vCenter Server 6.7 で vSphere vMotion を使用してクラスタに仮想マシンの Cross-vCenter Server 移行を行うと、失敗することがあります。vSphere Storage DRS で、次のエラーが表示されます。
com.vmware.sdrs.disk.dsunspecified
本リリースで、この問題は修正されました。
- vCenter Server システム内の削除されていないタスクによって Content Library Service のタスクが失敗することがある
Content Library Service は、開始時に残っているタスクをデータベースから消去します。vCenter Server システムに残っているタスクが適切に認識されず、解決しないまま蓄積すると、新しいタスクが失敗する可能性があります。
本リリースで、この問題は修正されました。
- SMB マウントに失敗しても、SMB 共有によりバッキングされたライブラリが Content Library Service で作成され、作成されたライブラリが vCenter Server システムのストレージ容量を使用することがある
vCenterServer アプライアンスで SMB 共有によってバッキングされたコンテンツ ライブラリを作成すると、SMB マウントが失敗しても、ライブラリ内のアップロードされたコンテンツは vCenter Server システムのストレージ容量を引き続き使用します。この問題は NFS マウントには影響しません。
本リリースで、この問題は修正されました。すでにこの問題が発生している場合は、VMware ナレッジベースの記事 KB58932 および KB57867 を参照してください。
- OVA ファイルに添付された ISO ファイルを OVF ツールが読み取れないことがある
ISO ファイルが添付された OVA テンプレートを vCenter Server に、または ESXi ホストに直接デプロイすると、OVF ツールがその ISO ファイルを読み取れず、デプロイが次のエラーで失敗する可能性があります。
ファイルが見つかりません。
本リリースで、この問題は修正されました。
- ディスク アダプタ タイプが VMware Paravirtual SCSI の場合、仮想マシンのインポートが失敗することがある
VMware Workstation または VMware Fusion を使用して、ディスク アダプタ タイプが VMware Paravirtual SCSI (PVSCSI) の仮想マシンをインポートすると、インポート処理が次のエラーで失敗する可能性があります。
無効なターゲット ディスク アダプタ タイプです:pvscsi
本リリースで、この問題は修正されました。
- サウンド カード アダプタを備えた仮想マシンのインポートまたはエクスポートが失敗することがある
VMware Workstation および VMware Fusion では、サウンド カード アダプタを備えた仮想マシンのインポートまたはエクスポートが次のエラーで失敗することがあります。
予期しないエラーです。もう一度やり直してください。
本リリースで、この問題は修正されました。
- OVF ツールを使用して VMware vCloud Director で仮想マシンをデプロイすると、API バージョンが古いために失敗することがある
OVF ツールを使用して vCloud Director で仮想マシンをデプロイすると、サポートされている vCloud Director API のバージョンが古いために失敗することがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
- Linux のカスタマイズ時に IPv6 のループバック エントリが削除されることがある
Linux のカスタマイズ時、IPv6 のループバック エントリが
/etc/hosts
ファイルから意図せず削除されることがあります。本リリースで、この問題は修正されました。
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.x OS で、仮想マシンの IP アドレスのカスタマイズをした状態でテスト リカバリを実行すると、リカバリされたインスタンスの /etc/hostname ファイルが空になることがある
RHEL 7.x OS で、仮想マシンの IP アドレスのカスタマイズをした状態でテスト リカバリを実行すると、リカバリされたインスタンスの
/etc/hostname
ファイルが空になることがあります。また、/etc/sysconfig/network-scripts/
に置かれたネットワーク ファイルで DOMAIN キー/値に二重引用符がないことがあります。本リリースで、この問題は修正されました。すでにこの問題が発生している場合は、CLI を使用して
/etc/hostname
ファイルのホスト名をポピュレートし、/etc/sysconfig/network-scripts/
に置かれたネットワーク ファイルの DOMAIN キー/値に二重引用符を付けます。
- 証明書がカスタム証明書である ESXi ホストが自動的に VMware Certificate Authority 証明書を取得することがある
カスタム証明書を使用する ESXi ホストは、vpxd.certmgmt.mode 詳細オプションのパラメータ
