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vCenter Server 7.0 Update 3 | 2021 年 10 月 5 日 | ISO ビルド 18700403

各リリース ノートで、追加および更新された機能をご確認ください。

リリース ノートの概要

本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

  • vCenter Server 7.0 Update 3 には、vCenter Server 7.0 Update 2d からのセキュリティ修正がすべて含まれており、VMSA-2021-0020 に記載されているすべての脆弱性に対応しています。

  • vSphere メモリの監視と修正、PMem 仮想マシンのスナップショットのサポート:vSphere メモリの監視と修正では、データを収集し、パフォーマンス統計を明らかにすることで、メモリ モードが原因でアプリケーションのワークロードが低下しているかどうかを判断できます。vSphere 7.0 Update 3 では、PMem 仮想マシンのスナップショットのサポートも追加されています。詳細については、vSphere メモリの監視と修正を参照してください。

  • ディスク ドライブ タイプの拡張サポート:vSphere 7.0 Update 3 以降、vSphere Lifecycle Manager では、次のタイプのディスク ドライブおよびストレージ デバイス構成が有効とされます。
    • HDD (SAS/SATA)
    • SSD (SAS/SATA)
    • 単一ディスク RAID-0 論理ボリュームの背後にある SAS/SATA ディスク ドライブ
    詳細については、クラスタレベルのハードウェア互換性チェックを参照してください。

  • vSphere Lifecycle Manager イメージを使用した vSAN ストレッチ クラスタとその監視ホストの管理:vSphere 7.0 Update 3 以降では、vSphere Lifecycle Manager イメージを使用して、vSAN ストレッチ クラスタとその監視ホストを管理できます。詳細については、vSphere Lifecycle Manager イメージを使用した vSAN ストレッチ クラスタの修正を参照してください。

  • vSphere クラスタ サービス (vCLS) の機能強化:vSphere 7.0 Update 3 では、vSphere 管理者は、vCLS 仮想マシンのデータストアの優先順位をクラスタごとに構成することで、vCLS 仮想マシンが特定のデータストアで実行されるように構成できます。管理者は、コンピューティング ポリシーを定義することにより、vSphere Distributed Resource Scheduler (DRS) が vCLS エージェント仮想マシン(vCLS 仮想マシン)および他のワークロード仮想マシン グループを配置する方法を指定することもできます。 

  • vCenter Server と ESXi のバージョン間の相互運用性の向上:vSphere 7.0 Update 3 以降の vCenter Server では、直前の 2 つのメジャー リリースの ESXi ホストと、バージョン 7.0 および 7.0 に対するアップデートのすべての ESXi ホストを管理できます。たとえば、vCenter Server 7.0 Update 3 では、バージョン 6.5、6.7、および 7.0 と、Update 3 以降を含むすべての 7.0 アップデート リリースの ESXi ホスト、さらにメジャー バージョンとアップデート バージョンのホストが混在する環境を管理できます。

  • 9,000 バイトを超える MTU サイズ:vCenter Server 7.0 Update 3 では、より大きなパケット サイズのスイッチをサポートするために、vSphere Distributed Switch の最大転送ユニット (MTU) のサイズを最大で 9,190 バイトに設定できます。

  • マシン チェック例外 (MCE) によるハードウェア障害の発生時、ミッション クリティカルな仮想マシンでダウンタイムなし、データ損失なし: vSphere 7.0 Update 3 では、VMware vSphere Fault Tolerance によって保護されるミッション クリティカルな仮想マシンは、マシン チェック例外 (MCE) によるハードウェア障害の発生時にセカンダリ仮想マシンにフォールバックされるため、障害は回避され、ダウンタイムなし、データ損失なしを達成できます。詳細については、フォルト トレランスの機能を参照してください。

  • Photon OS のアップデートについては、「VMware vCenter Server Appliance Photon OS Security Patches」を参照してください。 

  • VMware vSphere with Kubernetes のアップデートについては、『VMware vSphere with Kubernetes リリースノート』を参照してください。

vCenter Server 7.0 の以前のリリース

vCenter Server の機能、解決された問題、および既知の問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。vCenter Server 7.0 の以前のリリースのリリース ノートは以下のとおりです。

利用可能な言語、互換性、インストール、アップグレード、オープン ソース コンポーネント、製品サポートに関する注意事項については、「VMware vSphere 7.0 リリース ノート」を参照してください。
vCenter Server のサポート対象のアップグレードおよび移行パスの詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB67077 を参照してください。

