vCenter Server 6.7 Update 2 | 2019 年 4 月 11 日 | ISO ビルド 13010631

vCenter Server Appliance 6.7 Update 2 | 2019 年 4 月 11 日 | ビルド 13010631

リリース ノートの概要

本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

  • vCenter Server 6.7 Update 2 では、vCenter Server 構成ファイル vpxd.cfg 内のプロパティ config.vpxd.macAllocScheme.method を設定し、MAC アドレス プールから連続した MAC アドレスを選択できます。デフォルト オプションはランダム選択のまま変わりません。MAC アドレスの割り当てポリシーを変更しても、既存の仮想マシンの MAC アドレスに影響はありません。
  • vCenter Server 6.7 Update 2 では、外部 Platform Services Controller インスタンスを使用する vCenter Server Appliance のインスタンスを、組み込みリンク モードで接続される Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server Appliance に統合する、vSphere Client から実行可能な REST API が追加されています。詳細については、『vCenter Server インストールおよびセットアップ ガイド』を参照してください。
  • vCenter Server 6.7 Update 2 は、VMware カスタマ エクスペリエンス改善プログラム (CEIP) を統合ユーティリティに統合します。
  • vCenter Server 6.7 Update 2 は、暗号化キーのステータスを追跡する SOAP API を追加します。この API を使用すると、暗号化キーが vCenter Server システムで使用できるのか、または仮想マシンでホスト キーとして、またはサードパーティ プログラムとして使用されるのかを確認できます。
  • vCenter Server システムをアップグレードするための事前チェック:vCenter Server 6.7 Update 2 では、vCenter Server システムをアップグレードするときに事前チェックを実行できるため、VMware vCenter Single Sign-On サービス登録エンドポイントのアップグレード互換性を確保できます。このチェックを行うと、現在のマシンの vCenter Single Sign-On 証明書と一致しない可能性がある場合は、アップグレードの開始前に通知されます。また、アップグレードの中断が防止されるため、手動の回避策を行う必要がなくなり、ダウンタイムも発生しなくなります。
  • vSphere 監査の強化:vCenter Server 6.7 Update 2 では、ユーザー管理、ログイン、グループ作成、ID ソース、ポリシーの更新を行うためのイベントを追加することで、VMware vCenter Single Sign-On の監査機能を強化しています。新しい機能は、組み込みの Platform Services Controller を使用している vCenter Server Appliance でのみ使用することができ、外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server for Windows または vCenter Server Appliance では使用できません。サポートされている ID ソースは vsphere.local、統合 Wiindows 認証 (IWA)、および LDAP を介した Active Directory です。
  • 仮想ハードウェア バージョン 15:vCenter Server 6.7 Update 2 には、仮想ハードウェア バージョン 15 が導入されていて、これにより、最大 256 個の仮想 CPU を搭載した仮想マシンを作成できます。詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB1003746 および KB2007240 を参照してください。
  • バックアップ ファイルのリストアの簡素化︰バックアップ ファイルをリストアするための正しいビルドが見つからず、誤ったバックアップの詳細を入力した場合、vCenter Server 6.7 Update 2 の vCenter Server Appliance 管理インターフェイスでは、[バックアップの詳細の入力] ページにエラー メッセージが表示されます。これにより、正しいビルドの選択に役立つ、対応するバージョンの詳細が指定されます。また、[バックアップ] > [アクティビティ] の順に移動して、バージョンの詳細を確認することもできます。
  • vCenter Server 6.7 Update 2 では、ネットワーク ファイル システム (NFS) プロトコルと Server Message Block (SMB) プロトコルを使用して、vCenter Server Appliance でファイルベースのバックアップ操作およびリストア操作を実行できます。リストア操作で NFS プロトコルおよび SMB プロトコルを使用するには、vCenter Server Appliance CLI インストーラを使用する必要があります。
  • vCenter Server 6.7 Update 2 により、タグおよびカテゴリに関する権限、vCenter Server オブジェクトに関する権限、およびグローバル権限を変更するためのイベントが追加されます。これらのイベントは、変更を開始したユーザーを指定します。
  • vCenter Server 6.7 Update 2 では、アラーム定義を作成してシステムのバックアップ ステータスを監視できます。バックアップ ステータス アラームを設定することにより、E メール通知の受信、SNMP トラップの送信、「バックアップ ジョブが失敗しました」や「バックアップ ジョブが正常に完了しました」などのイベントによってトリガーされたスクリプトの実行を行うことができます。「バックアップ ジョブが失敗しました」イベントは、アラーム ステータスを赤に設定し、「バックアップ ジョブが正常に完了しました」イベントはアラームを緑にリセットします。
  • VMware vSphere Remote Office Branch Office の Enterprise Edition がインストールされたクラスタ内で、メンテナンス モードの vSphere Distributed Resource Scheduler をサポートするように構成された vCenter Server 6.7 Update 2 を使用している場合に、ESXi ホストがメンテナンス モードになると、このホストで実行されているすべての仮想マシンがクラスタ内の他のホストに移動されます。仮想マシンとホスト間の自動アフィニティ ルールがあるため、メンテナンス モードが終了すると、移動された仮想マシンは同じ ESXi ホストに確実に戻ります。
  • vCenter Server 6.7 Update 2 を使用すると、ユーザー ロールの追加、削除、または変更に関連するイベントに、変更を開始したユーザーが表示されます。
  • vCenter Server 6.7 Update 2 では、サブスクライブされた各ライブラリから個別に同期しなくても、公開されたライブラリから複数のサブスクライバに vmtx テンプレートを 1 回の操作で直接公開することができます。公開されたライブラリおよびサブスクライブされたライブラリは、それらがオンプレミスであるのか、クラウド上にあるのか、またはハイブリッドであるのかに関係なく、リンクされた同じ vCenter Server システム内になければなりません。コンテンツ ライブラリ内の他のテンプレートを操作しても、変更されません。
  • vCenter Server 6.7 Update 2 では、リストア操作の「バックアップの詳細を入力」手順でインストーラのバージョンを指定するためのアラートが追加されています。インストーラとバックアップのバージョンが同一でない場合は、「バージョン 6.8.2 GA に対応するインストーラを起動してください」のように、一致するビルドのうちどのビルドをダウンロードするのかを尋ねるプロンプトが表示されます。
  • vCenter Server 6.7 Update 2 により、vSphere Client および VMware Host Client でスウェーデン語キーボードがサポートされるようになります。キーボード マッピングに関連する既知の問題については、VMware ナレッジベースの記事 KB2149039 を参照してください。
  • vCenter Server 6.7 Update 2 では、vSphere Client に [インストール後にホストの健全性をチェックする] チェック ボックスが追加されています。これにより、vSphere Update Manager を使用して ESXi ホストをアップグレードする際に vSAN 健全性チェックを無効にすることができます。このオプションを導入する前にアップグレード中に vSAN の問題が検出された場合、クラスタ全体の修正は失敗し、アップグレードした ESXi ホストはメンテナンス モードのままとなります。
  • vSphere 健全性アラームおよびカテゴリ:vCenter Server 6.7 Update 2 を導入すると、vSphere 健全性チェックで環境内に新しい問題が検出されたときに vSphere Client にアラームが追加され、問題を解決するように求められます。健全性チェックの結果がカテゴリにグループ化されるようになって、見やすくなりました。
  • vCenter 6.7 Update 2 では、コンテンツ ライブラリで管理されている仮想マシン テンプレートを、公開ライブラリから複数のサブスクライバに公開できるようになりました。公開されたライブラリからこのアクションをトリガできるため、仮想マシン テンプレートの配布をより細かく制御できます。公開されたライブラリおよびサブスクライブされたライブラリは、それらがオンプレミスであるのか、クラウド上にあるのか、またはハイブリッドであるのかに関係なく、リンクされた同じ vCenter Server システム内になければなりません。コンテンツ ライブラリ内の他のテンプレートを操作しても、変更されません。

