VMware Aria Cost Hybrid は、すべてのハイブリッド クラウド リソース(データセンターおよび VMware Cloud)のコスト、使用状況、パフォーマンスの可視化を単一のプラットフォームで実現します。VMware Aria Cost Hybrid では、標準の VMware Aria Cost プラットフォーム機能に加えて、次の操作を実行できます。
ハイブリッド クラウド リソースのみを使用している場合は、VMware Aria Cost Hybrid でパブリック クラウド機能を使用せずに VMware Aria Cost プラットフォームを利用することができます。
現在 VMware Aria Cost Hybrid 契約を利用しており、パブリック クラウドへのアクセスへのアップグレードを希望する場合は、アカウント マネージャにお問い合わせください。
VMware Aria Cost を使用してハイブリッド クラウドのセットアップを開始するには、次のトピックを参照してください。
VMware Aria Cost プラットフォームで VMware Data Center 環境を有効にするには、次の操作を実行します。
アカウントは、VMware Aria Cost プラットフォームのデータセンター アカウントのリストに表示されます。
VMware Aria Cost Agent は、1 時間ごとにデータセンター サーバからメトリックを収集し、その情報を VMware Aria Cost プラットフォームに送信します。
手順については、「VMware Aria Cost Agent を使用した統合」を参照してください。
vRealize Operations Integration for VMware Aria Cost は、vRealize Operations からコストと使用率データを収集し、それを VMware Aria Cost に取り込みます。この統合では、アダプタ インスタンスが vRealize Operations プラットフォームに展開され、vCenter Server リソースを監視し、情報を VMware Aria Cost に公開します。VMware Aria Cost プラットフォームは、マルチクラウド データを単一ビューに統合し、vRealize Operations を使用して vSphere ベースのプライベート クラウド データを可視化し、VMware Aria Cost 経由でパブリック クラウド データを可視化します。
次の手順を実行して、vRealize Operations Integration for VMware Aria Cost をセットアップします。
以下の手順に従って、新しいロールを作成し、権限を割り当てます。
データセンター | 必要な権限 |
---|---|
ダッシュボード | データセンター ダッシュボードの読み取り、データセンター ダッシュボードの変更 |
レポート > コスト > マシン | データセンター サーバ コスト レポートの読み取り、データセンター サーバ コスト レポートのエクスポート、データセンター サーバ コスト レポートの保存、データセンター サーバ コストの共有レポート、データセンター サーバ コスト レポートのサブスクライブ |
レポート > コスト > 最新 | データセンター コストの最新レポートの読み取り、データセンター コストの最新レポートのエクスポート、データセンター コストの最新レポートの保存、データセンター コストの最新レポートの共有、データセンター コストの最新レポートのサブスクライブ |
レポート > コスト > コスト ドライバ | データセンター コスト ドライバ レポートの読み取り、データセンター コスト ドライバ レポートのエクスポート、データセンター コスト ドライバ レポートの保存、データセンター コスト ドライバ レポートの共有、データセンター コスト ドライバ レポートのサブスクライブ |
レポート > 使用量 > マシン | データセンター サーバ使用量レポートの読み取り、データセンター サーバ使用量レポートのエクスポート、データセンター サーバ使用量レポートの保存、データセンター サーバ使用量レポートの共有、データセンター サーバ使用量レポートのサブスクライブ |
レポート > パフォーマンス > マシン | データセンター サーバ パフォーマンス レポートの読み取り、データセンター サーバ パフォーマンス レポートのエクスポート、データセンター サーバ パフォーマンス レポートの保存、データセンター サーバ パフォーマンス レポートの共有、データセンター サーバ パフォーマンス レポートのサブスクライブ |
レポート > パフォーマンス > メモリ | データセンター メモリ パフォーマンス レポートの読み取り、データセンター メモリ パフォーマンス レポートのエクスポート、データセンター メモリ パフォーマンス レポートの保存、データセンター メモリ パフォーマンス レポートの共有、データセンター メモリ パフォーマンス レポートのサブスクライブ |
資産 | データセンター タグの読み取り、データセンター タグのエクスポート、データセンター タグの保存、データセンター タグのサブスクライブ、データセンター サーバ ファイル システムの読み取り、データセンター サーバ ファイル システムのエクスポート、データセンター サーバ ファイル システムの保存、データセンター サーバ ファイル システムのサブスクライブ、データセンター サーバ ネットワーク インターフェイスの読み取り、データセンター サーバ ネットワーク インターフェイスのエクスポート、データセンター サーバ ネットワーク インターフェイスの保存、データセンター サーバ ネットワーク インターフェイスのサブスクライブ、データセンター サーバ ブロック デバイスの読み取り、データセンター サーバ ブロック デバイスのエクスポート、データセンター サーバ ブロック デバイスの保存、データセンター サーバブロック デバイスのサブスクライブ、データセンター サーバ CPU の読み取り、データセンター サーバ CPU のエクスポート、データセンター サーバ CPU の保存、データセンター サーバ CPU のサブスクライブ、データセンター サーバ CPU の読み取り |
