Horizon Universal Console では、[割り当て] ページに表示される割り当てに対して複数のアクションを実行できます。
たとえば、Horizon Console を使用して割り当てに関連付けられているデスクトップ プールを削除しても、Horizon Universal Console には削除されたデスクトップ プールが割り当ての一部として表示されます。この一貫性の問題を解決するには、[デスクトップ割り当ての編集] ウィザードを使用して割り当てからデスクトップ プールを手動で削除します。
[割り当て] ページで実行できるアクション
ページ レベルでは、リストで選択した割り当てに対して実行できるアクションのアクション ボタンがコンソールに表示されます。
コンソールには、割り当ての関連ポッド タイプに基づいて、選択した割り当てで実行可能なアクションが動的に表示されます。
ポッド タイプに依存しないアクションは次のとおりです。
- 新規
- このボタンをクリックすると、[新しいデスクトップの割り当て] ウィザードが起動し、デスクトップ割り当てを作成する手順が示されます。ウィザードの使用方法については、 Horizon ポッド - VDI デスクトップのマルチクラウド割り当ての作成または Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッド - 第 1 世代環境での VDI マルチクラウド割り当ての作成と表示を参照してください。
- 編集
- 既存のデスクトップ割り当ての横にあるチェック ボックスをオンにして、このボタンをクリックすると、[デスクトップ割り当ての編集] ウィザードが開始します。このウィザードでは、デスクトップ割り当ての特定の構成オプションを変更できます。ウィザードは、[新しいデスクトップの割り当て] ウィザードと似ています。既存のデスクトップ割り当てでは変更できないオプションの読み取り専用設定があります。
- 削除
-
既存のデスクトップ割り当ての横にあるチェック ボックスをオンにして、このボタンをクリックすると、割り当てが削除されます。アクションを確認するよう求めるメッセージが表示されます。デスクトップの割り当てを完全に削除するには、確認メッセージで
[削除] をクリックします。詳細については、
Horizon Cloud 環境からのマルチクラウド割り当ての削除を参照してください。
割り当てに含まれているデスクトップ プールは、割り当てが削除された後もそのまま残ります。
デスクトップ割り当ての詳細ページの情報とアクション
デスクトップ割り当てでは、割り当ての詳細ページ内で、その割り当てタイプに固有のアクションを実行できます。これらの詳細ページを表示するには、コンソールの割り当てに関連するページでその割り当てを見つけ、名前をクリックします。最初に、[サマリ] ページが表示されます。
- [サマリ] ページ
-
- キャパシティと使用量
[サマリ] ページには、デスクトップ割り当ての現在のキャパシティと使用量に関する情報が表示されます。
使用タイプ 説明 デスクトップ デスクトップ割り当てのキャパシティの合計。整数値で表されます。
この値は、デスクトップ割り当てに関連付けられているすべてのデスクトップ プールによって提供される仮想マシンの最大数の合計として計算されます。
たとえば、デスクトップ割り当てに 4 つのデスクトップ プールが含まれていて、それぞれのデスクトップ プールが最大で 1 台の仮想マシン (VM) を提供するとします。デスクトップ キャパシティは、次のように計算されます。
(最初のデスクトップ プールの最大仮想マシン数) + (2 番目のデスクトップ プールの最大仮想マシン数) + (3 番目のデスクトップ プールの最大仮想マシン数) + (4 番目のデスクトップ プールの最大仮想マシン数) = 1 + 1 + 1 + 1 = 4
占有率 デスクトップの合計キャパシティのうち使用済みまたは割り当て済みの部分。パーセント値で表します。
占有率は、グローバル資格(Horizon Cloud デスクトップ割り当てなど)とローカル資格の両方を介してログインしたユーザーに基づきます。
- フローティング デスクトップ割り当ての占有率を求めるには、最初に割り当て内のすべてのフローティング デスクトップ プールのログイン ユーザー セッション(接続状態、切断状態、およびアイドル状態のセッションを含む)の数を合計します。ログインは、グローバル資格(Horizon Cloud デスクトップ割り当てなど)とローカル資格の両方から開始できます。次に、ユーザー セッションの合計をデスクトップのキャパシティで除算し、小数値を算出します。最後に、小数値に 100 を乗算して占有率を求めます。
