購読済みライブラリは、公開ライブラリにサブスクライブするために作成します。購読済みライブラリは、公開済みローカル ライブラリのコンテンツに接続されたコンテンツを持つコンテンツ ライブラリです。購読済みライブラリにコンテンツを追加することはできません。可能なのは、購読済みライブラリのコンテンツを公開ライブラリのコンテンツと同期することのみです。

購読済みライブラリは、公開ライブラリと同じ vCenter Server インスタンスに作成するか、または異なる vCenter Server システムで作成できます。購読済みライブラリを作成する際は、購読済みライブラリの作成直後に、公開ライブラリのすべてのコンテンツをダウンロードできます。または、公開ライブラリのアイテムのメタデータのみをダウンロードしておき、後で必要なアイテムについてのみ、完全なコンテンツをダウンロードできます。

購読済みライブラリのコンテンツを最新の状態で維持するには、購読済みライブラリとソースの公開ライブラリを一定の間隔で自動的に同期します。単一のアイテムまたは購読済みライブラリ全体を手動で同期することもできます。

チェックインおよびチェックアウト操作を使用して、公開者ライブラリの仮想マシン テンプレートを更新すると、公開者の [購読] タブからサブスクライバ ライブラリを公開した後、サブスクライバ ライブラリで仮想マシン テンプレートが使用できるようになります。

垂直タイムライン ビューは、サブスクライバ ライブラリでは使用できません。監視できるのは、仮想マシン テンプレートの最新バージョンのみです。

仮想マシン テンプレート管理と垂直タイムライン ビューの詳細については、コンテンツ ライブラリ内の仮想マシン テンプレートの管理を参照してください。

同期のダウンロード方法

購読済みライブラリの作成時、ソースの公開ライブラリからコンテンツを即座にダウンロードするか、必要な場合にのみダウンロードしてストレージ容量を管理するかをオプションで指定できます。
  • 購読済みライブラリの同期で、公開ライブラリのすべてのコンテンツを即座にダウンロードするように設定されている場合は、アイテムのメタデータとコンテンツの両方が同期されます。新しいアイテムがあれば、同期する際に、購読済みライブラリの格納場所に完全にダウンロードされます。公開ライブラリからいくつかのアイテムが削除されても、そのコンテンツは購読済みライブラリの格納場所に残るため、それらは手動で削除する必要があります。
  • 購読済みライブラリの同期で、必要な場合にのみコンテンツをダウンロードするように設定している場合は、公開ライブラリのライブラリ アイテムのメタデータのみが同期され、アイテムのコンテンツはダウンロードされません。これにより、ストレージ容量を節約できます。ライブラリ アイテムを使用する必要がある場合は、そのアイテムを同期する必要があります。ライブラリ アイテムを同期すると、そのアイテムの完全なコンテンツがストレージにダウンロードされます。アイテムが不要になったら、アイテムのコンテンツを削除してストレージの容量を解放できます。
特定の状況下では、公開ライブラリと購読済みライブラリ間の同期で最適化された転送速度を利用できます。
  • 公開ライブラリと購読済みライブラリが同じ vCenter Single Sign-On ドメインにある vCenter Server システムに属し、両方のライブラリがバッキング ストレージとしてデータストアを使用する場合、同期の転送速度が速くなります。転送速度の最適化は、相互に直接接続されている ESXi ホストによって管理されているデータストアにコンテンツを格納できるライブラリ間で可能になります。したがって、ライブラリ間の同期は ESXi ホストから ESXi ホストへの直接転送によって処理されます。
  • データストアの VMware vSphere Storage APIs - Array Integration (VAAI) が有効な場合、公開ライブラリと購読済みライブラリ間のライブラリ コンテンツの同期はさらに最適化されます。この場合、コンテンツはデータストア間の直接転送によって同期されます。

サポートされるダウンロード方法は、ソース ライブラリに依存します。詳細については、次のテーブルを参照してください。

表 1. vSphere Client に購読済みライブラリを作成することで購読できるソース オブジェクト
ソース オブジェクト [ライブラリ コンテンツをすぐにダウンロード] [必要な場合にライブラリ コンテンツをダウンロード]
vCenter Server 6.x インスタンスで実行されるライブラリ サポート サポート
vCloud Director 5.5 以降のインスタンスで実行されるカタログ サポート サポート対象外
サードパーティ製ライブラリ サードパーティ製ライブラリのユーザー名が vcsp である場合、認証を必要とするサードパーティ製ライブラリはサポート対象となります。ソースのサードパーティ製ライブラリのユーザー名が vcsp 以外である場合は、VMware vCloud Suite API を使用して購読できます。 サードパーティ製ライブラリのユーザー名が vcsp である場合、認証を必要とするサードパーティ製ライブラリはサポート対象となります。ソースのサードパーティ製ライブラリのユーザー名が vcsp 以外である場合は、VMware vCloud Suite API を使用して購読できます。

購読済みコンテンツ ライブラリの同期

購読済みライブラリに、公開ライブラリの最新コンテンツが確実に表示されるようにするために、手動で同期タスクを開始することができます。

また、購読済みライブラリと公開ライブラリのコンテンツを自動的に同期させることもできます。公開ライブラリのすべてのアイテムのコピーをダウンロードするため、自動同期には多くのストレージ容量が必要になります。

自動同期を有効にするには、ライブラリの設定を変更する必要があります。コンテンツ ライブラリの設定の変更に関する詳細については、コンテンツ ライブラリの編集を参照してください。

前提条件

必要な権限:ライブラリの コンテンツ ライブラリ.購読済みライブラリの同期

手順

  1. [コンテンツ ライブラリ] リストに移動します。
  2. 購読済みライブラリを右クリックし、[同期] を選択します。

結果

購読済みライブラリを同期するための新しいタスクが [最近のタスク] ペインに表示されます。タスクが完了すると、[テンプレート] タブと [その他のアイテム] タブのリストに、更新されたライブラリ アイテムが表示されます。

購読済みライブラリでライブラリ アイテムを同期

購読済みライブラリでライブラリ アイテムのコンテンツを更新またはダウンロードするため、ライブラリ アイテムを同期できます。

購読済みライブラリを作成する際に、必要な場合にのみライブラリ コンテンツをダウンロードするオプションが選択されている場合、ライブラリ コンテンツのメタデータのみが、関連付けられているストレージにダウンロードされます。ライブラリ アイテムを使用する場合、アイテムを同期して、そのコンテンツをローカル ストレージにダウンロードします。

アイテムが不要になったときに、アイテムのコンテンツを削除して、ストレージ容量を解放できます。アイテムは購読済みライブラリに引き続き表示されますが、ストレージにはアイテムのメタデータしか残っていないため、ストレージの領域を消費しなくなります。アイテムの削除の詳細については、コンテンツ ライブラリ アイテムの削除を参照してください。

前提条件

必要な権限:ライブラリ アイテムのコンテンツ ライブラリ.ライブラリ アイテムの同期

手順

  1. [コンテンツ ライブラリ] リストに移動します。
  2. リストから購読済みライブラリを選択します。
  3. 使用するアイテムを同期します。
    • [テンプレート] タブで、テンプレートを右クリックし、[アイテムの同期] を選択します。
      注: 仮想マシン テンプレートは同期できません。同期できるのは OVF テンプレートのみです。
    • [その他のアイテム] タブで、アイテムを右クリックし、[アイテムの同期] を選択します。

結果

同期が完了すると、購読済みライブラリのストレージにアイテムのコンテンツとメタデータがダウンロードされます。購読済みライブラリの [テンプレート] タブにある [ローカルに保存されたコンテンツ] 列の値が [はい] に変わります。