ネットワーク タイム サーバによる ESXiの時刻の同期

vCenter Serverのインストールの前に、vSphere ネットワーク上のすべてのマシンの時計を確実に同期させてください。

このタスクでは、VMware Host Clientから NTP をセットアップする方法を説明します。

手順

  1. VMware Host Clientを起動し、ESXi ホストに接続します。
  2. [管理] をクリックします。
  3. [システム][時間と日付] をクリックし、[設定の編集] をクリックします。
  4. [Network Time Protocol を使用(NTP クライアントを有効にする)] を選択します。
  5. [NTP サーバ] テキスト ボックスで、同期する 1 台以上の NTP サーバの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名を入力します。
  6. [NTP サービス起動ポリシー] ドロップダウン メニューから、[ホストと連動して起動および停止] を選択します。
  7. [保存] をクリックします。
    ホストが NTP サーバと同期します。

移行に向けた vCenter Serverデータベースの準備

vCenter ServerAppliance インスタンスには、サーバ データを格納および編成するためのデータベースが必要です。ソース vCenter Serverデータベースがターゲット vCenter Server Appliance へ移行できるよう準備されていることを確認します。

vCenter ServerAppliance インスタンスには、固有のデータベースが必要です。vCenter ServerAppliance にバンドルされている PostgreSQL データベースは、最大でホスト 2,500 台と仮想マシン 30,000 台をサポートします。

データベースの移行準備の確認:

  • パスワードが最新であり、十分な有効期限が設定されていることを確認します。
  • (オプション) データベース サイズを小さくします。詳細については、ナレッジベースの記事 KB 2110031 を参照してください。
  • データベースをバックアップしたことを確認します。詳細については、データベースのマニュアルを参照してください。
  • vCenter Server がローカル データベースと通信できることを確認します。

vCenter Serverから vCenter Server Appliance への移行時に、インストーラは以下の処理を行います。

  1. vCenter Serverデータベースをエクスポートします。
  2. 未設定状態のターゲット vCenter ServerAppliance をデプロイします。
  3. エクスポートしたデータをターゲット vCenter ServerAppliance にコピーします。
  4. PostgreSQL サービスを開始し、ソースのデータベース データをインポートします。
  5. データベース スキーマをアップグレードし、ターゲット vCenter ServerAppliance との互換性を確保します。
  6. ターゲット vCenter ServerAppliance サービスを開始します。

ターゲットvCenter ServerAppliance を構成するときに、インポートしたデータベースを古いスキーマで使用して初期化および構成します。移行方法は選択することができます。

  1. インベントリ テーブル
  2. イベントおよびタスクとインベントリ テーブル
  3. すべてのデータベース データ

Oracle データベースの移行準備

Windows からアプライアンス内の組み込み PostgreSQL データベースに Oracle データベースを移行する前に、必要な認証情報があることと、クリーンアップなどの必要な準備を完了していることを確認します。

前提条件

Oracle データベースの移行準備を行う前に、基本的な相互運用性を確認します。

データベースをバックアップしたことを確認します。vCenter Serverデータベースのバックアップの詳細については、Oracle のドキュメントを参照してください。

手順

  1. パスワードが最新であり、十分な有効期限が設定されていることを確認します。
  2. vCenter Serverデータベースで使用するログイン認証情報、データベース名、およびデータベース サーバ名があることを確認します。
    ODBC システムを検索して、 vCenter Serverデータベースのデータベース ソース名の接続名を探します。
  3. SID の代わりに Oracle SERVICE_NAME を使用して、Oracle データベース インスタンスが使用可能であることを確認します。
    • 次のアラート ログから読み取りを行うデータベース サーバにログインします。$ORACLE_BASE/diag/rdbms/$instance_name/$INSTANCE_NAME/trace/alert_$ INSTANCE_NAME.log
    • Oracle リスナーのステータス出力から読み取りを行うデータベース サーバにログインします。
    • SQL*Plus クライアントがインストールされている場合、vCenter データベース インスタンスにtnspingを使用できます。tnspingコマンドが最初に機能しない場合、数分待機した後に再試行します。再試行がうまくいかない場合、Oracle サーバ上の vCenter Database インスタンスを再起動し、tnspingを再試行して使用可能であることを確認します。
  4. JDBC ドライバ ファイルが CLASSPATH 変数に組み込まれていることを確認します。
  5. アクセス許可が正しく設定されていることを確認します。
  6. ユーザーに DBA ロールを割り当てるか、必要なアクセス許可を付与します。
  7. vCenter Serverデータベースのフル バックアップを作成します。

