VMware Cloud Director Object Storage Extension で Kubernetes クラスタのバックアップとリストアを開始します。
クラスタをバックアップすると、計画外のイベントが発生した場合に、以前の時点からデータをリストアできます。Kubernetes クラスタ全体をバックアップすることや、特定の名前空間、ラベル、または順序付けされたリソースなどのカスタム パラメータをバックアップしてクラスタの一部をバックアップすることができます。
VMware Cloud Director Object Storage Extension は、VMware Cloud Director Container Service Extension の Tanzu Kubernetes Grid クラスタおよび外部クラスタのバックアップとリストアに対応しています。VMware Cloud Director Container Service Extension を有効にした場合、すべてのゲストの Kubernetes クラスタが自動的に [Kubernetes] タブの [保護されていないクラスタ] に表示されます。これらのクラスタの保護は個別に有効にできます。kubconfig ファイルを使用して外部クラスタを追加することもできます。
VMware Cloud Director Object Storage Extension は、オープン ソース ツールである Velero を使用して、Kubernetes リソースとパーシステント ボリュームをバックアップおよびリストアします。バージョン 2.2.1 以降、VMware Cloud Director Object Storage Extension は、Velero がサポートするパーシステント ボリューム タイプをサポートします。
名前空間またはラベルを使用して、Kubernetes リソースとパーシステント ボリュームをバックアップおよびリストアできます。
kube-system
および velero-$tenantId
名前空間内のリソースを除き、クラスタ全体をバックアップおよびリストアできます。kube-system
および velero-$tenantId
名前空間に破損したリソースがある場合、クラスタは正常にリストアされないことがあります。
VMware Cloud Director Object Storage Extension 2.2.2 以降、クラスタ間でデータを移行し、リージョン間でディザスタ リカバリを実行できます。
hostPath PV
はサポートされません。emptyDir PV
はサポートされません。
詳細については、「https://velero.io/docs/main/file-system-backup/#limitations」を参照してください。