vpxd.certmgmt.certs.hardThreshold
およびvpxd.certmgmt.certs.softThreshold
がしきい値に達すると、自動的に VMware CA 証明書を取得することがあります。本リリースで、この問題は修正されました。
- 監視仮想マシンが vCenter Server Essentials Plus のホスト ライセンスを使用する
vSAN の 2 ホスト クラスタ (ROBO) には 2 台の物理ホストと 1 台の監視ホストが必要です。この監視ホストが仮想マシンに配置されたアプライアンスである場合、ホスト ライセンスを誤って使用します。この問題は、vCenter Server が監視アプライアンスをホストであると見なすために発生します。
本リリースで、この問題は修正されました。
- コンテンツ ライブラリのコンテンツの同期は、ソース ライブラリでのファイル名に非 ASCII 文字が含まれていると失敗することがある
コンテンツ ライブラリのコンテンツの同期は、ソース ライブラリ内でアイテムの名前に中国語や日本語など、複数バイトの非 ASCII 文字が含まれていると、失敗することがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
- SSL 保護が有効な場合、LDAP ID ソースによる Active Directory の追加や作成ができない
[任意のドメイン コントローラに接続] オプションを使用して SSL 保護を設定してある場合、vSphere Web Client で LDAP ID ソースを使用して Active Directory の追加または作成を試みると、「
vCenter Single Sign-On サービスでエラーが発生しました
」というエラーが表示されることがあります。本リリースで、この問題は修正されました。すでにこの問題が発生している場合は、[特定のドメイン コントローラ] オプションを使用して、実際のドメイン コントローラをポイントする URL をプライマリ サーバの URL として指定します。このドメイン コントローラの SSL サーバ証明書を、そのサブジェクト名がドメイン コントローラの URL と同じであることを確認した上で提供します。
- hostTests テスト タイプで checkMigrate、checkRelocate、checkClone の各メソッドを起動すると、ネットワーク関連チェックが実行されないことがある
hostTests
テスト タイプでcheckMigrate
、checkRelocate
、checkClone
の各メソッドを起動すると、ネットワーク関連チェックが実行されないことがあります。選択したターゲット ホストまたはクラスタに対して、networkTests
テスト タイプでメソッドを起動してネットワーク関連チェックを実行してください。本リリースで、この問題は修正されました。
- hrSWRunPath クエリで、Java プロセスの名前が SNMP によって正しくリストに表示されない
何らかのソフトウェアのロード元になっている長期ストレージの場所を特定するために
hrSWRunPath
クエリを実行すると、次のように誤った出力が得られることがあります。HOST-RESOURCES-MIB::hrSWRunPath.8260 = STRING: "/opt/vmware/bin/jsvc"
。これは、クエリが/proc//smaps
からデータを取得するためです。 本リリースで、この問題は修正されました。
- vSAN 対応クラスタのクラスタ コンプライアンスの状態が [非準拠] と表示されることがある
コンプライアンス チェックで vSAN データストアが共有データストアとして認識されない場合があるため、vSAN 対応クラスタのクラスタ コンプライアンスの状態が [非準拠] と表示されることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
- クラスタ上で vSAN を無効にした後に、vSAN のキャパシティに関するエラー メッセージが表示される
vSAN クラスタからすべてのディスク グループを削除すると、vSphere Client に次のような警告が表示されます。
VMware vSAN cluster in datacenter does not have capacity.(データセンターの VMware vSAN クラスタには容量がありません。)
クラスタ上で vSAN を無効にすると、この警告メッセージが表示されます。本リリースで、この問題は修正されました。
- Ruby vSphere Console (RVC) コマンド vsan.whatif_host_failures を実行すると Null ポインタが返される
ESXi ホストのプロパティを取得できない場合、RVC コマンド
vsan.whatif_host_failures
を実行すると Null ポインタが返されることがあります。本リリースで、この問題は修正されました。
- vSAN 容量モニタに表示される使用済み容量が実際に使用されている容量よりも少ない
vCenter Server を 6.5 Update 2 にアップグレードした後、vSAN 容量モニタ([監視] > [vSAN] > [容量])では、6.5 Update 1 以前を実行しているホストの仮想マシンが使用している容量が含まれません。表示される使用済み容量は、実際に使用されている容量よりも少なくなります。