アカウント | データセンター アカウントの作成、データセンター アカウントの読み取り、データセンター アカウントの更新、データセンター アカウントの削除、データセンター アカウントのエクスポート、データセンター アカウントの保存、データセンター アカウントのサブスクライブ、データセンター アカウントのタグ付け |
マシン | データセンター サーバの更新、データセンター サーバの読み取り、データセンター サーバのエクスポート、データセンター サーバの保存、データセンター サーバのサブスクライブ、データセンター サーバのタグ付け |
ホスト/データストア/クラスタ/データセンター | データセンター ホストの読み取り、データセンター ホストのエクスポート、データセンター ホストの保存、データセンター ホストのサブスクライブ、データセンター ホストのタグ付け |
エージェント | データセンター エージェント構成の読み取り、データセンター エージェント構成の更新、データセンター エージェント ステータスの自動更新の無効化、データセンター エージェント ステータスの自動更新の有効化、データセンター エージェント ステータスの読み取り、データセンター エージェント ステータスのエクスポート、データセンター エージェント ステータスの保存、データセンター エージェント ステータスのサブスクライブ |
左側のスクロール ペインで セットアップ を選択し、次の表に示すように必要な権限を選択します。
セットアップ | 必要な権限 |
---|---|
プロファイル | プロファイルの読み取り、プロファイルの更新、API キー プロファイルの生成 |
vRealize Operations Integration for VMware Aria Cost の PAK ファイルを VMware Marketplace からダウンロードし、PAK ファイルをローカル システムの一時フォルダに保存します。
前提条件
アダプタ インスタンスをインストールするには、次の手順を実行します。
The PAK file signature is valid
I accept the terms of this agreement
チェックボックスをオンにして エンドユーザー使用許諾契約書 (EULA) に同意し、次へ をクリックします。ベスト プラクティス:
前提条件
vRealize Operations Cloud セットアップとコレクタをこの統合のクラウド プロキシとして使用する場合は、HAProxy バッファ サイズをアップグレードします。デフォルトの HAProxy 構成では、仮想マシンの収集はサポートされません。したがって、次の手順を使用して HAProxy バッファ サイズをアップグレードする必要があります。
vim /etc/haproxy/haproxy.cfg
global
log localhost local0 info
log localhost local1 info
chroot /etc/haproxy
ca-base /etc/ssl/certs
crt-base /etc/ssl/private
maxconn 32768
tune.bufsize 65536
service haproxy restart
) を再起動します。この前提条件は、vRealize Operations Cloud セットアップにのみ適用され、オンプレミスでは必要ありません。
アダプタ インスタンス(オンプレミス)を構成するには、次の手順を実行します。
config.property
ファイルを更新します。vRealize Operations Integration for VMware Aria Cost アダプタは、1 つ以上の既存のオンプレミス vRealize Operations インスタンスに展開できます。VMware Aria Cost プラットフォームでは、vRealize Operations Manager コンソールにインストールしたすべてのアダプタ インスタンスの詳細を表示できます。
vRealize Operations Integration に関する FAQ については、VMware Aria Cost ナレッジベースの記事を参照してください。
バッファ サイズ オーバーフロー エラー
不正な要求または無効な要求エラーが発生した場合、GET /api/resources/properties
API の呼び出し中に指定するリソース ID の数を更新できるようになりました。
ssh root@vrops-instance-address
) を使用して、vRealize Operations Manager インスタンス プラットフォームにログインします。vmware
) を入力します。cd /usr/lib/vmware-vcops/user/plugins/inbound/CloudHealthHybridAdapter/conf/
) に移動します。config.properties
ファイルを開きます。max.resources
値を更新します。値が 500 未満であることを確認します。http://
を付加します)api.cloudhealthtech.com
(ポート 443
)443
)VMware Aria Cost アグリゲータは、VMware Aria Cost プラットフォームにデータセンターの資産の可視性を提供します。VMware Aria Cost アグリゲータの仮想アプライアンスを構成およびダウンロードします。
アグリゲータがすでに構成されている場合は、アグリゲータ ドロップダウンから選択します。それ以外の場合は 新規作成 をクリックします。アグリゲータを選択する場合、または新しいアグリゲータを作成する場合は、すでに 1 つ以上のアグリゲータの作成と設定が済んでいなければなりません。アグリゲータを構成するには、「VMware Aria Cost アグリゲータ」のトピックを参照してください。
VMware Aria Cost は、次のアクションを実行します。
注:この手順を完了する前に仮想マシンをパワーオンしないでください。
cloudhealth