結果

データベースの vCenter Server Applianceへの vCenter Server 移行の準備が完了しました。

Microsoft SQL Server データベースの移行準備

Windows からアプライアンス内の組み込み PostgreSQL データベースに Microsoft SQL Server データベースを移行する前に、必要な認証情報があることと、クリーンアップなどの必要な準備を完了していることを確認します。

重要: vCenter Serverサービスが Microsoft Windows のビルトイン システム アカウントで実行されている場合、統合 Windows の認証方法は使用できません。

前提条件

データベースをバックアップしたことを確認します。vCenter Serverデータベースのバックアップの詳細については、Microsoft SQL Server のドキュメントを参照してください。

手順

  1. パスワードが最新であり、十分な有効期限が設定されていることを確認します。
  2. vCenter Serverマシンに JDK 1.6 以降がインストールされていることを確認します。
  3. vCenter Server Applianceを移行するマシンの CLASSPATH 変数に、sqljdbc4.jar ファイルが追加されていることを確認します。
    システムに sqljdbc4.jar ファイルがインストールされていない場合は、 vCenter Server Appliance のインストーラによってインストールされます。
  4. システム データベース ソース名で Microsoft SQL Server Native Client 10 または 11 のドライバが使用されていることを確認します。
  5. vCenter Serverデータベースのフル バックアップを作成します。

結果

データベースの vCenter Server Applianceへの vCenter Server 移行の準備が完了しました。

vCenter Server をアプライアンスに移行する前の PostgreSQL の準備

Windows 上の PostgreSQL データベース インストールをアプライアンスに移行する前に、必要な認証情報があることと、クリーンアップなどの必要な準備を完了していることを確認します。

vCenter Serverデータベースのバックアップ方法の詳細については、PostgreSQL のドキュメントを参照してください。

前提条件

vCenter Serverの移行用に PostgreSQL データベースを準備する前に、基本的な移行の相互運用性を確認します。

手順

  1. パスワードが最新であり、十分な有効期限が設定されていることを確認します。
  2. vCenter Server用に、ISO イメージ内で cleanup_orphaned_data_PostgresSQL.sql スクリプトを探し、それを PostgreSQL サーバにコピーします。
  3. root ユーザーとして vCenter Server Applianceにログインします。
  4. クリーンアップ スクリプトを実行します。
    /opt/vmware/vpostgres/9.4/bin/psql -U postgres -d VCDB -f path cleanup_orphaned_data_Postgres.sql

    クリーンアップ スクリプトは、vCenter Server コンポーネントによって使用されていない vCenter Serverデータベース内の不要なまたは実体のないデータをクリーンアップして消去します。

  5. vCenter Serverデータベースのフル バックアップを作成します。

結果

データベースの vCenter Server Applianceへの vCenter Server 移行の準備が完了しました。

管理対象 ESXi ホストの移行準備

vCenter Server インストール環境で管理されている ESXi ホストは、Windows から vCenter Server 8.0 への移行前に準備が必要となります。

前提条件

vCenter Server または外部の Platform Services Controller を Windows から vCenter Server 8.0 に移行するには、ソースおよびターゲットの ESXi ホストが移行の要件を満たしている必要があります。

  • ESXi ホストのバージョンは 6.7 以降である必要があります。ESXi の互換性の詳細については、VMware 互換性ガイドを参照してください。
  • ESXi ホストをロックダウン モードまたはメンテナンス モードにしないでください。

手順

  1. 既存の SSL 証明書を維持するには、vCenter Server8.0 にアップグレードする前に vCenter Server システムにある SSL 証明書をバックアップします。
    SSL 証明書のデフォルトの場所は %allusersprofile%\VMware\VMware VirtualCenter です。
  2. カスタムまたはサムプリントの証明書を使用する場合、「ESXi ホストのアップグレードと証明書」を参照して、準備手順を決定します。
  3. vSphere HA クラスタを使用する場合、SSL 証明書の確認を有効にする必要があります。
    vSphere HA クラスタを使用する場合、SSL 証明書の確認を有効にする必要があります。
    1. vSphere Client インベントリ ツリーで vCenter Server インスタンスを選択します。
    2. [管理] > [全般] タブの順に選択します。
    3. [vCenter Server には検証済みのホスト SSL 証明書が必要です] が選択されていることを確認します。

