NSX には、システムの監視や、問題の診断に役立つデータ収集を行うためのツールが用意されています。 フロー モニタリングフロー モニタリングは、保護対象の仮想マシンへのトラフィックおよび保護対象の仮想マシンからのトラフィックの詳細情報を提供する、トラフィック解析ツールです。 IPFIX の設定IPFIX (Internet Protocol Flow Information Export) は ETF プロトコルで、エンド デバイスから監視システムにフロー情報をエクスポートする際の標準を定義します。NSX では、IPFIX を使用して IP フロー情報をコレクタにエクスポートします。 Application Rule ManagerApplication Rule Manager (ARM) ツールをは、既存のアプリケーション用にセキュリティ グループとファイアウォール ルールを作成することで、アプリケーションのマイクロセグメンテーションを簡素化します。 ホストの健全性ステータスの監視NSX Data Center では、ホストの全体的な健全性ステータスを診断できます。ホスト全体の健全性ステータスには、ホストの物理 NIC、トンネル、ホストと制御プレーン間の接続、ホストと管理プレーン間の接続のステータスが含まれます。 ネットワーク遅延のモニタリング ネットワーク管理者は、ネットワーク パフォーマンスのボトルネックを診断して問題を解決するために、仮想ネットワークの遅延をモニタリングする必要があります。 エンドポイントの監視データの収集エンドポイントの監視では、ゲスト OS 内の特定のプロセスとそのプロセスが使用しているネットワーク接続をマッピングできます。 トレースフロートレースフローは、パケットを挿入し、そのパケットが物理ネットワークおよび論理ネットワークを通過するときの通り道を観察する機能を提供するトラブルシューティングのためのツールです。これを観察することで、ダウンしているノードや、パケットがターゲットに届くのを妨げているファイアウォール ルールを特定するなど、ネットワークに関する情報を判断できます。 パケット キャプチャ パケット キャプチャ ツールを使用すると、NSX Manager で必要なホストのパケット キャプチャ セッションを作成できます。パケットのキャプチャ後、ファイルをダウンロードできます。ホストが良好な状態でないことがダッシュボードに表示されている場合、このホストのパケットをキャプチャして、さらにトラブルシューティングを行うことができます。 サポート バンドル収集ツール NSX Manager、ホスト、Edge、コントローラなどの NSX コンポーネントのサポート バンドル データを収集できます。これらのサポート バンドルは、NSX 関連の問題のトラブルシューティングで必要になります。サポート バンドルをまとめてダウンロードしたり、リモート サーバにバンドルを直接アップロードできます。データ収集の全体的なステータスや各コンポーネントのステータスを確認できます。 親トピック: 運用管理