本リリースで、この問題は修正されました。
- VMware vSphere Authentication Proxy の設定オプションが、vSphere Web Client にも vSphere Client にも表示されない
[管理] タブが、vSphere Web Client と vSphere Client のどちらの [システム設定] > [サービス] > [VMware vSphere Authentication Proxy] にも表示されません。
本リリースで、この問題は修正されました。
- Mozilla Firefox で vSphere Web Client の Web ベース WebMKS コンソールで文字を入力すると、一部の文字が連続して入力される
Mozilla Firefox で vSphere Web Client の Web ベース WebMKS コンソールで文字を入力すると、一部の文字が連続して入力されます。
今回のリリースで、この問題は修正されました。
- vSphere Client の [ホストのカスタマイズの編集] ワークフローで、カスタマイズされた値が保持されないことがある
IP アドレスやネットマスクなどの値を変更することによって ESXi ホストの設定をカスタマイズしたときに、vSphere Client の [ホストのカスタマイズの編集] ワークフローで、カスタマイズされた値が保持されないことがあります。このワークフローは、vSphere Web Client では想定どおりに機能します。
本リリースで、この問題は修正されました。
既知の問題
既知の問題には、次のトピックが含まれます。
- 仮想マシンの管理の問題
- インストール、アップグレード、および移行の問題
- CLI の問題
- その他の問題
- 利用可能な言語の問題
- VMware High Availability および Fault Tolerance に関する問題
- VMware Tools の問題
- vCenter Server、vSphere Web Client、および vSphere Client の問題
- 以前のバージョンからの既知の問題
- vCenter Server 6.7 からそれ以降のバージョンへのパッチ適用中に、仮想アプライアンス管理インターフェイスで、0- メッセージまたは空白ページが表示されることがある
インターフェイスからの呼び出しがバックエンドの applmgmt サービスに到達しなかった場合、仮想アプライアンス管理インターフェイスは、vCenter Server 6.7 からそれ以降のバージョンへのパッチ適用中に
0-
メッセージまたは空白ページを表示することがあります。「Unable to get historical data import status.Unable to get historical data import status.(履歴データのインポート ステータスを取得できません。サーバ ステータスを確認してください。)
」というメッセージが表示されることもあります。回避策:これらはエラー メッセージではありません。バックエンドのアプライアンスの再起動が完了したら、ブラウザを更新して仮想アプライアンス管理インターフェイスに再度ログインします。
- [仮想マシンの登録] ウィザードの [設定の確認] ページに横線が 1 本のみ表示される
[仮想マシンの登録] ウィザードの [設定の確認] ページで、表示に関する問題のために、1 本の横線のようなコンテンツが表示されることがあります。この問題はウィザードのワークフローには影響しません。
回避策:なし
- vSphere Authentication Proxy サービスがアクティブの場合、vCenter Server 6.5 for Windows を vCenter Server 6.7 にアップデートすると失敗することがある
vCenter Server 6.5 for Windows から vCenter Server 6.7 へのアップデート中に vSphere Authentication Proxy サービスがアクティブの場合、事前チェック中に処理が失敗することがあります。次のようなエラーが表示されることがあります。
次のポートはすでに使用されているため設定できません。
2016、7475、7476
これらのポートを使用しているプロセスを停止します。回避策:vSphere Authentication Proxy サービスを停止します。vCenter Server 6.7 へのアップグレードが正常に完了すると、サービスを再起動できます。
- vCenter Server High Availability がアクティブの場合、vCenter Server 6.7 の以前のバージョンから vCenter Server 6.7 Update 1 へパッチを適用すると、失敗することがある
データベース スキーマの変更により、vCenter Server High Availability がアクティブの場合、vCenter Server 6.7 の以前のバージョンから vCenter Server 6.7 Update 1 へパッチを適用すると、失敗することがあります。詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB55938.を参照してください。