結果

ESXi ホストで、vCenter Server Appliance への移行の準備が整いました。

移行に向けた vCenter Server証明書の準備

移行プロセスを開始する前に、ソースの vCenter Server証明書が準備されていることを確認する必要があります。

vSphere 6.0 以降では、証明書は VMware Endpoint Certificate Store に保存されます。移行プロセスが正常に進行すれば、証明書は保持されます。vCenter Server証明書の場所については、ナレッジべースの記事 KB 2111411 を参照してください。

証明書ファイルの場所

vCenter Server証明書ファイルは、%ProgramData%\VMware\VMware VirtualCenter\SSL に格納されています。

サポートされる証明書のタイプ

サポート対象の証明書タイプを使用している環境では、移行作業を続行できます。移行プロセスが正常に進行すれば、証明書は保持されます。

  • rui.crt ファイルには、リーフ証明書を含むチェーン全体が含まれます。VMware SSL Certificate Automation Tool を展開および使用して、このタイプの証明書を作成することができます。詳しくは、ナレッジべースの記事 KB 2057340 を参照してください。
  • rui.crt ファイルには、リーフ証明書が含まれており、その rui.crt を検証するための対応する cacert.pem%ProgramData%\VMware\VMware VirtualCenter\SSL にあります。

サポートされない証明書のタイプ

サポート対象外の証明書タイプを使用している環境では、移行プロセスを開始する前に証明書を準備する必要があります。

  • rui.crt にリーフ証明書のみが含まれており、cacert.pem が見つからないまたは無効であり、かつ cacert.pem が Windows トラスト ストアに追加されていない場合。

    すべての中間証明書を含めた認証局 (CA) 証明書を取得し、cacert.pem ファイルを作成するか、サポートされているフォーマットのいずれかに vCenter Server 証明書を置き換えます。

  • rui.crt にリーフ証明書のみが含まれており、かつ cacert.pem が見つからないまたは無効であるものの、cacert.pem が Windows トラスト ストアに追加されている場合。

    Windows トラスト ストアからすべての中間証明書を含めた認証局 (CA) 証明書を取得し、cacert.pem を作成します。OpenSSL を使用し、verify -CAfile cacert.pem rui.crtコマンドを実行して証明書を検証します。

vSphere セキュリティ証明書の詳細については、『vSphere Security』ドキュメントを参照してください。

vCenter Server インストーラのシステム要件

vCenter Server の GUI インストーラと CLI インストーラは、サポート対象バージョンの Windows、Linux、Mac のいずれかのオペレーティング システムで実行されているネットワーク クライアント マシンから実行することができます。

GUI インストーラと CLI インストーラに適切なパフォーマンスを確保するために、最低限のハードウェア要件を満たしたクライアント マシンを使用してください。

表 1. GUI インストーラと CLI インストーラのシステム要件
オペレーティング システム サポートされているバージョン 最適なパフォーマンスを得るために最低限必要なハードウェア構成
Windows
  • Windows 10、11
  • Windows 2016 x64 ビット
  • Windows 2019 x64 ビット
  • Windows 2022 x64 ビット
4 GB RAM、2.3 GHz の 4 コア CPU(× 2)、32 GB ハード ディスク、NIC(× 1)
Linux
  • SUSE 15
  • Ubuntu 18.04、20.04、21.10
4 GB RAM、2.3 GHz の 2 コア CPU(× 1)、16 GB ハード ディスク、NIC(× 1)
注: CLI インストーラには 64 ビット OS が必要です。
Mac
  • macOS 10.15、11、12
  • macOS Catalina、Big Sur、Monterey
8 GB RAM、2.4 GHz の 4 コア CPU(× 1)、150 GB ハード ディスク、NIC(× 1)
注: Mac 10.15 以降で動作するクライアント マシンでは、GUI による複数アプライアンスの同時デプロイはサポートされません。アプライアンスは順番にデプロイする必要があります。
注: Windows 10 より前のバージョンの Windows では、CLI インストーラを実行するために、Visual C++ 再頒布可能ライブラリをインストールする必要があります。これらのライブラリの Microsoft インストーラは、 vcsa-cli-installer/win32/vcredist ディレクトリにあります。
注: GUI を使用して vCenter Server Appliance をデプロイする場合に、適切に表示するには、1024x768 以上の解像度が必要です。これよりも低い解像度では、ユーザー インターフェイス要素が切り捨てられることがあります。

