Horizon Cloud Connector のサービス レベルのフォルト トレランスをサポートするには、プライマリ ノードを含んでいるクラスタにワーカー ノードを追加して、デュアル ノード クラスタを作成します。ワーカー ノードは、Horizon Cloud Connector アプリケーション サービスのレプリカを含んでいます。
ワーカー ノードをクラスタに追加するには、まず vSphere Client を使用して、ワーカー ノードをポッドの vSphere 環境にデプロイします。次に、コマンドを実行して、プライマリ ノードを含んでいるクラスタにワーカー ノードを参加させます。
Horizon Cloud Connector のノード、クラスタ、およびフォルト トレランス機能の概要については、Horizon Cloud Connector クラスタ、ノードレベルの高可用性、およびサービス レベルのフォルト トレランスを参照してください。
注: このリリースでは、次のタイプのポッドとペアリングされたアプライアンスでのみ、デュアル ノード クラスタ、ノード レベルの高可用性、およびサービス レベルのフォルト トレランスがサポートされます。
- オンプレミスにデプロイされた Horizon ポッド
- オールイン SDDC アーキテクチャの VMware Cloud on AWS にデプロイされた Horizon ポッド
他のすべての環境にデプロイされた Horizon ポッドは、プライマリ ノードのみで構成される単一ノード クラスタをサポートし、ノード レベルの高可用性およびサービス レベルのフォルト トレランスはサポートしません。
前提条件
次の前提条件のタスクを完了したことを確認します。
手順
- ワーカー ノードをデプロイするには、ポッドの vSphere 環境に Horizon Cloud Connector をダウンロードしてデプロイするの記載通りに、Horizon Cloud Connector アプライアンスを OVF テンプレートとしてデプロイする一般的な手順を実行します。次のオプションを確実に構成してください。
- [テンプレートのカスタマイズ] ウィザード ページで、[ワーカー ノード] オプションを有効にします。デフォルトでは、[ワーカー ノード] オプションは無効になっており、プライマリ ノードのデプロイになります。
- ワーカー ノードの
ccadmin
ユーザーに対する SSH パブリック キーを構成します。この手順の後半で必要なコマンドを実行するには、ワーカー ノードへの SSH アクセスを有効にする必要があります。
- デプロイが完了したら、vSphere Client を使用してワーカー ノード仮想マシンをパワーオンします。青いコンソール画面で、Horizon Cloud Connector 構成ポータルを起動するためのノードの URL を書き留めます。
-
ccadmin
アカウントのワーカー ノードへの SSH アクセスを有効にします。コマンド ライン インターフェイスの使用による Horizon Cloud Connector への SSH アクセスの有効化を参照してください。
- クラスタ内のプライマリ ノードへの SSH セッションを開き、次のコマンドを実行します。ここでの <WORKER_IP> は、先ほど取得したワーカー ノードの IP アドレスです。
/opt/vmware/sbin/primary-cluster-config.sh -as <WORKER_IP>
- ワーカー ノードへの接続を続行するかを確認するプロンプトが表示されたら、yes と入力します。
- 中断されることなくコマンドを実行できるようにします。コマンド出力の最後で、次の例のような行を探します。ここでの <PRIMARY_IP> は、プライマリ ノード仮想マシンの IP アドレスです。
Please run the following command on worker node to join the cluster:
/opt/vmware/sbin/worker-cluster-config.sh -a <PRIMARY_IP> <TOKEN 1> <TOKEN 2>
この cluster-join コマンドを書き留めます。
- ワーカー ノードへの SSH セッションを開き、前の手順で取得した cluster-join コマンドを実行します。
/opt/vmware/sbin/worker-cluster-config.sh -a <PRIMARY_IP> <TOKEN 1> <TOKEN 2>
- ワーカー ノードをクラスタに参加させた後、プライマリ ノード仮想マシンで次のコマンドを実行して、新しいクラスタ メンバーシップを確認します。
kubectl get nodes -o wide
コマンドによって返される出力で、プライマリ ノードとワーカー ノードの両方が、IP アドレスで識別された、クラスタの登録済みメンバーとして表示されていることを確認します。