Tanzu Kubernetes クラスタ ノードのサイズを設定するには、仮想マシン クラスを指定します。vSphere with Tanzu にはデフォルトのクラスが用意されていて、ユーザーは独自のクラスを作成できます。クラスを使用するには、そのクラスをターゲット vSphere 名前空間 に関連付けて、マニフェストでクラスを参照します。
仮想マシン クラスについて
spec.policies.resources.requests
と
spec.hardware
の設定が一致します。ベスト エフォート型のクラスでは、リソースをオーバーコミットできます。本番環境のワークロードでは、保証型の仮想マシン クラス タイプの使用をお勧めします。
仮想マシン クラスの使用
Tanzu Kubernetes クラスタで仮想マシン クラスを使用するには、このクラスタがプロビジョニングされている vSphere 名前空間 に仮想マシン クラスをバインドする必要があります。この操作を行うには、仮想マシン クラスをターゲット名前空間に関連付けます。Tanzu Kubernetes リリース 用の vSphere 名前空間 の構成を参照してください。
kubectl get virtualmachineclassbinding
コマンドを使用します。
スーパーバイザー クラスタ にあるすべての仮想マシン クラスを表示するには、
kubectl describe virtualmachineclasses
コマンドを実行します。ただし、バインドされたクラスのみを使用してクラスタをプロビジョニングできるため、後者のコマンドは単なる情報用であることに注意してください。
TKGS v1alpha2 API を使用して Tanzu Kubernetes クラスタをプロビジョニングするためのワークフローを参照してください。
デフォルトの仮想マシン クラス
デフォルトの仮想マシン クラスには、Tanzu Kubernetes クラスタ ノードのデプロイ サイズとして使用される、デフォルトの仮想マシンのクラス タイプが一覧表示されています。
リソースのオーバーコミットを回避するには、本番ワークロードで保証されたクラス タイプを使用する必要があります。環境(開発、テスト、本番)にワークロードをデプロイしている場合にメモリ不足を回避するには、ワーカー ノードに小さなクラス サイズまたは極端に小さなクラス サイズを使用しないでください。
クラス | CPU | メモリ (GB) | 予約済みの CPU とメモリ |
---|---|---|---|
guaranteed-8xlarge |
32 |
128 |
はい |
best-effort-8xlarge |
32 |
128 |
なし |
guaranteed-4xlarge |
16 |
128 |
はい |
best-effort-4xlarge |
16 |
128 |
なし |
guaranteed-2xlarge |
8 |
64 |
はい |
best-effort-2xlarge |
8 |
64 |
なし |
guaranteed-xlarge |
4 |
32 |
はい |
best-effort-xlarge |
4 |
32 |
なし |
guaranteed-large |
4 |
16 |
はい |
best-effort-large |
4 |
16 |
なし |
guaranteed-medium |
2 |
8 |
はい |
best-effort-medium |
2 |
8 |
なし |
guaranteed-small |
2 |
4 |
はい |
best-effort-small |
2 |
4 |
なし |
guaranteed-xsmall |
2 |
2 |
はい |
best-effort-xsmall |
2 |
2 |
なし |
カスタム仮想マシン クラス
vSphere with Tanzu は、Tanzu Kubernetes クラスタで使用するカスタム仮想マシン クラスをサポートします。カスタム仮想マシン クラスを定義したら、クラスタで使用する前に、ターゲット vSphere 名前空間 に関連付ける必要があります。vSphere with Tanzu での仮想マシン クラスの作成を参照してください。