イメージを vCenter Server から IMS イメージ カタログにインポートし、第 1 世代の Horizon Cloud テナントの Horizon ポッドへの公開の準備をするには、次の手順を使用します。

注: これらすべての第 1 世代のドキュメント ページで、 Horizon 8 ポッドという用語には、第 1 世代の Horizon Cloud 制御プレーンと互換性のあるソフトウェア バージョンを実行するポッドが含まれます。

初めてイメージをインポートするときに、そのイメージは新しいイメージのバージョン 1.0 としてカタログに追加されます。

イメージがカタログにインポートされると、イメージは IMS によって管理されていると見なされるようになります。イメージは管理対象イメージです。

前提条件

  • 参加する vCenter Server インスタンスを設定します。第 1 世代 Horizon Cloud、IMS、および Horizon 8 ポッド - vCenter Server インスタンスの構成を参照してください。
  • VMware Tools がイメージのオペレーティング システムにインストールされていることを確認します。VMware Tools がオペレーティング システムにインストールされていない場合、インポート操作は失敗します。
  • 最適な結果を得るには、最新の Windows アップデート パッチがイメージのオペレーティング システムにインストールされていることを確認します。これらのアップデートにより、今後、イメージ上の Horizon Agent のサイレント インストールを容易に行うことができます。
  • イメージのゲスト Windows オペレーティング システムをデスクトップ プールで使用するための準備については、標準および従来の Horizon ガイダンスに従ってください。たとえば、Windows Server オペレーティング システム タイプを単一セッションの仮想デスクトップとして使用するには、Horizon Agent を仮想マシンにインストールする前に特定の手順を実行する必要があると Horizon のドキュメントに記載されています。標準の Horizon ガイダンスについては、ポッドの Connection Server ソフトウェア バージョンに応じた情報を参照してください。
    • バージョン 7.13 - 『Horizon での仮想デスクトップのセットアップ』(Horizon 7 のドキュメントから入手できます)。
    • VMware Horizon 8 バージョン - 『Horizon での Windows デスクトップとアプリケーション』(Horizon のドキュメントで入手できます)。
    • [マーカー] フィールドに追加するマーカー名を少なくとも 1 つ決定します。
      注目: 後でプール、VDI デスクトップ割り当て、またはファームを作成するときに、インポートしたイメージを使用できるようにするには、少なくとも 1 つの名前付きマーカーが必要です。現在、コンソールではこのインポート ユーザー インターフェイスでのマーカーの追加のみがサポートされており、それ以降はサポートされません。

手順

  1. 第 1 世代の Horizon Universal Console の左側のペインで、[インベントリ] > [イメージ - マルチポッド] を選択します。
  2. [マルチポッド イメージ] ページで、次のいずれかのアクションを実行します。

    コンソールに表示されるアクション ラベルは、第 1 世代テナントのポッド フリート内のデプロイ タイプ(フリート内の Connection Server を実行する Horizon デプロイのみ、第 1 世代の Horizon Cloud on Microsoft Azure デプロイのみ、または両方のタイプ)によって異なります。画面の指示とプロンプトに従います。

    • [新規] > [vCenter Server からインポートする] をクリックします。
    • [新規] をクリックします。
    イメージのインポート ウィザードが表示されます。
  3. ウィザードの [定義] ページで、カタログにインポートするイメージのタイプのフィルタリング パラメータを指定します。デスクトップ割り当てによって使用されている仮想マシン テンプレートまたは仮想マシン スナップショットをインポートするには、[プールで使用中] の切り替えオプションを有効にします。次に、第 1 世代 Horizon Universal Console - 仮想マシン テンプレートと仮想マシン スナップショットのフィルタリング パラメータの説明に従って検索フィルタを指定します。
    [イメージ] リストには、指定したフィルタリング パラメータに一致する使用可能なすべてのイメージが表示されます。
  4. イメージを選択して、[次へ] をクリックします。
    注: Horizon Agent がすでにインストールされているイメージを選択した場合は、イメージ バージョンの公開ワークフローの後半で、ウィザードにエージェントのインストールをスキップするオプションが含まれます。「 Horizon 8 ポッド - イメージ バージョンの公開」を参照してください。
  5. ウィザードの [詳細] ページで、イメージの構成オプションを入力します。
    オプション 説明
    名前 イメージの名前を入力します。Horizon Image Management Service は、イメージ カタログにイメージを表示するときにこの名前を使用します。
    ユーザー名 このイメージの組み込み Windows スーパー管理者アカウントの正しいユーザー名を入力します。誤ったユーザー名を入力すると、公開操作が失敗します。
    注: Horizon Image Management Service では、このイメージからクローン作成された仮想マシンにディレクトリを作成し、 Horizon Agent をインストールするために、完全な組み込み Windows 管理者の権限が必要です。
    パスワード このイメージの組み込み Windows スーパー管理者アカウントの正しいパスワードを入力します。誤ったパスワードを入力すると、公開操作が失敗します。
    説明 (オプション)イメージの説明を入力します。
    マーカー イメージに関連付ける 1 つ以上の参照マーカーを定義します。マーカーは、イメージのバージョン 1.0 に関連付けられます。
    注目: 後でプール、VDI デスクトップ割り当て、またはファームを作成するときに、インポートしたこのイメージを使用できるようにするには、少なくとも 1 つの名前付きマーカーが必要です。現在、コンソールではこのインポート ユーザー インターフェイスでのマーカーの追加のみがサポートされており、後の時点ではサポートされません。

