ESXi 8.0 Update 1c | 2023 年 7 月 27 日 | ビルド 22088125 これらのリリース ノートへの追加や更新を確認してください。 |
ESXi 8.0 Update 1c | 2023 年 7 月 27 日 | ビルド 22088125 これらのリリース ノートへの追加や更新を確認してください。 |
ESXi 8.0 Update 1c では、次のサーバで vSphere Quick Boot がサポートされます。
Cisco Systems Inc
UCSC-C225-M6S
Dell Inc.
R660 vSAN Ready Node
R760 vSAN Ready Node
PowerEdge R660xs
PowerEdge R760xd2
PowerEdge R760xa
PowerEdge R760xs
PowerEdge R860
PowerEdge R960
PowerEdge T560
HPE
Alletra 4120
HPE Cray XD220v
ProLiant DL320 Gen11
ProLiant DL360 Gen11
ProLiant DL380 Gen11
ProLiant DL380a Gen11
ProLiant DL560 Gen11
ProLiant ML110 Gen11
ProLiant ML350 Gen11
Lenovo
ThinkSystem SR630 V3
ThinkSystem SR650 V3
ESXi の新機能、解決した問題、および既知の問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。ESXi 8.0 の以前のリリースのリリース ノートは以下のとおりです。
利用可能な言語、互換性、オープン ソース コンポーネントについては 「VMware vSphere 8.0 リリース ノート」を参照してください。.
ESXi 8.0 Update 1c のこのリリースでは、次のパッチが提供されます。
ビルドの詳細
ダウンロード ファイル名: |
VMware-ESXi-8.0U1c-22088125-depot.zip |
ビルド: |
22088125 |
ダウンロード サイズ: |
949.1 MB |
sha256checksum: |
ab25ede2b6c40d6bb551f41ae43187fe124cc83853e9df25cd79ccf6836546a8 |
ホストの再起動が必要: |
はい |
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要: |
はい |
コンポーネント
コンポーネント |
通知 |
カテゴリ |
重要度 |
---|---|---|---|
ESXi コンポーネント - コア ESXi VIB |
ESXi_8.0.1-0.25.22088125 |
バグ修正 |
最重要 |
ESXi のインストール/アップグレード コンポーネント |
esx-update_8.0.1-0.25.22088125 |
バグ修正 |
最重要 |
ESXi のインストール/アップグレード コンポーネント |
esxio-update_8.0.1-0.25.22088125 |
バグ修正 |
最重要 |
VMware ESXi 用 Mellanox 第 5 世代 NIC(ConnectX および BlueField DPU シリーズ)コア イーサネットおよび RoCE ドライバ |
Mellanox-nmlx5_4.23.0.36-15vmw.801.0.25.22088125 |
バグ修正 |
最重要 |
Broadcom NetXtreme I ESX VMKAPI イーサネット ドライバ |
Broadcom-ntg3_4.1.10.0-5vmw.801.0.25.22088125 |
バグ修正 |
最重要 |
VMware NVMe over TCP ドライバ |
VMware-NVMeoF-TCP_1.0.1.7-1vmw.801.0.25.22088125 |
バグ修正 |
最重要 |
ESXi コンポーネント - コア ESXi VIB |
ESXi_8.0.1-0.20.22082334 |
セキュリティ |
重大 |
ESXi のインストール/アップグレード コンポーネント |
esx-update_8.0.1-0.20.22082334 |
セキュリティ |
重大 |
ESXi のインストール/アップグレード コンポーネント |
esxio-update_8.0.1-0.20.22082334 |
セキュリティ |
重大 |
ESXi Tools コンポーネント |
VMware-VM-Tools_12.2.5.21855600-22082334 |
セキュリティ |
重大 |
ロールアップ パッチ
このロールアップ パッチには、ESXi 8.0 の初回リリース以降のすべての修正が入っている最新の VIB が含まれています。
パッチ ID |
カテゴリ |
重要度 |
詳細 |
---|---|---|---|
ESXi80U1c-22088125 |
バグ修正 |
最重要 |
セキュリティ修正とバグ修正 |
ESXi80U1sc-22082334 |
セキュリティ |
重大 |
セキュリティのみの修正 |
イメージ プロファイル
VMware のパッチおよびアップデート リリースには、一般的なイメージ プロファイルおよび重要なイメージ プロファイルが含まれています。一般的なリリース イメージ プロファイルは、新しいバグ修正に適用されます。
イメージ プロファイルの名前 |
---|
ESXi-8.0U1c-22088125-standard |
ESXi-8.0U1c-22088125-no-tools |
ESXi-8.0U1sc-22082334-standard |
ESXi-8.0U1sc-22082334-no-tools |
ESXi イメージ
名称とバージョン |
リリース日 |
カテゴリ |
詳細 |
---|---|---|---|
ESXi 8.0 U1c - 22088125 |
2023 年 7 月 27 日 |
バグ修正 |
セキュリティとバグ修正のイメージ |
ESXi 8.0 U1sc - 22082334 |
2023 年 7 月 27 日 |
セキュリティ |
セキュリティのみのイメージ |
vSphere Lifecycle Manager を使用したアップデートとアップグレードの詳細については、vSphere Lifecycle Manager についておよびvSphere Lifecycle Manager ベースラインとイメージを参照してください。イメージ プロファイルを使用して、vSphere Lifecycle Manager を使用せずに ESXi ホストをアップデートすることもできます。 これを行うには、オフラインのパッチ バンドルの ZIP ファイルを VMware Customer Connect から手動でダウンロードする必要があります。[製品の選択] ドロップダウン メニューから [ESXi(組み込みとインストール可能)] を選択し、[バージョンの選択] ドロップダウン メニューから [8.0] を選択します。詳細については、「ESXCLI コマンドを使用した、ホストのアップグレード」と、VMware ESXi のアップグレード ガイドを参照してください。
パッチのカテゴリ |
バグ修正 |
パッチの重要度 |
最重要 |
ホストの再起動が必要 |
はい |
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 |
はい |
影響を受けるハードウェア |
該当なし |
影響を受けるソフトウェア |
該当なし |
影響のある VIB |
|
修正されたパッチ リリース |
3239946、3239870、3210610、3228383、3248279、3179236、3183209、3219196、3229111、3221890、3219889、3223909、3225464、3228391、3158175、3217410、3211624、3223427、3223420、3181600、3212384、3221902、3219121、3219196、3222717、3221598、3210610、3181603、3213042、3221593、3210931、3210931、3221549、3161147、3213110、3219262、3118977、3217167、3210610、3210610、3219971、3112043、3218145、3218218、3217477、3214491、3166665、3210840、3210837、3210956、3213914、3212431、3187725、3213177、3185230、3213207、3187539、2625439、3122074、3197383、3187416、3187420、3118241、3176359、3184331、3182257、3187875、3187547、3210192、3180881、3163270、3179236、3157222、3187709、3187716、3187494、3186022、3188105、3183522、3166280、3183038、3183531、3183526、3184327、3166566、3171992、3172063、3159074、3181553、3183529、3146205、3038908、3038908、3153396、3038908、3038908、3038908、3179111 |
CVE 番号 |
該当なし |
以下の問題を解決するために、esxio-combiner-esxio, esxio-base, esxio-dvfilter-generic-fastpath, vdfs, bmcal, clusterstore, native-misc-drivers-esxio, gc-esxio, esxio, bmcal-esxio, esxio-combiner, gc, esx-xserver, vsan, esx-base, trx, native-misc-drivers, cpu-microcode, vsanhealth
、および crx
VIB を更新しています。
vSAN 健全性チェックの一時的な警告:ネットワーク構成が同期していません
ネットワーク構成が同期されていないことが、vSAN Skyline Health によってランダムに報告されることがあります。この一時的な問題が発生するのは、vSAN 健全性サービスが古い vCenter Server 構成を使用してユニキャスト チェックを実行する場合です。
本リリースで、この問題は修正されました。
2 つの操作間の競合状態が原因でメタデータの不整合が発生することがある
ごくまれに、VMDK に対するマッピング解除操作と、同じオブジェクトに対するスナップショット作成操作とを同時に実行することによる競合が原因で、vSAN ホスト内のオブジェクトの vSAN メタデータで不整合が発生することがあります。この不整合により、仮想マシンの障害またはホストの障害が発生する可能性があります。
本リリースで、この問題は修正されました。
ESX ホストがパープル スクリーンを表示して機能を停止し、次のエラーが表示される:NMI IPI: Panic requested by another PCPU
リソース プール キャッシュは、VMFS ボリュームに対応するリソース クラスタを格納する、VMFS 固有のボリューム レベル キャッシュです。優先順位の高いクラスタの検索中、キャッシュ フラッシャ ワークフローはキャッシュされたリソース クラスタの大規模なリストを反復処理します。これにより、物理 CPU がロックアップする可能性があります。その結果、ESX ホストが機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。logDump
ファイルに、次のようなエラーが記録されます。
^[[7m2022-10-22T07:56:47.322Z cpu13:2101160)WARNING: Heartbeat: 827: PCPU 0 didn't have a heartbeat for 7 seconds, timeout is 14, 1 IPIs sent; *may* be locked up.^[[0m
^[[31;1m2022-10-22T07:56:47.322Z cpu0:2110633)ALERT: NMI: 710: NMI IPI: RIPOFF(base):RBP:CS
本リリースで、この問題は修正されました。
ESXi ConfigStore データベースに空きがなくなり、書き込みに失敗する
ESXi ConfigStore データベースからブロック デバイスに関連する状態データが時間内に削除されず、容量不足状態になる場合があります。その結果、ConfigStore への書き込み操作が失敗するようになります。バックトレースに次のようなログが記録されます。
2022-12-19T03:51:42.733Z cpu53:26745174)WARNING: VisorFSRam: 203: Cannot extend visorfs file /etc/vmware/configstore/current-store-1-journal because its ramdisk (configstore) is full
。
本リリースで、この問題は修正されました。
[非健全] 状態の vSAN ストレージ デバイスを退避するまでの遅延
デバイスが [非健全] として検出された後、対象のデバイスでの退避が開始される前に Local Log-Structured Object Manager (LSOM) が 10 分間 (LSOM_DEVICE_MONITORING_INTERVAL) 待機することがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
メンテナンス モードまたはディスクの廃止に対する vSAN の事前チェックで、アクセシビリティが失われる可能性のあるオブジェクトが一覧表示されない
この問題は、コンポーネントを再同期しているオブジェクトに影響します。一部のコンポーネントは、削除されるデバイスまたはメンテナンス モードになるデバイスに存在しています。[アクションなし (No-Action)] オプションを使用して事前チェックを実行すると、事前チェックでオブジェクトが正しく評価されず、inaccessibleObjects
リストで報告されません。
本リリースで、この問題は修正されました。事前チェックで、影響を受けるすべてのオブジェクトが inaccessibleObjects
リストに含まれるようになりました。
まれにある競合状態が原因で、vSAN iSCSI ターゲット サービスが失敗することがある
ESXCLI コマンド esxcli network firewall load
を実行すると、既存の動的ファイアウォール ルールが再ロードされずに失われます。ESXCLI コマンド esxcli network firewall refresh
を実行すると、この操作によって既存の動的ファイアウォール ルールが再ロードされますが、競合状態が原因で、一部のルールが失われることがあります。この問題は、複数のファイアウォール更新コマンドが同時に実行され、競合状態になる場合にのみ発生します。その結果、vSAN iSCSI ターゲット サービスが失敗することがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
手動で VMX ファイルを編集している場合、パワーオフ状態の暗号化された仮想マシンで画面解像度設定が機能しないことがある
VMX ファイルを編集して、パワーオフ状態の暗号化された仮想マシンの画面解像度を手動で指定すると、この変更が有効にならない場合があります。
本リリースで、この問題は修正されました。
Internet Control Message Protocol (ICMP) がアクティブでない場合、vSphere 8.0 以降へのアップグレード後、ESXi ホストの再起動に時間がかかることがある
環境内の NFS サーバで ICMP がアクティブでない場合は、システムを vSphere 8.0 以降にアップグレードすると、NFS データストアのリストア操作が失敗するため、ESXi ホストの再起動が完了するまでに 1 時間かかることがあります。NFS では vmkping
ユーティリティを使用して、マウント操作を実行する前に NFS サーバの到達可能な IP アドレスを特定します。ICMP がアクティブでない場合は、マウント操作が失敗します。
本リリースで、この問題は修正されました。ICMP プロトコルに対する依存関係を削除して到達可能な IP アドレスを検出するため、この修正によりソケット API が追加され、特定の NFS サーバ上の IP アドレスが使用可能になります。
最近ホットアドされたメモリを使用する仮想マシンを移行すると、ESXi ホストが繰り返し機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある
移行後、メモリのホットプラグ モジュールがターゲット ホスト上の仮想マシンの NUMA メモリ レイアウトを再計算するときに競合状態が発生するため、ESXi ホストが繰り返し機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。次のようなエラーがバックトレースに記録されます。
