CLI コマンドを実行して vCenter ServerAppliance をアップグレードする前に、アップグレードの仕様を定める構成パラメータと値を含む JSON ファイルを準備する必要があります。
vCenter Serverインストーラには、すべてのアップグレード タイプに対応する JSON テンプレートが含まれています。テンプレートの詳細については、vCenter Server Appliance の CLI アップグレード用 JSON テンプレートを参照してください。
仕様に合わせて JSON テンプレートの構成パラメータに値を設定すると、最小の構成でアプライアンスをアップグレードすることができます。カスタム構成の場合、事前設定値の編集、構成パラメータの削除、構成パラメータの追加を行うことができます。
構成パラメータとその説明の詳細については、お使いのオペレーティング システムのインストーラのサブディレクトリに移動して、vcsa-deploy upgrade --template-helpコマンドを実行するか、vCenter Server Appliance の CLI アップグレード用構成パラメータのアップグレードを参照してください。
前提条件
- JSON の構文を理解している必要があります。
- vCenter Server インストーラのダウンロードおよびマウント.
手順
次のタスク
アップグレードの仕様に必要であれば、別のテンプレートを作成して保存することができます。
vCenter Server Appliance の CLI アップグレード用 JSON テンプレート
vCenter Server Appliance インストーラには JSON テンプレートが含まれています。これは、vcsa-cli-installer/templates ディレクトリに配置されています。upgrade サブフォルダには、すべてのアップグレード タイプの最小構成パラメータを含む JSON テンプレートがあります。
アップグレード タイプごとに、ESXi ホストに新しいアプライアンスをデプロイするためのテンプレートと、vCenter Server インスタンスに新しいアプライアンスをデプロイするためのテンプレートが 1 つずつ提供されています。
場所 | テンプレート | 説明 |
---|---|---|
vcsa-cli-installer\templates\upgrade\vcsa\6.7 | embedded_vCSA_on_ESXi.json | ESXi ホスト上で、組み込みの Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance 6.7 から vCenter Server Appliance 8.0 にアップグレードするのに必要な最小構成パラメータが含まれています。 |
embedded_vCSA_on_VC.json | vCenter Server インスタンス上で、組み込みの Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance 6.7 から vCenter Server Appliance 8.0 にアップグレードするのに必要な最小構成パラメータが含まれています。 | |
vCSA_on_ESXi.json | ESXi ホスト上で、外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance 6.7 から vCenter Server Appliance 8.0 にアップグレードするのに必要な最小構成パラメータが含まれています。 | |
vCSA_on_VC.json | vCenter Server インスタンス上で、外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance 6.7 から vCenter Server Appliance 8.0 にアップグレードするのに必要な最小構成パラメータが含まれています。 | |
vcsa-cli-installer\templates\upgrade\vcsa\7.0 | embedded_vCSA_on_ESXi.json | ESXi ホスト上で、組み込みの Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance 7.0 から vCenter Server Appliance 8.0 にアップグレードするのに必要な最小構成パラメータが含まれています。 |
embedded_vCSA_on_VC.json | vCenter Server インスタンス上で、組み込みの Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance 7.0 から vCenter Server Appliance8.0 にアップグレードするのに必要な最小構成パラメータが含まれています。 |
CLI を使用した外部の Platform Services Controllerを使用する vCenter Server のアップグレードについて
外部の Platform Services Controllerを使用する vCenter Server Appliance をアップグレードすると、アプライアンスに組み込まれたこれらのサービスを含むvCenter Server インスタンスに変換されます。そのため、JSON アップグレード テンプレートでレプリケーション パートナーのパラメータを指定する必要があります。
- SSO ドメイン内にある単一の vCenter Serverおよび単一の Platform Services Controller のインスタンス。
- 複数の vCenter Serverが含まれている SSO ドメイン内の最初の vCenter Server および Platform Services Controller のインスタンス。
- vCenter Serverおよび Platform Services Controller のインスタンスを SSO ドメイン内でレプリケートします。この際、レプリケーション パートナーとして既存の vCenter Server 7.0 インスタンスを参照する必要があります。
