Update Managerサーバは、インターネットまたは UMDS データの共有リポジトリのいずれかから、ESXi ホスト用のパッチおよび拡張機能をダウンロードするように構成できます。また、ZIP ファイルから手動で、ESXi ホスト用のパッチと拡張機能をインポートすることもできます。
システムがインターネットに接続されている場合は、デフォルト設定とリンクを使用して、Update Managerリポジトリにアップグレード、パッチ、および拡張機能をダウンロードできます。また、URL アドレスを追加して、サードパーティ製のパッチおよび拡張機能をダウンロードすることもできます。サードパーティ製のパッチおよび拡張機能は、ESXi 6.0 以降を実行しているホストにのみ適用可能です。
ホスト パッチは VMware の Web サイトから安全にダウンロードできます。
- パッチは、VMware のプライベート キーによって暗号で署名されます。パッチはホストによって署名が検証されてから、そのホストにインストールされます。この署名によって、端末間でパッチが保護され、パッチのダウンロードに伴う問題に対処できます。
- Update Managerでは、パッチ メタデータとパッチ バイナリを SSL 接続を介してダウンロードします。SSL 証明書と証明書の共通名の両方の有効性が確認された場合に限り、パッチ メタデータとパッチ バイナリが Update Manager にダウンロードされます。証明書の共通名が、Update Manager がパッチをダウンロードするサーバの名前と一致する必要があります。
システムがインターネットに接続されていない場合は、Update Manager Download Service (UMDS) を使用してアップグレード、パッチ、および拡張機能をダウンロードしたあとで、共有リポジトリを使用できます。
UMDS の詳細については、Update Manager Download Service のインストール、設定、および使用を参照してください。
共有リポジトリとインターネット間のダウンロード ソースを変更すると、Update Manager の設定が変更されます。2 つのオプションは相互に排他的です。インターネットと共有リポジトリから、同時にアップデートをダウンロードすることはできません。新しいデータをダウンロードするには、VMware vSphere Update Manager のダウンロード タスクを実行する必要があります。
新しい設定の適用時に VMware vSphere Update Manager のアップデートをダウンロードするタスクが実行されている場合、このタスクが完了するまで引き続き古い設定が使用されます。次回、アップデートをダウンロードするためにこのタスクが開始されたときには、新しい設定が使用されます。
オフライン バンドルには、1 つの metadata.zip ファイルと 1 つ以上の VIB ファイルのほかに、オプションの 2 つの .xml ファイル(index.xml および vendor-index.xml)が含まれます。
ユーザーが Update Manager パッチ リポジトリにオフライン バンドルをインポートすると、Update Manager はオフライン バンドルを展開して、metadata.zip ファイルがすでにインポートされているかどうかを確認します。metadata.zip が一度もインポートされていない場合、Update Manager はサニティー テストを実行してから、ファイルを正常にインポートします。ユーザーがインポートを確認したあと、Update Manager は Update Manager データベースにそのファイルを保存し、Update Manager パッチ リポジトリに metadata.zip ファイル、VIB、および .xml ファイル(ある場合)をコピーします。