0x452900262cf0:[0x4200138fee8b]PanicvPanicInt@vmkernel#nover+0x327 stack: 0x452900262dc8, 0x4302f6c06508, 0x4200138fee8b, 0x420013df1300, 0x452900262cf0 0x452900262dc0:[0x4200138ff43d]Panic_WithBacktrace@vmkernel#nover+0x56 stack: 0x452900262e30, 0x452900262de0, 0x452900262e40, 0x452900262df0, 0x3e7514 0x452900262e30:[0x4200138fbb90]NMI_Interrupt@vmkernel#nover+0x561 stack: 0x0, 0xf48, 0x0, 0x0, 0x0 0x452900262f00:[0x420013953392]IDTNMIWork@vmkernel#nover+0x7f stack: 0x420049800000, 0x4200139546dd, 0x0, 0x452900262fd0, 0x0 0x452900262f20:[0x4200139546dc]Int2_NMI@vmkernel#nover+0x19 stack: 0x0, 0x42001394e068, 0xf50, 0xf50, 0x0 0x452900262f40:[0x42001394e067]gate_entry@vmkernel#nover+0x68 stack: 0x0, 0x43207bc02088, 0xd, 0x0, 0x43207bc02088 0x45397b61bd30:[0x420013be7514]NUMASched_PageNum2PhysicalDomain@vmkernel#nover+0x58 stack: 0x1, 0x420013be34c3, 0x45396f79f000, 0x1, 0x100005cf757 0x45397b61bd50:[0x420013be34c2]NUMASched_UpdateAllocStats@vmkernel#nover+0x4b stack: 0x100005cf757, 0x0, 0x0, 0x4200139b36d9, 0x0 0x45397b61bd80:[0x4200139b36d8]VmMem_NodeStatsSub@vmkernel#nover+0x59 stack: 0x39, 0x45396f79f000, 0xbce0dbf, 0x100005cf757, 0x0 0x45397b61bdc0:[0x4200139b4372]VmMem_FreePageNoBackmap@vmkernel#nover+0x8b stack: 0x465ec0001be0, 0xa, 0x465ec18748b0, 0x420014e7685f, 0x465ec14437d0
本リリースで、この問題は修正されました。
IPV6 が無効になっているクラスタで vSAN クラスタのシャットダウンが失敗する
この問題は、IPv6 が無効になっている状態で ESXi 8.0 Update 1 を実行している vSAN のホストで発生します。vSAN クラスタのシャットダウン ウィザードを使用すると、ワークフローが失敗し、次のエラー メッセージが表示されます。'NoneType' object is not iterable
。
本リリースで、この問題は修正されました。
SNMP が有効になっていない場合でも、/var/spool の下にある SNMP ディレクトリにトラップ ファイルが表示される
たとえば、ESXi のホストの再起動後に hostd サービスが起動した後、/var/spool
の下に SNMP ディレクトリが作成され、このディレクトリに多数の .trp
ファイルが表示されることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、ディレクトリ /var/spool/snmp
は SNMP が有効な場合にのみ作成されるようになりました。
hostd サービスが繰り返し失敗し、ESXi のホストが vCenter Server システムから切断される
何らかの理由で ESXi ホストが一時的にメモリ不足の状態になっている場合、ビットマップの割り当てを妨げる vSphere Replication フィルタが原因で、hostd サービスが繰り返し失敗することがあります。その結果、ESXi ホストが vCenter システムから切断され、再接続できなくなります。
本リリースで、この問題は修正されました。
NSX 管理対象ワークロードの仮想マシンへのサービス挿入中に、一部の仮想マシンが断続的に応答しなくなり、仮想デバイスがリセットされる場合がある
NSX 管理対象ワークロードの仮想マシンへのサービス挿入中に、スイッチポートから別のスイッチポートへの入力チェーンによりパケット リストが再挿入されることがあります。この場合、送信元のスイッチポートが入力チェーンの実際のポート ID に対応しなくなるため、仮想デバイスが送信されたフレームの完了状態を取得しません。その結果、サービス挿入タスクを実行すると、ネットワーク接続の問題が原因で一部の仮想マシンが断続的に応答しなくなることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
AMD CPU で特定の仮想マシンがネストされていると、そのパフォーマンスが低下することがある
AMD CPU で仮想化ベースのセキュリティ (VBS) を搭載した Windows などのオペレーティング システムの仮想マシンがネストされていると、パフォーマンスの低下、タイムアウト、応答不能などが発生することがあります。これは、AMD の Rapid Virtualization Indexing (RVI)(ネストしたページ テーブル (NPT) とも呼ばれる)の仮想化に関する問題が原因です。
本リリースで、この問題は修正されました。
実行中の仮想マシンで仮想ディスクのモードを変更すると、仮想マシンが機能を停止することがある
VMware Host Client を使用して、実行中の仮想マシンのディスク モードを(たとえば、[独立型: 読み取り専用] から [依存型] または [独立型: 通常] に)編集すると、操作が失敗し、仮想マシンが機能を停止することがあります。次のようなエラーが vmware.log に記録されます。
msg.disk.notConfigured2] Failed to configure disk 'scsi0:4'. The virtual machine cannot be powered on with an unconfigured disk.
[msg.checkpoint.continuesync.error] An operation required the virtual machine to quiesce and the virtual machine was unable to continue running.
本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、VMware Host Client を使用した、実行中の仮想マシン上の [独立型: 読み取り専用] ディスクでのモードの変更がブロックされます。vSphere Client では、すでにこのような操作はブロックされています。
ターゲットの障害からのリカバリ後に ESXi NVMe/TCP イニシエータがパスのリカバリに失敗する
NVMe/TCP のターゲットが障害からリカバリした際に、ESXi がパスをリカバリできません。
本リリースで、この問題は修正されました。
ESXi ホストが応答しなくなり、ホストをメンテナンス モードにしたり、そのホストから仮想マシンを移行したりできなくなる
ESXi ホストに接続されている VMFS ボリューム上のメタデータの非同期読み取りにより、ホスト上の他のスレッドとの間に競合状態が発生し、ホストが応答しなくなることがあります。その結果、ホストをメンテナンス モードにしたり、そのホストから仮想マシンを移行したりすることができなくなります。
本リリースで、この問題は修正されました。
データストアの拡張中に論理ボリューム マネージャ (LVM) ディスクがオフラインになる
クラスタ内の ESXi ホスト上のデータストアを拡張している間にストレージを更新すると、LVM エクステントがオフラインになり、このボリュームにある仮想マシンが応答しなくなることがあります。この問題は、ストレージの更新操作によって、クラスタ内のすべての ESXi ホストでボリューム属性の更新が遅くなることが原因で発生します。その結果、プラグイン可能なストレージ アーキテクチャ (PSA) レイヤーのキャッシュされた容量情報とディスク上の LVM メタデータとが一致しなくなり、メタデータとデータの安全性のために、ESXi によって LVM エクステントがオフラインとしてマークされます。
本リリースで、この問題は修正されました。
SCSI LUN の永続名が設定されないことがある
SCSI-3 準拠デバイスの永続名プロパティは、T10 および SMI 標準で定義されている重要な製品データ (VPD) の 80h
および 83h
ページから取得されます。永続名をポピュレートするために、ESXi ではまず、デバイスでサポートされている VPD ページのリストを取得する照会コマンドを送信します。次に、ESXi は、サポートされている全 VPD ページのデータを取得するコマンドを発行します。ターゲット アレイの問題により、not supported
というエラーを表示して、デバイスがリスト内のページの VPD ページ データを取得するコマンドに失敗することがあります。その結果、ESXi がデバイスの永続名プロパティをポピュレートできなくなります。
本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、永続名の生成に VPD ページ データが必要ない場合、VPD ページ データを取得するコマンドのエラーが無視されます。ただし、80h
ページと 83h
ページのデータを取得するコマンドのエラーは除きます。
NVMe over Fibre Channel のリンクアップ イベントの後、ESXi High Performance Plug-in (HPP) を使用したパスのリカバリに異常な時間がかかる
一定の状況下で、ファイバ チャネルのリンクアップ イベントの後、HPP が管理する NVMe over Fibre Channel パスがリカバリするまでに 5 分ほどかかる場合があります。
本リリースで、この問題は修正されました。
NVMe over Fabrics コントローラの検出中に、コントローラが予期せず切断されることがある
ESXi ホストでパーシステント検出コントローラをサポートする NVMe over Fabrics ストレージ ターゲットについて、検出コントローラと I/O コントローラがすでにある場合、NVMe over Fabrics コントローラの検出操作を同時実行すると、一部の I/O コントローラが予期せずに切断されることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
ESXi PTP サービスがハードウェア タイムスタンプを使用している場合に、スイッチで IGMP スヌーピングを有効にすると、同期エラーが発生することがある
接続したスイッチで Internet Group Management Protocol (IGMP) スヌーピングを有効にしている場合、Precision Time Protocol (PTP) クライアントは、グランドマスターから PTP マルチキャスト ストリームを受信するために IGMP マルチキャスト要求を送信する必要があります。ESXi PTP エージェントがハードウェア タイムスタンプをベースとしていると、エージェントが IGMP 参加/離脱要求をスイッチに送信できなくなることがあります。その結果、PTP マルチキャスト ストリームが ESXi ホストに到達できず、PTP 同期を適切に実行できません。
本リリースで、この問題は修正されました。詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB92276 を参照してください。
同じクラスタ内の 2 台の ESXi ホストで、同一の VMFS ボリュームに対してボリュームの拡張操作と更新操作を並行して実行すると、対象の VMFS ボリュームがオフラインになることがある
vCenter Server クラスタ内の ESXi ホストで VMFS ボリュームの拡張操作が進行している間に、別のホストでユーザーまたは vCenter Server が同じ VMFS ボリュームの容量の更新操作を開始すると、操作の対象としたボリュームがオフラインになることがあります。この問題は、デバイスの再スキャン中にディスクのボリューム メタデータに記録されるデバイス サイズと、デバイスの再スキャンが完了しないと更新されない、ホスト上のプラグイン可能なストレージ アーキテクチャ (PSA) レイヤーのデバイス サイズの値が一致しないことが原因で発生します。
本リリースで、この問題は修正されました。今回の修正により、ボリューム マネージャ コードの回復性が向上し、デバイスの属性が連続的に更新されるようになったほか、vCenter Server によりデバイス サイズの不一致が報告された場合には、デバイス サイズを再度比較するようになりました。
ステートレス ESXi ホストを使用する操作で、システム キャッシュに必要なリモート ディスクが選択されず、修正やコンプライアンスの問題が発生することがある
ストレージの移行など、ステートレス ESXi ホストを使用する操作で、システム キャッシュに必要なリモート ディスクが選択されない場合があります。たとえば、新しいブート LUN を LUN 0 として保持する必要があるにもかかわらず、vSphere Auto Deploy で LUN 1 が選択されることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、一貫した方法でリモート ディスクをソートし、LUN ID が最も小さいディスクを常に選択できるようになりました。修正を確実に有効にするには、次の手順を実行します。
[Auto Deploy] ウィザードの [ホスト プロファイルの編集] 画面で、詳細設定 > システム イメージ キャッシュ設定 を選択します。
[システム イメージ キャッシュ プロファイル設定] ドロップダウン メニューで [ホスト上でステートレス キャッシュを有効化] を選択します。
最初のディスクの引数 の remote を sortedremote で置き換えるか、remoteesx を sortedremoteesx で置き換えて、編集します。
ベンダー パッケージのインストールを同時実行した場合に VMware VIB のインストールが失敗することがある
JetStream Software、Microsoft、VMware など、各種のベンダーの更新パッケージをインストールする際に、複数のクライアントが同じ PatchManager API を呼び出し、競合状態になることがあります。その結果、VMware インストール パッケージ (VIB) のインストールに失敗することがあります。ログでは、vim.fault.PlatformConfigFault
のようなエラーが確認できます。これは、ESXi ホストの構成に関して何らかのエラーが発生したことを示す汎用的なエラーです。vSphere Client に、次のようなメッセージが表示されます:An error occurred during host configuration
。
本リリースで、この問題は修正されました。今回の修正では、実際の問題を認識してインストールを再試行できるように、TaskInProgress
警告を返すようになりました。従来の PlatformConfigFault
は返されません。
一部のアプリケーションで、ESXi のファイル ハンドルが多すぎてパフォーマンスが低下する場合がある
非常にまれに、NVIDIA 仮想 GPU (vGPU) などのアプリケーションが非常に多くのファイル ハンドルを使用した結果、ESXi が他のサービスや仮想マシンの処理に失敗することがあります。これにより、一部のノードで GPU が非表示になる、GPU メモリがゼロと報告される、パフォーマンスが低下するなどの問題が発生することがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。今回の修正により、vGPU 仮想マシンが使用できるファイル ハンドルの数が減少しています。
OVF ファイルまたはコンテンツ ライブラリから仮想マシンをデプロイすると、仮想マシンのソケットあたりのコア数が 1 に設定される
ソケットあたりのコア数を自動選択する ESXi ではなく、OVF ファイルまたはコンテンツ ライブラリから仮想マシンをデプロイすると、コア数があらかじめ 1 に設定されます。
本リリースで、この問題は修正されました。
パッチのカテゴリ |
バグ修正 |
パッチの重要度 |
最重要 |
ホストの再起動が必要 |
はい |
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 |
はい |
影響を受けるハードウェア |
該当なし |
影響を受けるソフトウェア |
該当なし |
影響のある VIB |
|
修正されたパッチ リリース |
該当なし |
CVE 番号 |
該当なし |
loadesx
および esx-update
VIB を更新しています。
パッチのカテゴリ |
バグ修正 |
パッチの重要度 |
最重要 |
ホストの再起動が必要 |
はい |
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 |
はい |
影響を受けるハードウェア |
該当なし |
影響を受けるソフトウェア |
該当なし |
影響のある VIB |
|
修正されたパッチ リリース |
該当なし |
CVE 番号 |
該当なし |
loadesxio
