次の手順に従って、Azure VMware Solution (AVS) を使用したフェレデーション アーキテクチャを使用するポッド環境の Horizon Cloud Connector アプライアンスをダウンロードしてデプロイします。フェデレーション アーキテクチャでは、ポッドの環境内のネイティブの Microsoft Azure インフラストラクチャに Horizon Cloud Connector をデプロイする必要があります。

重要: この情報は、第 1 世代の制御プレーンで第 1 世代のテナント環境にアクセスできる場合にのみ適用されます。 KB-92424 で説明されているように、第 1 世代の制御プレーンは提供終了 (EOA) となりました。詳細については、該当記事を参照してください。

Horizon ポッドのデプロイ アーキテクチャの背景情報については、第 1 世代テナント - 第 1 世代 Horizon Cloud を使用した Horizon ポッドのデプロイ アーキテクチャを参照してください。AVS 環境の操作の詳細については、https://docs.microsoft.com/en-us/azure/azure-vmware/ にある Microsoft Azure のドキュメントを参照してください。

以下は、ポッドの環境内のネイティブの Azure インフラストラクチャに Horizon Cloud Connector をデプロイするために必要な手順の概要です。

  • Horizon Cloud Connector VHD ファイルをダウンロードします。
  • Azure ストレージ コンテナを作成し、そのストレージ コンテナにアプライアンスの VHD をアップロードします。
  • アップロードされた VHD から仮想マシン イメージを作成します。
  • 仮想マシン イメージから Horizon Cloud Connector 仮想マシンを作成します。

前提条件

手順

  1. サブスクリプション E メールに記載されているリンクを使用して、Horizon Cloud Connector ディスク イメージをダウンロードします。
    Horizon Cloud Connector ディスク イメージは、My VMware アカウントの認証情報を使用して my.vmware.com にログインした後、ZIP パッケージに圧縮された VHD ファイルとして取得できます。VHD ファイルをダウンロードし、ローカル システムに展開します。
    重要: 最新の機能を有効にするには、バージョン 1.10 以降の Horizon Cloud Connector ディスク イメージをダウンロードします。バージョン 1.10 以降では、 Horizon Cloud Connector の自動更新を除いた、すべての Horizon Cloud 機能とサービスがサポートされています。

    Horizon Cloud Connector 1.9 以前とペアリングされている場合、AVS の Horizon ポッドでは、次の機能とサービスはサポートされません。

    • Horizon Cloud Connector の自動更新
    • Universal Broker およびマルチクラウド割り当て
    • クラウド監視サーバ (CMS)
    • Horizon Image Management Service
    ディスク イメージ ファイルを AVS 環境にアップロードする前に、まず Azure ストレージ コンテナを作成し、共有アクセス署名を使用して共有する必要があります。
  2. Azure ポータルで、ストレージ アカウントに移動し、VHD ファイルのストレージ コンテナを作成します。詳細については、https://docs.microsoft.com/en-us/azure/storage/common/storage-account-overviewを参照してください。
    共有アクセス署名の作成時に、SAS トークンが生成されます。SAS トークンをストレージ コンテナの URL に追加して、ディスク イメージ ファイルのストレージ アカウント URL を作成する必要があります。
    1. [ストレージ アカウント] > [プロパティ] > [URL] の順に移動してストレージ コンテナを開きます。次の手順のために、ストレージ コンテナの URL をメモしておきます。
    2. 共有アクセス署名を作成します。[ストレージ アカウント] > [共有アクセス署名] > [リソース タイプを選択し、SAS と接続文字列を生成する] に移動します。次の手順のために、生成された SAS トークンをメモしておきます。
    3. 次の形式を使用して、ストレージ アカウントの URL を作成します。
      <StorageContainerPath>/HorizonCloudConnectorDiskImageName.vhd<SAS-Token>

      次に、ストレージ アカウントの URL の例を示します。

      https://azurestorage1.blob.core.windows.net/vmware/horizon-cloud-connector-1.8.0.0-16488286.vhd?sv=2020-01-01&ss=bfqt&srt=sco&sp=rwdlapx&se=2020-01-01T12:00:00Z&st=2020-01-01T06:00:00Z&spr=https&sig=dUPul74l4K0ah%2FdoCpaTTjY4t2Js8kBY%3D
  3. 作成したストレージ アカウント URL にディスク イメージ ファイルをアップロードします。
    1. AzCopy ユーティリティをダウンロードして、Horizon Cloud Connector ディスク イメージを含む VHD ファイルを抽出したローカル システムにインストールします。
      AzCopy ユーティリティの詳細については、 https://docs.microsoft.com/en-us/azure/storage/common/storage-use-azcopy-v10を参照してください。
    2. VHD ファイルをアップロードするには、AzCopy ユーティリティで次のコマンドを実行します。
      azcopy cp <Path to extracted VHD file> “<StorageAccountURL>” --blob-type PageBlob