- 専用デスクトップ割り当ての占有率を求めるには、最初に割り当て内のすべての専用デスクトップ プールから割り当て済みの仮想マシンの数を合計します。合計値をデスクトップのキャパシティで除算して小数値を算出し、次に 100 を乗算して占有率を求めます。
たとえば、フローティング デスクトップ割り当てに 4 つのデスクトップ プールが含まれていて、デスクトップ キャパシティの合計が 4 であるとします。現在有効なユーザー セッションは 2 つあります。占有率は (2/4)*100 = 50% です。
アクティブ ユーザー数 現在ログイン済みで、デスクトップ上のセッションに接続しているユーザーの合計。整数値で表されます。切断されたセッションおよびアイドル状態のセッションはこの数から除外されます。
アクティブ ユーザー数は、グローバル資格(Horizon Cloud デスクトップ割り当てなど)とローカル資格の両方を介してログインおよび接続したユーザーに基づきます。
アクティブ ユーザー数は、割り当て内の各デスクトップの接続セッションの総数を合計して計算されます。
たとえば、デスクトップ割り当てに 4 つのデスクトップ プールが含まれているとします。1 つのデスクトップ プールに対して 1 つの接続ユーザー セッションがあります。残りの 3 つのデスクトップ プールには接続されたユーザー セッションはありません。この場合、アクティブ ユーザー数は 1 です。
- 全般情報、デスクトップ、およびユーザー設定
[サマリ] ページには割り当ての現在の設定のリストが表示され、[全般情報]、[デスクトップ]、および [ユーザー] のカテゴリに編成されます。
[サマリ] ページの上部にある [編集] ボタンをクリックして、システムによって変更がサポートされている設定を変更できます。既存の割り当ての一部の構成は変更できません。詳細については、Horizon Cloud テナント環境でのマルチクラウド割り当ての編集を参照してください。
- キャパシティと使用量
- [システム アクティビティ] ページ
-
[システム アクティビティ] ページには、電源管理スケジュールを満たすようにデスクトップをパワーオフするなどの、システム アクションによるデスクトップ割り当て内のアクティビティが表示されます。
リストでタスクを選択して [タスクをキャンセル] ボタンをクリックすることによって、いくつかのタスクを完了する前にキャンセルすることができます。
- キャンセルするタスクの選択を行う前に、ビューを更新して表示されているタスクのステータスを最新の状態にします。
- タスクが現在、システムによってキャンセルできる状態になっている場合、そのキャンセル可能なタスクに対応しているチェック ボックスを選択できます。
- 指定されたポッドでは、一度に最大 100 個のタスクをキャンセルできます。
この表はキャンセルできるタスクを示しています。
タスク タスクがキュー状態にあるときにキャンセル タスクが実行状態にあるときにキャンセル ファームの拡張 サポートされています
次の点に注意してください。- システムによって RDSH ファームに対する拡張タスクが自動的に作成された場合は、そのタスクをキャンセルできるようになるには、ファームがオフラインになる必要があります。
- この機能は、マニフェスト バージョン 2474.x 以降を実行する Horizon Cloud ポッドでサポートされています。
サポートされています
次の点に注意してください。- システムによって RDSH ファームに対する拡張タスクが自動的に作成された場合は、そのタスクをキャンセルできるようになるには、ファームがオフラインになる必要があります。
- 仮想マシンや OS/データ ディスクなど、すでに作成されているリソースは、タスクがキャンセルされると破棄されます。仮想マシンが破棄された場合または作成されていない場合、割り当てのサイズは変わります。
- この機能は、マニフェスト バージョン 2474.x 以降を実行する Horizon Cloud ポッドでサポートされています。
割り当ての拡張 サポートされています
次の点に注意してください。- システムによって、VDI デスクトップ割り当ての拡張タスクが自動的に作成され、割り当ての作成または更新が進行中である場合は、タスクをキャンセルできます。割り当ての作成または更新の操作が完了した後、キャンセル可能な状態のタスクはありません。
- この機能は、マニフェスト バージョン 2474.x 以降を実行する Horizon Cloud ポッドでサポートされています。
サポートされています
次の点に注意してください。- システムによって RDSH ファームに対する拡張タスクが自動的に作成された場合は、そのタスクをキャンセルできるようになるには、ファームがオフラインになる必要があります。