および esxio-update
VIB を更新しています。
パッチのカテゴリ |
バグ修正 |
パッチの重要度 |
最重要 |
ホストの再起動が必要 |
はい |
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 |
はい |
影響を受けるハードウェア |
該当なし |
影響を受けるソフトウェア |
該当なし |
含まれる VIB |
|
修正されたパッチ リリース |
3152476 |
CVE 番号 |
該当なし |
以下の問題を解決するために、nmlx5-rdma, nmlx5-core, nmlx5-rdma-esxio
、および nmlx5-core-esxio
VIB を更新しています。
Mellanox NIC のカプセル化されたトラフィックのスループットが低下することがある
拡張データパス モードでない場合、Mellanox (nmlx5) ドライバを使用する NIC のカプセル化されたトラフィックのスループットが低くなり、RSS キュー間のトラフィック フローが不均一になることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
パッチのカテゴリ |
バグ修正 |
パッチの重要度 |
最重要 |
ホストの再起動が必要 |
はい |
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 |
はい |
影響を受けるハードウェア |
該当なし |
影響を受けるソフトウェア |
該当なし |
含まれる VIB |
|
修正されたパッチ リリース |
3187446 |
CVE 番号 |
該当なし |
次の問題を解決するために、ntg3
VIB を更新しています。
ntg3 ドライバをバージョン 4.1.9.0-4vmw にアップグレードした後、ファイバが物理敵に接続されている Broadcom NIC のネットワークが切断される場合がある
ntg3 ドライバ バージョン 4.1.9.0-4vmw
での変更が原因で、ファイバの物理レイヤーに関するリンクの問題が発生し、一部の NIC(Broadcom 1Gb など)の接続を開始できないことがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
パッチのカテゴリ |
バグ修正 |
パッチの重要度 |
最重要 |
ホストの再起動が必要 |
はい |
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 |
はい |
影響を受けるハードウェア |
該当なし |
影響を受けるソフトウェア |
該当なし |
含まれる VIB |
|
修正されたパッチ リリース |
3219191 |
CVE 番号 |
該当なし |
次の問題を解決するために、nvmetcp
VIB を更新しています。
NVMe/TCP 構成の ESXi ホストで NVMe 検出サービスの自動検出が失敗することがある
vSphere 8.0 で ESXi に追加された高度な NVMe-oF 検出サービスのサポートは、標準に準拠した NVMe 検出サービスの動的検出を可能にします。ESXi は、mDNS/DNS-SD サービスを使用して、ネットワーク上のアクティブな NVMe-oF 検出サービスの IP アドレスやポート番号などの情報を取得します。ただし、NVMe/TCP が有効になっている ESXi サーバでは、vSphere Distributed Switch を使用するように構成されたネットワークでの自動検出が失敗することがあります。この問題は、標準スイッチを使用する NVMe/TCP 構成には影響しません。
本リリースで、この問題は修正されました。
パッチのカテゴリ |
セキュリティ |
パッチの重要度 |
最重要 |
ホストの再起動が必要 |
はい |
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 |
はい |
影響を受けるハードウェア |
該当なし |
影響を受けるソフトウェア |
該当なし |
含まれる VIB |
|
修正されたパッチ リリース |
3229052、3222888、3184515、3184505、3210921、3219294、3217139、3215295、3184512、3184517、3213042、3184513、3184506、3186149 |
CVE 番号 |
該当なし |
以下の問題を解決するために、bmcal-esxio, native-misc-drivers, esx-dvfilter-generic-fastpath, vsan, bmcal, esx-base, trx, gc-esxio, gc, esxio, esx-xserver, cpu-microcode, esxio-combiner-esxio, esxio-dvfilter-generic-fastpath, vsanhealth, vds-vsip, clusterstore, native-misc-drivers-esxio, esxio-combiner, esxio-base, vdfs
、および crx VIB を更新しています。
ESXi 8.0 Update 1c では、次のセキュリティ アップデートが提供されています。
Envoy プロキシがバージョン v1.23.9 にアップデートされました。
ESXi userworld libxml2 ライブラリがバージョン 2.10.4 にアップデートされました。
cURL ライブラリがバージョン 8.0.1 にアップデートされました。
Go ライブラリがバージョン 1.19.9 にアップデートされました。
etcd パッケージが 3.4.25 にアップデートされました。
パッチのカテゴリ |
セキュリティ |
パッチの重要度 |
最重要 |
ホストの再起動が必要 |
はい |
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 |
はい |
影響を受けるハードウェア |
該当なし |
影響を受けるソフトウェア |
該当なし |
含まれる VIB |
|
修正されたパッチ リリース |
該当なし |
CVE 番号 |
該当なし |
esx-update
および loadesx
VIB を更新しています。
パッチのカテゴリ |
セキュリティ |
パッチの重要度 |
最重要 |
ホストの再起動が必要 |
はい |
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 |
はい |
影響を受けるハードウェア |
該当なし |
影響を受けるソフトウェア |
該当なし |
含まれる VIB |
|
修正されたパッチ リリース |
該当なし |
CVE 番号 |
該当なし |
loadesxio
および esxio-update
VIB を更新しています。
パッチのカテゴリ |
セキュリティ |
パッチの重要度 |
最重要 |
ホストの再起動が必要 |
なし |
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 |
なし |
影響を受けるハードウェア |
該当なし |
影響を受けるソフトウェア |
該当なし |
含まれる VIB |
|
修正されたパッチ リリース |
3186166 |
CVE 番号 |
該当なし |
tools-light
VIB を更新します。
次の VMware Tools ISO イメージが ESXi 8.0 Update 1c にバンドルされます。
windows.iso:VMware Tools 12.2.5 は Windows 7 SP1 または Windows Server 2008 R2 SP1 以降をサポートします。
linux.iso:Linux OS、glibc 2.11 以降用の VMware Tools 10.3.25 ISO イメージ。
次の VMware Tools の ISO イメージをダウンロードできます。
VMware Tools 11.0.6:
windows.iso:Windows Vista (SP2) および Windows Server 2008 Service Pack 2 (SP2) 用。
VMware Tools 10.0.12:
winPreVista.iso:Windows 2000、Windows XP、Windows 2003 用。
linuxPreGLibc25.iso:Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5、SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11、Ubuntu 7.04 より前のゲスト OS と、glibc バージョンが 2.5 より前のその他のディストリビューションをサポートします。
solaris.iso:VMware Tools イメージ 10.3.10 (Solaris)。
darwin.iso:Mac OS X バージョン 10.11 以降をサポートします。VMware Tools 12.1.0 は、macOS 用の最後の通常リリースでした。詳細については、VMware のナレッジベースの記事 KB88698 を参照してください。
ESXi にバンドルされていない、特定のプラットフォーム用の VMware Tools をダウンロードする場合は、次のドキュメントに記載されている手順に従ってください。
プロファイル名 |
ESXi-8.0U1c-22088125-standard |
ビルド |
ビルドの詳細については、「本リリースに含まれるパッチ」を参照してください。 |
ベンダー |
VMware, Inc. |
リリース日 |
2023 年 7 月 27 日 |
許容レベル |
サポートされているパートナー |
影響を受けるハードウェア |
該当なし |
影響を受けるソフトウェア |
該当なし |
影響のある VIB |
|
修正されたパッチ リリース |
3239946、3239870、3210610、3228383、3248279、3179236、3183209、3219196、3229111、3221890、3219889、3223909、3225464、3228391、3158175、3217410、3211624、3223427、3223420、3181600、3212384、3221902、3219121、3219196、3222717、3221598、3210610、3181603、3213042、3221593、3210931、3210931、3221549、3161147、3213110、3219262、3118977、3217167、3210610、3210610、3219971、3112043、3218145、3218218、3217477、3214491、3166665、3210840、3210837、3210956、3213914、3212431、3187725、3213177、3185230、3213207、3187539、2625439、3122074、3197383、3187416、3187420、3118241、3176359、3184331、3182257、3187875、3187547、3210192、3180881、3163270、3179236、3157222、3187709、3187716、3187494、3186022、3188105、3183522、3166280、3183038、3183531、3183526、3184327、3166566、3171992、3172063、3159074、3181553、3183529、3146205、3038908、3038908、3153396、3038908、3038908、3038908、3179111、3152476、3187446、3219191 |
関連する CVE 番号 |
該当なし |
このパッチでは、以下の問題がアップデートされています。
手動で VMX ファイルを編集している場合、パワーオフ状態の暗号化された仮想マシンで画面解像度設定が機能しないことがある
VMX ファイルを編集して、パワーオフ状態の暗号化された仮想マシンの画面解像度を手動で指定すると、この変更が有効にならない場合があります。
本リリースで、この問題は修正されました。
vSAN 健全性チェックの一時的な警告:ネットワーク構成が同期していません
ネットワーク構成が同期されていないことが、vSAN Skyline Health によってランダムに報告されることがあります。この一時的な問題が発生するのは、vSAN 健全性サービスが古い vCenter Server 構成を使用してユニキャスト チェックを実行する場合です。
本リリースで、この問題は修正されました。
vSAN キャッシュの上書きの問題により、メタデータの不整合が発生する場合がある
まれに、マッピング解除操作とスナップショット操作の競合が原因で、vSAN ホスト内の vSAN メタデータに不整合が発生することがあります。このような不整合は、仮想マシンの障害やホストの障害など、予期しない結果の原因となる可能性があります。
本リリースで、この問題は修正されました。
ESX ホストがパープル スクリーンを表示して機能を停止し、次のエラーが表示される:NMI IPI: Panic requested by another PCPU
リソース プール キャッシュは、VMFS ボリュームに対応するリソース クラスタを格納する、VMFS 固有のボリューム レベル キャッシュです。優先順位の高いクラスタの検索中、キャッシュ フラッシャ ワークフローはキャッシュされたリソース クラスタの大規模なリストを反復処理します。これにより、物理 CPU がロックアップする可能性があります。その結果、ESX ホストが機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。logDump
ファイルに、次のようなエラーが記録されます。
^[[7m2022-10-22T07:56:47.322Z cpu13:2101160)WARNING: Heartbeat: 827: PCPU 0 didn't have a heartbeat for 7 seconds, timeout is 14, 1 IPIs sent; *may* be locked up.^[[0m
^[[31;1m2022-10-22T07:56:47.322Z cpu0:2110633)ALERT: NMI: 710: NMI IPI: RIPOFF(base):RBP:CS
本リリースで、この問題は修正されました。
ESXi ConfigStore データベースに空きがなくなり、書き込みに失敗する
ESXi ConfigStore データベースからブロック デバイスに関連する状態データが時間内に削除されず、容量不足状態になる場合があります。その結果、ConfigStore への書き込み操作が失敗するようになります。バックトレースに次のようなログが記録されます。
2022-12-19T03:51:42.733Z cpu53:26745174)WARNING: VisorFSRam: 203: Cannot extend visorfs file /etc/vmware/configstore/current-store-1-journal because its ramdisk (configstore) is full
。
本リリースで、この問題は修正されました。
[非健全] 状態の vSAN ストレージ デバイスを退避するまでの遅延
デバイスが [非健全] として検出された後、対象のデバイスでの退避が開始される前に Local Log-Structured Object Manager (LSOM) が 10 分間 (LSOM_DEVICE_MONITORING_INTERVAL) 待機することがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
メンテナンス モードまたはディスクの廃止に対する vSAN の事前チェックで、アクセシビリティが失われる可能性のあるオブジェクトが一覧表示されない
この問題は、コンポーネントを再同期しているオブジェクトに影響します。一部のコンポーネントは、削除されるデバイスまたはメンテナンス モードになるデバイスに存在しています。[アクションなし (No-Action)] オプションを使用して事前チェックを実行すると、事前チェックでオブジェクトが正しく評価されず、inaccessibleObjects
リストで報告されません。
本リリースで、この問題は修正されました。事前チェックで、影響を受けるすべてのオブジェクトが inaccessibleObjects
リストに含まれるようになりました。
まれにある競合状態が原因で、vSAN iSCSI ターゲット サービスが失敗することがある
ESXCLI コマンド esxcli network firewall load
を実行すると、既存の動的ファイアウォール ルールが再ロードされずに失われます。ESXCLI コマンド esxcli network firewall refresh
を実行すると、この操作によって既存の動的ファイアウォール ルールが再ロードされますが、競合状態が原因で、一部のルールが失われることがあります。この問題は、複数のファイアウォール更新コマンドが同時に実行され、競合状態になる場合にのみ発生します。その結果、vSAN iSCSI ターゲット サービスが失敗することがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
Internet Control Message Protocol (ICMP) がアクティブでない場合、vSphere 8.0 以降へのアップグレード後、ESXi ホストの再起動に時間がかかることがある