回避策:vCenter Server 6.7 の以前のバージョンから vCenter Server 6.7 Update 1 にパッチを適用するには、vCenter Server High Availability を削除し、パッシブ ノードと監視ノードを削除する必要があります。アップグレード後、vCenter Server High Availability クラスタを再作成する必要があります。
- カスタム HTTP または HTTPS ポートを使用して vCenter Server Appliance 6.5 Update 2 以降から vCenter Server Appliance 6.7 Update 1 にアップデートすると失敗することがある
vCenter Server Appliance 6.5 Update 2 以降から、カスタム HTTP および HTTPS ポートを使用して vCenter Server Appliance 6.7 Update 1 にアップデートすると、失敗することがあります。この問題は、GUI と CLI のどちらのインストーラを使用しているかに関係なく発生する可能性があります。
回避策:なし
- Platform Services Controller がカスタムの HTTPS ポートを使用する場合、外部の Platform Services Controller を vCenter Server に収束すると失敗することがある
vCenter Server システムにデフォルトの HTTPS ポート 443 が設定され、Platform Services Controller ノードで HTTPS ポートがカスタム値で設定されている場合、外部の Platform Services Controller を vCenter Server システムに収束できないことがあります。コンバージェンスの問題により、初回起動の段階で処理は失敗します。
回避策:vCenter External to Embedded Convergence Tool を実行する前に、vCenter Server ノードの HTTPS ポート値をデフォルト値 443 に変更します。次のコマンドを実行しても同様の結果が得られます。
/usr/lib/vmware-vmafd/bin/vmafd-cli set-dc-port --server-name localhost --dc-port 443
/usr/lib/vmware-vmafd/bin/vmafd-cli set-rhttpproxy-port --server-name localhost --rhttpproxy-port 443
- CLI インストーラを使用して vCenter Server Appliance をアップデートしている間に、画面がアプライアンス シェルからダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスに切り替わることがある
CLI インストーラを使用して vCenter Server Appliance をアップデートしている間に、画面が断続的にアプライアンス シェルからダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスに切り替わることがあります。アップデート中に applmgmt サービスを再起動すると、この問題が発生します。
回避策:アプライアンス シェルの tty に切り替えて進行を監視します。
- ホストのカスタマイズ時に .csv ファイルをインポートするとユーザー入力が上書きされる
インポート プロセスを実行して、
.csv
ファイルから値をインポートすると、[ホストのカスタマイズ] ペインにユーザーが入力した内容が上書きされます。回避策:[ホストのカスタマイズ] ペインで手動による変更を加える前に、
.csv
ファイルをインポートします。 - IP アドレスと FQDN の競合のために、vCenter Server Convergence ツールによって外部 Platform Services Controller から組み込みの Platform Services Controller に変換できないことがある
デプロイ時にオプションの FQDN フィールドに IP アドレスを指定して外部 Platform Services Controller を設定すると、vCenter Server Convergence ツールによる外部 Platform Services Controller から組み込みの Platform Services Controller への変換は、名前の競合のために失敗することがあります。
回避策:インストール時に FQDN の代替として、または追加として IP アドレスを指定した Platform Services Controller では、vCenter Server Convergence ツールを使用しないでください。
- Platform Services Controller を再ポイントおよび再設定すると、リストア処理が失敗することがある
Platform Services Controller を再ポイントおよび再設定すると、失効したサービス ID エントリのためにリストア処理が失敗することがあります。
回避策:VMware のナレッジベースの記事 KB2131327 の手順を実行し、失効したサービス ID をクリアしてから、リストアに進みます。
