GUI を使用して、外部の Platform Services Controller を含む vCenter ServervCenter Server Appliance に移行できます。

外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server 環境を移行する前に、外部の Platform Services Controller を組み込みの Platform Services Controller に統合してから移行を実行する必要があります。ナレッジべースの記事 KB 68137 を参照してください。

移行しようとしている Windows 上の vCenter Serverデプロイで Update Manager を使用していて、Update Manager が他の vCenter Server コンポーネントとは別のマシンで実行されている場合は、追加の手順を実行して Update Manager をアプライアンスに移行する必要があります。

  1. Windows 上の vCenter Server環境で外部の Update Manager を使用している場合は、Update Manager マシンで移行アシスタントを実行して、Update Manager サーバとデータベースの Update Manager Appliance への移行を開始します。
  2. vCenter Server インスタンスを Windows から vCenter Server Appliance に移行します。
  3. 新しく移行した vCenter Server Appliance を確認します。
  4. Platform Services Controller を廃止します。
図 1. 外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server 6.7 の移行前と移行後
外部 Platform Services Controller がインストールされた移行前後の vCenter Server 6.7

外部の Platform Services Controller インスタンスを Windows からアプライアンスに移行するための GUI タスク。

  1. vCenter Server インストーラのダウンロードおよびマウント移行を実行するネットワーク仮想マシンまたは物理サーバ上の ISO ファイル。
  2. ソース Windows マシンでの VMware Migration Assistant のダウンロードと実行.
    注: 移行する vCenter Serverシステムが別の Windows マシンで実行されている Update Manager の外部インスタンスを使用している場合は、最初に Update Manager マシンで移行アシスタントを実行してください。
  3. Platform Services Controller または vCenter Server インスタンスのそれぞれについて、Windows からアプライアンスへの vCenter Server の移行に必要な情報 を集めます。
  4. ターゲットの vCenter Server Appliance のための OVA ファイルのデプロイ
  5. ターゲット vCenter Serverアプライアンスの設定
重要: GUI インストーラを実行する物理マシンへのログインに使用するユーザー名、 vCenter Server Appliance インストーラへのパス、およびパスワードを含む値は ASCII 文字のみを使用する必要があります。拡張 ASCII および非 ASCII 文字はサポートされません。

インストーラは、移行対象の各ノードに対し以下を実行します。

  • 新しいターゲット アプライアンスを導入する。
  • ソースの Platform Services Controller、または vCenter Server インスタンスから必要なファイルをエクスポートする。
  • 移行に必要なファイルをターゲット アプライアンスにコピーする。
  • [サマリ] の指定に従い、ターゲット アプライアンスで移行のプロセスを実行する。
  • ソースの Platform Services Controller または vCenter Server インスタンスのファイルと設定を新しい vCenter Server Appliance にインポートおよび更新する。

ターゲットの vCenter Server Appliance のための OVA ファイルのデプロイ

移行プロセスを開始するには、GUI インストーラを使用して、ターゲットの vCenter Server Appliance としてインストーラ ISO ファイルに含まれた OVA ファイルをデプロイします。