環境内の NFS サーバで ICMP がアクティブでない場合は、システムを vSphere 8.0 以降にアップグレードすると、NFS データストアのリストア操作が失敗するため、ESXi ホストの再起動が完了するまでに 1 時間かかることがあります。NFS では vmkping
ユーティリティを使用して、マウント操作を実行する前に NFS サーバの到達可能な IP アドレスを特定します。ICMP がアクティブでない場合は、マウント操作が失敗します。
本リリースで、この問題は修正されました。ICMP プロトコルに対する依存関係を削除して到達可能な IP アドレスを検出するため、この修正によりソケット API が追加され、特定の NFS サーバ上の IP アドレスが使用可能になります。
最近ホットアドされたメモリを使用する仮想マシンを移行すると、ESXi ホストが繰り返し機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある
移行後、メモリのホットプラグ モジュールがターゲット ホスト上の仮想マシンの NUMA メモリ レイアウトを再計算するときに競合状態が発生するため、ESXi ホストが繰り返し機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。次のようなエラーがバックトレースに記録されます。
0x452900262cf0:[0x4200138fee8b]PanicvPanicInt@vmkernel#nover+0x327 stack: 0x452900262dc8, 0x4302f6c06508, 0x4200138fee8b, 0x420013df1300, 0x452900262cf0 0x452900262dc0:[0x4200138ff43d]Panic_WithBacktrace@vmkernel#nover+0x56 stack: 0x452900262e30, 0x452900262de0, 0x452900262e40, 0x452900262df0, 0x3e7514 0x452900262e30:[0x4200138fbb90]NMI_Interrupt@vmkernel#nover+0x561 stack: 0x0, 0xf48, 0x0, 0x0, 0x0 0x452900262f00:[0x420013953392]IDTNMIWork@vmkernel#nover+0x7f stack: 0x420049800000, 0x4200139546dd, 0x0, 0x452900262fd0, 0x0 0x452900262f20:[0x4200139546dc]Int2_NMI@vmkernel#nover+0x19 stack: 0x0, 0x42001394e068, 0xf50, 0xf50, 0x0 0x452900262f40:[0x42001394e067]gate_entry@vmkernel#nover+0x68 stack: 0x0, 0x43207bc02088, 0xd, 0x0, 0x43207bc02088 0x45397b61bd30:[0x420013be7514]NUMASched_PageNum2PhysicalDomain@vmkernel#nover+0x58 stack: 0x1, 0x420013be34c3, 0x45396f79f000, 0x1, 0x100005cf757 0x45397b61bd50:[0x420013be34c2]NUMASched_UpdateAllocStats@vmkernel#nover+0x4b stack: 0x100005cf757, 0x0, 0x0, 0x4200139b36d9, 0x0 0x45397b61bd80:[0x4200139b36d8]VmMem_NodeStatsSub@vmkernel#nover+0x59 stack: 0x39, 0x45396f79f000, 0xbce0dbf, 0x100005cf757, 0x0 0x45397b61bdc0:[0x4200139b4372]VmMem_FreePageNoBackmap@vmkernel#nover+0x8b stack: 0x465ec0001be0, 0xa, 0x465ec18748b0, 0x420014e7685f, 0x465ec14437d0
本リリースで、この問題は修正されました。
ntg3 ドライバをバージョン 4.1.9.0-4vmw にアップグレードした後、ファイバが物理敵に接続されている Broadcom NIC のネットワークが切断される場合がある
ntg3 ドライバ バージョン 4.1.9.0-4vmw
での変更が原因で、ファイバの物理レイヤーに関するリンクの問題が発生し、一部の NIC(Broadcom 1Gb など)の接続を開始できないことがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
IPV6 が無効になっているクラスタで vSAN クラスタのシャットダウンが失敗する
この問題は、IPv6 が無効になっている状態で ESXi 8.0 Update 1 を実行している vSAN のホストで発生します。vSAN クラスタのシャットダウン ウィザードを使用すると、ワークフローが失敗し、次のエラー メッセージが表示されます。'NoneType' object is not iterable
。
本リリースで、この問題は修正されました。
SNMP が有効になっていない場合でも、/var/spool の下にある SNMP ディレクトリにトラップ ファイルが表示される
たとえば、ESXi のホストの再起動後に hostd サービスが起動した後、/var/spool
の下に SNMP ディレクトリが作成され、このディレクトリに多数の .trp
ファイルが表示されることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、ディレクトリ /var/spool/snmp
は SNMP が有効な場合にのみ作成されるようになりました。
hostd サービスが繰り返し失敗し、ESXi のホストが vCenter Server システムから切断される
何らかの理由で ESXi ホストが一時的にメモリ不足の状態になっている場合、ビットマップの割り当てを妨げる vSphere Replication フィルタが原因で、hostd サービスが繰り返し失敗することがあります。その結果、ESXi ホストが vCenter システムから切断され、再接続できなくなります。
本リリースで、この問題は修正されました。
AMD CPU で特定の仮想マシンがネストされていると、そのパフォーマンスが低下することがある
AMD CPU で仮想化ベースのセキュリティ (VBS) を搭載した Windows などのオペレーティング システムの仮想マシンがネストされていると、パフォーマンスの低下、タイムアウト、応答不能などが発生することがあります。これは、AMD の Rapid Virtualization Indexing (RVI)(ネストしたページ テーブル (NPT) とも呼ばれる)の仮想化に関する問題が原因です。
本リリースで、この問題は修正されました。
実行中の仮想マシンで仮想ディスクのモードを変更すると、仮想マシンが機能を停止することがある
VMware Host Client を使用して、実行中の仮想マシンのディスク モードを(たとえば、[独立型: 読み取り専用] から [依存型] または [独立型: 通常] に)編集すると、操作が失敗し、仮想マシンが機能を停止することがあります。次のようなエラーが vmware.log に記録されます。
msg.disk.notConfigured2] Failed to configure disk 'scsi0:4'. The virtual machine cannot be powered on with an unconfigured disk.
[msg.checkpoint.continuesync.error] An operation required the virtual machine to quiesce and the virtual machine was unable to continue running.
本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、VMware Host Client を使用した、実行中の仮想マシン上の [独立型: 読み取り専用] ディスクでのモードの変更がブロックされます。vSphere Client では、すでにこのような操作はブロックされています。
ターゲットの障害からのリカバリ後に ESXi NVMe/TCP イニシエータがパスのリカバリに失敗する
NVMe/TCP のターゲットが障害からリカバリした際に、ESXi がパスをリカバリできません。
本リリースで、この問題は修正されました。
ESXi ホストが応答しなくなり、ホストをメンテナンス モードにしたり、そのホストから仮想マシンを移行したりできなくなる
ESXi ホストに接続されている VMFS ボリューム上のメタデータの非同期読み取りにより、ホスト上の他のスレッドとの間に競合状態が発生し、ホストが応答しなくなることがあります。その結果、ホストをメンテナンス モードにしたり、そのホストから仮想マシンを移行したりすることができなくなります。
本リリースで、この問題は修正されました。
Mellanox NIC のカプセル化されたトラフィックのスループットが低下することがある
拡張データパス モードでない場合、Mellanox (nmlx5) ドライバを使用する NIC のカプセル化されたトラフィックのスループットが低くなり、RSS キュー間のトラフィック フローが不均一になることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
データストアの拡張中に論理ボリューム マネージャ (LVM) ディスクがオフラインになる
クラスタ内の ESXi ホスト上のデータストアを拡張している間にストレージを更新すると、LVM エクステントがオフラインになり、このボリュームにある仮想マシンが応答しなくなることがあります。この問題は、ストレージの更新操作によって、クラスタ内のすべての ESXi ホストでボリューム属性の更新が遅くなることが原因で発生します。その結果、プラグイン可能なストレージ アーキテクチャ (PSA) レイヤーのキャッシュされた容量情報とディスク上の LVM メタデータとが一致しなくなり、メタデータとデータの安全性のために、ESXi によって LVM エクステントがオフラインとしてマークされます。
本リリースで、この問題は修正されました。
SCSI LUN の永続名が設定されないことがある
SCSI-3 準拠デバイスの永続名プロパティは、T10 および SMI 標準で定義されている重要な製品データ (VPD) の 80h
および 83h
ページから取得されます。永続名をポピュレートするために、ESXi ではまず、デバイスでサポートされている VPD ページのリストを取得する照会コマンドを送信します。次に、ESXi は、サポートされている全 VPD ページのデータを取得するコマンドを発行します。ターゲット アレイの問題により、not supported
というエラーを表示して、デバイスがリスト内のページの VPD ページ データを取得するコマンドに失敗することがあります。その結果、ESXi がデバイスの永続名プロパティをポピュレートできなくなります。
本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、永続名の生成に VPD ページ データが必要ない場合、VPD ページ データを取得するコマンドのエラーが無視されます。ただし、80h
ページと 83h
ページのデータを取得するコマンドのエラーは除きます。
NVMe/TCP 構成の ESXi ホストで NVMe 検出サービスの自動検出が失敗することがある
vSphere 8.0 で ESXi に追加された高度な NVMe-oF 検出サービスのサポートは、標準に準拠した NVMe 検出サービスの動的検出を可能にします。ESXi は、mDNS/DNS-SD サービスを使用して、ネットワーク上のアクティブな NVMe-oF 検出サービスの IP アドレスやポート番号などの情報を取得します。ただし、NVMe/TCP が有効になっている ESXi サーバでは、vSphere Distributed Switch を使用するように構成されたネットワークでの自動検出が失敗することがあります。この問題は、標準スイッチを使用する NVMe/TCP 構成には影響しません。
本リリースで、この問題は修正されました。
NVMe over Fibre Channel のリンクアップ イベントの後、ESXi High Performance Plug-in (HPP) を使用したパスのリカバリに異常な時間がかかる
一定の状況下で、ファイバ チャネルのリンクアップ イベントの後、HPP が管理する NVMe over Fibre Channel パスがリカバリするまでに 5 分ほどかかる場合があります。
本リリースで、この問題は修正されました。
NVMe over Fabrics コントローラの検出中に、コントローラが予期せず切断されることがある
ESXi ホストでパーシステント検出コントローラをサポートする NVMe over Fabrics ストレージ ターゲットについて、検出コントローラと I/O コントローラがすでにある場合、NVMe over Fabrics コントローラの検出操作を同時実行すると、一部の I/O コントローラが予期せずに切断されることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
ESXi PTP サービスがハードウェア タイムスタンプを使用している場合に、スイッチで IGMP スヌーピングを有効にすると、同期エラーが発生することがある
接続したスイッチで Internet Group Management Protocol (IGMP) スヌーピングを有効にしている場合、Precision Time Protocol (PTP) クライアントは、グランドマスターから PTP マルチキャスト ストリームを受信するために IGMP マルチキャスト要求を送信する必要があります。ESXi PTP エージェントがハードウェア タイムスタンプをベースとしていると、エージェントが IGMP 参加/離脱要求をスイッチに送信できなくなることがあります。その結果、PTP マルチキャスト ストリームが ESXi ホストに到達できず、PTP 同期を適切に実行できません。
本リリースで、この問題は修正されました。詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB92276 を参照してください。
同じクラスタ内の 2 台の ESXi ホストで、同一の VMFS ボリュームに対してボリュームの拡張操作と更新操作を並行して実行すると、対象の VMFS ボリュームがオフラインになることがある
vCenter Server クラスタ内の ESXi ホストで VMFS ボリュームの拡張操作が進行している間に、別のホストでユーザーまたは vCenter Server が同じ VMFS ボリュームの容量の更新操作を開始すると、操作の対象としたボリュームがオフラインになることがあります。この問題は、デバイスの再スキャン中にディスクのボリューム メタデータに記録されるデバイス サイズと、デバイスの再スキャンが完了しないと更新されない、ホスト上のプラグイン可能なストレージ アーキテクチャ (PSA) レイヤーのデバイス サイズの値が一致しないことが原因で発生します。
本リリースで、この問題は修正されました。今回の修正により、ボリューム マネージャ コードの回復性が向上し、デバイスの属性が連続的に更新されるようになったほか、vCenter Server によりデバイス サイズの不一致が報告された場合には、デバイス サイズを再度比較するようになりました。
ステートレス ESXi ホストを使用する操作で、システム キャッシュに必要なリモート ディスクが選択されず、修正やコンプライアンスの問題が発生することがある
ストレージの移行など、ステートレス ESXi ホストを使用する操作で、システム キャッシュに必要なリモート ディスクが選択されない場合があります。たとえば、新しいブート LUN を LUN 0 として保持する必要があるにもかかわらず、vSphere Auto Deploy で LUN 1 が選択されることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、一貫した方法でリモート ディスクをソートし、LUN ID が最も小さいディスクを常に選択できるようになりました。修正を確実に有効にするには、次の手順を実行します。
[Auto Deploy] ウィザードの [ホスト プロファイルの編集] 画面で、詳細設定 > システム イメージ キャッシュ設定 を選択します。
[システム イメージ キャッシュ プロファイル設定] ドロップダウン メニューで [ホスト上でステートレス キャッシュを有効化] を選択します。
最初のディスクの引数 の remote を sortedremote で置き換えるか、remoteesx を sortedremoteesx で置き換えて、編集します。
ベンダー パッケージのインストールを同時実行した場合に VMware VIB のインストールが失敗することがある
JetStream Software、Microsoft、VMware など、各種のベンダーの更新パッケージをインストールする際に、複数のクライアントが同じ PatchManager API を呼び出し、競合状態になることがあります。その結果、VMware インストール パッケージ (VIB) のインストールに失敗することがあります。ログでは、vim.fault.PlatformConfigFault