外部の Platform Services Controllerを使用する環境は、MxN 環境と呼ばれることが多いです。ここで、M は vCenter Server を表し、N は外部のPlatform Services Controller を表します。ドメイン内の vCenter Serverおよび Platform Services Controller のインスタンスを複数表す場合、これは MnxNn として表されます。ここで n はインスタンスの個数です。たとえば、M2xN2は、同じドメイン内の 2 つの vCenter Server インスタンスと 2 つのPlatform Services Controller インスタンスを示しています。このような環境をアップグレードする場合は、最初に 1 つのインスタンスをバージョン 8.0にアップグレードしてから、2 つ目のインスタンスを 8.0 にアップグレードし、2 つのインスタンスの最初の方をレプリケーション パートナーとして指定します。
JSON アップグレード テンプレートのレプリケーション パラメータは、テンプレートの sso
セクションにあり、first_instance
および replication_partner_hostname
です。
パラメータ名 | 説明 |
---|---|
first_instance |
first_instance パラメータは、vCenter Server SSO ドメインの最初のインスタンス、またはレプリケーション パートナーとして vCenter Server を識別します。 最初の vCenter Serverインスタンスである場合は、 |
replication_partner_hostname * |
|
-
トポロジ内の vCenter Serverインスタンスのアップグレードは、ESXi でのアップグレード時には
vCSA_on_ESXi.json
テンプレートを使用し、vCenter Server 環境でのアップグレード時にはvCSA_on_VC.json
テンプレートを使用します。 -
単一の vCenter Serverおよび Platform Services Controller( M1xN1 のデプロイ)で構成されるデプロイ トポロジの場合は、
first_instance
パラメータがtrue
に設定されるようにテンプレートのsso
セクションを編集し、replication_partner_hostname
パラメータを削除します。"sso": { "__comments": [ This is the first instance (M1) vCenter Server management node, with "first_instance" set to "true" and "replication_partner_hostname" removed. ], "first_instance": true }
- JSON テンプレートで残りのアップグレード構成パラメータを指定し、CLI を使用して vCenter Serverをバージョン8.0 にアップグレードします。CLI を使用した vCenter Server Appliance のアップグレードを参照してください。
- vCenter Serverが正常にアップグレードした後、Platform Services Controller を廃止します。Platform Services Controllerの廃止を参照してください。
重要: トポロジ内のすべての vCenter Serverインスタンスをアップグレードして統合した後にのみ、 Platform Services Controller インスタンスを廃止します。
-
環境内の vCenter Serverインスタンスのアップグレードは、ESXi でのアップグレード時には
vCSA_on_ESXi.json
テンプレートを使用し、vCenter Server 環境でのアップグレード時にはvCSA_on_VC.json
テンプレートを使用します。 -
最初の vCenter Serverインスタンス ( M1) については、
first_instance
パラメータがtrue
に設定されるように、テンプレートのsso
セクションを編集して、replication_partner_hostname
パラメータを削除します。"sso": { "__comments": [ This is the first instance (M1) vCenter Server management node, with "first_instance" set to "true" and "replication_partner_hostname" removed. ], "first_instance": true }
-
残りの vCenter Serverインスタンス ( M2) については、
first_instance
パラメータがfalse
に設定されるようにテンプレートのsso
セクションを編集し、2 番目のノードをレプリケートする vCenter Server インスタンスの FQDN または IP アドレスを指定します。レプリケーション パートナーは、バージョン 8.0にアップグレードした最初の vCenter Server インスタンス ( M1) です。これは Platform Services Controller インスタンスと統合されています。"sso": { "__comments": [ This is the second instance (M2) vCenter Server management node, with "first_instance" set to "false" and "replication_partner_hostname" set to the hostname of the replication partner.], "first_instance": false, "replication_partner_hostname": "FQDN_or_IP_address"
- JSON テンプレートで残りのアップグレード構成パラメータを指定し、CLI を使用してアップグレードを完了します。CLI を使用した vCenter Server Appliance のアップグレードを参照してください。
