イメージ管理は、次世代 Horizon 制御プレーン 環境の基本です。このドキュメント ページでは、Horizon イメージ管理サービス (IMS) を紹介します。このページでは、環境内での IMS 機能の使用に固有の要件についても説明します。
簡単な紹介
IMS を使用することで、Horizon Edge デプロイ全体でデスクトップおよびサーバ資格のイメージ バージョンを作成、カスタマイズ、および公開することができます。
サービスのプロセスは、システム イメージの迅速な管理に依存します。システム イメージによって仮想マシンがパワーオンされ、エンド ユーザーに資格がプロビジョニングされます。システム イメージを管理するには、すべてのイメージのカスタマイズで、管理者がイメージの新しいバージョンを追加して公開し、関連付けられた資格を個別に更新する必要があります。
IMS は、Horizon Edge デプロイ全体で次の機能とメリットを提供することにより、このプロセスを簡素化および合理化します。
- 一元化されたイメージ カタログ。Edge 全体のイメージとそのバージョンおよびコピーが一覧表示されます。
- イメージを公開するための使いやすいガイド付きの手順。
- 異なるクラウド接続された Edge とサイトの資格。イメージ サービスによって管理される同じイメージ バージョンを簡単かつ一貫性のある方法で使用できます。
- カスタマイズを制御および追跡するための簡素化されたイメージのバージョン管理。
重要な用語
イメージ管理を理解するには、image
、version
、copy
などの用語を理解する必要があります。image
は、オペレーティング システムと仮想マシン モデルを大まかに分類します。この image
の下の各 version
は、イメージ上のさまざまなソフトウェア セット用に設計された番号付きの version
であり、major.minor.patch
の形式になっています。各 image version
のコピーは、各 Edge の具体的なインスタンスです。たとえば、Game
という名前のイメージは、major.minor.patch
形式のバージョン 1.1.0
と、Edge-1
、Edge-2
、Edge-3
など、さまざまな Edge でイメージ コピー Game 1.1.0
を持つことができます。
作成されたイメージ バージョンとそのコピーは、変更不可として扱われます。さらに変更が必要な場合は、コンテンツがソース イメージと異なる場合はマイナー バージョンまたはメジャー バージョンで変更する必要があります。
Microsoft Azure のデプロイと IMS
このセクションでは、Microsoft Azure デプロイの Horizon Edge で IMS を使用する際に注意すべき要件と考慮事項について説明します。
まず、Microsoft Azure デプロイの Horizon Edge は、次のリンク ページの情報に従う必要があります。
前述のリンク ページの詳細に加えて、IMS 操作が正常に機能し、デプロイでサポートされるようにするには、それらのデプロイも次の要件を満たす必要があります。
デプロイがこれらの要件を継続して満たせない場合は、想定外の結果が発生し、イメージ管理の操作が失敗する可能性があります。公開を行う操作については、特にこれらの要件の影響を受けます。
- Microsoft Azure の割り当て容量の要件
- 利用する Microsoft Azure サブスクリプションには、イメージ管理の操作のために選択する仮想マシン モデルに対する十分な割り当て容量が必要です。イメージ ベース仮想マシンのために使用する推奨モデル タイプについては、要件チェックリストの イメージ管理システムの要件セクションを参照してください。
- サービス プリンシパルの要件
-
Microsoft Azure サブスクリプションのサービス プリンシパルの作成で説明されているように、サービスは API 呼び出しを使用して、Microsoft Azure サブスクリプションのリソースと連携します。操作を正常に実行するには、サービス プリンシパルが Microsoft Azure の Horizon Edge で使用するために登録されている限り、次の点に該当していることを確認します。
- そのページで説明されている要件を継続して満たしている。
- 有効期限が切れていない、および有効期限切れにならない。
- Azure ポータルに残っていて、削除されていない。