データストアの作成後、データストアの名前変更、アンマウント、削除など、いくつかの管理操作を実行できます。すべてのタイプのデータストアで、名前変更などの特定の操作を実行できます。データストアの削除など、その他の操作は、VMFS データストアにのみ適用されます。
データストア名の変更
既存のデータストアの名前を変更するには、vSphere Client を使用します。システムに悪影響を及ぼさずに、仮想マシンが実行されているデータストアの名前を変更することができます。
手順
結果
データストアのアンマウント
データストアをアンマウントするとそのまま残りますが、指定したホストからは見えなくなります。マウントされたままの状態になっている別のホストでは、データストアは引き続き表示されます。
前提条件
データストアをアンマウントする前に、次の前提条件を満たしていることを適宜確認してください。
- そのデータストア上に仮想マシンが存在しない。
- Storage DRS は、データストアを管理していない。
- そのデータストアに対して Storage I/O Control が無効になっている。
手順
- vSphere Client で、データストアに移動します。
- データストアを右クリックし、[データストアのアンマウント] を選択します。
- データストアが共有されている場合は、データストアをアンマウントするホストを選択します。
- データストアをアンマウントすることを確認します。
結果
すべてのホストから VMFS データストアをアンマウントした後、データストアはアクティブでないとしてマークが付けられます。NFS または Virtual Volumes データストアをすべてのホストからアンマウントした場合、そのデータストアはインベントリに表示されなくなります。アンマウントした VMFS データストアはマウントできます。インベントリから削除された NFS または Virtual Volumes データストアをマウントするには、[新しいデータストア] ウィザードを使用します。
次のタスク
ストレージ削除手順の一環として VMFS データストアをアンマウントした場合は、これでデータストアをバッキングしているストレージ デバイスを分離できます。ストレージ デバイスの分離を参照してください。
データストアのマウント
前にアンマウントしたデータストアをマウントすることができます。また、共有データストアにするために追加のホストにデータストアをマウントすることもできます。
すべてのホストからアンマウントされた VMFS データストアは、インベントリに残されますが、アクセス不可のマークが付けられています。データストアのアンマウントを参照してください。
このタスクを使用して、指定した 1 台のホストまたは複数のホストに VMFS データストアをマウントすることができます。
NFS または Virtual Volumes データストアをすべてのホストからアンマウントした場合、そのデータストアはインベントリに表示されなくなります。インベントリから削除された NFS または Virtual Volumes データストアをマウントするには、[新しいデータストア] ウィザードを使用します。
一部のホストからアンマウントされても、ほかのホストにマウントされたままのデータストアは、インベントリでは有効なデータストアとして表示されます。
手順
VMFS データストアの削除
再署名せずにマウントされたコピーなど、あらゆるタイプの VMFS データストアを削除できます。データストアを削除すると、データストアが破棄され、そのデータストアへアクセスできるすべてのホストから消失します。
前提条件
- すべての仮想マシンをデータストアから削除または移行します。
- すべてのホストからデータストアをアンマウントします。
- データストア用の Storage DRS を無効にします。詳細については、「Storage DRS の有効化および無効化」を参照してください。
- データストアに対して Storage I/O Control を無効にします。詳細については、「Storage I/O Control を有効にする」を参照してください。
- データストアが vSphere HA ハートビートに使用されていないことを確認してください。詳細については、「ハートビート データストアの構成」を参照してください。
手順
- vSphere Client で、データストアに移動します。
- 削除するデータストアを右クリックし、[データストアの削除] を選択します。
- データストアを削除することを確認します。