- トポロジ内のすべての vCenter Serverインスタンスを正常にアップグレードした後、Platform Services Controller インスタンスを廃止します。Platform Services Controllerの廃止を参照してください。
重要: トポロジ内のすべての vCenter Serverインスタンスをアップグレードして統合した後にのみ、 Platform Services Controller インスタンスを廃止します。
vCenter Server Appliance の CLI アップグレード用構成パラメータのアップグレード
CLI アップグレード用の JSON 構成ファイルを準備する場合、vCenter Server Appliance.のアップグレード用の入力データを提供するため、パラメータや値を設定する必要があります。
JSON アップグレード ファイルの構成パラメータのセクションとサブセクション
CLI アップグレード用の JSON 構成ファイルの構成パラメータは、セクションとサブセクションで構成されます。
セクション | サブセクション | 説明 |
---|---|---|
new_vcsa - デプロイする新しいアプライアンスについて記述します。 |
esxi |
ESXi ホストに新しいアプライアンスを直接デプロイする場合のみ使用します。
ターゲット
ESXi ホストに関する構成パラメータが含まれます。
new_vcsa セクション、esxi サブセクションの構成パラメータを参照してください。
注: このサブセクションまたは
vc サブセクションのいずれかに記述する必要があります。
|
vc |
vCenter Server インスタンスのインベントリに新しいアプライアンスをデプロイする場合のみ使用します。 ターゲット ESXi ホストまたは vCenter Server インベントリの DRS クラスタに関する構成パラメータを含みます。
注: このサブセクションまたは
esxi サブセクションのいずれかに記述する必要があります。
ターゲットの vCenter Server インスタンスを、アップグレードする vCenter Server Appliance にすることはできません。その場合は、 |
|
appliance |
新しいアプライアンスに関する構成パラメータが含まれます。new_vcsa セクション、appliance サブセクションの構成パラメータを参照してください。 |
|
os |
SSH を使用した新しいアプライアンスへの管理者ログインを設定する ssh_enable 構成パラメータのみが含まれます。 |
|
ovftool_arguments |
オプション。このサブセクションは、インストーラが生成する OVF ツール コマンドに、任意の引数と値を追加するために使用します。
重要:
vCenter Server Appliance インストーラは、
ovftool_arguments サブセクションの構成パラメータを検証しません。OVF ツールが認識しない引数を設定した場合、デプロイが失敗する可能性があります。
|
|
temporary_network |
新しいアプライアンスの一時ネットワーク設定について記述する構成パラメータが含まれます。new_vcsa セクション、temporary_network サブセクションの構成パラメータを参照してください。 |
|
user_options |
古いアプライアンスから新しいアプライアンスへ転送するデータのタイプを設定する vcdb_migrateSet 構成パラメータのみが含まれます。new_vcsa セクション、user_options サブセクションの構成パラメータを参照してください。 |
|
source_vc - アップグレードする既存アプライアンスについて記述します。 |
managing_esxi_or_vc |
アップグレードするアプライアンスが配置されているソースの ESXi ホストまたは vCenter Server Appliance のインスタンスについて記述する構成パラメータが含まれます。 source_vc セクション、managing_esxi_or_vc サブセクションの構成パラメータを参照してください。 |
vc_vcsa |
アップグレードするソース アプライアンスに関する構成パラメータを含みます。 source_vc セクション、vc_vcsa サブセクションの構成パラメータを参照してください。 |
|
source_vum - ソースの VMware Update Manager インスタンスについて記述します。 VMware Update Manager インスタンスで移行アシスタントを自動的に実行する場合に使用します。 |
run_migration_assistant |
アップグレードするソースの vCenter Server Appliance が Windows 仮想マシン上で実行される VMware Update Manager インスタンスに接続している場合のオプションです。ソースの vSphere Update Manager インスタンスで移行アシスタントを自動的に実行する場合は、このサブセクションを使用します。 ソースの vSphere Update Manager インスタンスに関する構成パラメータが含まれます。これらは、新しくアップグレードされた vCenter Server Appliance に移行されます。
注:
Migration Assistant はデフォルトでポート 9123 を使用します。
Update Manager マシン上の別のサービスによってポート 9123 が使用されている場合、
Migration Assistant によって自動的に他の空きポートが検出されます。
Migration Assistant 用のカスタム ポートを設定することはできません。
|
ceip - VMware カスタマ エクスペリエンス改善プログラム (CEIP) への参加について記述します。 |
settings |
