NSX Application Platform に現在割り当てられているリソースが、システムで設定したしきい値に達すると、アラームが生成されます。NSX Application Platform コア サービスのニーズに対応するには、プラットフォームをスケール アウトする必要があります。
次の表を使用して、コア サービスをスケール アウトするために必要なノードの最小数はどのくらいかを判断し、コア サービスを正常にスケール アウトしたら何が改善されるかを把握します。
コア サービス名 |
スケール アウト操作に必要なノードの最小数 |
サービスをスケール アウトすることによる改善 |
---|---|---|
メッセージング |
ノード 5 つ以上 |
メッセージング サービスをスケール アウトすると、スーパーバイザーまたはアップストリーム Kubernetes クラスタ上の TKG クラスタのメッセージング ブローカ インスタンスが増加します。 |
分析 |
ノード 4 つ以上 |
分析サービスをスケール アウトすると、NSX Intelligence 機能のデータ パイプライン全体の処理スループットが向上します。 |
データ ストレージ |
ノード 8 つ以上 |
データ ストレージ サービスをスケール アウトすると、スーパーバイザーまたはアップストリーム Kubernetes クラスタ上の TKG クラスタにオブジェクト ストレージ ブローカ インスタンスがさらに追加されます。 |
メトリック |
ノード 3 つ以上 |
メトリック サービスをスケール アウトすると、NSX Metrics 機能のメトリック データの処理スループットが向上します。 |
[スケール アウト] ダイアログ ボックスで [すべて] チェック ボックスを選択し、どのコア サービスをスケール アウトする必要があるかをシステムで決定できるようにしてください。コア サービス カテゴリをみだりにスケール アウトすると、使用されるリソースが増えるばかりでパフォーマンスは向上されないという結果になることがあります。コア サービス カテゴリを 1 つスケール アウトする前に、VMware サポート チームまで問い合わせてください。
前提条件
NSX Application Platform をスケール アウトするには、スーパーバイザーまたはアップストリーム Kubernetes クラスタ上の TKG クラスタに既存のノードすべてが良好で準備完了の状態になっている必要があります。
スケール アウト手順を進める前に、NSX Application Platform サービスのスケール アウトに必要な最小数のノードをインフラストラクチャ管理者がすでに割り当て済みであることを確認します。
手順
結果
エラーが発生しなかった場合は、メッセージ バナー「スケール アウトが正常に完了しました。」が表示されます。