新しいアプライアンスの Oracle データベース サイズとストレージ サイズの特定

Windows で外部の Oracle データベースを使用する vCenter Server Appliance のアップグレードや vCenter Server の移行を行う前に、既存のデータベース サイズを特定する必要があります。既存のデータベースのサイズに基づいて、組み込みの PostgreSQL データベースを使用して、新しい vCenter Server Appliance データベースの最小ストレージ サイズを計算できます。

スクリプトを実行して、Oracle のコア テーブルのサイズ、イベントおよびタスク テーブルのサイズ、統計テーブルのサイズを特定します。Oracle のコア テーブルは、PostgreSQL データベースのデータベース (/storage/db) パーティションに相当します。Oracle のイベントおよびタスク テーブルと統計テーブルは、PostgreSQL データベースの統計、イベント、アラーム、およびタスク (/storage/seat) パーティションに相当します。

アプライアンスのアップグレード時、新しいアプライアンス用に、Oracle のテーブル サイズの 2 倍以上あるストレージ サイズを選択する必要があります。

アプライアンスのアップグレード時に、新しいアプライアンスに転送するデータのタイプを選択できます。新しいアプライアンスのアップグレード時間とストレージ要件を最小限に抑えるには、構成データのみを転送するように選択します。

前提条件

vCenter Server データベースのログイン認証情報が必要です。

手順

  1. vCenter Server データベース ユーザーで SQL*Plus セッションにログインします。
  2. 次のスクリプトを実行して、コア テーブルのサイズを特定します。
    SELECT ROUND(SUM(s.bytes)/(1024*1024)) SIZE_MB
      FROM   user_segments s
      WHERE  (s.segment_name,s.segment_type)
                    IN (SELECT seg_name, seg_type FROM
                             (SELECT t.table_name seg_name, t.table_name tname,
                               'TABLE' seg_type
                               FROM   user_tables t
                              UNION
                              SELECT i.index_name, i.table_name,
                              'INDEX'
                               FROM   user_indexes i
                             ) ti
                        WHERE  (ti.tname LIKE 'VPX_%'
                                OR ti.tname LIKE 'CL_%'
                                OR ti.tname LIKE 'VDC_%')
                            AND ti.tname NOT LIKE 'VPX_SAMPLE_TIME%'
                            AND ti.tname NOT LIKE 'VPX_HIST_STAT%'
                            AND ti.tname NOT LIKE 'VPX_TOPN%'
                            AND ti.tname NOT LIKE 'VPX_SDRS_STATS_VM%'
                            AND ti.tname NOT LIKE 'VPX_SDRS_STATS_DATASTORE%'
                            AND ti.tname NOT LIKE 'VPX_TASK%'
                            AND ti.tname NOT LIKE 'VPX_EVENT%'
                            AND ti.tname NOT LIKE 'VPX_PROPERTY_BULLETIN%');
    スクリプトによって、データベース ストレージ サイズ(MB 単位)が返されます。
  3. 次のスクリプトを実行して、イベントおよびタスク テーブルのサイズを特定します。
    SELECT ROUND(SUM(s.bytes)/(1024*1024)) SIZE_MB
    FROM   user_segments s
    WHERE  (s.segment_name,s.segment_type)
                 IN (SELECT seg_name, seg_type FROM
                          (SELECT t.table_name seg_name, t.table_name tname,
                            'TABLE' seg_type
                            FROM   user_tables t
                           UNION
                           SELECT i.index_name, i.table_name,
                           'INDEX'
                            FROM   user_indexes i
                          ) ti
                     WHERE
                        ti.tname LIKE 'VPX_TASK%'
                     OR ti.tname LIKE 'VPX_EVENT%');
    スクリプトによって、イベントおよびタスク ストレージのサイズ(MB 単位)が返されます。
  4. 次のスクリプトを実行して、統計テーブルのサイズを特定します。
    SELECT ROUND(SUM(s.bytes)/(1024*1024)) SIZE_MB
    FROM   user_segments s
    WHERE  (s.segment_name,s.segment_type)
                 IN (SELECT seg_name, seg_type FROM
                          (SELECT t.table_name seg_name, t.table_name tname,
                            'TABLE' seg_type
                            FROM   user_tables t
                           UNION
                           SELECT i.index_name, i.table_name,
                           'INDEX'
                            FROM   user_indexes i
                          ) ti
                     WHERE
                        ti.tname LIKE 'VPX_SAMPLE_TIME%'
                     OR ti.tname LIKE 'VPX_TOPN%'
                     OR ti.tname LIKE 'VPX_TASK%'
                     OR ti.tname LIKE 'VPX_EVENT%'
                     OR ti.tname LIKE 'VPX_HIST_STAT%');
    スクリプトによって、統計のストレージ サイズ(MB 単位)が返されます。
  5. アップグレード時に、デプロイする新しいアプライアンスの最小ストレージ サイズを計算します。
    1. 組み込みの PostgreSQL データベースのデータベース (/storage/db) パーティションのサイズは、手順 2で返された Oracle のコア テーブルのサイズの 2 倍以上にする必要があります。
    2. 組み込みの PostgreSQL データベースの統計、イベント、アラーム、およびタスク (/storage/seat) パーティションは、手順 3および手順 4で返された Oracle のイベントおよびタスク テーブルと統計テーブルのサイズの合計の 2 倍以上にする必要があります。
    たとえば、Oracle のコア テーブルが 100 MB、イベントおよびタスク テーブルが 1,000 MB、統計テーブルが 2,000 MB の場合は、Postgres /storage/db パーティションは 200 MB 以上に、 /storage/seat パーティションは 6,000 MB 以上にする必要があります。