    コンソールの仕様により、このフィールドを使用する場合、目的のマーカー名を入力した後、キーボードで Enter を押して、名前がフィールドに明示的に入力されるようにする必要があります。入力した名前が [マーカー] フィールドに表示されない場合、名前が適切に入力されていないためイメージで構成できません。

  6. [次へ] をクリックします。
  7. ウィザードの [サマリ] ページで、イメージの情報を確認し、[完了] をクリックします。
    Horizon Image Management Service はカタログへのイメージのインポートを開始し、新しいイメージをリストに作成します。

    [マルチポッド イメージ] ページでは、アクティビティの進行中に、[ステータス] 列に進行中であることを示すアイコン(進行中の操作を表す循環する矢印のアイコン)を使用してアクティビティが表示されます。

  8. インポートの進行状況を監視するには、表示されているイメージの名前をクリックします。
    イメージの名前をクリックすると、その詳細ページが表示されます。このページの [ステータス] 列には、現在のアクティビティ ステータスも表示されます。

結果

インポート中、Horizon Image Management Service はソース ポッドのコンテンツ ライブラリにイメージのコピーを作成します。また、イメージ カタログにイメージのメタデータを格納することによりイメージをサービスに登録します。インポートが完了すると、イメージ バージョン 1.0 のステータスが変更され、アクティビティの完了を示します。

次のタスク

インポートされたイメージに基づいて最初のイメージ バージョンを公開します。イメージ バージョンを公開すると、選択したポッドにイメージが複製されます。「 Horizon 8 ポッド - イメージ バージョンの公開」を参照してください。

第 1 世代 Horizon Universal Console - 仮想マシン テンプレートと仮想マシン スナップショットのフィルタリング パラメータ

このトピックでは、イメージをイメージ カタログにインポートするときに仮想マシン テンプレートと仮想マシン スナップショットを検索および選択するために第 1 世代 Horizon Universal Console で使用できるフィルタリング パラメータについて説明します。このようなテンプレートとスナップショットは、第 1 世代 Horizon Cloud テナントの Horizon 8 ポッドで使用するために vCenter Server インフラストラクチャに配置されたものです。

パラメータ 説明
[プールで使用中] デスクトップ割り当てによって現在使用されている仮想マシン テンプレートおよび仮想マシン スナップショットに検索範囲を制限するには、この切り替えオプションをオンにします。
重要: この設定をオンにした場合、イメージの公開が失敗しないようにするため、次のいずれかを実行する必要があります。
  • イメージを公開する前に、Horizon Agent を手動でアンインストールします。これを行うには、通常の Microsoft Windows のアンインストール プロセスを使用するか、エージェントをアンインストールするための MSI コマンドライン オプションを使用します。特定のコマンドライン オプションについては、イメージのインストール済みエージェントのバージョンに適用されるドキュメントを参照してください。
  • イメージを公開するときに、オプションを選択して Horizon Agent のインストールをスキップします。
[タイプ]
  • [プールで使用中] 切り替えオプションをオフにした場合は、[仮想マシン テンプレート] を選択します。
  • [プールで使用中] 切り替えオプションを有効にした場合は、[仮想マシン テンプレート] または [仮想マシン スナップショット] を選択します。
[ポッド] ドロップダウン メニューから、インポートするイメージを含むクラウド接続ポッドを選択します。

ポッドを指定すると、そのポッドに関連付けられているインスタンスのみに vCenter Server の選択を絞り込むことができます。

[vCenter Server] ドロップダウン メニューから、インポートするイメージを含む vCenter Server インスタンスを選択します。