Windows 上にある vCenter Server バージョン 6.7 の環境から vCenter Server Appliance 8.0 環境への移行には VMware で正式にサポートされているパスがあります。

次のデプロイを移行することができます。

表 1. サポートされる vSphere 移行パス
移行前の構成 移行後の構成
Windows 上の Platform Services Controller インスタンスが組み込まれた vCenter Server 6.7 vCenter Server Appliance 8.0
Windows 上の vCenter Server 6.7 インスタンス
図 1. Windows 上の vCenter Server から vCenter Server Appliance 8.0 への移行作業の概要
Windows 上の vCenter Server から vCenter Server Appliance への移行に関連するタスクを示すフローチャート

Windows からアプライアンスへの vCenter Server 環境の移行には GUI または CLI のいずれかの方法を使用できます。

重要: 移行中は、デプロイ タイプを変更することはできません。

Windows から vCenter Server Appliance 8.0 への Update Manager の移行

vSphere 6.7 以降のリリースでは、Update Manager は 64 ビット アプリケーションとして提供され、64 ビット Windows オペレーティング システムにのみインストールできます。vSphere 6.7 では、Update ManagervCenter Server Appliance 6.7 のオプション サービスとして提供されます。Windows オペレーティング システムの Update ManagervCenter Server Appliance のバージョン 8.0 に移行するパスがサポートされています。vSphere 8.0 では、vSphere Lifecycle Manager の一部として Update Manager 機能が提供されています。

次の vCenter Server デプロイにある Update Manager を移行することができます。

表 2. Windows で実行されている Update Manager から vCenter Server Appliance へのサポートされている移行パス
移行前の構成 移行後の構成
同じ Windows マシンで実行されている vCenter ServerUpdate Manager vCenter Server が組み込まれた 8.0 Appliance vSphere Lifecycle Manager
異なる Windows マシンで実行されている vCenter ServerUpdate Manager vCenter Server が組み込まれた 8.0 Appliance vSphere Lifecycle Manager
Windows マシンで実行され、vCenter Server Appliance に接続されている Update Manager vCenter Server が組み込まれた 8.0 Appliance vSphere Lifecycle Manager

GUI または CLI のいずれかの方法を使用して、外部 Update Manager インスタンスを使用する vCenter Server デプロイを移行できます。GUI を使用する場合は、Update Manager Windows システムで手動の手順を実行します。CLI を使用する場合は、JSON テンプレートで Update Manager に関する構成パラメータを追加します。

重要: Update Manager ソース マシンが、移行対象外の vCenter Server システムに接続されている追加の拡張機能で実行されていないことを確認します。

移行前に、Update Manager が、サポートされている Microsoft SQL Server、Oracle、または組み込みのデータベース ソリューションを使用していることがあります。vCenter Server Appliance への移行後、Update Manager は、PostgreSQL データベースを使用する組み込み vSphere Lifecycle Manager にアップグレードされます。