新しい vCenter Server Appliance の Microsoft SQL Server データベース サイズとストレージ サイズの特定

Windows で外部の Microsoft SQL Server データベースを使用する vCenter Server Appliance のアップグレードや vCenter Server の移行を行う前に、既存のデータベース サイズを特定する必要があります。既存のデータベースのサイズに基づいて、新しい vCenter Server Appliance の最小ストレージ サイズを計算できます。このストレージ サイズを前提として、組み込みの PostgreSQL データベースは、アップグレード後の古いデータベースからのデータと十分な空きディスク容量の合計を推定することができます。

スクリプトを実行して、Microsoft SQL Server のコア テーブルのサイズ、イベントおよびタスク テーブルのサイズ、統計テーブルのサイズを特定します。Microsoft SQL Server のコア テーブルは、PostgreSQL データベースのデータベース (/storage/db) パーティションに相当します。Microsoft SQL Server のイベントおよびタスク テーブルと統計テーブルは、PostgreSQL データベースの統計、イベント、アラーム、およびタスク (/storage/seat) パーティションに相当します。

アプライアンスのアップグレード時、新しいアプライアンス用に、Microsoft SQL Server のテーブル サイズの 2 倍以上あるストレージ サイズを選択する必要があります。

前提条件

vCenter Server データベースのログイン認証情報が必要です。

手順

  1. vCenter Server データベース ユーザーで SQL Management Studio セッションにログインします。
  2. 次のスクリプトを実行して、コア テーブルのサイズを特定します。
    SELECT SUM(p.used_page_count * 8)/1024 AS disk_size
      FROM sys.dm_db_partition_stats p
      JOIN sys.objects o
        ON o.object_id = p.object_id
     WHERE o.type_desc = 'USER_TABLE'
       AND o.is_ms_shipped = 0 AND UPPER(o.name) NOT LIKE 'VPX_HIST_STAT%'
       AND UPPER(o.name) NOT LIKE 'VPX_SAMPLE_TIME%'
       AND UPPER(o.name) NOT LIKE 'VPX_TOPN%'
       AND UPPER(o.name) NOT LIKE 'VPX_TASK%'
       AND UPPER(o.name) NOT LIKE 'VPX_EVENT%'
       AND UPPER(o.name) NOT LIKE 'VPX_SDRS_STATS_VM%'
       AND UPPER(o.name) NOT LIKE 'VPX_SDRS_STATS_DATASTORE%'
       AND UPPER(o.name) NOT LIKE 'VPX_PROPERTY_BULLETIN%';
    スクリプトによって、データベース ストレージ サイズ(MB 単位)が返されます。
  3. 次のスクリプトを実行して、イベントおよびタスク テーブルのサイズを特定します。
    SELECT SUM(p.used_page_count * 8)/1024 AS disk_size
      FROM sys.dm_db_partition_stats p
      JOIN sys.objects o
        ON o.object_id = p.object_id
     WHERE o.type_desc = 'USER_TABLE'
       AND o.is_ms_shipped = 0 AND ( UPPER(o.name) LIKE 'VPX_TASK%'
        OR UPPER(o.name) LIKE 'VPX_EVENT%');
    スクリプトによって、イベントおよびタスク ストレージのサイズ(MB 単位)が返されます。
  4. 次のスクリプトを実行して、統計テーブルのサイズを特定します。
    SELECT SUM(p.used_page_count * 8)/1024 AS disk_size
      FROM sys.dm_db_partition_stats p
      JOIN sys.objects o
        ON o.object_id = p.object_id
     WHERE o.type_desc = 'USER_TABLE'
       AND o.is_ms_shipped = 0
       AND (     UPPER(o.name) LIKE 'VPX_HIST_STAT%'
             OR UPPER(o.name) LIKE 'VPX_SAMPLE_TIME%'
             OR UPPER(o.name) LIKE 'VPX_TOPN%');
    スクリプトによって、統計のストレージ サイズ(MB 単位)が返されます。
  5. アップグレード時に、デプロイする新しいアプライアンスの最小ストレージ サイズを計算します。
    1. 組み込みの PostgreSQL データベースのデータベース (/storage/db) パーティションのサイズは、手順 2で返された Microsoft SQL Server のコア テーブルのサイズの 2 倍以上にする必要があります。
    2. 組み込みの PostgreSQL データベースの統計、イベント、アラーム、およびタスク (/storage/seat) パーティションは、手順 3および手順 4で返された Microsoft SQL Server のイベントおよびタスク テーブルと統計テーブルのサイズの合計の 2 倍以上にする必要があります。
    たとえば、Microsoft SQL Server のコア テーブルが 100 MB、イベントおよびタスク テーブルが 1,000 MB、統計テーブルが 2,000 MB の場合は、Postgres /storage/db パーティションは 200 MB 以上に、 /storage/seat パーティションは 6,000 MB 以上にする必要があります。