vCenter Server 6.7 の以前のリリース

vCenter Server の機能と既知の問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。vCenter Server 6.7 の以前のリリースのリリース ノートは以下のとおりです。

利用可能な言語、互換性、インストールおよびアップグレード、オープン ソース コンポーネント、製品サポートに関する注意事項については、『VMware vCenter Sever 6.7 Update 1 リリース ノート』を参照してください。

製品サポートに関する注意事項

  • VMware vSphere Flash Read Cache は廃止されます。この機能は vSphere 6.7 世代で引き続きサポートされますが、以降の vSphere リリースでは廃止されます。代わりに、vSAN のキャッシュ メカニズム、または「VMware 互換性ガイド」にリストされている任意の VMware 認定サードパーティ製 I/O アクセラレーション ソフトウェアを使用できます。
  • vCenter Server 6.7 Update 2 はダイジェスト アルゴリズム 5 (MD5) をサポートしていないため、snmp.set コマンドを使用して MD5 認証オプションを設定することはできません。

本リリースのアップグレードに関する注意点

重要:ハイブリッド リンク モード (HLM) 機能を使用している場合は、vCenter Server 6.7 Update 2 へのアップグレードを行う前に VMware のサポート チーム(クラウド サービス エンジニアリング チーム)にお問い合わせください。

vCenter Server 6.7 Update 2 へのアップグレードをサポートする vCenter Server バージョンの詳細については、VMware のナレッジベースの記事 KB67077 を参照してください。

本リリースに含まれるパッチ

vCenter Server 6.7 Update 2 のこのリリースでは、次のパッチが提供されます。パッチのダウンロードについては、VMware パッチ ダウンロード センターを参照してください。

VMware vCenter Server 6.7 Update 2 のセキュリティ パッチ

サードパーティ製品の修正(例︰JRE、tcServer)。このパッチの適用対象は vCenter Server for Windows、Platform Services Controller for Windows、および vSphere Update Manager です。

注:このパッチが更新するのは JRE バージョン 1.8.0_202 のみです。

Windows 用の vCenter Server および Platform Services Controller が対象

ダウンロード ファイル名 VMware-VIMPatch-T-6.7.0-13010631.iso
ビルド 13010631
ダウンロード サイズ 40.7 MB
md5sum edcd2f2a9294fffcbec32150f10a0005
sha1checksum a66c23f958a83542e2bd33681d838b22630ed953

次の vCenter Server コンポーネントは JRE に依存しており、パッチを適用する必要があります。

  • vCenter Server
  • Platform Services Controller
  • vSphere Update Manager

ダウンロードとインストール

このパッチをダウンロードするには、VMware パッチ ダウンロード センターに移動し、[Select a Product] ドロップダウン メニューから [VC] を選択します。 

