vCenter Server には、サーバ データを格納および編成するためのデータベースが必要です。組み込みデータベースをバンドルされた PostgreSQL データベースにアップグレードするか、外部データベースを使用し続けることができます。
vCenter Server for Windows では、外部データベースとして Oracle および Microsoft SQL がサポートされています。
バンドルされているデータベースはインストーラによって自動的に構成されますが、外部データベースは手動で、またはスクリプトを使用して構成できます。また、データ ソース名ユーザーには、特定の権限のリストを付与する必要があります。
データベースの設定および構成の詳細については、「vSphere のインストールとセットアップ」を参照してください。
データベースのパスワードは、vCenter Server をアップグレードする Windows 仮想マシンまたは物理ホスト、および vCenter Server Appliance にクリア テキストで保存されます。パスワードが保存されているファイルは、オペレーティング システムの保護機能を使用して保護されます。つまり、これらのファイルにアクセスして読み取るには、Windows のローカル管理者か、Linux の root ユーザーである必要があります。
vCenter Server インスタンスは、同じデータベース スキーマを共有できません。複数の vCenter Server データベースは同じデータベース サーバ上に配置することも、複数のデータベース サーバ間で別々に配置することもできます。Oracle データベースには、スキーマ オブジェクトの概念があるため、各 vCenter Server インスタンスのスキーマ所有者が異なる場合、1 つのデータベース サーバで複数の vCenter Server インスタンスを実行できます。各 vCenter Server インスタンスで、専用の Oracle データベース サーバを使用することもできます。
vCenter Server をアップグレードして、古い外部 vCenter Server データベースを使用することはできません。vCenter Server 5.5 または 6.0 データベースを最新バージョンにアップグレードするには、そのデータベースに接続している vCenter Server インスタンスをアップグレードする必要があります。