本リリースに含まれるパッチ

重要:ESXi のビルドの詳細については、ESXi 7.0 Update 3 リリース ノートを参照してください。

vCenter Server 7.0 Update 3 のこのリリースでは、次のパッチが提供されます。

VMware vCenter Server 7.0 Update 3 のパッチ

vCenter Server の製品パッチ。VMware のソフトウェアの修正、セキュリティ修正、およびサードパーティ製品の修正を含みます。

このパッチは、vCenter Server に適用されます。

ダウンロード ファイル名 VMware-vCenter-Server-Appliance-7.0.3.00000-18700403-patch-FP.iso
ビルド 18700403
ダウンロード サイズ 7259.1 MB
md5sum 56947bc1a591849e55165b7fecebdf85
sha256checksum 54f30ff9fda3dc0cf7f4ff3a1efef45c37152f8ff7623a4f222dbe1d89411c08

ダウンロードとインストール

VMware vCenter Server 7.0 Update 3 ビルドを VMware Customer Connect からダウンロードするには、[製品とアカウント] > [製品パッチ] の順に移動する必要があります。[製品の選択] ドロップダウン メニューから [vCenter Server] を選択し、[バージョンの選択] ドロップダウン メニューから 7.0.3 を選択し、[検索] をクリックします。

  1. VMware-vCenter-Server-Appliance-7.0.3.00000-18700403-patch-FP.iso ファイルを vCenter Server の CD または DVD ドライブに接続します。
  2. スーパー管理者権限(root など)を持つユーザーとしてアプライアンス シェルにログインし、次のコマンドを実行します。
    • ISO をステージングするには:
      software-packages stage --iso
    • ステージングしたコンテンツを表示するには:
      software-packages list --staged
    • ステージングした rpms をインストールするには:
      software-packages install --staged

vCenter Server シェルの使用方法の詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB2100508 を参照してください。

vCenter Server へのパッチ適用については、「vCenter Server Appliance へのパッチ適用」を参照してください。

パッチのステージングについては、Stage Patches to vCenter Server Appliance を参照してください。

パッチのインストールについては、vCenter Server Appliance パッチのインストールを参照してください。

アプライアンス管理インターフェイスを使用したパッチ適用については、「アプライアンス管理インターフェイスを使用した vCenter Server へのパッチ適用」を参照してください。

製品サポートに関する注意事項

  • vCenter Server 7.0 Update 3 へのアップデート後に、vCenter Server システムの再起動が必要:vCenter Server システムを以前のバージョンの vCenter Server 7.0.x からバージョン vCenter Server 7.0 Update 3 にアップデートした後、重要なカーネル パッチが適用されるようにするには再起動が必要です。コマンド ライン インターフェイス (CLI) をアップデート操作またはアップグレード操作に使用する場合、vCenter Server を手動で再起動する必要があります。グラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) インストーラまたは API を使用する場合、システムが自動的に再起動します。
     
  • vCenter Single Sign-On 管理者パスワードの入力を求められない:vCenter Server 7.0.x から vCenter Server 7.0 Update 3 へのアップデート中に、vCenter Single Sign-On パスワードを入力するように求めるプロンプトは表示されません。vCenter Server 管理インターフェイスを使用してアップデートを実行する、またはソフトウェア パッケージまたは CLI を使用して対話形式でアップデートを実行する、あるいはソフトウェア パッケージまたは CLI を使用して非対話形式でアップデートを実行する場合でも、vCenter Single Sign-On 管理者パスワードの入力を求めるプロンプトは表示されません。
     
  • FIPS に対するクライアント プラグインのコンプライアンス:vSphere の今後のリリースでは、vSphere のすべてのクライアント プラグインは連邦情報処理標準 (FIPS) に準拠している必要があります。vCenter Server で FIPS がデフォルトで有効になると、標準を遵守していないローカル プラグインは使用できなくなります。詳細については、FIPS コンプライアンスのためのローカル プラグインの準備を参照してください。
     
  • vSAN 管理対象ベースライン グループのベースラインとして提供されるファームウェア アップデートでのレガシー vSphere Update Manager ワークフローの廃止: 今後の vSphere メジャー リリースでは、VMware vSAN の管理対象ベースライン グループのベースラインとして提供されるファームウェア アップデートで、レガシー vSphere Update Manager ワークフローを終了する予定です。単一の vSphere Lifecycle イメージで vSAN クラスタを管理し、サーバ ベンダーのサポート対象の統合ハードウェア サポート マネージャを使用してサーバのファームウェアをアップグレードできます。詳細については、vSAN クラスタでのファームウェアのアップデートを参照してください。
     
