VMware Cloud コンソールでは、オンプレミスの展開を VMware Cloud Foundation+ サブスクリプションに追加し、オンプレミス インフラストラクチャを監視して、サブスクリプションの使用状況を追跡し、地理および地域全体で仮想マシンをプロビジョニングします。

VMware Cloud Foundation+ は vSphere+ および vSAN+ と機能を共有するため、VMware Cloud Foundation インフラストラクチャで使用できる VMware Cloud コンソール 内の一部のサービスは、vCenter Server 機能およびデータに基づいています。

次のように、管理ドメインを含め、最大 8 つのワークロード ドメインをクラウドに接続できます。

  • VMware Cloud Foundation 4.5 インスタンスでは、デフォルトで、管理ドメインを含む最大 4 つのワークロード ドメインを接続できます。より多くのワークロード ドメインを接続する場合は、VMware ナレッジベースの記事 KB89558 を参照してください。
  • バージョン 4.5.1 以降を実行している VMware Cloud Foundation インスタンスでは、最大 8 つのワークロード ドメインを直接接続します。

VMware Cloud コンソール でワークロード ドメイン管理にアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. VMware Cloud Foundation インスタンスを VMware Cloud に接続します。

    VMware Cloud Foundation の展開を VMware Cloud Foundation+ に追加するを参照してください。

  2. VMware Customer Connect アカウントを使用して、https://vmc.vmware.comVMware Cloud コンソールにログインします。

  3. 左側のナビゲーション パネルのオプションを使用します。

表 1. VMware Cloud コンソールVMware Cloud Foundation+ 対応サービス

クラウド サービス

VMware Cloud Foundation+ 対応可能か

サブスクリプション*

VMware Cloud Foundation+ 対応

インベントリ*

VMware Cloud Foundation+ 対応

操作

vSphere+ と同じ

構成ドリフト

vSphere+ と同じ

ワークロード

vSphere+ と同じ

* 詳細については、以下を参照してください。

VMware Cloud Foundation+ のサブスクリプション使用量と請求の表示

VMware Cloud コンソール[サブスクリプション] 画面では、各ワークロード ドメインの vSphere+ および vSAN+ コアの現在のサブスクリプション使用量を統合インベントリ ビューで表示し、その使用量が購入したサブスクリプション キャパシティを超えているか、範囲内かを判断できます。

[サブスクリプション] 画面のタブ

アクション

[サブスクリプション]

組織で購入したサブスクリプション数を請求オプション、サブスクリプション期間などの詳細と共に表示します。VMware Cloud Foundation+ サブスクリプションには vSAN+ サブスクリプションも含まれているため、[数量] 列には値として [複数] と表示されます。[複数] をクリックすると、vSphere+ および vSAN+ コアを個別に表示できます。

[請求読み取り専用] 権限がある場合は、各サブスクリプションに関する詳細情報を表示できます。

[ライセンス]

vSphere+ にのみ関連。サブスクリプションにない vCenter Server および vSAN ライセンス キーを表示します。

[サブスクリプションの使用量]

横棒グラフは、vSphere+ および vSAN+ の各エディションのサブスクリプション使用量を表します。VMware Cloud Foundation 4.5.x の場合、ワークロード ドメインのサブスクリプション使用量データは、vSphere+ および vSAN+ エディションのデータに追加されます。VMware Cloud Foundation 5.0 の場合、ワークロード ドメインのサブスクリプション使用量データは、購入した VMware Cloud Pack エディションに応じて、vSphere+ エディションおよび vSAN+ Advanced または vSAN+ エディションのデータに追加されます。

表で、VMware Cloud Foundation+ の各ワークロード ドメインの vSphere+ および vSAN+ コア(最小 16/CPU)の現在の使用量を確認します。

コアの合計数が [サブスクリプション] タブに一覧表示されているサブスクリプションの合計数を超えている場合、現在の使用量は購入したサブスクリプション キャパシティを超えています。超過料金が請求されます。

VMware Cloud services の各組織は、請求アカウントに関連付けられます。[請求読み取り専用] 権限を持つ組織所有者および組織メンバーは、請求とサブスクリプションの詳細を表示し、組織の支払い方法を管理できます。

ウィンドウの右側にある 四角の中に四角いドットが 9 個並んでいる [サービス] アイコン アイコンをクリックして、[請求] をクリックします。詳細については、請求とサブスクリプションを参照してください。

インフラストラクチャの監視

VMware Cloud コンソール[インベントリ] 画面では、次のタスクを実行できます。

表 2. VMware Cloud コンソール でのインフラストラクチャの監視
[インベントリ] 画面のタブ
SDDC
  • 接続されている VMware Cloud Foundation インスタンスを購入したサブスクリプションに追加します。

  • 各ワークロード ドメインの接続とサブスクリプションのステータスを表示します。

  • vSphere と vSAN のコンテキストで、ワークロード ドメインのタイプ、キャパシティ データ、およびクラスタ、ホスト、仮想マシンの数を表示します。

  • SDDC Manager ユーザー インターフェイスと、ワークロード ドメインの vSphere Client を開きます。

    SDDC Manager ユーザー インターフェイスおよびワークロード ドメイン vCenter Server の vSphere Client を VMware Cloud コンソール から開けるようにするには、SDDC Manager とワークロード ドメイン vCenter Server にコンソールからアクセスできることを確認します。

Cloud Gateway インフラストラクチャをクラウドに接続する各 VMware Cloud Gateway インスタンスの URL とステータス、および接続されているワークロード ドメインを表示します。

VMware Cloud Gateway ユーザー インターフェイスを開くには、クラウドからゲートウェイにアクセスできることを確認します。

ユーザー インターフェイスには、接続されている VMware Cloud Foundation インスタンスに新しく追加されたワークロード ドメインが自動的に表示されます。

[SDDC] タブのワークロード ドメインごとに、VMware Cloud Foundation に固有の次の詳細を表示できます。

  • [イベント] タブには、vCenter Server から取得されたログ イベントが表示されます。

  • [コンプライアンス] タブには、ワークロード ドメインの vCenter Server インスタンスがベースラインの目的の状態プロファイルに準拠しているかどうかが表示されます。

組織アカウントの管理

VMware Cloud アカウントは、VMware Cloud サービスにサブスクライブされているグループまたは事業部門に対応する組織に基づいています。各組織には、組織所有者ユーザーが 1 人以上います。これらのユーザーは、組織のすべてのリソースとサービスにアクセスでき、追加のユーザーをアカウントに招待できます。デフォルトで、これらの追加ユーザーは組織メンバーであり、組織に属しているクラウド サービスを使用および管理できますが、新しいユーザーを招待することはできません。

組織所有者が組織のユーザーを管理するには、VMware Cloud コンソールCloud Services コンソールに移動します。ウィンドウの右上にある 四角い 9 個のドットが正方形に配列された [サービス] アイコン アイコンをクリックして、[ID とアクセス管理] をクリックします。組織のユーザーを管理する方法を参照してください。