カタログとは、組織内の vApp テンプレートおよびメディア ファイルのコンテナです。組織管理者およびカタログ作成者は組織内でカタログを作成できます。カタログ コンテンツは、VMware Cloud Director インストール環境内のその他のユーザーまたは組織と共有したり、VMware Cloud Director インストール環境外の組織がアクセスできるよう、外部公開したりできます。
VMware Cloud Director には、プライベート カタログ、共有カタログ、および外部からアクセス可能なカタログが含まれています。プライベート カタログには、組織の他のユーザーと共有できる vApp テンプレートおよびメディア ファイルが含まれます。システム管理者が組織に対してカタログ共有を有効にすると、組織カタログを共有し、VMware Cloud Director インストール環境内の他の組織がアクセスできるカタログを作成できます。システム管理者が組織に対してカタログの外部公開を有効にすると、VMware Cloud Director インストール環境外の組織がアクセスできるよう、組織カタログを公開することができます。VMware Cloud Director インストール環境外の組織が外部に公開されたカタログのコンテンツにアクセスするには、そのカタログをサブスクライブする必要があります。
OVF パッケージは、カタログに直接アップロードすることができます。また、vApp を vApp テンプレートとして保存したり、vApp テンプレートを vSphere からインポートすることもできます。VMware Cloud Director Tenant Portal を使用した OVF ファイルからの vApp テンプレートの作成 および VMware Cloud Director Tenant Portalでの vApp の vApp テンプレートとしてのカタログへの保存 を参照してください。
組織のメンバーは、所有または共有の vApp テンプレートおよびメディア ファイルにアクセスできます。組織管理者とシステム管理者は、組織内の全ユーザーとカタログを共有したり、組織内の特定のユーザーおよびグループとカタログを共有したりすることができます。VMware Cloud Director Tenant Portal でのカタログの共有を参照してください。