スクリプトを使用してデータを取得し、申請フォームのカスタム プロパティに取り込む場合、PowerShell スクリプトを実行するカスタム プロパティを追加します。PowerShell スクリプトのカスタム プロパティは vRealize Orchestrator アクションを使用してスクリプトを実行し、値を取得します。

たとえば、クラウド管理者として、vRealize Automation に登録されている Active Directory からユーザー ID を取得する PowerShell スクリプトを使用します。このスクリプトの目的は、Active Directory の実際の値が「JSmith01」の場合に「John Smith」を取得して表示することです。

PowerShell スクリプト アクションを使用する利点には、スクリプトの一元管理があります。中央サーバにスクリプトを保存してターゲットの仮想マシンで実行することも、vRealize Orchestrator に保存してターゲットの仮想マシンで実行することもできます。一元管理によりメンテナンス時間が短縮されます。バックアップとリストアが構成済みで vRealize Orchestrator にスクリプトを保存すると、システム障害が発生した場合にスクリプトを確実にリストアできます。

制限事項

なし。

前提条件

キー ペア値を返す PowerShell スクリプトが動作することを確認します。このスクリプトはアクセスできるサーバで使用できるか、vRealize Orchestrator にアップロードされている必要があります。

カスタム プロパティの設定値

これらのオプションは、カスタム プロパティを作成するために使用します。全体の手順については、vRealize Orchestrator アクションのカスタム プロパティ定義の作成を参照してください。

表 1. PowerShell スクリプトのカスタム プロパティの設定値
オプション
名前 任意の文字列を使用できます。
データ タイプ 文字列
表示方法 ドロップダウン
外部
Action フォルダ com.vmware.vra.powershell
スクリプト アクション PowerShell スクリプトが配置されている場所に基づいてアクションを選択します。
  • PowerShell スクリプトが中央サーバ上にある場合、executeExternalPowerShellScriptOnHostByName を使用します。
  • PowerShell スクリプトが vRealize Orchestrator にアップロードされている場合、executePowershellScriptFromResourceOnHostByName を使用します。

これらのスクリプト アクションはスクリプトの例です。環境に固有のアクションを作成できます。

入力パラメータ 選択したアクションに基づいて入力パラメータを設定します。

パラメータの定義

  • executeExternalPowerShellScriptOnHostByName を使用する場合:
    • [hostName]。スクリプトが配置されている中央サーバの名前。
    • [externalPowershellScript]。ホスト上の PowerShell ファイルのパス。
    • [Arguments]。スクリプトに渡すパラメータ。引数はカンマ区切りにします。例:Argument1,Arguement2
  • executePowershellScriptFromResourceOnHostByName を使用する場合:
    • vRealize Orchestrator. ホストとして使用している vRealize Orchestrator インスタンスの名前。
    • [scriptResourcePath]。ホスト上の PowerShell ファイルのパス。
    • [scriptResourceName]vRealize Orchestrator にアップロードされたリソースとしての PowerShell ファイルのパス。

ブループリントの設定

[ブループリントのプロパティ] タブにカスタム プロパティを追加するには、ブループリント マシン プロパティとしてのカスタム プロパティまたはプロパティ グループの追加を参照してください。