前提条件

手順

  1. vCenter Server インストーラで、vcsa-ui-installer ディレクトリから該当するオペレーティング システムのサブディレクトリに移動し、インストール実行ファイルを実行します。
    • Windows OS の場合は、win32 サブディレクトリに移動して installer.exe ファイルを実行します。
    • Linux OS の場合は、lin64 サブディレクトリに移動して installer ファイルを実行します。
    • Mac OS の場合は、mac サブディレクトリに移動して Installer.app ファイルを実行します。
  2. ホーム画面で、[移行] をクリックします。
  3. [概要] ページを確認して移行のプロセスを理解し、[次へ] をクリックします。
  4. 使用許諾契約書を読んで同意し、[次へ] をクリックします。
  5. ソースの vCenter Server を移行するターゲット サーバに接続します。
    オプション 手順
    ターゲット アプライアンスのデプロイ先の ESXi ホストに接続できます。
    1. ESXi ホストの完全修飾ドメイン名 (FQDN) のアドレスまたは IP アドレスを入力します。
    2. ESXi ホストの HTTPS ポートを入力します。
    3. ESXi ホストの管理者権限を持つユーザー(たとえば、root ユーザー)のユーザー名とパスワードを入力します。
    4. [次へ] をクリックします。
    5. 証明書の警告が表示された場合は、[はい] をクリックしてそれに同意します。
    vCenter Server インスタンスに接続してインベントリを参照し、ターゲット アプライアンスをデプロイする ESXi ホストまたは DRS クラスタを選択することができます。
    1. vCenter Server インスタンスの FQDN アドレスまたは IP アドレスを入力します。
    2. vCenter Server インスタンスの HTTPS ポートを入力します。
    3. vCenter Server インスタンスの管理者権限を持つ vCenter Single Sign-On ユーザー(例:administrator@your_domain_name ユーザー)のユーザー名とパスワードを入力します。
    4. [次へ] をクリックします。
    5. 証明書の警告が表示された場合は、[はい] をクリックしてそれに同意します。
    6. 新しいアプライアンスをデプロイする ESXi ホストまたは DRS クラスタが含まれているデータセンターまたはデータセンター フォルダを選択し、[次へ] をクリックします。
      注: ロックダウン モードまたはメンテナンス モードでない ESXi ホストが 1 台以上含まれるデータセンターまたはデータセンター フォルダを選択する必要があります。
    7. 新しいアプライアンスをデプロイする ESXi ホストまたは DRS クラスタを選択し、[次へ] をクリックします。
  6. (オプション) 警告メッセージを確認し、警告がある場合は解決してから、[はい] をクリックします。
  7. [ターゲット アプライアンス仮想マシンの設定] ページで、ターゲットの vCenter Server Appliance の名前を入力し、root ユーザーのパスワードを設定して、[次へ] をクリックします。
    パスワードの長さは 8 文字以上とし、1 つ以上の数字、大文字と小文字、1 つ以上の特殊文字(感嘆符 (!)、ハッシュ キー (#)、アット記号 (@)、丸括弧 (()) など)が含まれている必要があります。
    重要: ローカル オペレーティング システムのパスワードは、ターゲットのアプライアンスに移行されません。
  8. ソースに接続するページで、ソースの vCenter Server インスタンスの詳細を入力し、[次へ] をクリックします。
    1. IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力します。
    2. vCenter Server インスタンスの管理者権限を持つユーザー(例:administrator@your_domain_name ユーザー)のユーザー名とパスワードを入力します。
    3. 移行アシスタントの手順で入手した移行アシスタントのポートを入力します。
  9. ソース インスタンスへの接続についてのページで、移行するソース Windows インストールの詳細を入力します。
    オプション 操作
    vCenter Server の IP アドレス/FQDN アップグレードする vCenter Server Appliance の IP アドレスまたは FQDN を入力します。
    vCenter Single Sign-On 管理者ユーザー名

    vCenter Single Sign-On 管理者のユーザー名を入力します。

    vCenter Single Sign-On 管理者パスワード vCenter Single Sign-On 管理者のパスワードを入力します。
    vCenter Server の HTTPS ポート

    オプションで、デフォルトの vCenter Server の HTTPS ポート番号を変更します。

    デフォルト値は 443 です。

  10. (オプション) 警告メッセージが表示される場合は、[はい] をクリックして受け入れます。
  11. vSphere インベントリの新しい vCenter Server Appliance のデプロイ サイズを選択します。
    デプロイ サイズのオプション 説明
    極小 2 個の vCPU と 14 GB のメモリが搭載されたアプライアンスをデプロイします。