  1. VMware-VIMPatch-T-6.7.0-13010631.iso ファイルを、vCenter Server コンポーネントがインストールされているシステムにマウントします。  
  2. ISO_mount_directory/autorun.exe をダブルクリックします。
  3. vCenter Server の Java コンポーネントのアップデート ウィザードで、[Patch All(すべてのパッチ)] をクリックします。

VMware vCenter Server Appliance 6.7 Update 2 のフル パッチ

vCenter Server Appliance の製品パッチ。VMware のソフトウェアの修正、セキュリティ修正、およびサードパーティ製品の修正を含む(例:JRE および tcServer)。

このパッチは、vCenter Server Appliance および Platform Services Controller アプライアンスに適用されます。

vCenter Server Appliance および Platform Services Controller アプライアンス用

ダウンロード ファイル名 VMware-vCenter-Server-Appliance-6.7.0.30000-13010631-patch-FP.iso
ビルド 13010631
ダウンロード サイズ 1996.6 MB
md5sum 2f09c95d416c7d2ba6d94b032b240ef9
sha1checksum dd8053b955093cd512408099d4d9ac618668e28c

ダウンロードとインストール

このパッチをダウンロードするには、VVMware パッチ ダウンロード センターに移動し、[Select a Product] ドロップダウン メニューから [VC] を選択します。

  1. VMware-vCenter-Server-Appliance-6.7.0.30000-13010631-patch-FP.iso ファイルを vCenter Server Appliance の CD または DVD ドライブに接続します。
  2. アプライアンス シェルに root 認証情報を使用してログインし、以下に指定されたコマンドを実行します。
    • ISO をステージングするには:
      software-packages stage --iso
    • ステージングしたコンテンツを表示するには:
      software-packages list --staged
    • ステージングした rpms をインストールするには:
      software-packages install --staged

vCenter Server Appliance シェルの使用方法の詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB2100508 を参照してください。

vCenter Server Appliance へのパッチ適用については、アプライアンス シェルを使用した vCenter Server Appliance へのパッチ適用を参照してください。

パッチのステージングについては、Stage Patches to vCenter Server Applianceを参照してください。

パッチのインストールについては、vCenter Server Appliance パッチのインストールを参照してください。

このパッチで解決された問題については、解決した問題を参照してください。

Photon OS のアップデートについては、「VMware vCenter Server Appliance Photon OS Security Patches」を参照してください。 

アプライアンス管理インターフェイスを使用したパッチ適用については、アプライアンス管理インターフェイスを使用した vCenter Server Appliance へのパッチ適用を参照してください。

リリース ノートの変更ログ

このセクションでは、リリースノートの更新について説明します。

解決した問題

解決された問題には、次のトピックが含まれます。

vMotion の問題
  • vCenter Server システムの再起動後に、暗号化された仮想マシンに対する vSphere vMotion の処理が停止することがある

    vCenter Server システムの再起動後に、互換性チェック エラーにより、暗号化された仮想マシンに対する vSphere vMotion の処理が停止する場合があります。次のようなログが表示されることがあります。

    RuntimeFault.summary Session does not have Cryptographer.RegisterHost privilege.

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想マシンによるパワーオンまたは vSphere vMotion の処理が無限ループ エラーと共に失敗することがある

    .vmx 構成ファイルが破損している場合、仮想マシンによるパワーオンまたは vSphere vMotion の処理が無限ループ エラーと共に失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Storage vMotion を使用して移行した後に、仮想マシンのディスク モードが変更されることがある

    Storage vMotion を使用して仮想マシンを移行した場合、その仮想マシンのディスク モードが警告なしで変更されることがあります。たとえば、「独立型: 通常」から「依存型」に変更されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 親ディスクにアクセスできない場合、仮想マシンの移行に失敗することがある

    ターゲット ホストがソース ホストの共有された子ディスクにアクセスできて、親ディスクにはアクセスできない場合、ネットワーク ファイルのコピー中に FileNotFound エラーが発生して、仮想マシンの移行に失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • インスタント クローンのプロビジョニングなどの仮想マシンの移行操作が、競合状態のために失敗することがある

    VMware AppDefense などのソリューションを使用して名前空間データベースを作成する操作と、Storage vMotion または Enhanced vMotion の互換性を使用して仮想マシンを移行する操作が競合状態になっている場合、移行が失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

バックアップとリストアの問題
  • プロキシが設定中または応答不能で vmonapi サービスを開始できない場合、VMware vCenter Server Appliance のバックアップが開始されないことがある

    プロキシの設定中や、プロキシが応答不能な場合は、vCenter Server のサービスを開始および停止する API を提供する vmonapi サービスは実行されていません。これにより、vCenter Server Appliance のバックアップがブロックされます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

Auto Deploy の問題
  • デプロイ ルールを作成または編集した後に、VMware vSphere Auto Deploy の [検出されたホスト] タブにエラーが表示されることがある

    vSphere Auto Deploy がインストールされた ESXi ホストがネットワーク起動するようプロビジョニングする準備を整えている場合、構成中にホストがどのデプロイ ルールとも一致しなければ、後でルールを作成するときにエラーがトリガーされることがあります。その結果、[検出されたホスト] タブにホストが表示されず、「デプロイされたホストを取得できません: 「item」という名前は定義されていません。」というエラーが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

