ポッドのデプロイとオンボーディング」ページ コレクションでは、テナント アカウントが制御プレーンで新しく作成された場合の操作、そのテナントに最初のポッドをデプロイする前の Day-0 タスク、およびテナントに最初のポッドをオンボーディングする Day-1 タスクについて説明します。この特定ページは、ここではこのコレクションへのエントリ ページとして機能し、Horizon サブスクリプション ライセンスとテナント アカウントの関係についても説明します。

ヒント: テナントのポッド フリートにすでに少なくとも 1 つのクラウド接続されたポッドがある場合は、Day-2 操作に関する情報について、このオンボーディングのトピック セットの代わりに、コンパニオンの 管理のページ コレクションを使用してください。

「ようこそ」E メール、初期ライセンス購入者、および新しいクラウド プレーン テナント

以下の内容は、ライセンス購入の観点から書かれています。試用版リクエストは、通常同じ手順に従います。

  1. 最初の購入者は、Horizon サブスクリプション ライセンスの 1 つを購入します。この最初の購入者は、自分自身である場合、または購入を処理する組織内の別のユーザーである場合があります。
  2. 制御プレーンで、VMware は新しいテナント アカウントをセットアップし、最初の購入者の VMware Customer Connect™ アカウントおよび購入したライセンス情報に関連付けます。

    購入が VMware Cloud サービス組織または Workspace ONE 環境にも関連付けられている場合、VMware はテナント アカウントをその情報に関連付けます。

  3. この新しいテナント アカウントでは、VMware はリージョン別の Horizon Cloud 制御プレーン インスタンスの 1 つも指定します。ライセンス購入または試用版リクエストの情報は、テナント アカウントに対して適切なリージョンの制御プレーン インスタンスを決定するために使用されます。これらのリージョンの制御プレーン インスタンスは、「Horizon Cloud Service の説明およびサービス レベル アグリーメント」ページから入手できるサービスの説明ドキュメントに記載されているように、クラウド制御プレーンをホストするデータセンターに関連しています。
  4. VMware は、[VMware Horizon Service へようこそ] E メールを最初の購入者のメール アドレスに送信します。このメール アドレスは、最初の注文書または試用版リクエストに関連付けられているアドレスです。このウェルカム E メールの例については、次のスクリーンショットを参照してください。E メールには、テナント アカウントに関連付けられているアカウントとリージョンなどの情報が記載されています。記載されたリージョンは、USAEuropeAustraliaUSA-2Europe-2、および Australia-2 のいずれかの文字列として表示されます。
    「ようこそ」E メールの上部のスクリーンショットの例。

  5. E メールには、情報と主要な宛先へのハイパーテキスト リンクが含まれています。これらの URL は、テナント環境ポータル(Horizon Universal Console またはコンソールと略称)、Horizon Cloud Connector ソフトウェアのダウンロード場所、およびオンライン ドキュメントにリンクします。

サブスクリプション ライセンス

Horizon ライセンスのサブスクリプション タイプが最初の要件です。サブスクリプション ライセンスを取得すると、VMware がテナント アカウントを生成し、サービスのクラウド プレーンでテナント環境を構成します。

ライセンスには、クラウドプレーン サービスを使用するとともに、ポッドでサブスクリプション ライセンスを使用する資格が付与されます。Day-1 オンボーディング フローは、Horizon サブスクリプション ライセンスを利用し、既存の Horizon ポッドをクラウドプレーン サービスにオンボーディングし、Microsoft Azure で新しい Horizon Cloud ポッドをデプロイし、現在 VMware Horizon® Cloud Service™ がクラウド接続されたポッドに対して提供しているクラウドプレーン サービスのすべてを活用するための鍵となります。

  • Horizon Cloud ポッドは、ポッドの仮想デスクトップと一緒に Microsoft Azure でネイティブに実行される VMware Horizon Cloud ポッド マネージャ テクノロジーで実行されます。Horizon Cloud ポッドを Microsoft Azure にオンボーディングするには、Horizon Universal Console を使用してそのタイプのポッドを Microsoft Azure クラウド サブスクリプションにデプロイします。
  • Horizon ポッドは、Horizon Connection Server ソフトウェアで実行されます。このポッド タイプでは、VMware SDDC がオンプレミスの vSphere インフラストラクチャであるか、Google Cloud VMware Engine (GCVE) などのクラウドベースの VMware SDDC 環境であるかに関係なく、ポッドの仮想デスクトップ用 VMware SDDC インフラストラクチャが必要です。このようなポッドは、Horizon Cloud Connector を使用して、クラウド プレーンにオンボーディングします。