VMware カスタマ エクスペリエンス改善プログラム (CEIP) に参加するかどうかを設定する Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server Appliance または Platform Services Controller Appliance をアップグレードする場合にのみ必要です。
注:
ceip_enabled 構成パラメータが
true に設定されている場合は、CLI のデプロイ コマンドに
--acknowledge-ceip の引数をつけて実行する必要があります。
CEIP の詳細については、『vCenter Server およびホストの管理』の「カスタマ エクスペリエンス改善プログラムの構成」セクションを参照してください。 |
バックスラッシュ (\) または引用符 (") を含む値を設定するには、バックスラッシュ (\) でその文字をエスケープする必要があります。たとえば、"password":"my\"password"
の場合、パスワードは my"password と設定され、"image":"G:\\vcsa\\VMware-vCenter-Server-Appliance-8.0.0.XXXX-YYYYYYY_OVF10.ova"
では、パス G:\vcsa\VMware-vCenter-Server-Appliance-8.0.0.XXXX-YYYYYYY_OVF10.ova が設定されます。
ブール値には小文字のみを含めることができます。値は true
または false
のいずれかになります。たとえば、"ssh_enable":false
です。
new_vcsa
セクションの構成パラメータ
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
hostname |
文字列 | 新しいアプライアンスをデプロイするターゲットの ESXi ホストの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 (FQDN)。 |
username |
文字列 | root など、ターゲット ESXi ホストの 管理権限を持つユーザー名。 |
password |
文字列 | ターゲット ESXi ホストの管理権限を持つユーザーのパスワード。 |
deployment_network |
文字列 | 新しいアプライアンスを接続するネットワーク名。 ネットワークは、ターゲットの ESXi ホストまたは(
注: ネットワークには、アップグレードするアプライアンスが配置されているソースの
ESXi ホストまたは(
managing_esxi_or_vc 構成パラメータで識別される)
vCenter Server Appliance インスタンスからアクセスできる必要があります。アップグレードを実行するクライアント マシンからネットワークにアクセスできる必要があります。
ターゲット ESXi ホストが 1 つしかネットワークを持たない場合、無視されます。 |
datastore |
文字列 | 新しいアプライアンスの仮想マシンの構成ファイルおよび仮想ディスクを格納するデータストアの名前。 データストアは、ターゲット ESXi ホストから使用可能である必要があります。
注: データストアには、25 GB 以上の空き容量が必要です。
|
port |
整数型 | ターゲットの ESXi ホストの HTTPS リバース プロキシ ポート。 デフォルトのポートは 443 です。ターゲットの ESXi ホストがカスタムの HTTPS リバース プロキシ ポートを使用する場合のみ使用します。 |
ssl_certificate_verification |
文字列 | CLI は、サーバのセキュリティ証明書に認証局 (CA) の署名が付いていることを検証して、セキュアな接続を確立します。証明書が自己署名証明書の場合、CLI は次の SSL 証明書構成オプションのいずれかが指定されている場合を除いて、アップグレードを停止します。 Secure Hash Algorithm 1 (SHA-1) の証明書サムプリントを指定します。証明書サムプリントは、証明書を一意に識別する 16 進数の文字列です。サムプリントは、サムプリント アルゴリズムを使用して証明書の内容から計算されます。 "thumbprint": "certificate SHA-1 thumbprint"
"verification_mode": "NONE" 自己署名証明書を持つサーバに接続しているときに、SHA-1 証明書サムプリントの指定に失敗するか、または検証モードの vcsa-deploy upgrade コマンド パラメータ |
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
hostname |
文字列 | 新しいアプライアンスをデプロイするターゲットの vCenter Server インスタンスの IP アドレスまたは FQDN。 |
username |
文字列 | ターゲット vCenter Server インスタンスの vCenter Single Sign-On 管理者ユーザー名。例: [email protected]。 |
password |
文字列 | ターゲットの vCenter Server インスタンスの vCenter Single Sign-On 管理者ユーザーのパスワード。 |
deployment_network |
文字列 | 新しいアプライアンスを接続するネットワーク名。 ネットワークは、ターゲット ESXi ホストまたは DRS クラスタ ネットワーク構成に含まれている必要があります。
注: ネットワークには、アップグレードするアプライアンスが配置されているソース
ESXi ホストからアクセスできる必要があります。アップグレードを実行するクライアント マシンからネットワークにアクセスできる必要があります。
ターゲットの ESXi ホストまたは DRS クラスタが 1 つしかネットワークを持たない場合は、無視されます。 |
datacenter |
配列 | 新しいアプライアンスをデプロイするターゲットの ESXi ホストまたは DRS クラスタを含む vCenter Server データセンター。
データセンターがフォルダまたはフォルダ構造の中に配置される場合、値は文字列のカンマ区切りのリストとして指定します。次に例を示します。