- vCenter Server 6.7 へのアップグレード後に、vCenter Server システムへのログインが認証情報の検証エラーで失敗することがある
システムを vCenter Server 6.7 にアップグレードした後、vSphere Web Client または vSphere Client、およびセキュリティ トークンまたはスマートカードを使用してシステムへのログインを試みると、ログインはエラー「
送信された認証情報を検証できませんでした。
」で失敗することがあります。回避策:ID ソースを削除し、追加し直します。詳細については、vCenter Single Sign-OnID ソースの追加または編集を参照してください。
- ESXi ホストを古いバージョンに戻した場合でも、Enhanced vMotion Compatibility (EVC) クラスタに IBPB などの新しい CPU ID が表示されることがある
ESXi ホストを古いバージョンの ESXi に戻した場合、IBRS、STIBP、IBPB などの機能がないにもかかわらず、EVC クラスタがこれらの新しい CPU ID を表示することがあります。
回避策:本リリースで、この問題は修正されました。ただし、EVC クラスタの要件を満たさないホストは自動的に再接続されないため、クラスタから削除する必要があります。
- 一部の vCenter Server プラグインで、vSphere Client の暗色のテーマ モードを正しく表示しないことがある
vSphere Client の配色を変更してインターフェイスを暗色テーマで表示すると、一部の vCenter Server プラグインがモードを正しく表示しないことがあります。
回避策:なし
- 仮想マシンごとの EVC を有効にすると、仮想マシンがパワーオンに失敗することがある
VMware vCenter Server 6.7 Update 1 へのアップデートだけをインストールまたは使用し、ESXi 6.7 Update 1 を適用しない場合、仮想マシンごとの EVC を設定または再設定すると、パッチを適用していないホスト上の仮想マシンがパワーオンに失敗することがあります。クラスタレベルで EVC が有効で、クラスタ内に最新の更新が適用されていないホストが 1 台以上ある場合でも、この問題が発生することがあります。クラスタの新しい CPU ID はクラスタで使用できない可能性があります。このクラスタで仮想マシンごとの EVC を設定または再設定すると、仮想マシンがパワーオンに失敗することがあります。
回避策:仮想マシンごとの EVC を設定または再設定する前に、ゲスト OS 用のハイパーバイザー アシストによってゲストの脆弱性に対応するため、クラスタ内のホストを含むすべてのスタンドアローン ESXi ホストを最新の更新でアップグレードします。
- DNS 設定を編集すると、/etc/resolv.conf および /etc/systemd/resolved.conf ファイルから IPv6 ループバック アドレスが削除されることがある
アプライアンス管理インターフェイス、アプライアンス シェル、または vSphere Web Client を使用して DNS 設定を編集すると、
/etc/resolv.conf
および/etc/systemd/resolved.conf
ファイルから IPv6 ループバック アドレスが削除されることがあります。回避策:IPv6 ループバック アドレスの削除を回避するには、次のように Bash シェルを使用して
resolv.conf
ファイルを編集します。/etc/resolv.conf
ファイルで、次のパラメータを設定します。nameserver:
::1
nameserver: <dnsserver 1>
nameserver: <dnsserver 2
>/etc/systemd/resolved.conf
ファイルで、次のパラメータを設定します。[Resolve]
LLMNR=false
DNS=::1
<dnsserver 1
> <dnsserver 2
>
- 外部 Platform Services Controller を組み込みの Platform Services Controller に変換した後、SSH サービスが無効になることがある
外部 Platform Services Controller を組み込みの Platform Services Controller に変換すると、SSH サービスが Active Directory のポリシーと制限に基づいて無効になることがあります。
回避策:変換が完了した後、SSH サービスを手動で有効にします。
- 非 ASCII 文字を使用して vCenter Server を VMware NSX Manager に登録すると、NSX 論理スイッチを使用している VMkernel ネットワークがステートレス ホストのために失敗することがある
vCenter Server を NSX Manager に登録するときのパスワードに、128 から 255 までの拡張 ASCII コード文字または非 ASCII 文字が含まれていると、NSX 論理スイッチを使用している VMkernel ネットワークはステートレス ホストをデプロイした後、使用できなくなることがあります。
回避策:vCenter Server を NSX Manager に登録するときは、ASCII 文字のみを含むパスワードを使用します。