- 仮想マシンや OS/データ ディスクなど、すでに作成されているリソースは、タスクがキャンセルされると破棄されます。仮想マシンが破棄された場合または作成されていない場合、割り当てのサイズは変わります。
- この機能は、マニフェスト バージョン 2474.x 以降を実行する Horizon Cloud ポッドでサポートされています。
仮想マシンのイメージへの変換 サポートされています
注: このタスクをキャンセルして再試行する場合は、まず仮想マシンが変換可能な状態であることを確認します。不明な場合は、仮想マシンをパワーオフしてからパワーオンします。サポートされています
注: このタスクをキャンセルして再試行する場合は、まず仮想マシンが変換可能な状態であることを確認します。不明な場合は、仮想マシンをパワーオフしてからパワーオンします。 - [ユーザー アクティビティ] ページ
-
[ユーザー アクティビティ] ページには、割り当てによって提供されるセッションのログインやログオフなど、ユーザー アクションによって発生する VDI デスクトップ割り当て内のアクティビティが表示されます。
[レポートのエクスポート] 機能で、表示されている情報をレポート ファイルとしてエクスポートできます。
レポートをエクスポートすると、[レポート] ページの [エクスポートされたレポート] タブに表示されます。ここから、レポートをダウンロードできます。詳細については、[レポート] ページを参照してください。
エクスポートを開始するときに、すべてのデータをエクスポートするか、現在フィルタされているデータのみをエクスポートするかを選択できます。次に、レポートが生成中であることを示すメッセージがページの最上部に表示されます。[レポート] ページの [エクスポートされたレポート] タブで、レポートの進行状況を確認したり、エクスポートが完了したレポートをダウンロードできます。この準備はレコードの数に応じて数分間かかります。たとえば、50,000 レコードのレポートには、約 10 分かかります。
アクティビティ関連レポートのエクスポート
割り当てのアクティビティ関連ページの [レポートのエクスポート] ボタンは、コンソールの ページの [レポートのエクスポート] ボタンと同じように機能します。
コンソールの [レポートのエクスポート] ボタンの使用方法については、レポートのエクスポートを参照してください。
Horizon Cloud テナント環境でのマルチクラウド割り当ての編集
Horizon Universal Console の [編集] アクションを使用して、既存のマルチクラウド割り当ての構成を変更できます。
手順
Horizon Cloud 環境からのマルチクラウド割り当ての削除
[割り当て] ページから割り当てを完全に削除できます。
割り当てを削除すると、割り当てを受け取ったユーザーはその割り当てにアクセスできなくなります。ただし、割り当てに含まれているデスクトップ プールはそのまま残ります。
手順
マルチクラウド専用デスクトップ割り当ての削除の防止または削除の許可
[割り当て] ページの設定を使用して、専用デスクトップ割り当てでの仮想マシンの削除を防止したり、削除を許可したりできます。
[削除を防止] オプションを選択すると、システムは専用デスクトップ割り当てからデスクトップ仮想マシンを削除する要求をすべて拒否します。次のオプションを使用しても、仮想マシンの削除に制限を設定できます。
- [削除保護]:詳細については、Horizon Cloud テナント環境のカスタマイズ可能な全般設定を参照してください。
- [最大デスクトップ削除]:このオプションは専用デスクトップ割り当てを作成または編集するときに設定します。オプションの詳細については、Microsoft Azure の Horizon Cloud ポッド - 第 1 世代環境での VDI マルチクラウド割り当ての作成と表示を参照してください。
削除を防止
- [割り当て] ページで、割り当てのチェックボックスをオンにします。
その割り当てのオプションが有効になります。
割り当ての削除を防止することを確認するダイアログ ボックスが表示されます。
をクリックします。- [続行] をクリックします。
操作が正常に実行されたことを示すメッセージが表示されます。
削除を許可
- [割り当て] ページで、割り当てのチェックボックスをオンにします。
その割り当てのオプションが有効になります。
割り当ての削除を許可することを確認するダイアログ ボックスが表示されます。
をクリックします。- [続行] をクリックします。
操作が正常に実行されたことを示すメッセージが表示されます。