新しいクラウドプレーン テナント アカウントについて

クラウドプレーン テナント アカウントについて理解することは、既存の Horizon ポッドでサブスクリプション ライセンスを使用することが唯一の使用事例で、クラウド ホスト型サービスをポッドで使用することを想定していない場合でも重要です。このテナント アカウントが重要であることを理解する理由は、同じテナント アカウントが以下の両方で使用されるためです。

  • Horizon Cloud Connector のオンボードおよび管理ポータルへのログイン。Horizon Cloud Connector ポータルは、Horizon ポッドをクラウドにオンボーディングして、サブスクリプション ライセンスを使用するため、およびクラウド ホスト型サービスを有効にするために使用されます。Horizon ポッドの最初のオンボーディングが完了したら、いつでも Horizon Cloud Connector ポータルにログインして、コネクタ自体の機能を管理できます。
  • クラウドベースの Horizon Cloud テナント環境ポータル(Horizon Universal Console または単にコンソールと呼ばれる)へのログイン。この管理コンソールを使用して管理者を追加し、ライセンスおよびアクセス権が関連付けられた最初のアカウントに加えて、それらの管理者も Horizon Cloud Connector のオンボーディングおよび構成ポータルを使用できるようにします。このコンソールは、クラウド監視サービスの監視ダッシュボードとレポート、および Microsoft Azure にデプロイするためのポッド デプロイ ウィザードなどのクラウド ホスト型サービスへのアクセスにも使用されます。

最初の購入者の VMware Customer Connect アカウントまたは VMware Cloud サービス アカウントへのクラウドプレーン テナントの関連付け

購入または試用版の注文で最初にライセンスを取得するには、アカウントを使用する必要があります。最初のアカウントは、新しく作成されたテナント アカウントおよび環境に登録され、Horizon Cloud テナント環境のポータルへの認証に使用されます。テナント アカウントが作成されると、[VMware Horizon Service へようこそ] E メールが最初の購入者に送信されます。

注: テナントのプロビジョニング時に組織の Horizon デプロイの管理者に自動的に設定されなかった場合は、元のライセンス取得者に Horizon Universal Console を使用して管理者として追加するように要求するか、 ナレッジベースの記事 KB2006985 に記載されている手順を使用して、 Customer Connect Support で技術以外のサポート リクエストを発行することができます。サポート リクエストでは、アカウントのドメインが最初の購入時または試用版の注文時のドメインと一致している必要があります。

最初の購入者または試用版の要求者であり、組織の Horizon デプロイの管理者でもある場合、E メールを受信したら、テナント環境のポータルにログインし、ポッドのオンボーディングとテナントの管理に関与する組織の管理者を追加する必要があります。最初にテナントに管理者を追加すると、組織全体でのアクセスの遅延を回避できます。ポッドをオンボーディングしたり、Horizon Cloud Connector の再構成などの関連ワークフローを実行するには、テナントへのアクセスが必要です。管理者は、Horizon Cloud テナント環境にログインする管理者の追加の手順を使用して、テナント アクセス用の管理者を追加できます。

次のスクリーンショットは「ようこそ」E メールの例で、アカウントが参照されている場所を示しています。この E メールには、Horizon Cloud Connector をダウンロードしたり、管理コンソールを開いたりするのに役立つリンクが記載されています。


My VMware アカウント情報の参照先を矢印で示した「ようこそ」E メールの例のスクリーンショット。

ヒント: My VMware という名前は、 VMware Customer Connect の以前の名前でした。両方の名前は、E メール、ドキュメント、および Horizon Service のコンソールで同じ意味で使用されます。

新しいクラウドプレーン テナントへのアクセス

最初の購入者が VMware から「ようこそ」E メールを受け取ると、テナントのクラウド接続されたポッドの数がゼロの場合でも、その E メールに記載されたアカウントは、新しく作成されたクラウドプレーン テナントにログインできます。最初の購入または試用版の注文が組織の Horizon デプロイの管理者ではないユーザーによって行われた場合、管理者となるユーザーは、新しいテナント環境にログインすることを許可するようサポートに要求する必要があります。この要求を行うには、ナレッジベースの記事 KB2006985 に記載されている手順を使用して、Customer Connect Support で技術以外のサポート リクエストを発行し、自分のアカウントを組織の既存のテナント レコードに追加するよう要求します。この方法で追加するには、アカウントのドメインが最初の購入または試用版の注文のドメインと一致する必要があります。

