インストール ウィザードを使用して、プライベート クラウド環境を作成し、vRealize Suite 製品をインストールできます。
前提条件
- インストールする製品の製品バイナリを構成します。製品バイナリの構成を参照してください。
- 有効な認証情報を使用して vCenter Server をデータセンターに追加してあり、申請が完了していることを確認します。
- ユーザー インターフェイスの [証明書] タブで、インストールする各製品のホスト名を含むそれぞれの SAN 証明書を生成します。
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システムが、インストールする各 vRealize Suite 製品のハードウェア要件とソフトウェア要件を満たしていることを確認します。システム要件については、次の製品ドキュメントを参照してください。
- vRealize Automation ドキュメント
- vRealize Business for Cloud ドキュメント
- vRealize Operations Manager ドキュメント
- vRealize Log Insight ドキュメント
- vRealize Orchestrator ドキュメント
注:
- vRealize Automation がマルチテナント有効になっている場合は、vRealize Orchestrator の複数のインスタンスを vRealize Suite Lifecycle Manager にインストールできます。
- vRealize Automation のマルチテナントが有効になっていない場合は、vRealize Orchestrator の 1 つのインスタンスを vRealize Suite Lifecycle Manager にインストールできます。
- vRealize Automation SaltStack Config(旧称 SaltStack Enterprise)には、次の 2 つのセットアップ オプションがあります。
- vRealize Automation SaltStack Config vRA-Integrated:このセットアップは、vRealize Automation 8.3.0 の一環として用意されています。SaltStack Config (SSC) は単一ノードのセットアップであり、複数ノードのセットアップや垂直方向のスケール アップ オプションはサポートされません。SaltStack Config vRA-Integrated をインストールする前に、vRealize Automation のサポートされているバージョンがインストールされていることを確認してください。vRealize Automation がインストールされた後、複数のテナントが有効になっていない場合、SaltStack インスタンスは vRealize Automation のベース テナントと関連付けられます。vRealize Automation でマルチテナントが有効になっている場合、SaltStack Config vRA-Integrated は新しく追加されたテナントに関連付けられ、インストールが続行します。vRealize Automation がインポートされると、vRealize Automation に関連付けられている SaltStack Config vRA-Integrated インスタンスもインポートされます。
- vRealize Automation SaltStack Config Standalone:このセットアップは、vRealize Automation に依存しません。
vRealize Automation 環境への SaltStack のインストールと構成の詳細については、「SaltStack のドキュメント」を参照してください。
vRealize Automation SaltStack Config をインストールするには、次のライセンスが必要です。- vRealize Automation SaltStack Config vRA-Integrated:vRealize Automation Enterprise、vRealize Automation Advanced、または Suite のライセンス。
- vRealize Automation SaltStack Config Standalone:vRealize Automation Standard Plus ライセンス。
- vRealize Automation をインストールする場合は、追加で次の前提条件を満たす必要があります。
- vRealize Automation ロード バランサを構成します。vRealize Automation ロード バランシングを参照してください。
- vRealize Automation ロード バランサで各プールの 2 番目のメンバーを無効にします。これらのメンバーは、インストールの完了後に再び有効にできます。
- クラウド管理者がすべての IaaS ノードと Windows データベース サーバをドメインに追加してあります。
- Windows データベース サーバと IaaS が vRealize Automation のすべての要件を満たしています。IaaS Windows サーバを参照してください。
[サービスとしてログイン] および [バッチ ジョブとしてログイン] の [ローカル セキュリティ ポリシー] の下で、[ユーザー権利の割り当て] の一部としてドメイン ユーザーを追加します。
- ドメイン ユーザーが SQL Server をドメインに追加してあります。
- SQL DB ユーザーの Logins リストの一部として、sysadmin 権限を設定してドメイン ユーザーを追加します。
- 最新の JRE(Java 1.8 以降)をインストールし、すべての Windows ノードで
JAVA_HOME
環境変数を作成します。 - Microsoft .NET Framework 3.5 をインストールします。
- Microsoft .NET Framework 4.5.2 以降をインストールします。
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.NET は、どの vRealize Automation アプライアンスからも次の URL で入手できます。https://vrealize-automation-appliance-fqdn:5480/installer/
ダウンロードに Internet Explorer を使用する場合、セキュリティ強化の構成が無効になっていることを確認します。Windows サーバで res://iesetup.dll/SoftAdmin.htm に移動します。
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- Windows とデータベース サーバ仮想マシンの両方で、[ユーザー アクセス コントロール] 設定を [通知しない] に設定します。
- 構成の後、vRealize Suite Lifecycle Manager で展開を起動する前に、データベース マシンとすべての Windows IaaS マシンのスナップショットを作成します。
- 1 つの NSX Edge をアクティブとして構成し、1 つを indows マシンに対するパッシブとして構成します。NSX ロード バランサの構成方法の詳細については、リージョン A のクラウド管理プラットフォームのロード バランシングを参照してください。
- vRealize Automation で使用されるすべての Windows IaaS マシンで、少なくとも 1 回ドメイン ユーザーとしてログインします。少なくとも 1 回 IaaS マシンにログインしない場合は、次のエラーが表示されます。
プライベート キーが無効です: プライベート キーのデコード中にエラーが発生しました。コンピュータは委任ができるように信頼されている必要があります。また、現在のユーザーは委任を許可できるように構成されている必要があります。
- IaaS ノードにインストール済みの vRealize Automation コンポーネントがないことを確認します。ナレッジベースの記事KB 58871の手順に従って、IaaS ノードのすべての vRealize Automation コンポーネントをアンインストールします。
- Windows とデータベース サーバ仮想マシンの両方で、レジストリ キーを更新します。
- すべての Windows とデータベース サーバ仮想マシンで、管理者としてデフォルトの PowerShell を使用し、次のコマンドを実行します。
Set-ItemProperty -Path "HKLM:\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System" -Name "EnableLUA" -Value "0"
- Windows 仮想マシンを再起動します。
- すべての Windows とデータベース サーバ仮想マシンで、管理者としてデフォルトの PowerShell を使用し、次のコマンドを実行します。
- TLS 1.0 および 1.1 の値が IaaS Windows マシンのレジストリ パス HKLM SYSTEM\CurrentControlSet\Control\SecurityProviders\SCHANNEL\Protocols に含まれていないことを確認します。
- または、vRealize Automation のインストールの事前チェックで提供されるスクリプトをすべての Windows とデータベース サーバで実行することで、上記の処理を実行できます。
- 既存の vRealize Operations Manager インストールをインポートする場合は、そのインストールの root パスワードを設定します。