ネイティブの Amazon EC2 インフラストラクチャに Horizon Cloud Connector をデプロイすると、サブスクリプション ライセンス サービスのみが有効な状態になります。Horizon Cloud Connector で提供される追加のクラウドベース サービスを有効にするには、以下の手順にあるように、Horizon Cloud Connector アプライアンスで SSH セッションを使用します。

重要:

オプションで、Horizon Cloud Connector の次のサービスを 1 つ以上有効にすることができます。

Connection Server 監視サービス (CSMS)
このコンポーネントでは、Horizon ポッドで Cloud Monitoring Service (CMS) を使用できます。この Horizon Cloud Connector デプロイとそのペアの Horizon ポッドで CMS を使用できるようにするには、以下の手順を使用して、このコンポーネントを有効にする必要があります。CMS については、 Cloud Monitoring Service の統合された可視性とインサイトの概要のページを参照してください。
クラウド ブローカ クライアント サービス (CBCS)
このコンポーネントでは、Horizon ポッドで Universal Broker を使用できます。 Universal Broker を使用し、Horizon ポッドのリソースに基づいてマルチクラウド割り当てを構成する場合は、このコンポーネントを有効にする必要があります。Universal Broker については、 Universal Broker のシステム アーキテクチャとコンポーネントのページを参照してください。
イメージ ローカリティ サービス (ILS)
このコンポーネントでは、Horizon ポッドで Horizon Image Management Service を使用できます。 Horizon Image Management Service を使用して Horizon ポッドからシステム イメージを追跡および管理する場合は、このコンポーネントを有効にする必要があります。 Horizon Image Management Service については、 クラウドからの Horizon イメージの管理のページを参照してください。
注: 現在のリリースでは、 Horizon 環境での Horizon Image Management Service (IMS) の使用は、オンプレミス環境でのみサポートされています。オンプレミス以外の Horizon 環境での IMS の使用は現在サポートされていません。したがって、次の手順を使用して、フェデレーション デプロイのネイティブ Amazon EC2 にデプロイされた Horizon Cloud Connector でイメージ ローカリティ サービス コンポーネントを有効にできますが、現在、そのフェデレーション デプロイ タイプでは、対応する機能の実際の使用はサポートされていません。

前提条件

デプロイされている Horizon Cloud Connector 仮想マシンのバージョンが 第 1 世代の Horizon Cloud 制御プレーンを使用する VMware Horizon 8 ポッド - 要件チェックリスト - 2023 年 11 月 2 日のサービス更新に合わせて適切に更新されましたに記載されているリソース要件を満たしていることを確認します。

手順

  1. ポッドの環境内の Amazon EC2 インフラストラクチャのデプロイされた Horizon Cloud Connector アプライアンスに移動します。
  2. 使用する各サービスの有効化手順を実行します。
    1. Horizon Cloud Connector アプライアンスで SSH (Secure Shell) セッションを開き、root ユーザーとしてログインします。
    2. /opt/container-data/conf/container-info ファイルのバックアップを作成します。
      cp /opt/container-data/conf/container-info  /opt/container-data/conf/container-info-backup
    3. /opt/container-data/conf/container-info ファイルを編集のために開きます。
      vi /opt/container-data/conf/container-info
    4. 有効にする各サービス(クラウド ブローカ クライアント サービス (CBCS)、Connection Server 監視サービス (CSMS)、イメージ ローカリティ サービス (ILS))の “enabled” フラグを “n” から “y” に更新します。
      {
            "name": "cbcs",
            "namespace": "cbcs-system",
            "buildNumber": "1593-b1b5139",
            "enabled": "y",
            "firstboot": "y",
            "profile": "all",
            "imgUrl": "hcs-docker-local.artifactory.eng.vmware.com/hcs-broker/dev/websocket-client:1593-b1b5139"
          },
      
          {
            "name": "csms",
            "namespace": "cms-system",
            "buildNumber": "ultron-10",
            "enabled": "y",
            "firstboot": "y",
            "profile": "all",
            "imgUrl": "eucsupp-docker-local.artifactory.eng.vmware.com/cloudmonitoring/csms:ultron-10"
          },
      
          {
            "name": "ils",
            "namespace": "ils-system",
            "buildNumber": "9",
            "enabled": "y",
            "firstboot": "y",
            "profile": "all",
            "imgUrl": "hcs-docker-local.artifactory.eng.vmware.com/image-locality-service/ils-k8-1/image-locality-service:9"
          }
    5. ファイルを保存します。
    6. Horizon Cloud Connector で有効化する各サービスに適切なコマンドを実行します。
      次のコマンドを実行して、クラウド ブローカ クライアント サービスを有効にします。
      kubectl apply -f /opt/vmware/docker-container/cbcs/charts/cbcs-component.yaml
      次のコマンドを実行して、Cloud Monitoring Service を有効にします。
      kubectl apply -f /opt/vmware/docker-container/csms/charts/csms-component.yaml
      次のコマンドを実行して、イメージ ローカリティ サービスを有効にします。
      kubectl apply -f /opt/vmware/docker-container/ils/charts/ils-component.yaml

次のタスク

Connection Server 監視サービス (CSMS) を有効にした場合は、テナントの Cloud Monitoring Service 設定でサービスを同期するようにし、ポッドが Horizon Cloud Connector とペアリングされた後に CSMS によって送信される監視データを受信するようにする必要もあります。

  1. ブラウザで、テナント ログイン認証情報を使用して、cloud.horizon.vmware.comHorizon Universal Console にログインし、[はじめに] ページに移動して、ページの [全般的なセットアップ] セクションを展開し、[Cloud Monitoring Service] 行で [編集] をクリックします。
  2. [Cloud Monitoring Service] トグルの現在の状態に応じて、次のいずれかの手順を実行します。

    トグルがオフになっている場合は、オンに切り替えます。

    トグルがすでにオンになっている場合は、まずトグルをオフにして、数分待ちます。その後、トグルをオンに戻します。この組み合わせにより、サービスは、CSMS からのデータの受信を開始します。