のようなエラーが確認できます。これは、ESXi ホストの構成に関して何らかのエラーが発生したことを示す汎用的なエラーです。vSphere Client に、次のようなメッセージが表示されます:An error occurred during host configuration
。
本リリースで、この問題は修正されました。今回の修正では、実際の問題を認識してインストールを再試行できるように、TaskInProgress
警告を返すようになりました。従来の PlatformConfigFault
は返されません。
一部のアプリケーションで、ESXi のファイル ハンドルが多すぎてパフォーマンスが低下する場合がある
非常にまれに、NVIDIA 仮想 GPU (vGPU) などのアプリケーションが非常に多くのファイル ハンドルを使用した結果、ESXi が他のサービスや仮想マシンの処理に失敗することがあります。これにより、一部のノードで GPU が非表示になる、GPU メモリがゼロと報告される、パフォーマンスが低下するなどの問題が発生することがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。今回の修正により、vGPU 仮想マシンが使用できるファイル ハンドルの数が減少しています。
プロファイル名 |
ESXi-8.0U1c-22088125-no-tools |
ビルド |
ビルドの詳細については、「本リリースに含まれるパッチ」を参照してください。 |
ベンダー |
VMware, Inc. |
リリース日 |
2023 年 7 月 27 日 |
許容レベル |
サポートされているパートナー |
影響を受けるハードウェア |
該当なし |
影響を受けるソフトウェア |
該当なし |
影響のある VIB |
|
修正されたパッチ リリース |
3239946、3239870、3210610、3228383、3248279、3179236、3183209、3219196、3229111、3221890、3219889、3223909、3225464、3228391、3158175、3217410、3211624、3223427、3223420、3181600、3212384、3221902、3219121、3219196、3222717、3221598、3210610、3181603、3213042、3221593、3210931、3210931、3221549、3161147、3213110、3219262、3118977、3217167、3210610、3210610、3219971、3112043、3218145、3218218、3217477、3214491、3166665、3210840、3210837、3210956、3213914、3212431、3187725、3213177、3185230、3213207、3187539、2625439、3122074、3197383、3187416、3187420、3118241、3176359、3184331、3182257、3187875、3187547、3210192、3180881、3163270、3179236、3157222、3187709、3187716、3187494、3186022、3188105、3183522、3166280、3183038、3183531、3183526、3184327、3166566、3171992、3172063、3159074、3181553、3183529、3146205、3038908、3038908、3153396、3038908、3038908、3038908、3179111、3152476、3187446、3219191 |
関連する CVE 番号 |
該当なし |
このパッチでは、以下の問題がアップデートされています。
手動で VMX ファイルを編集している場合、パワーオフ状態の暗号化された仮想マシンで画面解像度設定が機能しないことがある
VMX ファイルを編集して、パワーオフ状態の暗号化された仮想マシンの画面解像度を手動で指定すると、この変更が有効にならない場合があります。
本リリースで、この問題は修正されました。
vSAN 健全性チェックの一時的な警告:ネットワーク構成が同期していません
ネットワーク構成が同期されていないことが、vSAN Skyline Health によってランダムに報告されることがあります。この一時的な問題が発生するのは、vSAN 健全性サービスが古い vCenter Server 構成を使用してユニキャスト チェックを実行する場合です。
本リリースで、この問題は修正されました。
vSAN キャッシュの上書きの問題により、メタデータの不整合が発生する場合がある
まれに、マッピング解除操作とスナップショット操作の競合が原因で、vSAN ホスト内の vSAN メタデータに不整合が発生することがあります。このような不整合は、仮想マシンの障害やホストの障害など、予期しない結果の原因となる可能性があります。
本リリースで、この問題は修正されました。
ESX ホストがパープル スクリーンを表示して機能を停止し、次のエラーが表示される:NMI IPI: Panic requested by another PCPU
リソース プール キャッシュは、VMFS ボリュームに対応するリソース クラスタを格納する、VMFS 固有のボリューム レベル キャッシュです。優先順位の高いクラスタの検索中、キャッシュ フラッシャ ワークフローはキャッシュされたリソース クラスタの大規模なリストを反復処理します。これにより、物理 CPU がロックアップする可能性があります。その結果、ESX ホストが機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。logDump
ファイルに、次のようなエラーが記録されます。
^[[7m2022-10-22T07:56:47.322Z cpu13:2101160)WARNING: Heartbeat: 827: PCPU 0 didn't have a heartbeat for 7 seconds, timeout is 14, 1 IPIs sent; *may* be locked up.^[[0m
^[[31;1m2022-10-22T07:56:47.322Z cpu0:2110633)ALERT: NMI: 710: NMI IPI: RIPOFF(base):RBP:CS
本リリースで、この問題は修正されました。
ESXi ConfigStore データベースに空きがなくなり、書き込みに失敗する
ESXi ConfigStore データベースからブロック デバイスに関連する状態データが時間内に削除されず、容量不足状態になる場合があります。その結果、ConfigStore への書き込み操作が失敗するようになります。バックトレースに次のようなログが記録されます。
2022-12-19T03:51:42.733Z cpu53:26745174)WARNING: VisorFSRam: 203: Cannot extend visorfs file /etc/vmware/configstore/current-store-1-journal because its ramdisk (configstore) is full
。
本リリースで、この問題は修正されました。
[非健全] 状態の vSAN ストレージ デバイスを退避するまでの遅延
デバイスが [非健全] として検出された後、対象のデバイスでの退避が開始される前に Local Log-Structured Object Manager (LSOM) が 10 分間 (LSOM_DEVICE_MONITORING_INTERVAL) 待機することがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
メンテナンス モードまたはディスクの廃止に対する vSAN の事前チェックで、アクセシビリティが失われる可能性のあるオブジェクトが一覧表示されない
この問題は、コンポーネントを再同期しているオブジェクトに影響します。一部のコンポーネントは、削除されるデバイスまたはメンテナンス モードになるデバイスに存在しています。[アクションなし (No-Action)] オプションを使用して事前チェックを実行すると、事前チェックでオブジェクトが正しく評価されず、inaccessibleObjects
リストで報告されません。
本リリースで、この問題は修正されました。事前チェックで、影響を受けるすべてのオブジェクトが inaccessibleObjects
リストに含まれるようになりました。
まれにある競合状態が原因で、vSAN iSCSI ターゲット サービスが失敗することがある
ESXCLI コマンド esxcli network firewall load
を実行すると、既存の動的ファイアウォール ルールが再ロードされずに失われます。ESXCLI コマンド esxcli network firewall refresh
を実行すると、この操作によって既存の動的ファイアウォール ルールが再ロードされますが、競合状態が原因で、一部のルールが失われることがあります。この問題は、複数のファイアウォール更新コマンドが同時に実行され、競合状態になる場合にのみ発生します。その結果、vSAN iSCSI ターゲット サービスが失敗することがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
Internet Control Message Protocol (ICMP) がアクティブでない場合、vSphere 8.0 以降へのアップグレード後、ESXi ホストの再起動に時間がかかることがある
環境内の NFS サーバで ICMP がアクティブでない場合は、システムを vSphere 8.0 以降にアップグレードすると、NFS データストアのリストア操作が失敗するため、ESXi ホストの再起動が完了するまでに 1 時間かかることがあります。NFS では vmkping
ユーティリティを使用して、マウント操作を実行する前に NFS サーバの到達可能な IP アドレスを特定します。ICMP がアクティブでない場合は、マウント操作が失敗します。
本リリースで、この問題は修正されました。ICMP プロトコルに対する依存関係を削除して到達可能な IP アドレスを検出するため、この修正によりソケット API が追加され、特定の NFS サーバ上の IP アドレスが使用可能になります。
最近ホットアドされたメモリを使用する仮想マシンを移行すると、ESXi ホストが繰り返し機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある
移行後、メモリのホットプラグ モジュールがターゲット ホスト上の仮想マシンの NUMA メモリ レイアウトを再計算するときに競合状態が発生するため、ESXi ホストが繰り返し機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。次のようなエラーがバックトレースに記録されます。
0x452900262cf0:[0x4200138fee8b]PanicvPanicInt@vmkernel#nover+0x327 stack: 0x452900262dc8, 0x4302f6c06508, 0x4200138fee8b, 0x420013df1300, 0x452900262cf0 0x452900262dc0:[0x4200138ff43d]Panic_WithBacktrace@vmkernel#nover+0x56 stack: 0x452900262e30, 0x452900262de0, 0x452900262e40, 0x452900262df0, 0x3e7514 0x452900262e30:[0x4200138fbb90]NMI_Interrupt@vmkernel#nover+0x561 stack: 0x0, 0xf48, 0x0, 0x0, 0x0 0x452900262f00:[0x420013953392]IDTNMIWork@vmkernel#nover+0x7f stack: 0x420049800000, 0x4200139546dd, 0x0, 0x452900262fd0, 0x0 0x452900262f20:[0x4200139546dc]Int2_NMI@vmkernel#nover+0x19 stack: 0x0, 0x42001394e068, 0xf50, 0xf50, 0x0 0x452900262f40:[0x42001394e067]gate_entry@vmkernel#nover+0x68 stack: 0x0, 0x43207bc02088, 0xd, 0x0, 0x43207bc02088 0x45397b61bd30:[0x420013be7514]NUMASched_PageNum2PhysicalDomain@vmkernel#nover+0x58 stack: 0x1, 0x420013be34c3, 0x45396f79f000, 0x1, 0x100005cf757 0x45397b61bd50:[0x420013be34c2]NUMASched_UpdateAllocStats@vmkernel#nover+0x4b stack: 0x100005cf757, 0x0, 0x0, 0x4200139b36d9, 0x0 0x45397b61bd80:[0x4200139b36d8]VmMem_NodeStatsSub@vmkernel#nover+0x59 stack: 0x39, 0x45396f79f000, 0xbce0dbf, 0x100005cf757, 0x0 0x45397b61bdc0:[0x4200139b4372]VmMem_FreePageNoBackmap@vmkernel#nover+0x8b stack: 0x465ec0001be0, 0xa, 0x465ec18748b0, 0x420014e7685f, 0x465ec14437d0
本リリースで、この問題は修正されました。
ntg3 ドライバをバージョン 4.1.9.0-4vmw にアップグレードした後、ファイバが物理敵に接続されている Broadcom NIC のネットワークが切断される場合がある
ntg3 ドライバ バージョン 4.1.9.0-4vmw
での変更が原因で、ファイバの物理レイヤーに関するリンクの問題が発生し、一部の NIC(Broadcom 1Gb など)の接続を開始できないことがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
IPV6 が無効になっているクラスタで vSAN クラスタのシャットダウンが失敗する
この問題は、IPv6 が無効になっている状態で ESXi 8.0 Update 1 を実行している vSAN のホストで発生します。vSAN クラスタのシャットダウン ウィザードを使用すると、ワークフローが失敗し、次のエラー メッセージが表示されます。'NoneType' object is not iterable
。
本リリースで、この問題は修正されました。
SNMP が有効になっていない場合でも、/var/spool の下にある SNMP ディレクトリにトラップ ファイルが表示される
たとえば、ESXi のホストの再起動後に hostd サービスが起動した後、/var/spool
の下に SNMP ディレクトリが作成され、このディレクトリに多数の .trp
ファイルが表示されることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、ディレクトリ /var/spool/snmp
は SNMP が有効な場合にのみ作成されるようになりました。
hostd サービスが繰り返し失敗し、ESXi のホストが vCenter Server システムから切断される
何らかの理由で ESXi ホストが一時的にメモリ不足の状態になっている場合、ビットマップの割り当てを妨げる vSphere Replication フィルタが原因で、hostd サービスが繰り返し失敗することがあります。その結果、ESXi ホストが vCenter システムから切断され、再接続できなくなります。
本リリースで、この問題は修正されました。
AMD CPU で特定の仮想マシンがネストされていると、そのパフォーマンスが低下することがある
AMD CPU で仮想化ベースのセキュリティ (VBS) を搭載した Windows などのオペレーティング システムの仮想マシンがネストされていると、パフォーマンスの低下、タイムアウト、応答不能などが発生することがあります。これは、AMD の Rapid Virtualization Indexing (RVI)(ネストしたページ テーブル (NPT) とも呼ばれる)の仮想化に関する問題が原因です。
本リリースで、この問題は修正されました。
実行中の仮想マシンで仮想ディスクのモードを変更すると、仮想マシンが機能を停止することがある
VMware Host Client を使用して、実行中の仮想マシンのディスク モードを(たとえば、[独立型: 読み取り専用] から [依存型] または [独立型: 通常] に)編集すると、操作が失敗し、仮想マシンが機能を停止することがあります。次のようなエラーが vmware.log に記録されます。
msg.disk.notConfigured2] Failed to configure disk 'scsi0:4'. The virtual machine cannot be powered on with an unconfigured disk.
[msg.checkpoint.continuesync.error] An operation required the virtual machine to quiesce and the virtual machine was unable to continue running.