["parent_folder", "child_folder", "datacenter_name"] データセンターのフォルダ パスがない場合は、データセンターの名前のみを使用します。次に例を示します。 ["datacenter_name"]または "datacenter_name"
注: 値は大文字と小文字を区別します。
|
datastore |
文字列 | 新しいアプライアンスのすべての仮想マシンの構成ファイルおよび仮想ディスクを格納するデータストアの名前。
注: データストアは、ターゲット
ESXi ホストまたは DRS クラスタから使用可能である必要があります。
データストアには、25 GB 以上の空き容量が必要です。 |
port |
整数 | ターゲット vCenter Server インスタンスの HTTPS リバース プロキシ ポート。 デフォルトのポートは 443 です。ターゲット vCenter Server インスタンスがカスタム HTTPS リバース プロキシ ポートを使用する場合のみ使用します。 |
target |
配列 | 新しいアプライアンスをデプロイするターゲット クラスタ、ESXi ホスト、またはリソース プール。これは、
重要:
vCenter Server インベントリに表示される名前を指定する必要があります。例えば、ターゲット
ESXi ホストの名前が
vCenter Server インベントリ内の IP アドレスである場合、FQDN を指定することはできません。
注: すべての値は大文字と小文字を区別します。
デプロイされたアプライアンスを、データセンターの階層内の別の場所に表示する場合は、このセクションの後で示す vm_folder パラメータを使用します。
ターゲット クラスタ、
ESXi ホスト、またはリソース プールがフォルダまたはフォルダ構造の中に配置される場合、値は文字列のカンマ区切りのリストとして指定します。次に例を示します。
["parent_folder", "child_folder", "esxi-host.domain.com"]
ターゲット
ESXi ホストがクラスタの一部である場合、パスを文字列のカンマ区切りのリストとして指定します。次に例を示します。
["cluster_name","esxi-host.domain.com"] リソース プールにデプロイする場合は、リソース プール名の前にラベル Resources を追加します。例: ["cluster_name", "Resources", "resource_pool_name"]
注: 事前チェックでは、リソース プールのメモリのみが検証されます。
|
vm_folder |
文字列 | オプション。新しいアプライアンスを追加する仮想マシン (VM) フォルダ名。 |
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
thin_disk_mode |
Boolean | シン仮想ディスクを搭載する新しいアプライアンスをデプロイするには、true に設定します。 |
deployment_option |
文字列 | 新しいアプライアンスのサイズ。
注: アップグレードするアプライアンスのデータベース サイズを検討する必要があります。外部データベースの場合は、
新しいアプライアンスの Oracle データベース サイズとストレージ サイズの特定を参照してください。
|
image |
文字列 | オプション。vCenter Server Appliance のインストール パッケージへのローカル ファイル パスまたは URL。 デフォルトでは、インストーラは、vcsa フォルダの ISO ファイルに含まれるインストール パッケージを使用します。 |
name |
文字列 | 新しいアプライアンスの仮想マシン名。 パーセント記号 (%)、バックスラッシュ (\)、スラッシュ (/) 以外の ASCII 文字しか含めることはできません。また、80 文字未満である必要があります。 |
ovftool_path |
文字列 | オプション。OVF ツール実行ファイルへのローカル ファイル パス デフォルトでは、インストーラは、vcsa/ovftool フォルダの ISO ファイルに含まれる OVF ツール インスタンスを使用します。 |
license |
文字列 | オプション。アプライアンスに適用されるライセンス キー。ライセンス キーが指定されていない場合は、評価版ライセンスが使用されます。 |
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
ip_family |
文字列 | 新しいアプライアンスの一時ネットワークの IP アドレス バージョン。
|
mode |
文字列 | 新しいアプライアンスの一時ネットワークの IP アドレス割り当て。
|
ip |
文字列 | 新しいアプライアンスの一時 IP アドレス。 固定割り当てを使用する場合、つまり、 一時ネットワークの IP バージョン、つまり、 IPv4 アドレスは、RFC 790 ガイドラインに準拠する必要があります。 IPv6 アドレスは、RFC 2373 ガイドラインに準拠する必要があります。 |
dns_servers |
文字列値または配列値 | 新しいアプライアンスの一時ネットワークの 1 つ以上の DNS サーバの IP アドレス。
複数の DNS サーバを設定するには、文字列のカンマ区切りのリストか単一の文字列としてのカンマ区切りのリストを使用します。次に例を示します。
["x.y.z.a", "x.y.z.b"]または "x.y.z.a, x.y.z.b" 一時 IP アドレス割り当てに固定ネットワーク モードを使用する場合、つまり、 |
prefix |
文字列 | 新しいアプライアンスの一時ネットワークのネットワーク プリフィックス長。
ネットワーク プリフィックス長は、サブネット マスクに設定されているビット数です。たとえば、サブネット マスクが 255.255.255.0 である場合は、バイナリ バージョンのプリフィックス長は 24 ビットとなるため、ネットワーク プリフィックス長は 24 になります。 IPv4 バージョンの場合、値は、 IPv6 バージョンの場合、値は、 |