組織内のユーザーがテナントにアクセスするためのその他の方法として、ユーザーがサービスへのアクセスが許可される VMware Cloud サービス内の組織に属しているか、Horizon Cloud と統合された Workspace ONE 環境に属しているかなどの方法があります。

新しいテナント環境は、単一の Horizon Universal Console 画面とその画面内のクラウドホスト型ワークフロー アクションの小さなサブセットへのアクセスを提供します。次のスクリーンショットは、テナント アカウントが最初に作成された時点のコンソールを示しています。

ヒント: ログイン後、 [全般的なセットアップ] バーをクリックして、次に示す主要なアクションを確認する必要があります。

ポッドが Horizon Cloud 環境に接続される前の最初の [はじめに] ページのスクリーンショット。

最初のポッドをオンボーディングする前に、この画面の行からこれらの主要なアクションを実行できます。

[キャパシティ] セクション
テナントとログインがライセンスとロールの要件を満たしている場合は、コンソールの [はじめに] ページで [無期限キーの表示] リンクを確認できます。
[無期限キーの表示] リンクがある [キャパシティ] セクションを示すスクリーンショット。

このリンクをクリックすると、テナントに関連付けられている基本的な VMware 製品の無期限キーを表示、コピー、および生成できるユーザー インターフェイス画面が表示されます。

Horizon Universal Console を使用したライセンス情報の取得では、テナントに関連付けられている可能性のある VMware 基本製品のキーを表示、コピー、および生成するための要件を確認できます。

[VMware SDDC]
[追加] をクリックして、 Horizon Cloud Connector をダウンロードし、 Horizon ポッドをクラウド テナントに接続する方法を確認します。このタイプのポッドは、クラウドプレーン テナントに接続する前にデプロイしておく必要がある Connection Server ソフトウェアをベースとしています。この行から [追加] をクリックした後、画面に表示されている [ダウンロード] リンクに従ってください。これらの手順は、 Horizon ポッドをオンボーディングする場合のワークフローの概要に記載されています。これらの手順により、前提条件、DNS およびポートの要件、および後続の手順に関する情報へのリンクが得られるため、現時点で最もスムーズに操作を進めることができます。
テナント ポータルの [はじめに] 画面の [VMware SDDC] 行を示すスクリーンショット

[Microsoft Azure]
Microsoft Azure のサブスクリプションへの Horizon Cloud ポッドのデプロイを自動化する自動ウィザードを起動します。これらのポッドは VMware Horizon Cloud のポッドマネージャ テクノロジーをベースとしています。
テナント ポータルの [はじめに] 画面の [Microsoft Azure] 行を示すスクリーンショット

[全般的なセットアップ] セクション - My VMware アカウント
Horizon Cloud Connector のオンボーディングおよび構成ポータル、および Horizon Universal Console(テナント環境へのポータル)にログインする権限を付与する管理者の最初のセットを追加します。最初のライセンス購入者のアカウントがデフォルトで事前入力されています。その結果、その行には緑色のチェック マークが付けられていることがわかります。ただしこれは、テナント環境の作成時にテナント アカウントに関連付けられた最初のアカウントが常に 1 つあるからのみです。
ヒント: ユーザーが会社や組織を離れる場合など、何らかの理由で最初の購入者のアカウントが非アクティブになったためにテナント環境、 Horizon Cloud Connector オンボーディングおよび構成ポータルからロックアウトされるのを防ぐため、最初のポッドがオンボーディングされる前でも、 [Horizon Service へようこそ] E メールを受信したらすぐに最初の管理者セットを追加することを推奨します。最初の購入者が組織の Horizon デプロイの管理者でない場合は、管理者となる少なくとも 1 人のユーザーは、 VMware Customer Connect アカウントを新しいサービス テナント アカウントに対して許可するようサポートに要求する必要があります。許可されると、そのユーザーはログインし、この [My VMware アカウント] の行を使用してさらに管理者を追加できます。この要求を行うには、 ナレッジベースの記事 KB2006985 に記載されている手順を使用して、技術以外のサポート リクエストを発行します。