    ホストの数が 10 台、仮想マシンの数が 100 台までの環境に適しています。

    4 個の vCPU と 21 GB のメモリが搭載されたアプライアンスをデプロイします。

    ホストの数が 100 台、仮想マシンの数が 1,000 台までの環境に適しています。

    8 個の vCPU と 30 GB のメモリが搭載されたアプライアンスをデプロイします。

    ホストの数が 400 台、仮想マシンの数が 4,000 台までの環境に適しています。

    16 個の vCPU と 39 GB のメモリが搭載されたアプライアンスをデプロイします。

    ホストの数が 1,000 台、仮想マシンの数が 10,000 台までの環境に適しています。

    特大 24 個の vCPU と 58 GB のメモリが搭載されたアプライアンスをデプロイします。

    ホストの数が 2,500 台、仮想マシンの数が 45,000 台までの環境に適しています。

    注: 展開サイズ テーブルの下部に、ソース マシンのサイズ情報の行が表示されます。このサイズ情報は移行アシスタントによって報告され、特定の展開サイズを選択できない理由を理解する際に役立ちます。
  12. 新しい vCenter Server Appliance のストレージ サイズを選択し、[次へ] をクリックします。
    ストレージ サイズのオプション 極小規模のデプロイ サイズの説明 小規模のデプロイ サイズの説明 中規模のデプロイ サイズの説明 大規模のデプロイ サイズの説明 特大規模のデプロイ サイズの説明
    [デフォルト] ストレージが 579 GB のアプライアンスをデプロイします。 ストレージが 694 GB のアプライアンスをデプロイします。 ストレージが 908 GB のアプライアンスをデプロイします。 ストレージが 1358 GB のアプライアンスをデプロイします。 ストレージが 2283 GB のアプライアンスをデプロイします。
    [大] ストレージが 2019 GB のアプライアンスをデプロイします。 ストレージが 2044 GB のアプライアンスをデプロイします。 ストレージが 2208 GB のアプライアンスをデプロイします。 ストレージが 2258 GB のアプライアンスをデプロイします。 ストレージが 2383 GB のアプライアンスをデプロイします。
    [特大] ストレージが 4279 GB のアプライアンスをデプロイします。 ストレージが 4304 GB のアプライアンスをデプロイします。 ストレージが 4468 GB のアプライアンスをデプロイします。 ストレージが 4518 GB のアプライアンスをデプロイします。 ストレージが 4643 GB のアプライアンスをデプロイします。
  13. 利用可能なデータストアのリストから、仮想マシンのすべての構成ファイルと仮想ディスクが格納される場所を選択します。また必要に応じて、[シン ディスク モードを有効にする] を選択して、シン プロビジョニングを有効にします。NFS データストアは、デフォルトでシン プロビジョニングされます。
  14. ソースの vCenter Server とターゲットの vCenter Server アプライアンスの間の通信のための一時的なネットワークを設定し、[次へ] をクリックします。
    オプション 操作
    [ネットワークの選択] 新しいアプライアンスを一時的に接続するネットワークを選択します。

    ドロップダウン メニューに表示されるネットワークは、ターゲット サーバのネットワーク設定によって異なります。アプライアンスを ESXi ホストに直接デプロイする場合は、短期のポートバインド以外の設定をしている分散仮想ポート グループはサポートされないため、ドロップダウン メニューに表示されません。

    重要: DHCP の割り当て機能を使用して一時的な IPv4 アドレスを割り当てる場合は、MAC アドレスの変更を受け入れるポート グループに関連付けられたネットワークを選択する必要があります。
    [IP アドレス ファミリ] 新しいアプライアンスの一時的な IP アドレスのバージョンを選択します。

    IPv4 または IPv6 のどちらかを選択します。

    [ネットワーク タイプ] アプライアンスの一時的な IP アドレスの割り当て方法を選択します。
    • [固定]

      ウィザードには、一時的な IP アドレスとネットワーク設定の入力を求めるプロンプトが表示されます。

    • [DHCP]

      一時的な IP アドレスの割り当てには、DHCP サーバが使用されます。環境内で DHCP サーバを使用できる場合にのみ、このオプションを選択します。

  15. [ステージ 1 の設定の確認] ページで、ターゲット vCenter Server アプライアンスのデプロイ設定を確認し、[終了] をクリックして OVA デプロイ プロセスを開始します。
  16. OVA のデプロイが終了するまで待ってから、[続行] をクリックしてデプロイ プロセスのステージ 2 を続行し、デプロイされた新しいアプライアンスのサービスを設定および開始します。
    注: [閉じる] をクリックしてウィザードを終了した場合は、 vCenter Server 管理インターフェイスにログインしてサービスを設定し、開始する必要があります。

