CLI インストーラを使用すると、ESXi ホストまたは vCenter Server インスタンスの vCenter Server Appliance の無人アップグレードを行うことができます。
CLI アップグレード プロセスには、アップグレードを実行するネットワーク仮想マシンまたは物理サーバに vCenter Server Appliance インストーラをダウンロードし、アップグレード情報を含む JSON 構成ファイルを準備して、アップグレード コマンドを実行する処理が含まれます。
重要: CLI アップグレードを実行するマシンへのログインに使用するユーザー名、
vCenter Server Appliance の ISO ファイルへのパス、JSON 構成ファイルへのパス、パスワードなど JSON 構成ファイル内の文字列値には、ASCII 文字のみを利用できます。拡張 ASCII および非 ASCII 文字はサポートされません。
vCenter Server Appliance の ISO ファイルには、vCenter Server Appliance のアップグレードに必要な最低限の構成パラメータを含む JSON ファイルのテンプレートが含まれます。CLI を使用して vCenter Server Appliance をアップグレードするための JSON テンプレートの準備については、CLI アップグレード用の JSON 構成ファイルの準備を参照してください。
注: 外部の
Platform Services Controller を使用する
vCenter Server
6.7 または
7.0 を
vCenter Server
8.0 にアップグレードすると、アップグレード プロセスによって外部の
Platform Services Controller が新しい
vCenter Server Appliance に統合されます。新しい
vCenter Server では、認証、証明書管理、ライセンスなどの機能とワークフローを保持するすべての
Platform Services Controller サービスが提供されます。外部の
Platform Services Controller をアップグレードして使用する必要がなくなりました。これらの操作を行うこともできません。
環境を vCenter Server8.0 に正常にアップグレードした後、既存の Platform Services Controller はパワーオフされ、vSphere インベントリから削除することができます。Platform Services Controllerの廃止を参照してください。