ゲスト OS の問題
  • プライマリ仮想 NIC を設定できない

    vCenter Server Appliance ゲスト OS をカスタマイズして、仮想 NIC をプライマリとして設定することはできません。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、仮想 NIC が最初の NIC であり、固定 IPv4 とゲートウェイも構成されている場合に、仮想 NIC をプライマリ仮想 NIC としてカスタマイズできるようになります。

  • vSphere 6.7 で Microsoft Sysprep を使用して仮想マシンをカスタマイズすると、失敗し、仮想マシンがカスタマイズ状態のままになることがある

    Windows 仮想マシンがディスポーザブル ディスクを使用している場合、vSphere 6.7 で Microsoft Sysprep を使用して仮想マシンをカスタマイズすると、失敗することがあります。カスタマイズ時に、ディスポーザブル ディスクのドライバ文字が Sysprep によって変更されることがあります。その結果、仮想マシンはカスタマイズ状態のままになり、応答しなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

VMware Tools の問題
  • Windows ゲストのカスタマイズ後に c:\sysprep ディレクトリが削除されないことがある

    Windows ゲストのカスタマイズを実行した後に、c:\sysprep 一時ディレクトリが削除されないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、仮想マシンを再起動した後に、Windows API を利用して一時ファイルと一時フォルダがすべて削除されます。

  • VMware Open Virtualization Format (OVF) Tool で、ターゲット フォルダ内のすべてのファイルの上書きに失敗することがある

    OVF Tool の --overwrite オプションを使用している場合でも、ターゲット フォルダ内の既存のファイルが削除または上書きされず、手動削除のみが機能することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想マシンを OVF にエクスポートするときに、設定された CPU シェアが表示されないことがある

    OVF Tool を使用して仮想マシンを OVF にエクスポートするときに、設定された CPU シェアがエクスポートされないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

ストレージの問題
  • ResourceLeaseDurationSec パラメータが指定された大量の仮想マシン プロビジョニング要求を VMware vSphere Storage DRS 経由で渡すと障害が発生することがある

    配置仕様で ResourceLeaseDurationSec パラメータが指定されている vSphere Storage DRS を経由して、仮想マシン プロビジョニングに関する複数の要求が渡されるときに、vSphere Storage DRS は推奨される初期配置を提示し、すべてに容量を割り当てます。これにより、データストア容量の使用がブロックされます。この結果、プロビジョニングができないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Storage DRS でエラー メッセージを追加すると、vCenter Server が応答を停止することがある

    vpxd サービスで vSphere Storage DRS にある廃止済みまたは削除済みのデータストアにアクセスして、エラー メッセージを追加すると、vCenter Server が応答を停止することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere API for Storage Awareness 呼び出しによって多数の Config Update イベントがトリガーされると、メモリ不足エラーや不規則な API 呼び出しが発生することがある

    Config Update イベントが発生するたびに、vSphere API for Storage Awareness プロバイダとの完全同期がトリガーされます。その結果、同期スレッドが累積します。Config Update タイプのイベントの数が多いと、メモリ不足のエラーが発生する場合や、定期的な getEvents API 呼び出しが不規則にトリガーされる場合がありました。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Storage DRS が初期配置操作を実行しているときに、vpxd サービスが失敗することがある

    vSphere Storage DRS 初期配置ワークフローの内部データ構造の 1 つが null 値で上書きされ、これによって null ポインタが参照されて、vpxd サービス障害が発生することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • RDM LUN を表示可能な ESXi ホストで、起動に長い時間がかかったり、LUN の再スキャン中に遅延が発生したりすることがある

    多数の RDM LUN があると、ESXi ホストの起動に時間がかかったり、LUN の再スキャンの実行中に遅延が発生したりすることがあります。MarkPerenniallyReserved、または MarkPerenniallyReservedEx などの API を使用している場合、特定の LUN を予約永久としてマークできます。これにより、ESXi ホストの起動時間と再スキャン時間が短縮されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • VMware vRealize Automation を使用して仮想マシンのディスクを拡張すると、データストア上のディスク容量が不足するというエラーが発生して、拡張に失敗することがある

    VMware vRealize Automation を使用して仮想マシンのディスクを拡張する操作を実行しているときに、vSphere Storage DRS が推奨要件を満たしていない場合、現在のデータストアの容量不足が原因で操作に失敗することがあります。この問題は、vSphere Storage DRS が操作に対応するディスクを誤って選択した場合に発生します。その結果、「データストアのディスク容量が不足しています。」というエラーが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Storage DRS タスクに長い時間がかかったり、タイムアウトになったりすることがある

    vSphere Replication 管理サーバからの応答速度が低下するか、遅延が生じて、vSphere Storage DRS タスクに長い時間がかかったり、タイムアウトになったりすることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想マシンのファイルとディスクの一部またはすべてに同じレプリケーション グループが使用されている場合、仮想マシンのプロビジョニングが失敗することがある

    VMware APIs for Storage Awareness (VASA) プロバイダに対する queryReplicationGroup の呼び出し中に、VMware vSphere のストレージ ポリシーに基づく管理機能 (SPBM) が固有のレプリケーション グループ ID をフィルタリングしないことがあります。その結果、仮想マシンのファイルと仮想ディスクの一部またはすべてに同じレプリケーション グループが使用されている場合、仮想マシンのプロビジョニングが失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • StorageObject タイプの VMware vSphere Virtual Volumes コンプライアンス アラームを vCenter Server システムに送信すると、失敗することがある