  • vSphere Client からの NSX Manager のインストール:vCenter Server 7.0 Update 3 では、将来の NSX-T Data Center リリースで NSX Manager のインストールを可能にする機能が vSphere Client に追加されます。この機能の有効化については vSphere Client NSX-T ホーム ページで確認できます。ただし、NSX-T Data Center 3.1.x 以前では動作しません。
     
  • 仮想マシンの [設定の編集] ダイアログの [共有] および [制限 – IOPS] フィールドの廃止:vCenter Server 7.0 Update 3 以降では、仮想マシンの [設定の編集] ダイアログ ボックスでの [共有] および [制限 – IOPS] フィールドの使用が非推奨になります。これは、すべての I/O 設定がストレージ ポリシーによってのみ定義されるためです。両フィールドは、将来の vSphere リリースで仮想マシンの [設定の編集] ダイアログから削除される予定です。詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB 85696 および「仮想マシンのストレージ ポリシーについて」を参照してください。

 

解決した問題

解決された問題には、次のトピックが含まれます。

vSphere Lifecycle Manager の問題
  • VMware Tools または仮想マシン ハードウェアのコンプライアンスの状態を確認すると、ステータス 500 エラーが表示され、結果が返されない

    vSphere Client で、コンテナ オブジェクト(ホスト、クラスタ、データセンター、または vCenter Server インスタンス)の [アップデート] タブに移動して、VMware Tools または仮想マシン ハードウェアのコンプライアンスの状態を確認すると、ステータス 500 エラーが表示されることがあります。この確認は、仮想マシンの [アップデート] タブに移動した場合にのみ機能します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

その他の問題
  • 修正プロセスの実行中に、SNMP 動的ファイアウォール ルールセットがホスト プロファイルによって変更される

    SNMP ファイアウォール ルールセットは動的な状態で、ランタイム時に処理されます。ホスト プロファイルが適用されると、ルールセットの構成はホスト プロファイルと SNMP によって同時に管理され、ファイアウォールの設定が予期せずに変更されることがあります。  

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ホスト プロファイルのインポート タスクが参照ホスト エラーで失敗する

    7.0.x vCenter Sever システムでのホスト プロファイルのエクスポート中に NoAccess ロールまたは NoCryptoAdmin ロールが変更され、そのようなホスト プロファイルのインポートが参照ホスト エラーで失敗することがあります。vSphere Client に、「プロファイル ホスト プロファイルの参照ホストとして適切なホストがインベントリにありません」のようなメッセージが表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。ただし、vCenter Server 7.0 Update 3 より前のバージョンのホスト プロファイル xml ファイルを編集して、インポート操作を行う前に、NoAccess ロールまたは NoCryptoAdmin ロールの権限を削除する必要があります。

ストレージの問題
  • コンプライアンスの状態フィルタが設定された CNS クエリが、完了するまでに異常に長い時間がかかることがある

    CNS QueryVolume API を使用すると、ボリュームの健全性やコンプライアンスの状態など、CNS ボリュームに関する情報を取得できます。個々のボリュームのコンプライアンスの状態を確認すると、結果が迅速に取得されます。ただし、複数(数十、または数百)のボリュームのコンプライアンスの状態をチェックするために CNS QueryVolume API を呼び出すと、クエリの実行速度が低下することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vCenter Server 7.0 Update 2 にアップグレードした後、I/O フィルタ ストレージ プロバイダがすべてオフラインになる

    システムにパッチを適用した後、またはシステムを vCenter Server 7.0 Update 2 にアップグレードした後、すべての I/O フィルタ ストレージ プロバイダのステータスが vSphere Client でオフラインまたは切断状態と表示されることがあります。vCenter Server 7.0 Update 2 では、連邦情報処理標準 (FIPS) がサポートされており、証明書が FIPS に準拠していない sha1 ハッシュ アルゴリズムで署名されているために特定の環境で問題が発生することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

vCenter Server および vSphere Client の問題
  • vSphere Client で vSphere Lifecycle Manager および vSphere with VMware Tanzu タスクに進行状況が表示されない

    vCenter Server 7.0 Update 1、Update 2 など、システムに vCenter Server 7.0 の複数のバージョンが混在している場合、拡張リンク モードを有効にした移行環境でイメージ、ホスト、ハードウェアのコンプライアンス チェックなどのタスクを vSphere Client からトリガすると、実際にはタスクが実行されていても進行状況が表示されません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

