このワークフローに従い、Tanzu CLI を使用して に v1beta1 TKG クラスタをプロビジョニングします。

前提条件

プロビジョニング ワークフローを開始する前に、次の前提条件を確認し、必要な手順を実施します。

デフォルトの TKG クラスタのプロビジョニング

Tanzu CLI を使用してデフォルトの v1beta1 クラスタをプロビジョニングするには、次の手順を実行します。その他のガイダンスやトラブルシューティングについては、スタンドアローン TKG のドキュメントの「 ワークロード クラスタの作成」を参照してください。
  1. Tanzu CLI をインストールします。

    TKG サービス クラスタで使用するための Tanzu CLI のインストールを参照してください。

  2. Tanzu CLI を使用して スーパーバイザー に接続します。
  3. 使用可能な TKr を一覧表示します。
    tanzu kubernetes-release get
  4. 目的の構成を持つクラスタ マニフェストを作成します。

    vSphere 8 スーパーバイザー 上の TKG では、Tanzu CLI で Kubernetes 形式のオブジェクト仕様を使用して、ClusterClass に基づいてクラスタを作成できます。

    1. まず、v1beta1 の例:デフォルト クラスタを開始します。
    2. spec.clusterNetwork に必要な cidrBlocks をポピュレートします。
    3. 表にリストされている予期される値を spec.topology にポピュレートします。
      • TKR NAME 文字列(v1.26.13---vmware.1-fips.1-tkg.3 など)
      • 制御プレーン ノードの数(3 など)
      • 各ワーカー ノード プールの名前(node-pool-1 など)。
      • ワーカー ノードの数(3 など)。
      • 仮想マシン クラス(guaranteed-medium など)
      • ストレージ クラス(tkg2-storage-policy など)
  5. クラスタ マニフェストを cluster-default.yaml として保存し、YAML チェッカーを使用して検証します。
  6. TKG クラスタを作成します。
    tanzu cluster create -f cluster-default.yaml
    注: 詳細を出力するには、 -v 8 を追加します。
  7. TKG クラスタが作成されていることを確認します。
    Workload cluster 'cluster-default' created
  8. クラスタが作成されたら、次のコマンドを実行してクラスタのステータスを確認します。
    tanzu cluster get cluster-default
  9. クラスタを一覧表示します。
    tanzu cluster list
  10. クラスタ ノードを確認します。
    tanzu cluster machinehealthcheck node get cluster-default
    tanzu cluster machinehealthcheck control-plane get cluster-default
  11. TKG クラスタの構成コンテキストを取得します。
    tanzu cluster kubeconfig get cluster-default -n tkg2-cluster-ns
  12. クラスタにアクセスします。
    kubectl config use-context tanzu-cli-cluster-default@cluster-default
  13. テスト ポッドをデプロイして TKG 2.0 クラスタを実行し、想定どおりに動作することを確認します。

    Kubectl を使用した TKG クラスタ プロビジョニングのテストを参照してください。

スーパーバイザー でのカスタム TKG クラスタのプロビジョニング

v1beta1 の例:Calico CNI を含むクラスタ などのカスタム v1beta1 クラスタをプロビジョニングするには、例に示されているように、すべての仕様を単一の YAML に配置し、使用環境に合わせて特定の値を変更し、kubectl apply -f cluster-calico.yaml などを実行します。

Tanzu CLI を使用して同じカスタム v1beta1 クラスタをプロビジョニングするには、クラスタを作成する前に構成オブジェクト CalicoConfigClusterBootstrap が存在している必要があります。

Calico CNI を使用してクラスタをプロビジョニングするには、次の手順を実行します。
  1. CalicoConfig および ClusterBootstrap 構成オブジェクトの YAML を作成し、各 YAML で目的のクラスタ名と名前空間を指定します。
  2. 3 つの構成オブジェクトそれぞれに kubectl apply -f を実行するか、これらを 1 つの YAML に配置して kubectl apply -f を実行します。
  3. 構成オブジェクトと一致する名前および名前空間、およびその他の必要なパラメータが含まれているクラスタ仕様 cluster-calico.yaml を作成します。
  4. クラスタを作成します。
    tanzu cluster create -f cluster-calico.yaml