    VMware API for Storage Awareness (VASA) プロバイダの API を使用している場合、マッピングが一致しないために、StorageObject タイプの vSphere Virtual Volumes コンプライアンス アラームを vCenter Server システムに送信すると失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

vCenter Server、vSphere Web Client、および vSphere Client の問題
  • vSphere Client を使用して、Active Directory ドメイン内のセキュリティ プリンシパルが 200 番目以降のユーザーまたはグループに対して権限を追加することができない

    vSphere Client を使用して Active Directory ドメインのユーザーまたはグループに権限を許可すると、セキュリティ プリンシパルの検索は 200 件に制限され、それ以降のプリンシパルにユーザーを追加することができません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • TRUSTED_ROOTS ストアの証明書数が 20 を超える場合、vpxd サービスの起動に失敗することがある

    vCenter Server システムの TRUSTED_ROOTS ストアの証明書数が 20 を超えると、vpxd サービスの起動に失敗することがあります。vSphere Web Client と vSphere Client に次のエラーが表示されます。
    [400] vCenter Single Sign-On サーバへの認証要求の送信中にエラーが発生しました。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、TRUSTED_ROOTS ストアは、vCenter Server for Windows と vCenter Server Appliance の両方で最大 30 個の証明書をサポートできます。

  • 時刻同期中にラグが発生するため、外部 Platform Services Controller を使用して vCenter Server Appliance をデプロイするときに firstboot が失敗することがある

    Platform Services Controller ノードと vCenter Server システム間で時刻が同期されていない場合、外部 Platform Services Controller を使用した vCenter Server Appliance のデプロイ中に firstboot が失敗することがあります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • ユーザー ログインとログアウトのイベントにユーザーの IP アドレスが含まれていないことがある

    vSphere Web Client または vSphere Client を使用して vCenter Server システムにログインすると、ログイン イベントに、ユーザーの IP アドレスではなく、127.0.0.1 が表示されることがあります。また、[イベント] ビューで、vCenter Single Sign-On の設定変更が追跡されないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、vCenter Single Sign-On ログに新しい監査ログ ファイルが追加されます。vSphere Web Client と vSphere Client の [監視] > [イベント] ビューにも新しいイベントが表示されます。

  • 記述子インデックスが無効であるというエラーが表示されて、vCenter Server デーモン サービス vpxd の起動に失敗することがある

    パラメータ VPX_HCI_CONFIG_INFO.LOCKDOWN_MODE 内の記述子インデックスが無効であるというエラーが表示されて、vpxd サービスの起動に失敗することがあります。
    この問題は、MS SQL データベース サーバを使用する vCenter Server for Windows 6.7 Update 1 以降の環境に影響します。クイック スタート ワークフローを使用してハイパーコンバージド インフラストラクチャ クラスタを作成して、vCenter Server システムを再起動すると、SQL データベース サーバからのデータ処理にエラーが発生して、vpxd が起動しないことがあります。
    vpxd log に同様のログが記録されることがあります。
    [VdbStatement::ResultValue:GetValue] Error to get value at pos: 1, ctype: 4 for SQL "VPX_HCI_CONFIG_INFO.LOCKDOWN_MODE" Init failed.VdbError: Error[VdbODBCError] (-1) ODBC error: (07009) - [Microsoft][SQL Server Native Client 11.0]Invalid Descriptor Index Failed to intialize VMware VirtualCenter.Shutting down

    本リリースで、この問題は修正されました。

仮想マシンの管理の問題
  • テンプレートのスナップショットから仮想マシンのクローンを作成すると、エラー発生して失敗することがある

    テンプレートのスナップショットから仮想マシンのクローンを作成するときに、「一般的なシステム エラーが発生しました: vmsn ファイルが見つかりません」というエラーが表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Web Client のアラーム定義で内部エラーが発生することがある

    Autodeploy Disk Exhaustion on xxx のように、xxx Exhaustion on xxx を含む定義済みのアラームを変更して、アラーム アクションを追加または変更すると、内部エラーが発生することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

セキュリティの問題
  • VMware Postgres のアップデート

    VMware Postgres は、バージョン 9.6.11 にアップデートされています。

  • ファイアウォール ルールの順序を変更すると、ファイアウォール ルールの番号が予期せず変更されることがある

    vCenter Server Appliance で 9 個を超えるファイアウォール ルールを作成した場合に、順序を変更して、2 桁の番号の付いたルールを 1 桁の番号の付いたルールの中に含めると、番号が変更されることがあります。たとえば、10 RETURN all -- X.X.X.10 anywhere のような番号が 10 のルールを 2 番目の位置に移動すると、番号が 2 RETURN all -- X.X.X.10 anywhere に変更されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • JRE のアップデート

    Oracle (Sun) JRE がバージョン 1.8.202 にアップデートされました。

  • 構成された URL に Apache サーバの詳細が表示されることがある

    https://:9443/vsphere-client/inventory-viewer/locales/help のような URL を構成した場合、 バージョンなどの Apache サーバの詳細が表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • Apache httpd のアップグレード