vSphere DRS の問題
  • vSAN ストレッチ クラスタの DRS 認識が 7.0 Update 2 より前のバージョンの ESXi ホストを管理するストレッチ クラスタで有効になっている場合、vSphere DRS で正しくない仮想マシンの配置が提案されることがある

    vSphere 7.0 Update 2 より前では、vSphere DRS で vSAN ストレッチ クラスタの読み取り局所性が認識されず、vSAN ストレッチ クラスタの DRS 認識機能が正常に機能するには vCenter Server システム内のすべてのホストがバージョン ESXi 7.0 Update 2 のものである必要があります。7.0 Update 2 より前のバージョンの ESXi ホストを vCenter Server 7.0 Update 2 システムで管理する場合、一部の読み取り局所性統計情報が正しく読み取られず、誤った配置になることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、7.0 Update 2 より前のバージョンの ESXi ホストが vSAN ストレッチ クラスタで検出された場合、読み取り局所性統計情報が無視され、vSphere DRS で最初の配置とロード バランシング ワークロードに対しデフォルトのロード バランシング アルゴリズムが使用されます。

vSphere HA および Fault Tolerance の問題
  • rsync エラーを報告する vCenter Server High Availability 健全性の低下アラームが表示される

    環境で vSphere Auto Deploy と vCenter Server High Availability の両方を使用する場合、Auto Deploy で作成された一部の期限の短い一時ファイルが rsync によって十分迅速に同期されないことがあります。その結果、vSphere Client で vCenter Server High Availability 健全性の低下アラームが表示される場合があります。/var/log/vmware/vcha ファイルに、「rsync failure for /etc/vmware-rbd/ssl」のようなエラーが表示されます。この問題は、サービスの通常動作には影響しません。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。vSphere Auto Deploy では、一時ファイルが vCenter Server High Availability レプリケーション フォルダ外に作成されるようになりました。

仮想マシンの管理の問題
  • 「仮想マシンをパワーオンできませんでした: No space left on device

    まれに、vSphere Storage DRS で一部のデータストアが過剰に推奨され、これらのデータストアが過負荷になり、データストア クラスタが不均衡になることがあります。極端な場合、スワップ ファイルを作成できなかったために仮想マシンのパワーオンが失敗することがあります。vSphere Client で「仮想マシンをパワーオンできませんでした: デバイスに容量が残っていません」のようなエラーが表示されます。エラーは /var/log/vmware/vpxd/drmdump ディレクトリでバックトレースできます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

Auto Deploy および Image Builder の問題
  • Auto Deploy でプロビジョニングされた ESXi ホストの起動シーケンスが /vmw/rbd/host-register で停止する

    Auto Deploy でプロビジョニングされた ESXi ホストは、vCenter Server システムを 7.0 Update 2 以降にアップデートした後、起動に失敗することがあります。ログには次のようなメッセージが記録されます。
    FileNotFoundError: [Errno 2] No such file or directory: '/var/lib/rbd/cache/f2/0154d902a1ebb121bac89040df90d1/README.b0f08dea872690a93c4b5bc5e14148d1'

    本リリースで、この問題は修正されました。

サーバ構成の問題
  • NEW Active Directory で NT LAN Manager (NTLM) が無効になっている場合、vSphere Authentication Proxy サービスの構成に失敗することがある

    NTLM が無効になっている場合は、Active Directory で vSphere Authentication Proxy サービスを構成できません。これは、デフォルトで vSphere Authentication Proxy が初期通信に NTLMv1 を使用するためです。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、vSphere Authentication Proxy の初期通信に使用されるデフォルト プロトコルが NTLMv2 に変更されます。

  • NEW NTLMv2 の応答が vCenter Server で明示的に有効になっている場合、vSphere Authentication Proxy サービスの構成に失敗することがある 

    /storage/core ディレクトリにある core.lsassd ファイルの生成に対する NTLMv2 の応答が vCenter Server で明示的に有効になっている場合は、vSphere Authentication Proxy サービスの構成に失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