テナント ポータルの [はじめに] 画面の [My VMware アカウント] 行

[全般的なセットアップ] セクション - Cloud Monitoring Service (CMS)
[全般的なセットアップ] セクションで、必要な Cloud Monitoring Service (CMS) の設定を確認します。CMS はデフォルトで有効になっているため、緑色のチェック マークが付いた行が表示されます。この時点で、ポッドをオンボーディングする前でも、その機能を無効にすることができます。
テナント ポータルの [はじめに] 画面の [Cloud Monitoring Service] 行

ヒント: 上記の 4 つのアクションのほかに、ポータルの他のアクションとワークフローにアクセスするには、オンボーディングされたポッドがあり、そのポッドがオンラインで、クラウド管理プレーンと通信し、テナント環境に Active Directory ドメインが登録されている必要があります。コンソールは、Active Directory ドメイン登録ワークフローが完了するまで、他の管理アクションへのアクセスをブロックします。このワークフローの詳細については、 Horizon Cloud 環境での最初の Active Directory ドメイン登録の実行を参照してください。

バナー - VMware Cloud Services のエンゲージメント プラットフォームへのオンボーディング

Horizon Cloud のテナント レコードが、VMware Cloud Services エンゲージメント プラットフォームにオンボーディングするオプションを使用して構成されていて、テナントが VMware Cloud Services の組織にまだ関連付けられていない場合、ウィンドウの上部に青いバナーが表示され、そのオンボーディング プロセスを有効にする方法を提供します。次のスクリーンショットは、テナント レコードがこれらの条件を満たしている場合の表示を示しています。


オンボードディングの有効化ボタンが表示された、VMware Cloud Services へのオンボーディングに関する青いバナー。

このプロセスの詳細については、Horizon Cloud テナントを VMware Cloud Services にオンボーディングするを参照してください。Horizon Cloud タイルをクリックして Workspace ONE 環境からこのポータルにアクセスしている場合、青いバナーは表示されません。テナント レコードがプラットフォームにオンボーディングするオプションを使用して構成されていない場合、青いバナーは表示されません。

オンボーディング要件のチェックリスト

最初のポッド オンボーディングが Horizon ポッド デプロイの場合に、サブスクリプション ライセンスまたはその他のクラウドベースのサービスを使用する
Horizon ポッド - 要件チェックリストの項目を確認します。このページでは、 Horizon を使用して Horizon Cloud Connector ポッドをクラウド プレーンに正常に接続するために必要なさまざまな前提条件の要素について説明します。
最初のポッドのオンボーディングが Horizon Cloud on Microsoft Azure デプロイの場合
Horizon Cloud on Microsoft Azure - 要件チェックリストの項目を確認します。このページでは、 Horizon Cloud ポッド デプロイ ウィザードを開始する前に必要となるさまざまな前提条件の要素について説明します。

これらのオンボーディング トピックのリビジョン履歴

このドキュメントのトピック セットは、製品がリリースされるたびに、あるいは必要に応じて更新されます。これまでに行われた大幅な改訂のセットについては、リビジョン履歴 - 変更ログを参照してください。

対象読者

このドキュメントは、以下の領域の知識がある経験豊富なデータセンター管理者を対象としています。

  • VMware HorizonおよびVMware Horizon Connection Server
  • VMware Horizon Cloud Connector
  • VMware Unified Access Gateway™
  • VMware Workspace ONE® Access™
  • 仮想化テクノロジー
  • ネットワーク
  • VMware Cloud™ on AWS および Amazon Web Services EC2 (AWS EC2)
  • Microsoft Azure、およびその Marketplace
  • Azure VMware Solution (AVS)
  • Google Cloud Platform (GCP) および Google Cloud VMware Engine (GCVE)

Horizon Cloud コミュニティ

以下のコミュニティを使用して質問をしたり、その他のユーザーからの質問への回答を検索したり、役に立つ情報へのリンクにアクセスしたりすることができます。

VMware サポートへのお問い合わせ

Horizon Cloud 環境でなにかお困りの場合は、VMware サポートにお問い合わせください。

  • VMware Customer Connect アカウントを使用して、オンラインで VMware サポートにサポート リクエストを発行するか、お電話でお問い合わせください。
  • KB 2144012 カスタマ サポートのガイドライン から、発生した問題に応じてサポートを受ける方法が参照できます。
  • コンソールにおいて、[Horizon Cloud on Microsoft Azure:このイメージはコンソールで使用できる、円形のヘルプ アイコンを示します。] > [サポート] をクリックすると、KB 2144012 へのリンクも表示されます。