    Apache HTTPD がバージョン 2.4.37 にアップデートされ、ID が CVE-2018-11763 のセキュリティの問題が解決されました。

  • OpenSSL のアップデート

    OpenSSL パッケージはバージョン openssl-1.0.2q にアップデートされました。

  • libxml2 ライブラリの更新

    ESXi userworld libxml2 ライブラリはバージョン 2.9.8 にアップデートされています。

  • OpenSSH バージョンのアップデート

    OpenSSL がバージョン 7.4p1-7 にアップデートされました。

その他の問題
  • vCenter Server 6.7 へのアップグレード後に、vCenter Server システムへのログインが認証情報の検証エラーで失敗することがある

    システムを vCenter Server 6.7 にアップグレードした後、vSphere Web Client または vSphere Client、およびセキュリティ トークンまたはスマートカードを使用してシステムへのログインを試みると、ログインはエラー「送信された認証情報を検証できませんでした。」で失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • サーバの再起動後に vCenter Server デーモン サービス vpxd を開始できないことがある

    サーバの再起動後、vpxd は、データベースからインベントリをロードする際に、インベントリのサイズと使用可能な CPU コア数に基づいて、ワークロードの計算を行います。これらの入力の組み合わせの一部は不正な計算となり、エラーの発生によりサービスを開始できなくなることがあります。次のエラーが表示されることがあります。
    Init failed: The data being fetched is NULL at column position 0(開始失敗:取得されているデータは列位置 0 で NULL です)

    本リリースで、この問題は修正されました。以前の回避策では、vCenter Server Appliance で 1 つ以上の CPU コアを無効にして計算を修正していました。このパッチを適用すると、この回避策を取り消すことができます。

  • vCenter Server または Platform Services Controller のインスタンスを Windows から vCenter Server Appliance に移行すると、vmdir-syslog.log ファイルにログ メッセージが記録される

    vCenter Server または Platform Services Controller インスタンスを Windows から vCenter Server Appliance に移行すると、エントリ cn=DSE Root がセキュリティ記述子なしでレプリケートされます。その結果、vmdird-syslog.log ファイルに No SD found for cn=DSE Root メッセージが記録されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、ログ レベルが詳細に変更され、Windows から vCenter Server Appliance への移行後にログ メッセージが表示されなくなります。

  • FileManager の操作の開始直後にログアウトすると、vCenter Server デーモン サービス vpxd が機能しなくなることがある

    delete、move、copy などの FileManager の操作を開始した直後にログアウトすると、そのタスクがタスク キューでまだ選択されていない場合、vpxd サービスが機能しなくなることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

CIM および API の問題
  • 多数のオブジェクトがタグに関連付けられている場合、API クエリがタイムアウトになることがある

    各タグに多数のオブジェクトが関連付けられている場合、listAttachedObjectslistAttachedObjectsOnTags、および listAllAttachedObjectsOnTags などの API 呼び出しが完了するまでに非常に長い時間がかかり、最終的にタイムアウトになることがあります。以前は個別のリモート プロシージャ コールが vmware-vpxd サービスに送信されて、各 vCenter Server オブジェクトに権限チェックが実行されたためです。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、タギング API は vmware-vpxd に対して AuthZ 呼び出しを一括で行い、すべての関連オブジェクトに権限チェックを実行するようになりました。

インストール、アップグレード、および移行の問題
  • システム時間が NTP サーバと同期されていない場合に、vCenter Server for Windows から vCenter Server Appliance への移行が 75% で停止することがある

    vCenter Server for Windows から vCenter Server Appliance への移行のステージ 2 で、vCenter Server のシステム時間が NTP サーバと同期されていない場合に、セッションがタイムアウトになり、移行が警告なしで停止することがあります。インストーラのインターフェイスに表示される進行状況が 75% のままになることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vCenter Server for Windows を以前のバージョンの 6.7 シリーズから 6.7 Update 2 にアップデートすると、失敗することがある

    Windows 認証を使用する外部 SQL Server を備えた vCenter Server for Windows システムを以前のバージョンの 6.7 シリーズから 6.7 Update 2 にアップデートすると、操作が失敗することがあります。

    この問題は、vCenter Server 6.7 Update 1 から 6.7 Update 2 へのアップデートで解決されています。6.7.0 または 6.7.0.x のバージョンから 6.7 Update 2 へのアップデートについては、VMware ナレッジベースの記事 KB67561 を参照してください。 

  • VMware Tools バージョン 10.2 以降と ESXi バージョン 6.0 以前の間の互換性の問題により、vCenter Server をアップグレードできないことがある

    VMware Tools バージョン 10.2 以降は、ESXi バージョン 6.0 以前と互換性がない場合があります。その結果、vCenter Server システムのアップグレードに失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。すでにこの問題が発生している場合は、ESXi コンテナをバージョン 6.7 にアップデートするか、VMware Tools のバージョンを 10.1.5 にロール バックします。vCenter Server システムのアップグレードが完了したら、VMware Tools と ESXi コンテナの両方をアップグレードします。

統合の問題
  • 外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスを、組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスに統合すると、証明書が失われることがある

    外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスを、組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスに統合すると、キー管理サーバ (KMS) 証明書および認証局 (CA) 証明書が失われることがあります。次のような警告が表示されることがあります。
    未接続 (信頼が確立されていません。詳細を表示)

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • IP アドレスと FQDN の競合のために、vCenter Server Convergence ツールによって外部 Platform Services Controller を組み込みの Platform Services Controller に変換できないことがある