を使用してログインします。最初のログイン時にはパスワードは必要ありませんが、この後、ただちにご自分のパスワードに変更する必要があります。VMware Aria Cost は、パスワードの基準として、CentOS パスワード ポリシーに準拠しています。cht_installer
スクリプトを実行して、VMware Aria Cost アグリゲータをインストールします。インストーラ トークンは、vApp パラメータから抽出し、インストール プロセスの一部として使用します。インストーラ トークンは 1 回だけ使用できます。別のインストーラ トークンを作成するには、VMware Aria Cost プラットフォームに戻ります。
OVA を使用して構成または展開された vApp からインストーラ トークンを抽出できない場合は、./cht_installer TOKEN
を使用して手動で渡すことができます。\TOKEN\ を、実際のトークン値に置き換えます。
vCenter Server で使用する Secure Sockets Layer (SSL) 証明書の種類によっては、SSL 証明書の検証を有効にするための追加の手順が必要になる場合があります。
SSL 証明書の検証には、次のオプションがあります。
デフォルトの場合、アグリゲータの作業ディレクトリには cert.pem
ファイルが配置されていないため、vCenter Server が信頼されている CA 証明書を持っていることを前提とします。自己署名証明書または代替の信頼できるサード パーティの証明書を使用している場合は、アグリゲータの作業ディレクトリに cert.pem
というファイルを配置して、SSL 証明書の検証を有効にする必要があります。SSL 証明書の検証をスキップする場合でも、アグリゲータの作業ディレクトリに空の cert.pem
ファイルを配置する必要があります。アグリゲータは、作業ディレクトリ中で cert.pem
ファイルを検索し、次のいずれかのアクションを実行します。
cert.pem
が存在しない場合(vCenter Server に信頼できる CA 証明書もない場合)は、コレクションが失敗します。cert.pem
が存在し、空でない場合、cert.pem
の内容は、自己署名証明書または信頼できるサードパーティ証明書の SSL 証明書検証に使用されます。cert.pem
が存在し、中が空(サイズ = 0)の場合、アグリゲータは SSL 証明書の検証なしの状態で実行されます。自己署名証明書、または信頼できるサード パーティの証明書を正しく動作させるには、DNS が vSphere IP アドレスを対応するホスト名に変換できなければなりません。通常、ホスト名は証明書の中に組み込まれています。証明書でホスト名を IP アドレスに解決できない場合、証明書はこのホスト名を拒否します。IP アドレスからホスト名への変換を /etc/host ファイルに追加します。
次の手順を使用して、VMware が提供するルート CA 証明書を使用する cert.pem
ファイルを作成します。
アグリゲータ仮想マシンの作業ディレクトリに 信頼されている証明書 がある場合、サーバで SSL 証明書の検証が有効になります。追加の手順は必要ありません。「手順 6:静的 IP アドレスの構成」に進むことができます。
手順 1:vCenter Server のルート証明書のダウンロード:
Linux CLI(コマンド ライン インターフェイス)、CentOs を使用している場合は、たとえば
sudo yum install wget
コマンドを使用して、wget をインストールします。次の wget
コマンドを使用して、証明書をダウンロードします。
wget https:///certs/download.zip
Linux/Windows GUI(グラフィカル ユーザー インターフェイス)では、Web ブラウザを使用して証明書をダウンロードできます。vCenter Server のホーム ページに移動し、信頼できるルート CA 証明書をダウンロード をクリックします。信頼できるルート CA 証明書をダウンロード をクリックすると、一連の証明書が入った ZIP ファイルがマシンにダウンロードされます。ZIP ファイルを解凍すると、次のディレクトリ構造が作成されます。
certs
├── lin // Copy all certificate files (ends with .0 ext, other than .r0/.r1) from this folder to the directory where you installed the Aggregator
│ ├── a9d962ee.0
│ └── a9d962ee.r1
├── mac
│ ├── a9d962ee.0
│ └── a9d962ee.r1
└── win
├── a9d962ee.0.crt
└── a9d962ee.r1.crl
手順 2:証明書の cert.pem
ファイルへのコピー:cert.pem
ファイルを作成します。VMware が提供する CA 証明書ファイルがダウンロードされたら、VMware Aria Cost アグリゲータをインストールしたアグリゲータ仮想マシンの作業ディレクトリ内の cert.pem
に証明書バンドルをコピーします。scp
または copy
と paste
を使用して、ダウンロードしたファイルの内容を cert.pem
に追加することができます。一部の vCenter Server では、.0 ファイルは 1 つまたは複数にすることができます。.0 拡張子のファイルが複数ある場合は、すべてのファイルの内容を cert.pem ファイルに 1 つずつ、改行で区切ってコピーします。
この手順は省略してもかまいません。静的 IP アドレスを指定しない場合は、この手順をスキップしてください。
./network_setup.sh
を実行し、ネットワーク マネージャで 接続の編集 を選択します。sudo service network restart
を実行して、ネットワーク サービスを再起動します。次に ip addr
を実行して、静的 IP アドレスを表示します。VMware Aria Cost アグリゲータをダウンロードしてインストールすると、アカウントの保存 ボタンが有効になります。このボタンをクリックして、VMware Aria Cost プラットフォーム内に VMware アカウントを作成します。