既知の問題

既知の問題には、次のトピックが含まれます。

GA 後の vSphere 7.0 Update 3 の既知の問題 vSphere クラスタ サービスの問題
  • vSphere 7.0 Update 3 環境にデプロイされた新しい vCLS 仮想マシンで互換性の問題が発生する

    vSphere 7.0 Update 3 環境にデプロイされた新しい vCLS 仮想マシンのデフォルト名には、パターン vCLS-UUID が使用されます。以前の vCenter Server バージョンで作成された vCLS 仮想マシンは、パターン vCLS (n) を引き続き使用しています。括弧 () の使用は、vSphere と相互運用する多くのソリューションでサポートされていないため、互換性の問題が発生することがあります。

    回避策:vSphere 7.0 Update 3 へのアップデート後、退避モードを使用して vCLS を再構成します。 

ネットワークの問題
  • HTTP Reverse Proxy (rhttpproxy) サービスが 80 と 443 とは異なるポートで設定されている場合、vSphere Client でエラーが表示される

    vCenter Server 拡張リンク モードを構成し、rhttpproxy 設定を HTTP のデフォルト ポート 80 と HTTPS のデフォルト ポート 443 からカスタマイズする場合、vSphere Client に最初にログインすると、「オブジェクトを表示する権限がありません」のようなエラーが表示されることがあります。

    回避策:なし。

バックアップとリストアの問題
  • vSphere with Tanzu 環境でタスク ステータスを監視しているとき、指定されているパラメータが正しくないというエラーが表示される

    vSphere Client で、[監視] > [タスク] に移動すると、[ステータス] フィールドに「vslm.vcenter.VStorageObjectManager.deleteVStorageObjectEx.label - A specified parameter was not correct:」のようなエラーが表示されます。この問題は、スナップショットを使用するバックアップ ソリューションをデプロイすると、vSphere with Tanzu 環境で発生します。スナップショットがクリーンアップされていない場合、Tanzu Kubernetes クラスタの一部の操作が完了せず、これによってエラーが発生することがあります。

    回避策:ベンダーの指示に従ってバックアップ ソリューション エンドポイントからスナップショットを削除し、Tanzu Kubernetes クラスタ操作を再試行します。

その他の問題
  • vSphere 環境のスーパーバイザー クラスタからサービスを削除できない

    まれに、NGINX、MinIO などのサービスを、vSphere Client からの vSphere 環境のスーパーバイザー クラスタから削除できないことがあります。サービスを無効にした後も、削除モーダルは引き続き処理中状態のままになります。

    回避策:削除モーダルを閉じて、再度開きます。

  • 前のバージョンの ESXi ホストを使用したバージョン 7.0 Update 3 の vCenter Server システムで vSphere Trust Authority クラスタを有効にすることも、再構成することもできない

    前のバージョンの ESXi ホストを使用したバージョン 7.0 Update 3 の vCenter Server システムで vSphere Trust Authority クラスタを有効化または再構成しようとすると、そのようなホストでの仮想マシンの暗号化が失敗します。

    回避策:ESXi ホストをバージョン 7.0 Update 3 にアップグレードするまで、既存の信頼済みクラスタの構成は変更しないままにします。

vSphere Lifecycle Manager の問題
  • vCenter Server サービスがカスタム ポートにデプロイされると、NSX デポを vSphere Lifecycle Manager デポにアップロードできない

    NSX Manager ユーザー インターフェイスを使用して vSphere Lifecycle Manager クラスタを作成し、そのクラスタで NSX-T Data Center を構成すると、NSX デポを vSphere Lifecycle Manager デポにアップロードできないため、構成が失敗することがあります。NSX Manager ユーザー インターフェイスで、「26195: コンピュート マネージャでの NSX デポの設定: 253b644a-4ea5-4025-9c47-6cd00af1d75f がエラーで失敗しました: ComputeManager に接続できません。クラスタでトランスポート ノード収集を再試行してください」のようなエラーが表示される。この問題は、カスタム ポートを使用して、NSX Manager でコンピュート マネージャとして NSX-T Data Center と関連付けられている vCenter Server を構成すると発生します。

    回避策:なし

インストール、アップグレード、および移行の問題
  • vCenter Server 7.0 Update 3 にアップグレードした後、Spring 5 との互換性がないため一部のプラグインが失敗することがある

    システムを vCenter Server 7.0 Update 3 にアップグレードした後、vSphere Client がアップグレードされ、Spring 4 は 2020 年 12 月 31 日現在提供が終了しているため、Spring Framework バージョン 5 が使用されます。ただし、Spring 4 API を使用する一部のプラグインが Spring 5 と互換していないために失敗することがあります。たとえば、バージョン 6.4.10 以前の VMware NSX Data Center for vSphere 用プラグインです。「HTTP Status 500 – Internal Server Error 」のようなエラーが表示されます。