    デプロイ時にオプションの FQDN フィールドに IP アドレスを指定して外部 Platform Services Controller を設定すると、vCenter Server Convergence ツールによる外部 Platform Services Controller から組み込みの Platform Services Controller への変換は、名前の競合のために失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスを、組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスに統合すると、証明書が見つからないというエラーが表示されて失敗することがある

    外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスを、組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスに統合すると、「エントリ [location_password_default] にタイプ [Secret Key] の証明書が見つかりません」というエラーが表示されて失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスを、組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスに統合すると、converge.log ファイルにデバッグ レベル ログが記録されなくなることがある

    ログ レベルを詳細に設定して vscaConvergeCli コマンドを実行すると、converge-util のログ レベルはデバッグに設定されますが、converge.log ファイルにデバッグ ログ メッセージが記録されなくなることがあります。その結果、トラブルシューティングするときに、ログ ファイルに予測したレベルの詳細が表示されなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

ネットワークの問題
  • VMware vSphere Distributed Switch のアップグレードが完了した後も、アップグレードが実行中であるというメッセージが表示されることがある

    vSphere Distributed Switch のアップグレードが完了した後も、「データセンター内の vSphere Distributed Switch をアップグレードしています。」というメッセージが表示されることがあります。これは、vSphere Distributed Switch 構成で使用可能なホスト メンバーがない場合、またはホスト メンバーのアップグレードに複数回失敗した場合に発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。Distributed Switch で使用可能なホスト メンバーがないという問題がすでに発生している場合は、次のコマンドを実行します。
    update vpx_dvs upgrade_status set upgrade_status=0
    vmon-cli -r vpxd

  • vSphere Distributed Switch 6.6 へのアップグレード後に、一部の ESXi ホストで vSphere Distributed Switch が同期しなくなることがある

    あるデータセンターの ESXi ホストから別のデータセンターの ESXi ホストに vSAN データストアを使用する仮想マシンを移行すると、ソース Distributed Switch のポートが vCenter Server システムで公開されなくなることがあります。その結果、vSphere Distributed Switch 6.6 にアップグレードしたときに、vSphere Distributed Switch が同期されなくなることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • NSX で管理される仮想分散スイッチ (N-VDS) を使用する ESXi ホストと vSphere 標準スイッチの間で、vSphere vMotion を使用して仮想マシンを移行することができない

    vCenter Server 6.7 Update 2 を使用すると、N-VDS を使用する ESXi ホストと vSphere 標準スイッチの間で、vSphere vMotion を使用して仮想マシンを移行することができます。この機能を有効にするには、ソース サイトとターゲット サイトの両方で vCenter Server システムを vCenter Server 6.7 Update 2 および ESXi 6.7 Update 2 にアップグレードする必要があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

サーバ構成の問題
  • KMS 証明書の有効期限が切れているか、有効期限に近づいている場合、vpxd サービスを再起動できない

    KMS 証明書の有効期限が切れているか、有効期限に近づいている場合は、vpxd サービスを再起動できず、vCenter Server システムのアップグレードが失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

既知の問題

既知の問題には、次のトピックが含まれます。

vCenter Server、vSphere Web Client、および vSphere Client の問題
  • VMware Security Token Service (vmware-stsd) の障害により、vCenter Sever システムへのログインに失敗することがある

    ID ソースとして Active Directory(統合 Windows 認証、IWA)を追加すると、vmware-stsd サービスが特定のユーザー環境で失敗します。IWA を ID ソースとして追加すると、/storag/core ディレクトリがいっぱいになるコアダンプが生成されてしまい、最終的に vCenter Server システムへのログインに失敗する可能性があります。

    vmware-sts-idmd.log ログ ファイルで、次のようなエントリが表示されます。
    [2018-11-02T13:28:42.168-07:00 IDM Shutdown INFO ] [IdmServer] Stopping IDM Server...
    [2018-11-02T13:28:42.523-07:00 IDM Shutdown INFO ] [IdmServer] IDM Server has stopped
    [2018-11-02T13:29:38.270-07:00 IDM Startup INFO ] [IdmServer] Starting IDM Server...
    [2018-11-02T13:29:38.272-07:00 IDM Startup INFO ] [IdmServer] IDM Server has started
    [2018-11-02T13:39:40.913-07:00 IDM Shutdown INFO ] [IdmServer] Stopping IDM Server...
    [2018-11-02T13:39:40.913-07:00 IDM Shutdown INFO ] [IdmServer] IDM Server has stopped

    /var/log/vmware/sso/utils/vmware-stsd.err ログに、次のようなエントリが表示されます。
    Nov 02, 2018 1:29:40 PM org.apache.catalina.startup.Catalina load
    INFO: Initialization processed in 663 ms
    SLF4J: Class path contains multiple SLF4J bindings.
    SLF4J: Found binding in [jar:file:/usr/lib/vmware-sso/vmware-sts/webapps/ROOT/WEB-INF/lib/log4j-slf4jimpl-
    2.2.jar!/org/slf4j/impl/StaticLoggerBinder.class]
    SLF4J: Found binding in [jar:file:/usr/lib/vmware-sso/vmware-sts/webapps/ROOT/WEB-INF/lib/slf4j-log4j12-
    1.7.10.jar!/org/slf4j/impl/StaticLoggerBinder.class]
    SLF4J: See http://www.slf4j.org/codes.html#multiple_bindings for an explanation.
    SLF4J: Actual binding is of type [org.apache.logging.slf4j.Log4jLoggerFactory]
    Nov 02, 2018 1:29:50 PM org.apache.catalina.startup.Catalina start
    INFO: Server startup in 10097 ms
    Service killed by signal 11