gateway |
文字列 | 新しいアプライアンスの一時ネットワークのデフォルト ゲートウェイの IP アドレス。 IPv6 バージョンの場合、値を |
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
vcdb_migrateSet |
文字列 | 古いアプライアンスから新しいアプライアンスに移行するデータのタイプを選択します。データは、ソース vCenter Server からターゲット サーバにコピーされます。データの移行元は変更されません。
注: 新しい
vCenter Server Appliance で必要となるアップグレードにかかる時間およびストレージ量を最小限に抑えるには、
core 値を使用します。
既存の vCenter Server から、アップグレードされた新しい vCenter Server に転送できるデータ タイプの詳細については、既存の vCenter Server Appliance からのデータ転送を参照してください。 |
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
first_instance |
文字列 | これが vCenter Server SSO ドメインで最初に集約されたアップグレード操作である場合、またはこのノードにレプリケーション パートナーを設定しない場合は、 このノードのレプリケーション パートナーを設定する場合は、
|
replication_partner_hostname |
文字列 | レプリケーション パートナーのホスト名。 first_instance の場合は削除します。 |
source_vc
セクションの構成パラメータ
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
hostname |
文字列 | アップグレードするアプライアンスが配置されているソース ESXi または vCenter Server ホストの IP アドレスまたは FQDN。 |
username |
文字列 | ソース ESXi ホストの root などの管理権限を持つユーザー名。 |
password |
文字列 | ソース ESXi ホストの管理権限を持つユーザーのパスワード。 |
port |
整数 | ソース ESXi ホストの HTTPS リバース プロキシ ポート。 デフォルトのポートは 443 です。ソースの ESXi ホストがカスタム HTTPS リバース プロキシ ポートを使用する場合のみ使用します。 |
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
hostname |
文字列 | アップグレードするソース アプライアンスの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 (FQDN)。 |
username |
文字列 | [email protected] などのソース アプライアンスの vCenter Single Sign-On 管理者ユーザー。
重要: ユーザーは、administrator@
your_domain_name である必要があります。
|
password |
文字列 | ソース アプライアンスの vCenter Single Sign-On 管理者ユーザーのパスワード。 |
root_password |
文字列 | ソース アプライアンスのオペレーティング システムの root ユーザーのパスワード。 |
export_dir |
文字列 | ソースの構成とデータをエクスポートするディレクトリ。 |
source.vum
セクションの構成パラメータ
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
esxi_hostname |
文字列 | ソースの vSphere Update Manager インスタンスが存在する ESXi ホストの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 (FQDN)。 FQDN を指定する場合、アップグレードを実行するクライアント マシンから解決できる必要があります。 |
esxi_username |
文字列 | root など、ESXi ホストの管理権限を持つユーザー名。 |
esxi_password |
文字列 | ESXi ホストの管理権限を持つユーザーのパスワード。 |
esxi_port |
文字列 | ESXi ホストの HTTPS リバース プロキシ ポート。 デフォルトのポートは 443 です。ESXi ホストがカスタム HTTPS リバース プロキシ ポートを使用する場合のみ使用します。 |
vum_hostname |
文字列 | ソース VMware Update Manager インスタンスが動作する Windows 仮想マシンの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 (FQDN)。 FQDN を指定する場合、アップグレードを実行するクライアント マシンから解決できる必要があります。 |
vum_os_username |
文字列 | ソース VMware Update Manager インスタンスが動作する Windows 仮想マシンの管理者ユーザー名。 |
vum_os_password |
文字列 | ソース VMware Update Manager インスタンスが動作する Windows 仮想マシンの管理者パスワード。 指定されていない場合は、テンプレートの検証時に、コマンド コンソールでパスワードを入力するよう求められます。 |
export_dir |
文字列 | ソースの構成とデータをエクスポートするディレクトリ。 |
ceip
セクションの構成パラメータ
名前 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
ceip_enabled |
Boolean | 新しくアップグレードされるアプライアンスの CEIP に参加するには、true に設定します。 |