ソース Windows マシンでの VMware Migration Assistantのダウンロードと実行

ソースの vCenter Serverまたは Platform Services ControllerVMware Migration Assistant をダウンロードおよび実行して Windows からvCenter Server Appliance へ移行の準備を行う必要があります。vCenter Serverがデプロイされた環境に Windows 上で実行される外部の Update Manager がある場合は、ソースの Windows マシンでVMware Migration Assistant をダウンロードして実行します。Update Managerは、Update Manager サーバとデータベースを Windows から vCenter Server Appliance に移行できるように準備します。

VMware Migration Assistantは、実行するソース Windows マシンで次のタスクを実行します。

  1. ソース デプロイ タイプの検出。
  2. ソースでの事前チェックの実行。
  3. 移行開始前に解決する必要があるエラーのレポート。
  4. 移行プロセスの次の手順に関する情報の提供。
移行プロセスでは、 VMware Migration Assistantウィンドウを開いたままの状態にしておきます。 VMware Migration Assistantを閉じると、移行プロセスが停止します。

前提条件

手順

  1. vCenter ServerAppliance インストーラ パッケージで、VMware Migration Assistantが含まれているディレクトリを探します。
  2. 次のいずれかのコンポーネントが実行されるソース Windows マシンに VMware Migration Assistantフォルダをコピーします。
    • Update Manager
    • Platform Services Controller
    • vCenter Server
    注意: Update Managerが移行する vCenter Server コンポーネントとは異なる Windows マシン上で実行されている場合は、最初に VMware Migration AssistantUpdate Manager ソース マシンで実行します。最初に VMware Migration AssistantUpdate Manager ソース マシンで実行しないと、 vCenter Server での VMware Migration Assistant が失敗する可能性があります。
  3. Windows マシンで VMware Migration Assistantを実行します。
    • GUI の場合は、VMware-Migration-Assistant.exe をダブルクリックします。
    • CLI の場合は、VMware-Migration-Assistant.exe -p <password of Administrator@vmdir.domain> と入力します。

      使用可能なすべての入力パラメータを表示するには、VMware-Migration-Assistant.exe --help と入力します。

    重要: vCenter Serverデプロイのアップグレード プロセスまたは移行プロセスを完了するまで、移行アシスタント ウィンドウを開いたままにします。
    VMware Migration Assistantが事前アップグレード チェックを実行し、移行開始前に発見されたすべてのエラーの解決を求めるプロンプトが表示されます。

結果

事前チェックが完了し、すべてのエラーが解決されると、ソース システムの移行準備が整います。

次のタスク

移行プロセスを開始するには、VMware Migration Assistantの指示どおりに操作します。

詳しい移行手順については、次のいずれかのページを参照してください。