本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、VMware Host Client を使用した、実行中の仮想マシン上の [独立型: 読み取り専用] ディスクでのモードの変更がブロックされます。vSphere Client では、すでにこのような操作はブロックされています。
ターゲットの障害からのリカバリ後に ESXi NVMe/TCP イニシエータがパスのリカバリに失敗する
NVMe/TCP のターゲットが障害からリカバリした際に、ESXi がパスをリカバリできません。
本リリースで、この問題は修正されました。
ESXi ホストが応答しなくなり、ホストをメンテナンス モードにしたり、そのホストから仮想マシンを移行したりできなくなる
ESXi ホストに接続されている VMFS ボリューム上のメタデータの非同期読み取りにより、ホスト上の他のスレッドとの間に競合状態が発生し、ホストが応答しなくなることがあります。その結果、ホストをメンテナンス モードにしたり、そのホストから仮想マシンを移行したりすることができなくなります。
本リリースで、この問題は修正されました。
Mellanox NIC のカプセル化されたトラフィックのスループットが低下することがある
拡張データパス モードでない場合、Mellanox (nmlx5) ドライバを使用する NIC のカプセル化されたトラフィックのスループットが低くなり、RSS キュー間のトラフィック フローが不均一になることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
データストアの拡張中に論理ボリューム マネージャ (LVM) ディスクがオフラインになる
クラスタ内の ESXi ホスト上のデータストアを拡張している間にストレージを更新すると、LVM エクステントがオフラインになり、このボリュームにある仮想マシンが応答しなくなることがあります。この問題は、ストレージの更新操作によって、クラスタ内のすべての ESXi ホストでボリューム属性の更新が遅くなることが原因で発生します。その結果、プラグイン可能なストレージ アーキテクチャ (PSA) レイヤーのキャッシュされた容量情報とディスク上の LVM メタデータとが一致しなくなり、メタデータとデータの安全性のために、ESXi によって LVM エクステントがオフラインとしてマークされます。
本リリースで、この問題は修正されました。
SCSI LUN の永続名が設定されないことがある
SCSI-3 準拠デバイスの永続名プロパティは、T10 および SMI 標準で定義されている重要な製品データ (VPD) の 80h
および 83h
ページから取得されます。永続名をポピュレートするために、ESXi ではまず、デバイスでサポートされている VPD ページのリストを取得する照会コマンドを送信します。次に、ESXi は、サポートされている全 VPD ページのデータを取得するコマンドを発行します。ターゲット アレイの問題により、not supported
というエラーを表示して、デバイスがリスト内のページの VPD ページ データを取得するコマンドに失敗することがあります。その結果、ESXi がデバイスの永続名プロパティをポピュレートできなくなります。
本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、永続名の生成に VPD ページ データが必要ない場合、VPD ページ データを取得するコマンドのエラーが無視されます。ただし、80h
ページと 83h
ページのデータを取得するコマンドのエラーは除きます。
NVMe/TCP 構成の ESXi ホストで NVMe 検出サービスの自動検出が失敗することがある
vSphere 8.0 で ESXi に追加された高度な NVMe-oF 検出サービスのサポートは、標準に準拠した NVMe 検出サービスの動的検出を可能にします。ESXi は、mDNS/DNS-SD サービスを使用して、ネットワーク上のアクティブな NVMe-oF 検出サービスの IP アドレスやポート番号などの情報を取得します。ただし、NVMe/TCP が有効になっている ESXi サーバでは、vSphere Distributed Switch を使用するように構成されたネットワークでの自動検出が失敗することがあります。この問題は、標準スイッチを使用する NVMe/TCP 構成には影響しません。
本リリースで、この問題は修正されました。
NVMe over Fibre Channel のリンクアップ イベントの後、ESXi High Performance Plug-in (HPP) を使用したパスのリカバリに異常な時間がかかる
一定の状況下で、ファイバ チャネルのリンクアップ イベントの後、HPP が管理する NVMe over Fibre Channel パスがリカバリするまでに 5 分ほどかかる場合があります。
本リリースで、この問題は修正されました。
NVMe over Fabrics コントローラの検出中に、コントローラが予期せず切断されることがある
ESXi ホストでパーシステント検出コントローラをサポートする NVMe over Fabrics ストレージ ターゲットについて、検出コントローラと I/O コントローラがすでにある場合、NVMe over Fabrics コントローラの検出操作を同時実行すると、一部の I/O コントローラが予期せずに切断されることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。
ESXi PTP サービスがハードウェア タイムスタンプを使用している場合に、スイッチで IGMP スヌーピングを有効にすると、同期エラーが発生することがある
接続したスイッチで Internet Group Management Protocol (IGMP) スヌーピングを有効にしている場合、Precision Time Protocol (PTP) クライアントは、グランドマスターから PTP マルチキャスト ストリームを受信するために IGMP マルチキャスト要求を送信する必要があります。ESXi PTP エージェントがハードウェア タイムスタンプをベースとしていると、エージェントが IGMP 参加/離脱要求をスイッチに送信できなくなることがあります。その結果、PTP マルチキャスト ストリームが ESXi ホストに到達できず、PTP 同期を適切に実行できません。
本リリースで、この問題は修正されました。詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB92276 を参照してください。
同じクラスタ内の 2 台の ESXi ホストで、同一の VMFS ボリュームに対してボリュームの拡張操作と更新操作を並行して実行すると、対象の VMFS ボリュームがオフラインになることがある
vCenter Server クラスタ内の ESXi ホストで VMFS ボリュームの拡張操作が進行している間に、別のホストでユーザーまたは vCenter Server が同じ VMFS ボリュームの容量の更新操作を開始すると、操作の対象としたボリュームがオフラインになることがあります。この問題は、デバイスの再スキャン中にディスクのボリューム メタデータに記録されるデバイス サイズと、デバイスの再スキャンが完了しないと更新されない、ホスト上のプラグイン可能なストレージ アーキテクチャ (PSA) レイヤーのデバイス サイズの値が一致しないことが原因で発生します。
本リリースで、この問題は修正されました。今回の修正により、ボリューム マネージャ コードの回復性が向上し、デバイスの属性が連続的に更新されるようになったほか、vCenter Server によりデバイス サイズの不一致が報告された場合には、デバイス サイズを再度比較するようになりました。
ステートレス ESXi ホストを使用する操作で、システム キャッシュに必要なリモート ディスクが選択されず、修正やコンプライアンスの問題が発生することがある
ストレージの移行など、ステートレス ESXi ホストを使用する操作で、システム キャッシュに必要なリモート ディスクが選択されない場合があります。たとえば、新しいブート LUN を LUN 0 として保持する必要があるにもかかわらず、vSphere Auto Deploy で LUN 1 が選択されることがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、一貫した方法でリモート ディスクをソートし、LUN ID が最も小さいディスクを常に選択できるようになりました。修正を確実に有効にするには、次の手順を実行します。
[Auto Deploy] ウィザードの [ホスト プロファイルの編集] 画面で、詳細設定 > システム イメージ キャッシュ設定 を選択します。
[システム イメージ キャッシュ プロファイル設定] ドロップダウン メニューで [ホスト上でステートレス キャッシュを有効化] を選択します。
最初のディスクの引数 の remote を sortedremote で置き換えるか、remoteesx を sortedremoteesx で置き換えて、編集します。
ベンダー パッケージのインストールを同時実行した場合に VMware VIB のインストールが失敗することがある
JetStream Software、Microsoft、VMware など、各種のベンダーの更新パッケージをインストールする際に、複数のクライアントが同じ PatchManager API を呼び出し、競合状態になることがあります。その結果、VMware インストール パッケージ (VIB) のインストールに失敗することがあります。ログでは、vim.fault.PlatformConfigFault
のようなエラーが確認できます。これは、ESXi ホストの構成に関して何らかのエラーが発生したことを示す汎用的なエラーです。vSphere Client に、次のようなメッセージが表示されます:An error occurred during host configuration
。
本リリースで、この問題は修正されました。今回の修正では、実際の問題を認識してインストールを再試行できるように、TaskInProgress
警告を返すようになりました。従来の PlatformConfigFault
は返されません。
一部のアプリケーションで、ESXi のファイル ハンドルが多すぎてパフォーマンスが低下する場合がある
非常にまれに、NVIDIA 仮想 GPU (vGPU) などのアプリケーションが非常に多くのファイル ハンドルを使用した結果、ESXi が他のサービスや仮想マシンの処理に失敗することがあります。これにより、一部のノードで GPU が非表示になる、GPU メモリがゼロと報告される、パフォーマンスが低下するなどの問題が発生することがあります。
本リリースで、この問題は修正されました。今回の修正により、vGPU 仮想マシンが使用できるファイル ハンドルの数が減少しています。
プロファイル名 |
ESXi-8.0U1c-22082334-standard |
ビルド |
ビルドの詳細については、「本リリースに含まれるパッチ」を参照してください。 |
ベンダー |
VMware, Inc. |
リリース日 |
2023 年 7 月 27 日 |
許容レベル |
サポートされているパートナー |
影響を受けるハードウェア |
該当なし |
影響を受けるソフトウェア |
該当なし |
影響のある VIB |
|
修正されたパッチ リリース |
3229052、3222888、3184515、3184505、3210921、3219294、3217139、3215295、3184512、3184517、3213042、3184513、3184506、3186149、3186166 |
関連する CVE 番号 |
該当なし |
このパッチでは、以下の問題がアップデートされています。
ESXi 8.0 Update 1c では、次のセキュリティ アップデートが提供されています。
Envoy プロキシがバージョン v1.23.9 にアップデートされました。
ESXi userworld libxml2 ライブラリがバージョン 2.10.4 にアップデートされました。
cURL ライブラリがバージョン 8.0.1 にアップデートされました。
Go ライブラリがバージョン 1.19.9 にアップデートされました。
etcd パッケージが 3.4.25 にアップデートされました。
tools-light
VIB を更新します。
次の VMware Tools ISO イメージが ESXi 8.0 Update 1c にバンドルされます。
windows.iso:VMware Tools 12.2.5 は Windows 7 SP1 または Windows Server 2008 R2 SP1 以降をサポートします。
linux.iso:Linux OS、glibc 2.11 以降用の VMware Tools 10.3.25 ISO イメージ。
次の VMware Tools の ISO イメージをダウンロードできます。
VMware Tools 11.0.6:
windows.iso:Windows Vista (SP2) および Windows Server 2008 Service Pack 2 (SP2) 用。
VMware Tools 10.0.12:
winPreVista.iso:Windows 2000、Windows XP、Windows 2003 用。
linuxPreGLibc25.iso:Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5、SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11、Ubuntu 7.04 より前のゲスト OS と、glibc バージョンが 2.5 より前のその他のディストリビューションをサポートします。
solaris.iso:VMware Tools イメージ 10.3.10 (Solaris)。
darwin.iso:Mac OS X バージョン 10.11 以降をサポートします。VMware Tools 12.1.0 は、macOS 用の最後の通常リリースでした。詳細については、VMware のナレッジベースの記事 KB88698 を参照してください。
ESXi にバンドルされていない、特定のプラットフォーム用の VMware Tools をダウンロードする場合は、次のドキュメントに記載されている手順に従ってください。
プロファイル名 |
ESXi-8.0U1c-22082334-no-tools |
ビルド |
ビルドの詳細については、「本リリースに含まれるパッチ」を参照してください。 |
ベンダー |
VMware, Inc. |
リリース日 |
2023 年 7 月 27 日 |
許容レベル |
サポートされているパートナー |
影響を受けるハードウェア |
該当なし |
影響を受けるソフトウェア |
該当なし |
影響のある VIB |
|
修正されたパッチ リリース |
3229052、3222888、3184515、3184505、3210921、3219294、3217139、3215295、3184512、3184517、3213042、3184513、3184506、3186149 |
関連する CVE 番号 |
該当なし |
このパッチでは、以下の問題がアップデートされています。
ESXi 8.0 Update 1c では、次のセキュリティ アップデートが提供されています。
Envoy プロキシがバージョン v1.23.9 にアップデートされました。
ESXi userworld libxml2 ライブラリがバージョン 2.10.4 にアップデートされました。
cURL ライブラリがバージョン 8.0.1 にアップデートされました。
Go ライブラリがバージョン 1.19.9 にアップデートされました。
etcd パッケージが 3.4.25 にアップデートされました。
名前 |
ESXi |
バージョン |
ESXi80U1c-22088125 |
リリース日 |
2023 年 7 月 27 日 |
カテゴリ |
バグ修正 |
影響を受けるコンポーネント |
|
修正されたパッチ リリース |
3239946、3239870、3210610、3228383、3248279、3179236、3183209、3219196、3229111、3221890、3219889、3223909、3225464、3228391、3158175、3217410、3211624、3223427、3223420、3181600、3212384、3221902、3219121、3219196、3222717、3221598、3210610、3181603、3213042、3221593、3210931、3210931、3221549、3161147、3213110、3219262、3118977、3217167、3210610、3210610、3219971、3112043、3218145、3218218、3217477、3214491、3166665、3210840、3210837、3210956、3213914、3212431、3187725、3213177、3185230、3213207、3187539、2625439、3122074、3197383、3187416、3187420、3118241、3176359、3184331、3182257、3187875、3187547、3210192、3180881、3163270、3179236、3157222、3187709、3187716、3187494、3186022、3188105、3183522、3166280、3183038、3183531、3183526、3184327、3166566、3171992、3172063、3159074、3181553、3183529、3146205、3038908、3038908、3153396、3038908、3038908、3038908、3179111、3152476、3187446、3219191 |