- 数十文字の非 ASCII 文字からなる文字列で名前が付けられた vSphere Distributed Switch を、ハイパーコンバージド インフラストラクチャ (HCI) クラスタ内の物理アダプタに追加すると、ESXi ホストが応答しなくなることがある
vSphere Distributed Switch の名前として、40 文字を超える 128 から 255 までの拡張 ASCII コード文字、または 26 文字を超える非 ASCII 文字による文字列を使用すると、ハイパーコンバージド インフラストラクチャ (HCI) クラスタの構成時に、この Distributed Switch を物理アダプタに追加することを試みると、ESXi ホストが応答しなくなることがあります。
回避策:Distributed Switch に名前を付けるときは、拡張 ASCII コードは 40 文字、非 ASCII 文字は 26 文字までの文字列を使用します。
- NSX-T 論理スイッチを使用した vCenter Server High Availability クラスタ構成が失敗することがある
NSX-T 論理スイッチを使用して vCenter Server High Availability クラスタを構成すると、「
Failed to connect peer node(ピア ノードへの接続に失敗しました)
」というエラーで失敗することがあります。回避策:vSphere Distributed Switch を使用して vCenter Server High Availability クラスタを構成します。
- vSphere Fault Tolerance ワークロードを実行している ESXi ホストを、vSphere Client を使用して vCenter Server システムに追加できない
vSphere Fault Tolerance ワークロードを実行している ESXi ホストを、vSphere Client を使用して vCenter Server システムに追加することを試みると、「
Cannot add a host with virtual machines that have Fault Tolerance turned on as a stand-alone host(Fault Tolerance が有効な仮想マシンを持つホストは、スタンドアロン ホストとして追加できません)
」というエラーで失敗することがあります。回避策:代わりに、次の手順を実行します。
- ホストを追加するタスクをスケジューリングし、すぐに実行します。
- vSphere Client で、選択したクラスタについて [構成] > [スケジュール設定タスク] の順に選択します。
- [新規スケジュール設定タスク] > [ホストの追加] の順に選択します。
- タスクを実行する時刻をスケジューリングします。
- ホストを追加し、タスクを実行します。
- ホストが追加されたら、タスクを削除します。
- vSphere Web Client を使用してホストを追加します。vSphere Web Client にログインし、ホストを追加するための標準的なワークフローを実行します。
- フォールト トレランス機能を持つ仮想マシンを一時的にオフにし、ホストを新しい vCenter Server システムに追加してから、再度オンにします。
- ホストを追加するタスクをスケジューリングし、すぐに実行します。
- CLI を使用している場合、OVF ツールが SSL サムプリントの確認に失敗することがある
SSL サムプリントの値を CLI を使用して設定すると、OVF ツールはそのサムプリントの確認に失敗することがあります。この問題は、ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイス (DCUI) を使用すると発生しません。
回避策:次のいずれかの代替策を使用します。
- DCUI で、
ssl_certificate_verification
セクションにサムプリントを指定します。 - DCUI で、
ssl_certificate_verification verification_mode
をFalse
.にして、ESXi の証明書のサムプリントを無視するように指定します。 - 次のコマンドライン パラメータを使用して、すべての証明書サムプリントをグローバルに無視します。
--no-ssl-certificate-verification
- ソースから受け取ったサムプリントを受け入れるよう求める CLI プロンプトが表示されるのを待ちます。
- DCUI で、
- vCenter Server for Windows では、vSphere Client および vSphere Web Client が vCenter Server 6.7 から vCenter Server 6.7 Update 1 へのアップデートを反映しないことがある
vCenter Server for Windows を vCenter Server 6.7 から vCenter Server 6.7 Update 1 にアップデートすると、vSphere Client および vSphere Web Client の両方の [サマリ] タブで vpxd のビルド番号の細部にアップデートが反映されず、バージョン 6.7.0 と示されます。
回避策:なし。