選択されたポッドに関連する用語(これらのデプロイ ガイドのドキュメントのトピックを参照)

Horizon Cloud のドキュメントのトピック全体にわたり、以下の語句が見られます。これらの語句には、次のような意味があります。

Horizon ポッド
Horizon Connection Server ソフトウェアと関連ソフトウェア コンポーネントを使用して構築されたポッド。 Horizon Connection Server コンポーネントは、VMware がこのようなポッドの使用をサポートするインフラストラクチャで動作しています。 Horizon ポッドには、通常、VMware SDDC (Software-Defined Data Center) が必要です。VMware SDDC の例としては、オンプレミスの vSphere 環境、 VMware Cloud on AWS、Google Cloud VMware Engine (GCVE)、Azure VMware Solution (AVS) などがあります。
Horizon Cloud ポッド、Microsoft Azure 上の Horizon Cloud ポッド
Microsoft Azure サブスクリプションへのデプロイを自動化する Horizon Cloud のポッド デプロイ ウィザードを実行して構成されるポッド。このタイプのポッドは VMware Horizon Cloud ポッド マネージャ テクノロジーをベースとしており、Microsoft Azure でのみ実行できます。
注: Microsoft Azure 上の Horizon ポッドは、Azure VMware Solution (AVS) 上の Horizon ポッドとは別個のエンティティです。これら 2 つは完全に異なるテクノロジーに基づいています。1 つは Horizon Connection Server テクノロジーに基づいており、もう 1 つは Horizon Cloud ポッド マネージャ テクノロジーに基づいています。
コネクション ブローカ

コネクション ブローカーは、エンドユーザー クライアントを仮想デスクトップ仮想マシンまたはファーム仮想マシンに接続し、各エンドユーザーのクライアントと、接続した仮想マシンで実行されているエージェント間で接続セッションを設定します。英語のブローカ(名詞)には、一般的に、取引について交渉する人という意味があるため、この「ブローカ」(名詞)という言葉を使用しています。

デスクトップ仮想化ソフトウェアのユースケースでは、コネクション ブローカがエンドユーザーのクライアント要求を受信し、仮想デスクトップ仮想マシンまたはファーム仮想マシンとの接続を確立します。次に、コネクション ブローカは要求を適切にルーティングし、いずれか 1 台の仮想マシンで実行されているエージェントとそのエンドユーザー クライアント間の接続セッションをネゴシエートします。このネゴシエーションでは、ポッドプロビジョニングされ、エンド ユーザーが接続資格を付与されているリソースのタイプが考慮されます。

Horizon 制御プレーン サービスの 1 つが Universal Broker サービスです。Universal Broker はマルチテナントのクラウドベース サービスであり、複数のポッドにまたがるリソースの仲介を可能にし、ユーザーとポッドの地理的サイトに基づいて仲介の決定を行います。

Horizon ポッドの Connection Server または Horizon Cloud ポッドのポッド マネージャ仮想マシンは、エンドユーザー クライアントからクライアントの接続要求を満たすポッド内のリソースへのルーティングを容易にするコンポーネントです。

スクリーンショットについて

スクリーンショットは通常次のようになっています。

  • ユーザー インターフェイス画面全体の一部のみを表示し、必ずしもユーザー インターフェイス全体を表示することはありません。表示されている部分は、通常、その部分を説明するドキュメント テキストに対応しています。
  • データの匿名性を維持するため、適宜ぼかしを入れています。
  • PDF 形式では、幅が 6 インチを超えるスクリーンショット イメージは自動的にサイズ変更されます。その結果、そのようなイメージは PDF 形式でぼやけて表示されることがあります。パラレル HTML ページで画像をフルサイズで表示するには、スクリーンショットをクリックしてみてください。
注: 一部のスクリーンショットは高解像度で取得しています。このため、PDF を 100% で表示したときに、読みにくい場合があります。このような画像は、200% に拡大すると明瞭になり、読みやすくなります。

VMware の技術ドキュメントの用語集

VMware の技術ドキュメントには、専門的な用語などを集約した用語集があります。VMware の技術ドキュメントで使用されている用語の定義については、http://www.vmware.com/support/pubs をご覧ください。