    回避策:Active Directory ドメインから vCenter Server システムを削除し、ID ソースとして LDAP サーバを追加します。詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB60161 を参照してください。

統合の問題
  • vCenter Server システムを統合した後にロード バランサの詳細が表示されないことがある

    複数の外部 Platform Service Controller に構成されたロード バランサを使用する既存のシステムを組み込みのデプロイ モデルに統合した場合、vSphere Client の [システム設定] タブにロード バランサの詳細が表示されないことがあります。その結果、ロード バランサを廃止できなくなります。

    回避策:各外部 Platform Services Controller を手動で廃止します。

vMotion の問題
  • 複数の NSX 論理スイッチで vSphere vMotion を使用して仮想マシンを移行することができない

    vCenter Server 6.7 Update 2 では、2 つの異なる NSX 論理スイッチ間で vSphere vMotion を使用して仮想マシンを移行することはできません。ただし、同じ NSX 論理スイッチ上で vSphere vMotion を使用して仮想マシンを移行することは可能です。

    回避策:なし

アップグレードとインストールの問題
  • PostgreSQL のシーケンス所有者エラーのため、firstboot 中の vCenter Server 6.7 へのアップグレードが失敗する

    シーケンス所有者が vc ではなく postgres であるため、firstboot 中に vCenter Server 6.7 へのアップグレードが失敗します。次のエラーが表示されることがあります。
    vCenter Server Firstboot Failure – must be owner of relation vpx_sn_vdevice_backing_rel_seq.

    回避策:vCenter Server 6.7 Update 2 では、メッセージ「関係 vpx_sn_vdevice_backing_rel_seq の所有者である必要があります」はメッセージ「ソース vCenter Server のスキーマの検証でシーケンスの問題が見つかりました。」に置き換えられていて、詳細の参照先として VMware のナレッジベースの記事 KB55747 が指定されています。

  • バージョン 5.5 の製品のアンインストールに失敗したというエラーが表示されて、vCenter Server for Windows のアップグレードが失敗することがある

    vCenter Server for Windows の組み込みデプロイ ノードを外部デプロイ モデルに再構成し、新しい外部 Platform Services Controller を再ポイントすると、vCenter Server システムの vCenter Server 6.5 Update 2d から vCenter Server 6.7 Update 2 へのアップグレードに失敗し、「5.5 製品のアンインストールに失敗し、エラー コード「1603」が返されました」のようなエラーが表示されます。

    回避策:再構成後に vCenter Server システムを再起動して、アップグレードを再試行します。

  • Ubuntu 14.04 OS を使用する仮想マシンで vSphere 6.7 Update 2 の GUI インストーラを使用できない

    Ubuntu 14.04 OS を使用する仮想マシンでは、libnss3 パッケージがデフォルトでインストールされないため、vSphere 6.7 Update 2 の GUI インストーラを使用できません。

    回避策:コマンド sudo apt-get install libnss3 を実行して、最新バージョンの libnss3 をインストールします。

  • バージョン 6.0.x から vCenter Server 6.7 Update 2 にアップグレードした後、vSphere Web Client の [ハードウェア ステータス] タブにホスト データが表示されないことがある

    vCenter Server 6.0.x から vCenter Server 6.7 Update 2 にアップグレードした後、vSphere Web Client の [ハードウェア ステータス] タブに ESXi ホストのハードウェアの詳細が表示されないことがあります。代わりに、「利用可能なホスト データがありません。」というエラーが表示されます。

    回避策:この問題の詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB2148520 を参照してください。

VMware Tools の問題
  • ESXi ホストへの仮想マシンのデプロイが、GBK エンコーディングが原因で失敗することがある

    仮想マシンの .vmx ファイルで GBK エンコーディングを使用すると、仮想マシンの ESXi ホストへのデプロイが失敗することがあります。

    回避策:なし

バックアップとリストアの問題
  • ソース データストアまたはソース データセンターの名前に英数字以外の文字が含まれていると、サードパーティ製ソフトウェアを使用したバックアップが失敗することがある

    vCenter Server 6.7 システムでは、ソース データストアまたはソース データセンターの名前に英数字以外の文字が含まれている場合、サードパーティ製ソフトウェアを使用したバックアップが失敗することがあります。エンコード中に変更すると、ファイルのダウンロードとアップロードが失敗します。

    回避策:名前に英数字以外の文字が含まれているデータストアおよびデータセンターの名前を変更します。 

ネットワークの問題
  • MAC アドレス プールからの MAC アドレスの連続選択を許可していても、仮想マシン NIC が不連続な MAC アドレスのリストを取得する

    MAC アドレスを連続して選択したベース仮想マシンを作成する場合、vCenter Server の再起動後に、ネットワーク アダプタの順序が不連続になることがあります。ベース仮想マシンからクローンを作成する場合は、クローンの MAC アドレスも不連続になることがあります。

    回避策:ベース仮想マシンの [編集] メニューを開き、[OK] をクリックして、ネットワーク アダプタが想定どおりにソートされていることを確認してから、他の仮想マシンのクローンを作成する必要があります。 

以前のバージョンの既知の問題

以前からの既知の問題のリストを表示するには、ここをクリックします。

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