      以下に、ローカル Windows コンピュータから発行されたアップロード コマンドの例を示します。

      azcopy cp c:\horizon-cloud-connector-1.9.0.0-16488286.vhd "https://azurestorage1.blob.core.windows.net/vmware/horizon-cloud-connector-1.8.0.0-16488286.vhd?sv=2020-01-01&ss=bfqt&srt=sco&sp=rwdlapx&se=2020-01-01T12:00:00Z&st=2020-01-01T06:00:00Z&spr=https&sig=dUPul74l4K0ah%2FdoCpaTTjY4t2Js8kBY%3D" --blob-type PageBlob
  4. アップロードされた VHD ファイルから仮想マシン イメージを作成します。
    1. Azure ポータルで、[イメージ] に移動し、新しい仮想マシン イメージを作成します。イメージの名前を入力し、ターゲットの場所とリソース グループを指定します。
    2. 以下のオプションを指定します。
      • [OS タイプ] オプションを [Linux] に設定します。
      • [仮想マシン生成] オプションを [Gen1] に設定します。
    3. ストレージ BLOB の場合は、作成したストレージ アカウントとコンテナを参照し、アップロードした VHD ファイルを選択します。
    4. [作成] をクリックして、VHD ファイルから仮想マシン イメージを作成します。
  5. 仮想マシン イメージからアプライアンス仮想マシンを作成して、Horizon Cloud Connector アプライアンスをデプロイします。
    1. Azure ポータルで、前の手順で作成した仮想マシン イメージを開きます。[仮想マシンの作成] をクリックします。
    2. 以下の設定を指定します。
    3. 管理者アカウントには、ユーザー名として ccadmin を指定します。アプライアンスへの SSH アクセスを許可するには、この ccadmin ユーザー アカウントを作成する必要があります。
    4. SSH アクセスには、[SSH パブリック キー] 認証方法を指定します。
      注: SSH パブリック キーとパスワードの両方の認証方法がサポートされています。ただし、より強力なセキュリティを提供する SSH パブリック キーが推奨されます。
    5. [ファイアウォール] 設定には、次のポートを設定します。
      • HTTPS 用のポート 443
      • SSH 用のポート 22

      アプライアンスのファイアウォールとプロキシ サーバを構成する場合は、特定のパブリック URL を許可するようにアプライアンスを構成する必要もあります。詳細については、第 1 世代テナント - Horizon Cloud Connector と Horizon ポッドを使用するときの DNS、ポート、およびプロトコルの要件を参照してください。

    6. [ネットワーク] 設定には、パブリック ネットワークを介してアプライアンスへのアクセスを許可する必要がある場合は、パブリック IP アドレスの割り当てを指定します。また、HTTPS および SSH のパブリック受信ポートを指定します。
    7. [仮想マシンのプロパティ] に移動して、アプライアンス仮想マシンの IP アドレスと FQDN をメモします。後でブラウザベースの Horizon Cloud Connector 構成ポータルにアクセスするときに、この情報が必要になります。
  6. 仮想アプライアンスがインターネットにアクセスするために HTTP プロキシ サーバを使用する必要がある環境では、Horizon Cloud Connector 1.6 以降のプロキシ設定の変更の説明に従って、アプライアンスのプロキシ関連の設定を構成します。
  7. 必要な証明書を構成します(Horizon Cloud Connector 仮想アプライアンスの CA 署名付き証明書の構成を参照)。
  8. コマンド ライン インターフェイスの使用による Horizon Cloud Connector への SSH アクセスの有効化の手順を完了させます。
  9. Horizon Cloud Connector 仮想アプライアンスの完全修飾ドメイン名 (FQDN) でホスト名を解決する場合は、その FQDN を Horizon Cloud Connector アプライアンスの固定 IP アドレスにマッピングする正引き参照と逆引き参照のレコードを DNS サーバに作成します。

次のタスク

第 1 世代テナント - Horizon ポッドと仮想アプライアンスの第 1 世代 Horizon 制御プレーンとのペアリングの準備ができていることを確認するの手順に従って、ポッドのオンボーディング ワークフローを続行します。 第 1 世代テナント - Horizon Cloud Connector 構成ポータルを使用して Horizon ポッドと第 1 世代 Horizon Cloud のペアリングを完了する に進みます。