結果

新しくデプロイされたターゲットの vCenter Server Appliance バージョン 8.0 は、ターゲット サーバで実行されますが、まだ設定されていません。

重要: ソースの vCenter Server のデータはまだ転送されず、ターゲット アプライアンスのサービスは起動されません。

ターゲット vCenter Serverアプライアンスの設定

OVA デプロイが完了すると、移行プロセスのステージ 2 にリダイレクトされます。ここでは、ソースの vCenter Serverのデータを転送して、新しくデプロイされたターゲット vCenter Server Appliance のサービスを開始します。

ターゲット アプライアンスの設定を開始すると、システムを使用できなくなります。このプロセスは、ソース デプロイのシャットダウンをもって完了します。それまでは、キャンセルしたり中断したりすることはできません。ターゲット アプライアンスが起動すると、システムが使用可能になります。

手順

  1. 移行プロセスのステージ 2 の概要を確認し、[次へ] をクリックします。
  2. [ソースの vCenter Server の選択] ページで、ソースの vCenter Server の vCenter Single Sign-On 管理者パスワードおよび root パスワードを入力し、vCenter Server インスタンスの管理者権限を持つユーザーのパスワードを入力して、[次へ] をクリックします。
  3. (オプション) 警告メッセージが表示される場合は、[はい] をクリックして受け入れます。
  4. ソース Windows マシンが Active Directory ドメインに接続されている場合は、ターゲット マシンを Active Directory ドメインに追加する権限を持った管理者ドメイン ユーザーの認証情報を入力し、[次へ] をクリックします。
    注: 入力した認証情報はインストーラによって検証されますが、移行先のマシンを Active Directory ドメインに追加するうえで必要な権限まではチェックされません。Active Directory ドメインにマシンを追加するために必要なすべての権限をユーザーの認証情報が満たしていることを確認してください。
  5. vCenter Server のレプリケーション トポロジを指定します。外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスを統合する場合は、レプリケーション トポロジを指定する必要があります。

    統合は、外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスを、これらのサービスがアプライアンスに組み込まれた vCenter Server インスタンスに変換するプロセスです。

    • これは、トポロジ内で統合する最初の vCenter Server です。
    • これは、2 回目以降の vCenter Server です。

      2 回目以降の vCenter Server の場合は、パートナー vCenter Server の IP アドレスとその HTTPS ポートを指定します。

  6. [移行データの選択] ページで、ソースの vCenter Server からターゲット アプライアンスに転送するデータの種類を選択します。
    データの量が多いほど、新しいアプライアンスへの転送に時間がかかります。
  7. [設定の確認] ページで、移行の設定を確認し、バックアップの確認事項に同意して、[終了] をクリックします。
  8. [OK] をクリックし、ソースの vCenter Server をシャットダウンします。
  9. データ転送と設定のプロセスが終了するまで待機し、[OK] をクリックして vCenter Server の [はじめに] のページに移動します。

結果

vCenter Serverが Windows から、新しくデプロイされたターゲットvCenter Server Appliance に移行されます。ソースの vCenter Serverはパワーオフされ、ターゲット アプライアンスが起動します。

次のタスク

  • vCenter Server のアップグレードまたは移行結果の確認.
  • vCenter Single Sign-On ドメインのすべての vCenter Serverインスタンスをアップグレードします。
  • 外部の Platform Services Controllerノードを使用する vCenter ServervCenter Server Appliance に統合したら、元の外部のPlatform Services Controller を廃止する必要があります。Platform Services Controllerは、廃止するとシャットダウンされ、Single Sign-On ドメインから削除されます。Platform Services Controllerの廃止を参照してください。
  • 移行後の手順については、vCenter Server のアップグレードまたは移行後を参照してください。
  • vCenter Server アプライアンスの高可用性を構成することができます。vCenter Server アプライアンスの高可用性の提供方法については、vSphere の可用性を参照してください。