関連する CVE 番号 |
該当なし |
名前 |
ESXi |
バージョン |
ESXi-8.0U1sc-22082334 |
リリース日 |
2023 年 7 月 27 日 |
カテゴリ |
セキュリティ |
影響を受けるコンポーネント |
|
修正されたパッチ リリース |
3229052、3222888、3184515、3184505、3210921、3219294、3217139、3215295、3184512、3184517、3213042、3184513、3184506、3186149、3186166 |
関連する CVE 番号 |
該当なし |
vCenter Server を 8.0 Update 1 にアップデートしても、ESXi ホストが以前のバージョンのままになっている場合、そのホスト上の vSphere Virtual Volumes データストアにアクセスできなくなることがある
vSphere 8.0 で自己署名 VASA プロバイダ証明書がサポートされなくなり、構成オプション Config.HostAgent.ssl.keyStore.allowSelfSigned
はデフォルトで false
に設定されています。vCenter Server インスタンスを、vSphere APIs for Storage Awareness (VASA) バージョン 5.0 を導入している 8.0 Update 1 にアップデートしても、ESXi ホストが以前のバージョンの vSphere および VASA のままになっている場合、自己署名証明書を使用するホストが vSphere Virtual Volumes データストアにアクセスできない、または CA 証明書を更新できない可能性があります。
回避策:ホストを ESXi 8.0 Update 1 にアップデートします。ESXi 8.0 Update 1 にアップデートしない場合は、VMware ナレッジベースの記事KB91387を参照してください。
ソフトウェア FCoE 構成を使用してホスト プロファイルを ESXi 8.0 ホストに適用すると、操作が検証エラーで失敗する
vSphere 7.0 以降では、ソフトウェア FCoE は廃止され、vSphere 8.0 ではソフトウェア FCoE プロファイルはサポートされません。以前のバージョンのホスト プロファイルを ESXi 8.0 ホストに適用して、ホストのカスタマイズの編集などを行うと、操作が失敗します。vSphere Client に「Host Customizations validation error
」などのエラーが表示されます。
回避策:ホスト プロファイルでソフトウェア FCoE 構成サブプロファイルを無効にします。
バージョン 8.0 の ESXi ホストは以前の ESXi バージョンの既存のホスト プロファイルのリファレンス ホストとしては使用できない
インベントリで 8.0 リファレンス ホストのみが使用可能な場合、ESXi バージョン 7.x、6.7.x、および 6.5.x の既存のホスト プロファイルの検証に失敗します。
回避策:インベントリに、それぞれのバージョンのリファレンス ホストがあることを確認します。たとえば、ESXi 7.0 Update 2 ホスト プロファイルの更新や編集には、ESXi 7.0 Update 2 リファレンス ホストを使用します。
ESXi 8.0 にアップグレードした後に VMNIC が停止することがある
VMNIC のピア物理スイッチがメディア自動検出をサポートしていないか、メディア自動検出が無効になっている場合で、VMNIC リンクをいったん停止してから有効にした場合、ESXi 8.0 へのアップグレードまたはインストール後にリンクは停止したままになります。
回避策:次の 2 つのオプションのいずれかを使用します。
システム セットアップ メイン メニューに移動するか、F2 キー(通常時)を押して BIOS 設定の media-auto-detect
オプションを有効にするか、仮想コンソールを開いて [デバイス設定] > <特定の Broadcom NIC> > [デバイス構成メニュー] > [メディア自動検出] の順に移動します。ホストを再起動します。
または、次のような ESXCLI コマンドを使用します。esxcli network nic set -S <your speed> -D full -n <your nic>
。このオプションを使用すると、リンクに固定速度も設定されるため、再起動は必要ありません。
ESXi 8.0 へのアップグレード中に vCenter Server Security Token Service (STS) の更新が発生すると、アップグレードが失敗することがある
vSphere 8.0 で vCenter Single Sign-On を使用すると、VMCA によって生成された STS 署名証明書は自動的に更新されます。自動更新は、STS 署名証明書の有効期限が切れる前、かつ 90 日の期限切れアラームがトリガされる前に実行されます。ただし、クラスタ内の複数の ESXi ホストで vSphere Lifecycle Manager イメージを使用して長時間のアップグレード タスクまたは修正タスクを実行すると、vSphere Lifecycle Manager の内部で STS 証明書のキャッシュが作成されることがあります。まれに、長時間のアップグレード タスクまたは修正タスクと並行して STS 証明書の更新タスクを行うと、アップグレード タスクが失敗することがあります。これは、内部キャッシュ内の STS 証明書が、更新された証明書内の STS 証明書と異なる場合があるためです。アップグレード タスクが失敗した後、一部の ESXi ホストがメンテナンス モードのままになることがあります。
回避策:メンテナンス モードの ESXi ホストを手動で終了し、アップグレードまたは修正を再試行します。STS 署名証明書の更新またはインポートと置き換えは自動実行されるため、ダウンタイムを回避するために vCenter Server を再起動する必要はありません。
ESXi 8.0 へのアップグレード後に、パラメータの廃止が原因で nmlx5_core ドライバ モジュール設定の一部が失われることがある
device_rss
、drss
、rss
など、nmlx5_core
ドライバの一部のモジュール パラメータは ESXi 8.0 で廃止されており、ESXi 8.0 へのアップグレード後に、デフォルト値と異なる任意のカスタム値が保持されることはありせん。
回避策:次のように、device_rss
、drss
、rss
パラメータの値を置き換えます。
device_rss
: DRSS
パラメータを使用。
drss
: DRSS
パラメータを使用。
rss
: RSS
パラメータを使用。
vCenter Server リストア手順の 2 番目のステージが 90% の時点でフリーズする
vCenter Server GUI インストーラまたは vCenter Server Appliance 管理インターフェイス (VAMI) を使用してファイルベースのバックアップから vCenter Server をリストアすると、タスクがバックエンドで正常に完了した場合でも、401 Unable to authenticate user
エラーが発生して、リストア ワークフローが 90% の時点でフリーズすることがあります。この問題は、展開されたマシンの時刻が NTP サーバと異なるため、時刻の同期が必要になった場合に発生します。時刻を同期すると、クロック スキューが発生して、GUI または VAMI の実行セッションが失敗することがあります。
回避策:GUI インストーラを使用している場合は、appliancesh
シェルから restore.job.get
コマンドを実行してリストア ステータスを取得できます。VAMI を使用する場合は、ブラウザを更新してください。
拡張ネットワーク スタック (ENS) および VLAN 環境、および Broadcom RDMA ネットワーク インターフェイス コントローラ (RNIC) で RDMA over Converged Ethernet (RoCE) トラフィックが失敗することがある
高バンド幅 ENS の VMware ソリューションは、MAC VLAN フィルタをサポートしていません。ただし、ENS + VLAN 環境の Broadcom RNIC で実行される RDMA アプリケーションには、MAC VLAN フィルタが必要です。その結果、一部の RoCE トラフィックが接続されない可能性があります。この問題は、NVMe over RDMA + ENS + VLAN 環境、または ENS+VLAN+RDMA アプリケーション環境で、ESXi ホストの再起動またはアップリンクの起動/停止の際に発生する可能性があります。
回避策:なし
ESXi ホストのシャットダウンまたは再起動中に DPU で PCI パススルーがアクティブになっていると、パープル スクリーンが表示されてホストが動作を停止する
ESXi ホストのシャットダウンまたは再起動時に、アクティブな仮想マシンに DPU に対する PCI パススルーがあると、パープル スクリーンが表示されてホストが動作を停止します。この問題は DPU を使用するシステムに固有で、仮想マシンが DPU への PCI パススルーを使用している場合にのみ発生します。
回避策:ESXi ホストのシャットダウンまたは再起動の前に、ホストがメンテナンス モードであるか、DPU への PCI パススルーを使用する仮想マシンが実行されていないことを確認します。仮想マシンに自動起動オプションを使用すると、ホストのシャットダウンまたは再起動前に、自動起動マネージャによってこれらの仮想マシンは停止します。
ESXCLI コマンドを使用して、VMkernel ポート バインドを使用する IPv6 ベースの NFS 3 データストアをマウントできない
ESXCLI コマンドを使用して、IPv6 サーバ アドレスと VMkernel ポート バインドを使用する NFS 3 データストアをマウントすると、次のようなエラーが表示されてタスクが失敗します。
[:~] esxcli storage nfs add -I fc00:xxx:xxx:xx::xxx:vmk1 -s share1 -v volume1
Validation of vmknic failed Instance(defaultTcpipStack, xxx:xxx:xx::xxx:vmk1) Input(): Not found:
これは、IPv6 サーバ アドレスと VMkernel ポート バインドを使用する NFS 3 データストアに固有の問題です。
回避策:VMkernel ポート バインドを使用する IPv6 ベースの NFSv3 データストアをマウントする際は、代用として vSphere Client を使用します。
DPU 搭載の vSphere システムで ESXi システム構成をリセットまたはリストアすると、DPU の状態が無効になる場合がある
ダイレクト コンソールで [システム構成をリセット] を選択するなど、DPU を使用する vSphere システムで ESXi システム構成のリセットまたはリストアを行うと、DPU が無効な状態になることがあります。DCUI に「Failed to reset system configuration. Note that this operation cannot be performed when a managed DPU is present
」などのエラーが表示されることがあります。DPU 搭載環境における ESXi インストールでは、-f
強制再起動オプションに対するバックエンド呼び出しをサポートしていません。ESXi 8.0 では -f
強制再起動オプションをサポートしていますが、DPU 搭載の ESXi 構成で reboot -f
を使用すると、強制再起動が無効な状態になることがあります。
回避策:ダイレクト コンソール インターフェイスの [システム構成をリセット] は一時的に無効になっています。DPU 搭載の vSphere システムでは、ESXi システム構成をリセットしないでください。
DPU を使用する vCenter Server システムで IPv6 が無効になっていると、DPU を管理できない
vSphere Client では操作が可能ですが、DPU を使用する ESXi ホストで IPv6 を無効にすると、ホストとデバイス間の内部通信は IPv6 に依存するため、DPU を使用できません。この問題で影響があるのは DPU を使用する ESXi ホストにのみです。
回避策:DPU を使用する ESXi ホストで IPv6 が有効になっていることを確認します。
Pensando DPU が事前にインストールされている HPE サーバで ESXi ホストを再起動すると、10 分の遅延が発生することがある
まれに、DPU に障害が発生した場合、Pensando DPU が事前にインストールされた HPE サーバが再起動されるまで 10 分以上かかることがあります。その結果、ESXi ホストで障害が発生して、パープル スクリーンが表示されることがあります。デフォルトの待機時間は 10 分です。
回避策:なし。
ESXi 8.0 のインストールに使用するリモート管理アプリケーションで USB インターフェイスが有効になっている場合、アップリンク vusb0 を使用する追加の標準スイッチ vSwitchBMC が表示される
vSphere 8.0 以降、Integrated Dell Remote Access Controller (iDRAC) と HP Integrated Heat Out (ILO) の両方で USB インターフェイス(それぞれ vUSB または vNIC)が有効になっている場合、アップリンク vusb0
を使用する追加の標準スイッチ vSwitchBMC
が ESXi ホストに作成されます。これは、一部のサーバにデータ処理ユニット (DPU) が追加されていることを考慮すると予期されたことですが、VMware Cloud Foundation の起動プロセスが失敗する可能性があります。
回避策:vSphere 8.0 をインストールする前に、ベンダーのドキュメントに従って、使用するリモート管理アプリケーションで USB インターフェイスを無効にします。
vSphere 8.0 のインストール後、ESXCLI コマンド esxcfg-advcfg -s 0 /Net/BMCNetworkEnable
を使用して、ホストの次回の再起動時に仮想スイッチ vSwitchBMC
と関連するポートグループが作成されないようにします。
例として、次のスクリプトを参照してください。
~# esxcfg-advcfg -s 0 /Net/BMCNetworkEnable
BMCNetworkEnable の値は 0 で、サービスは無効になっています。
~# reboot
ホストの再起動時に、リモート管理アプリケーション ネットワークに関連するホストに仮想スイッチ、ポート グループ、および VMKNIC は作成されません。
NVIDIA BlueField DPU でハードウェア オフロード モードが無効になっている場合、SR-IOV 仮想機能が構成されている仮想マシンはパワーオンできない
SR-IOV 仮想機能が構成された仮想マシンをパワーオンして動作させるには、ハードウェア オフロード モードが有効な状態で NVIDIA BlueField DPU を使用する必要があります。
回避策:SR-IOV 仮想機能が構成された仮想マシンを仮想スイッチに接続している場合は、常に、NVIDIA BlueField DPU でデフォルトで有効になっているハードウェア オフロード モードを使用します。
仮想アプライアンス管理インターフェイス (VAMI) で、アップグレード前の段階で警告メッセージが表示される
vSphere プラグインをリモート プラグイン アーキテクチャに移行したことにより、vSphere 8.0 ではローカル プラグインのサポートが廃止になりました。vSphere 8.0 環境にローカル プラグインがある場合、これらのプラグインにいくつかの重大な変更が適用されたことで、VAMI を使用したアップグレード前のチェックが失敗することがあります。
[アップデート前のチェック結果] 画面に、次のようなエラーが表示されます。
Warning message: The compatibility of plug-in package(s) %s with the new vCenter Server version cannot be validated. They may not function properly after vCenter Server upgrade.
Resolution: Please contact the plug-in vendor and make sure the package is compatible with the new vCenter Server version.