    回避策:プラグインをアップデートして Spring 5 が使用されるようにします。または、vSphere Client をダウングレードして、Spring 4 が使用されるようにします。これを行うには、/etc/vmware/vmware-vmon/svcCfgfiles/vsphere-ui.json ファイルの行 //-DuseOldSpring=true のコメントアウトを解除し、vSphere Client を再起動します。詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB85632 を参照してください。

  • vCenter Server のアップグレード後、vCenter Server の再起動を待機中に vSphere ポッド サービス が失敗することがある

    vCenter Server アップグレードのステージ 1 で vCenter Server 再起動の待機中に何らかの理由で vSphere ポッド サービスが失敗すると、サービスはアップグレードを完了しません。

    回避策:vSphere ポッド サービスが復旧した後、アップグレード操作を続行または再試行します。

vCenter Server および vSphere Client の問題
  • [Skyline Health] ページに文字化けが表示される

    vSphere Client で、vCenter Server に移動して、または vSphere Client ナビゲータで ESXi ホストを選択して、[監視] > [Skyline Health] の順にクリックすると、ページに文字化けが以下のロケールで表示されます。韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語。

    回避策:英語のロケールに切り替えます。

  • vCenter Server サービスがカスタム ポートにデプロイされている場合、vSAN が有効になっている vSphere Lifecycle Manager クラスタの ESXi ホストの修正が失敗する

    vSAN、vSphere DRS および vSphere HA が有効になっている環境で vCenter Server サービスがカスタム ポートにデプロイされている場合、vSphere Lifecycle Manager クラスタの修正が vSAN リソース チェック タスク エラーで失敗することがあります。また、vSAN 健全性チェックにより、ESXi ホストがメンテナンス モードにならず、修正タスクが失敗します。

    回避策:詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB85890 を参照してください。

  • vSphere Certificate Manager ユーティリティ バックアップ ストアの期限が切れている証明書に関して、vSphere Client で証明書ステータス アラームが表示される

    VMware Certificate Manager では、最新の状態のみを保持しながら証明書の取り消しをサポートするために、vSphere Certificate Manager ユーティリティ バックアップ ストア (BACKUP_STORE) が使用されます。しかし、BACKUP_STORE の監視時に期限が切れた証明書が含まれている場合、vpxd サービスは証明書ステータス エラーをスローします。ただし、これは想定どおりの動作です。

    回避策:次の vecs-cli コマンドを使用して、BACKUP_STORE の証明書エントリを削除します。

    1. BACKUP_STORE の期限切れの証明書エイリアスを取得します。
      /usr/lib/vmware-vmafd/bin/vecs-cli entry list --store BACKUP_STORE --text
    2. BACKUP_STORE の証明書を削除します。
      /usr/lib/vmware-vmafd/bin/vecs-cli entry delete --store BACKUP_STORE --alias <alias>
  • vSphere Client の濃色テーマで、OVF デプロイ ウィザードに [仮想マシン名] フィールドが表示されない

    vSphere Client の濃色テーマを使用する場合、OVF デプロイ ウィザードで、仮想マシン名を入力し、ツリー ビューを開いて場所を選択した後、[仮想マシン名] フィールドが白色に変わり、入力が非表示になります。

    回避策:[仮想マシン名] フィールドの入力を非表示にする空白をクリックして、正しい表示をリストアします。 

  • デプロイの場所が NSX 分散仮想ポート グループの場合、OVF ファイルまたはテンプレートを使用したデプロイが失敗することがある

    環境に次の 2 つの条件が存在する場合、OVF ファイルまたはテンプレートを使用したデプロイが失敗することがあります。

    1. デプロイの場所が NSX 分散仮想ポート グループである
    2. デプロイの場所が vSphere Distributed Switch (VDS) と NSX Virtual Distributed Switch (N-VDS) のトランスポート ノードを混合して含む vSphere クラスタで、N-VDS に OVF デプロイの場所と同じ論理スイッチがある

    回避策:OVF デプロイの場所を、NSX 分散仮想ポート グループではなく、不透明ネットワーク上に選択するか、デプロイを再試行します。混合されたトランスポート ノードでは、ターゲットはランダムに選択され、場所が VDS にある場合にデプロイの再試行が成功します。

以前のバージョンの既知の問題

以前からの既知の問題のリストを表示するには、ここをクリックします。

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