新しいイメージを手動でセットアップする代わりに、既存のイメージをクラスタにインポートして再利用することができます。修正時に、クラスタ内のすべてのホストにインポートされたイメージが適用されます。

インポートできるのは、JSON 形式のイメージのみです。JSON ファイルには、実際のソフトウェア ペイロードではなく、イメージのメタデータのみが含まれます。クラスタにイメージを正常にインポートして、クラスタ内のホストにソフトウェア仕様を適用するには、すべてのコンポーネントが vSphere Lifecycle Managerデポで入手可能なイメージ内で指定されている必要があります。

したがって、vCenter Serverインスタンス間でイメージを配布して再利用するときに、イメージのコンポーネントがターゲットのvSphere Lifecycle Manager デポで入手可能でない場合は、JSON ファイルをインポートするだけでは不十分な場合があります。このような場合は、JSON ファイルをターゲット クラスタにインポートする前に、まずイメージ内のすべてのコンポーネントを含むオフライン バンドルをターゲットvSphere Lifecycle Managerデポにインポートする必要があります。JSON ファイルをクラスタにインポートする際にターゲット vSphere Lifecycle Managerデポに対応するコンポーネントが含まれていない場合は、検証エラーが原因でインポート操作が失敗します。

vSphere Lifecycle Managerデポにアップデートをインポートする方法については、vSphere Lifecycle Manager デポへのアップデートのインポートを参照してください。

前提条件

手順

  1. vSphere Clientで、単一のイメージを使用して管理するクラスタに移動します。
  2. [更新] タブで [ホスト] > [イメージ] の順に選択します。
  3. 横の省略符号アイコンをクリックし、[インポート] を選択します。
  4. [イメージのインポート] ダイアログ ボックスで JSON ファイルを選択し、[次へ] をクリックします。
    • インポートする JSON ファイルの URL アドレスを入力します。
    • ローカル マシンの JSON を参照します。
  5. (オプション) [イメージの編集] カードで、イメージのセットアップを編集します。
    イメージの要素 実行可能な変更
    ESXiのバージョン [ESXi バージョン] ドロップダウン メニューで新しい ESXi 基本イメージを選択します。
    ベンダー アドオン
    • ベンダー アドオンをイメージに追加するには、[選択] をクリックします。
    • イメージ内のベンダー アドオンのバージョンを変更するか、新しいベンダー アドオンを選択するには、鉛筆アイコンをクリックします。
    • イメージからベンダー アドオンの要素を完全に削除するには、ゴミ箱アイコンをクリックします。
    ファームウェアとドライバのアドオン
    • ファームウェア アドオンをイメージに追加するには、[選択] をクリックします。
    • 新しいファームウェア アドオンを選択するには、鉛筆アイコンをクリックします。
    • イメージからファームウェア アドオンの要素を完全に削除するには、ゴミ箱アイコンをクリックします。

    ベンダー サーバ ファミリ用のファームウェア アドオンを選択できるのは、vSphere Lifecycle Managerが実行されている vCenter Server に、対応するベンダー提供のハードウェア サポート マネージャが拡張機能として登録されている場合のみです。

    コンポーネント [詳細を表示] をクリックして、イメージ内の追加コンポーネントのリストを表示します。
    • イメージにコンポーネントを追加するには、[コンポーネントの追加] をクリックして、イメージに追加するコンポーネントを選択します。
    • イメージからコンポーネントを削除するには、コンポーネントが含まれているテーブルのゴミ箱アイコンをクリックします。
    • 選択したベンダー アドオン内のコンポーネントをオーバーライドする、手動で追加されたコンポーネントを削除するには、コンポーネントが含まれているテーブル内の取り消しアイコンをクリックします。

      この操作を行うと、オーバーライドが取り消されます。

  6. 競合するコンポーネントまたは未解決の依存関係がイメージに含まれている場合は、問題を解決してから、手順を再試行してください。
  7. (オプション) イメージを検証するには、[検証] ボタンをクリックします。
    イメージを検証して、欠落している依存関係やコンポーネントの競合を確認します。
  8. [保存] をクリックします。
    コンプライアンス チェックタスクが自動的にトリガーされます。コンプライアンス情報は、 [イメージのコンプライアンス] カードに表示されます。

結果

インポートした JSON ファイルがインポートされ、ターゲット クラスタの新しいイメージとして設定されます。この段階では、クラスタ内のホストに何もインストールされません。ホストへのソフトウェアのインストールは、修正中に実行されます。

次のタスク

新しいイメージを基準としてクラスタ内のホストを修正します。『クラスタに対する修正の事前チェックの実行』と『単一イメージを基準としたクラスタの修正』を参照してください。