回避策:VMware 互換性ガイドおよびVMware 製品の相互運用性マトリックスを参照するか、プラグイン ベンダーに問い合わせて、アップグレードを続行する前に環境内のローカル プラグインが vCenter Server 8.0 と互換性があるか確認するための推奨事項を確認してください。詳細については、ブログDeprecating the Local Plugins :- The Next Step in vSphere Client Extensibility Evolutionと VMware ナレッジベースの記事KB87880を参照してください。
CPU ホット アドが有効になっている仮想マシンから、仮想 NUMA (Non-Uniform Memory Access) ノードに割り当てられた PCI パススルー デバイスを削除できない
デフォルトでは、CPU ホット アドによる実行中の仮想マシンへの vCPU の追加を許可すると、仮想 NUMA トポロジが無効になりますが、NUMA ノードに PCI パススルー デバイスが割り当てられている場合は、そのデバイスを削除しようとするとエラーが発生します。vSphere Client では、「Invalid virtual machine configuration. Virtual NUMA cannot be configured when CPU hotadd is enabled
」のようなメッセージが表示されます。
回避策:VMware のナレッジベースの記事KB89638を参照してください。
ベンダー デバイス グループを使用してハードウェア バージョンが 20 より前の仮想マシンを構成した場合、これらの仮想マシンは想定どおりに動作しないことがある
高速ネットワーク デバイスと GPU のバインドを有効にするベンダー デバイス グループは、ハードウェア バージョンが 20 以降の仮想マシンでのみサポートされますが、ハードウェア バージョンが 20 より前の仮想マシンも、ベンダー デバイス グループを使用して構成することができます。これらの仮想マシンは、パワーオンに失敗するなど、想定どおりに動作しない可能性があります。
回避策:仮想マシンのベンダー デバイス グループを構成する前に、仮想マシンのハードウェア バージョンがバージョン 20 であることを確認します。
NFS サーバのマウントのタイムアウトが原因で ESXi の再起動に時間がかかる
アクセスできない NFS サーバに複数のマウントがある場合、ESXi は各マウントへの接続を 30 秒間再試行します。マウントの数によっては、ESXi の再起動が合計で数分間遅延する場合があります。
回避策:ESXi Update 8.0 Update 1 には、デフォルトのマウントのタイムアウトをオーバーライドするための構成可能なオプション (esxcfg-advcfg -s <timeout val> /NFS/MountTimeout
) が追加されています。たとえば、マウントのタイムアウトを 10 秒に再構成する場合は、次のコマンドを実行します。- esxcfg-advcfg -s 10 /NFS/MountTimeout
。現在構成されているマウントのタイムアウトを確認するには、esxcfg-advcfg -g /NFS/MountTimeout
コマンドを使用します。
Pensando DPU で、VMware vSphere Distributed Switch の最大転送ユニット (MTU) を 9174 より大きい値に設定できない
ESXi 8.0 システムで、Pensando DPU を使用する vSphere Distributed Services Engine 機能を有効にしている場合、vSphere Distributed Switch の最大転送ユニット (MTU) を 9174 より大きい値に設定することはできません。
回避策:なし。
バージョン 4.1.3 以降の ntg3 ドライバを使用する NIC でリンク フラッピングが発生する
バージョン 4.1.3 以降の ntg3
ドライバを使用する 2 つの NIC が物理スイッチ ポートに接続されず、直接接続されている場合、リンク フラッピングが発生することがあります。この問題は、4.1.3 より前のバージョンの ntg3
ドライバや tg3
ドライバでは発生しません。この問題は、これらの NIC で時折発生する Energy Efficient Ethernet (EEE) リンク フラッピングとは関係ありません。この EEE の問題の対策としては、バージョン 4.1.7 以降の ntg3
ドライバを使用するか、物理スイッチ ポートの EEE を無効にします。
回避策:ntg3
ドライバをバージョン 4.1.8 にアップグレードし、新しいモジュール パラメータ noPhyStateSet
を 1
に設定します。noPhyStateSet
パラメータはデフォルトで 0
に設定されます。この問題が発生している場合を除き、多くの環境では必須ではありません。
DPU を使用する vSphere 環境での VMware NSX のインストールまたはアップグレードが、接続エラーで失敗することがある
ESXi ホスト側で断続的なタイミングの問題が発生すると、DPU がある vSphere 環境での NSX のインストールやアップグレードが失敗することがあります。nsxapi.log
ファイルに、Failed to get SFHC response. MessageType MT_SOFTWARE_STATUS
などのログが記録されます。
回避策:10 分間待ってから、NSX のインストールやアップグレードを再試行します。
icen ドライバを使用して SR-IOV を有効または無効にした後に ESXi ホストを再起動しなかった場合、そのホストを ENS 割り込みモードにした状態でトランスポート ノードを構成すると、一部の仮想マシンで DHCP アドレスが取得されないことがある
ESXi ホストで icen
ドライバを使用して SR-IOV を有効または無効にし、トランスポート ノードを ENS 割り込みモードで構成する場合、ホストを再起動しないと、一部の Rx(受信)キューが機能しないことがあります。その結果、一部の仮想マシンで DHCP アドレスが取得されないことがあります。
回避策:SR-IOV を有効にせずにトランスポート ノード プロファイルを直接追加するか、SR-IOV を有効または無効にした後に ESXi ホストを再起動します。
vSphere 8.0 の拡張ネットワーク スタック (ENS) モードで Mellanox ConnectX-5 カードと ConnectX-6 カードの Model 1 Level 2 および Model 2 を使用できない
ハードウェア制限により、vSphere 8.0 で拡張ネットワーク スタック (ENS) モードを使用している場合、ConnectX-5 および ConnectX-6 アダプタ カードで Model 1 Level 2 および Model 2 はサポートされません。
回避策:ENS Model 1 Level 2、および Model 2A をサポートする Mellanox ConnectX-6 Lx および ConnectX-6 Dx 以降のカードを使用します。
Pensando DPU は ESXi ホストの物理スイッチ ポートで Link Layer Discovery Protocol (LLDP) をサポートしない
DPU を使用する ESXi ホストで LLDP を有効にしても、ホストは LLDP パケットを受信できません。
回避策:なし。
vCenter Server 8.0 にアップグレードした後、VASA API バージョンが自動的に更新されない
vCenter Server 8.0 は VASA API バージョン 4.0 をサポートしています。ただし、vCenter Server システムをバージョン 8.0 にアップグレードしても、VASA API のバージョンが 4.0 に自動的に変更されないことがあります。この問題は次の 2 つのケースで発生します。
VASA API バージョン 4.0 をサポートする VASA プロバイダが以前のバージョンの VMware vCenter Server で登録されている場合、VMware vCenter Server 8.0 にアップグレードしても VASA API バージョンは変更されません。たとえば、登録済みの VASA プロバイダとともに、VASA API バージョン 3.5 と 4.0 の両方をサポートするバージョン 7.x の VMware vCenter Server システムをアップグレードする場合、その VASA プロバイダが VASA API バージョン 4.0 をサポートしていても、VASA API バージョンは自動的にはバージョン 4.0 には変更されません。アップグレード後、[vCenter Server] > [構成] > [ストレージ プロバイダ] の順に移動し、登録済みの VASA プロバイダの [全般] タブを展開すると、VASA API バージョンは 3.5 と表示されます。
VASA API バージョン 3.5 をサポートする VASA プロバイダを VMware vCenter Server 8.0 システムとともに登録し、VASA API バージョンを 4.0 にアップグレードすると、アップグレード後も VASA API バージョン は 3.5 と表示されます。
回避策:VMware vCenter Server 8.0 システムで VASA プロバイダを登録解除してから、再度登録します。
Network File Copy (NFC) マネージャの未認証セッションが原因で、vSAN 環境で vSphere Storage vMotion の操作が失敗することがある
仮想マシンに少なくとも 1 つのスナップショットがあり、異なるストレージ ポリシーが設定された複数の仮想ディスクがある場合、 vSAN データストアへの移行を vSphere Storage vMotion を使用して実行すると失敗することがあります。この問題は、SOAP (Simple Object Access Protocol) の本文が許容される制限を超えているために発生する NFC マネージャの未認証セッションが原因で発生します。
回避策:最初に、仮想マシン ホーム名前空間といずれかの仮想ディスクを移行します。処理が完了したら、残りの 2 つのディスクについて、ディスクのみの移行を実行します。
コンテンツ ベースの読み取りキャッシュ (CBRC) でダイジェスト操作に失敗したというエラーが発生したため仮想マシンのスナップショットを作成できない
CBRC ダイジェスト ファイルの更新中にコンテンツ ID を割り当てると、まれに競合状態が発生するため、データ ディスクとダイジェスト ディスクのコンテンツ ID が一致しなくなることがあります。その結果として、仮想マシンのスナップショットを作成できなくなります。バックトレースに「An error occurred while saving the snapshot: A digest operation has failed
」のようなエラーが記録されます。再試行すると、スナップショット作成タスクは完了します。
回避策:スナップショット作成タスクを再試行します。
リソース プールとクラスタの [使用率] ビューが、オブジェクトの変更時に自動的に更新されないことがある
リソース プールまたはクラスタの [監視] タブで [使用率] ビューを開いた状態で、リソース プールまたはクラスタを変更すると、ビューが自動的に更新されないことがあります。たとえば、クラスタの [使用率] ビューを開いて別のクラスタを選択すると、最初のクラスタの統計情報から表示が変更されないことがあります。
回避策:更新アイコンをクリックします。
vSphere 仮想インフラストラクチャの負荷が 90% を超えると、ESXi ホストが断続的に vCenter Server から切断される場合がある
vSphere 仮想インフラストラクチャがハードウェア容量の 90% を超えて使用を継続している場合、まれに、一部の ESXi ホストが vCenter Server から断続的に切断されることがあります。通常、接続は数秒以内に復元します。
回避策:vCenter Server への接続が数秒で復元されない場合、vSphere Client で ESXi ホストを手動で再接続します。
vSphere Client で、履歴データのインポートに関するバナー通知が表示されない
バックエンドの問題により、vSphere Client では、履歴データのバックグラウンド移行に関するバナー通知が表示されません。
回避策:vSphere Client の代わりに vCenter Server 管理インターフェイスを使用します。詳細については、履歴データの移行の監視と管理を参照してください。
vCenter Server の混在環境で API を使用して作成されたクラウド ネイティブ ストレージ (CNS) ブロック ボリュームでエラーが発生する
環境にバージョン 8.0 および 7.x の vCenter Server システムがある場合、API を使用したクラウド ネイティブ ストレージ (CNS) ブロック ボリュームの作成は成功しますが、CNS ボリュームの詳細を表示するために移動するときに vSphere Client にエラーが表示されることがあります。Failed to extract the requested data. Check vSphere Client logs for details. + TypeError: Cannot read properties of null (reading 'cluster')
のようなエラーが表示されます。この問題は、vCenter Server 7.x で管理されているボリュームを、vCenter Server 8.0 の vSphere Client を使用して確認する場合のみ発生します。
回避策:バージョン 7.x の vCenter Server システムの vSphere Client にログインして、ボリュームのプロパティを確認します。
vpxa の要求キューのファイル記述子が不足するというまれな状態が発生したために ESXi ホストが応答しなくなり、vpxa ダンプ ファイルが表示されることがある
まれに、低速なデータストアへのアクセスを待機しているときなど、vpxa サービスへの要求に時間がかかる場合、vpxa の要求キューがファイル記述子の制限を超えることがあります。その結果、ESXi ホストが一時的に応答不能になり、/var/core
ディレクトリに vpxa-zdump.00*
ファイルが配置されることがあります。vpxa ログに Too many open files
の行が含まれています。
回避策:なし。vpxa サービスは自動的に再起動して、問題を修正します。
信頼されていない証明書を使用してカスタム更新リポジトリを使用すると、vCenter Lifecycle Manager ワークフローを使用した vCenter Server のアップグレードまたは vSphere 8.0 へのアップデートが失敗することがある
カスタム更新リポジトリを、VMware Certificate Authority (VMCA) が信頼していない自己署名証明書とともに使用すると、vCenter Lifecycle Manager はこのリポジトリからのファイルのダウンロードに失敗します。その結果、vCenter Lifecycle Manager ワークフローを使用して vCenter Server のアップグレードまたはアップデート操作を実行すると、「Failed to load the repository manifest data for the configured upgrade
」というエラーが表示されて失敗します。
回避策:CLI、GUI インストーラ、または仮想アプライアンス管理インターフェイス (VAMI) を使用してアップグレードを実行します。詳細については、VMware ナレッジベースの記事KB89493を参照してください。
既存の仮想ハード ディスクを新しい仮想マシンに追加すると、仮想マシンの構成が拒否されたことを示すエラーが表示されることがある
VMware Host Client を使用して既存の仮想ハード ディスクを新しい仮想マシンに追加すると、The VM configuration was rejected. Please see browser Console
のようなエラーが発生して操作が失敗することがあります。この問題は、VMware Host Client がハード ディスク コントローラなどの一部のプロパティの取得に失敗したために発生している可能性があります。
回避策:ハード ディスクを選択して [設定の確認] 画面に移動した後、[終了] をクリックしないでください。代わりに、1 つ前のステップに戻り、画面がロードされるまで待ってから、[次へ] > [終了] の順にクリックします。
ステートフル インストールが有効なホスト プロファイルからデプロイされた ESXi ホストをイメージとして使用して、クラスタ内に他の ESXi ホストをデプロイすると、操作が失敗する
ステートフル インストールを有効にしたホスト プロファイルからデプロイされた ESXi ホストのイメージを抽出して、vSphere Lifecycle Manager クラスタに他の ESXi ホストをデプロイすると、操作が失敗します。vSphere Client に「A general system error occurred: Failed to extract image from the host: no stored copy available for inactive VIB VMW_bootbank_xxx. Extraction of image from host xxx.eng.vmware.com failed
」などのエラーが表示されます。
回避策:クラスタとは別のホストを使用してイメージを抽出します。
バージョン 8.0 より前の ESXi ホストで vSphere Lifecycle Manager のイメージをステージングすると、エラー メッセージが表示される
ESXi 8.0 では、目的の状態イメージを明示的にステージングするオプションが導入されています。ステージングは、ソフトウェアとファームウェアのアップデートをただちに適用せずに、vSphere Lifecycle Manager デポから ESXi ホストにデポ コンポーネントをダウンロードするプロセスです。ただし、イメージのステージングがサポートされているのは、ESXi 8.0 以降のホストのみです。バージョン 8.0 より前の ESXi ホストで vSphere Lifecycle Manager イメージをステージングすると、これらのホストのステージングは失敗し、ホストがスキップされることを示すメッセージが表示されます。これは予期された動作であり、機能が失敗したことを示すものではありません。ESXi 8.0 以降のホストは、指定された目的のイメージを使用してステージングされます。
回避策:なし。影響を受ける ESXi ホストのバージョンが 8.0 より前であることを確認したら、エラーを無視します。
vSphere Lifecycle Manager を使用して行う修正タスクが、DPU を使用する ESXi ホストで断続的に失敗することがある
DPU を使用する ESXi ホストで vSphere Lifecycle Manager による修正を開始すると、ホストが予期したとおりにアップグレードおよび再起動されますが、再起動してから修正タスクが完了するまでの間に次のようなエラーが表示されることがあります。
A general system error occurred: After host … remediation completed, compliance check reported host as 'non-compliant'. The image on the host does not match the image set for the cluster. Retry the cluster remediation operation.
これは、DPU で修正後スキャンが断続的にタイムアウトになるためにまれに発生する問題です。
回避策:ESXi ホストを再起動し、修正後スキャンを含む vSphere Lifecycle Manager コンプライアンス チェック操作を再実行します。
VMware Host Client で重要度イベントの状態の説明が正しく表示されないことがある
VMware Host Client で ESXi ホストの重要度イベントの状態の説明を表示する際、Intelligent Platform Management Interface (IPMI) または Lenovo XClarity Controller (XCC) を使用して表示する説明とは異なる場合があります。たとえば、VMware Host Client では、PSU センサーの重要度イベントの状態の説明は「Transition to Non-critical from OK
」ですが、XCC と IPMI では「Transition to OK
」です。
回避策:ESXCLI コマンド esxcli hardware ipmi sdr list
と Lenovo XCC を使用して、重要度イベントの状態の説明を確認します。
2,048 ビットより小さい RSA キー サイズを使用すると、RSA 署名の生成に失敗する
vSphere 8.0 以降では、ESXi は OpenSSL 3.0 FIPS プロバイダを使用します。FIPS 186-4 の要件の一部として、すべての署名生成時に RSA キー サイズを 2,048 ビット以上にする必要があります。SHA1 を使用した署名生成はサポートされません。
回避策:2,048 より大きい RSA キー サイズを使用します。